JPH0739917U - 湿式集塵装置 - Google Patents

湿式集塵装置

Info

Publication number
JPH0739917U
JPH0739917U JP7517893U JP7517893U JPH0739917U JP H0739917 U JPH0739917 U JP H0739917U JP 7517893 U JP7517893 U JP 7517893U JP 7517893 U JP7517893 U JP 7517893U JP H0739917 U JPH0739917 U JP H0739917U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
dust
sludge
tank
circulation pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7517893U
Other languages
English (en)
Inventor
鎚雄 永田
正義 鮎川
真澄 菅原
優治 宮崎
勝 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINWAKOGYO CO., LTD.
Original Assignee
SHINWAKOGYO CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINWAKOGYO CO., LTD. filed Critical SHINWAKOGYO CO., LTD.
Priority to JP7517893U priority Critical patent/JPH0739917U/ja
Publication of JPH0739917U publication Critical patent/JPH0739917U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀物処理施設から送られてきた含塵空気にシ
ャワーから散水して、含塵空気中の粉塵を水滴でキャッ
チし、これにより生じた汚泥を汚泥分離槽でかき出して
汚泥堆積場へ排出し、かつ汚泥分離槽中の水を循環ポン
プによりシャワーへ還流させるようにした湿式集塵装置
において、循環ポンプに土粒子がかみ込んで故障が生じ
るのを解消できる手段を提供すること。 【構成】 水槽20内の清水を、ポンプ25を駆動して
パイプ22を通して循環ポンプ29へ送ることにより循
環ポンプ29を洗浄し、循環ポンプ29が土粒子をかみ
込まないようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、穀物処理施設から排出された粉塵を集塵するための湿式集塵装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各農家が収穫した稲などの穀物は大規模な穀物処理施設に集められ、脱穀処理 などが行なわれる。脱穀処理などにともなって大量の粉塵が発生するが、粉塵が 外部へ放出されると環境上の問題が生じることから、穀物処理施設には集塵装置 が付設される。
【0003】 この種集塵装置としては、例えば特公平5−18608号公報に記載されたも のと同様の方式の湿式集塵装置が一般的である。このものは除塵室1(符号は同 公報援用、以下同)に送り込まれた含塵空気にシャワー3から散水して集塵し、 集塵した汚水を水槽13や沈降槽23などの汚泥分離槽へ送り、この水槽13や 沈降槽23内のコンベア19,24により汚水中の汚泥を汚泥堆積場34へかき 出すようになっている。また水の節約のために、水槽13内の水は循環ポンプ2 9や管路30により上記シャワー3に還流させるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記のように水槽13内の水を循環ポンプ29によりシャワー3 に還流させると、水槽13内の水は微細な土粒子が含まれているため、この土粒 子が循環ポンプ29のパッキンにかみ込むなどして循環ポンプ29が故障しやす いという問題点があった。 したがって本考案は、上記従来のものの問題点を解消し、循環ポンプの保守管 理に有利な湿式集塵装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 このために本考案は、穀物処理施設から送られた含塵空気に散水するシャワー 2を備えた集塵室1と、集塵室1から排出された汚水が送られて汚水中の汚泥を コンベア13によりかき上げて排出する汚泥分離槽12と、汚泥分離槽12の水 をシャワー2へ還流する循環ポンプ29と、循環ポンプ29に清水を供給する清 水供給手段20,22,25とから湿式集塵装置を構成したものである。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、循環ポンプ29に清水を供給することにより、循環ポンプ 29のパッキンは洗浄され、循環ポンプ29の故障を防止できる。
【0007】
【実施例】
次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。 図1は大規模な穀物処理施設に設けられる湿式集塵装置の全体構成図である。 1は集塵室であって、その上部にはシャワー2とスクリーン3が設けられている 。4は集塵室1に接続されたダクトであって、穀物処理施設(図外)において発 生した含塵空気は、このダクト4を通して集塵室1内に送り込まれる(破線矢印 参照)。集塵室1の底部5は傾斜しており、排出口6に接続されている。したが ってダクト4から集塵室1内に送られた含塵空気にシャワー2から散水すると、 含塵空気中の粉塵は水滴にキャッチされて底部5に落下して汚泥となり、汚泥は 底部5を流下して排出口6から排出される。
【0008】 排出口6はパイプ7を通してダストスクリーン部8に接続されている。図示し ないが、ダストスクリーン部8の内部にはスクリーンが配設されており、集塵室 1からパイプ7を通してダストスクリーン部8に送られてきた汚水中の汚泥は、 スクリーンにより排出口9から汚泥堆積場10に排出される。
【0009】 ダストスクリーン部8はパイプ11を介して汚泥分離槽12に接続されており 、ダストスクリーン部8内のウワ水はパイプ11を通して汚泥分離槽12へ送ら れる。このウワ水は若干の汚泥を含んでいる。汚泥分離槽12の内部には汚泥か き出し用のコンベア13が配設されている。汚泥分離槽12の底部に沈積した汚 泥は、このコンベア13にかき上げられて排出口14から上記汚泥堆積場10に 排出される。
【0010】 15は循環ポンプであって、吸入側のパイプ16により汚泥分離槽12に接続 されており、また吐出側のパイプ17により上記シャワー2に接続されている。 したがって循環ポンプ15が駆動すると、汚泥分離槽12内の水はシャワー2に 還流される。この水は若干の土粒子を含んでおり、この土粒子が循環ポンプ15 のパッキンにかみ込むと、故障を生じることは上述したとおりである。
【0011】 20は清水が貯溜される水槽であって、パイプ21により上記汚泥分離槽12 に接続されており、またパイプ22により上記循環ポンプ15に接続されている 。この水槽20には、パイプ23を通して水道水や地下水などの清水が供給され る。24はパイプ21へ清水を送るためのポンプ、25はパイプ22へ清水を送 るためのポンプである。すなわち水槽20、パイプ22、ポンプ25などは循環 ポンプ15に清水を送る清水供給手段となっている。
【0012】 26は余水槽であって、上記汚泥分離槽12からパイプ27を通して余剰水が 送られ、また上記汚泥堆積場10から浸出した水が下水パイプ28を通して送ら れる。この余水槽26中の水は、ポンプ29,パイプ30により上記ダストスク リーン部8へ供給される。19は余水槽26に設けられたオーバーフロー用の吐 水部である。この吐水部19からオーバーフローされる水は清澄水とすることが 可能であり、したがってこの吐水部19から外部へ清澄水を排出しても環境上の 問題は生じず、あるいはこの清澄水をパイプ30などを通してフィードバックす ることにより再使用することもできる。
【0013】 次に汚泥分離槽12中の汚水の浄水手段について説明する。31,32は凝集 材が貯溜されたタンクであって、一方のタンク31内の凝集材は溶解槽33へ送 られ、攪拌子としてのファン34で攪拌された後、凝集槽36へ送られる。35 はファン34の駆動用モータである。また他方のタンク32内の凝集材は凝集槽 36へ直接送られる。汚泥分離槽12中の土粒子を含む水は、ポンプ37,パイ プ38により凝集槽36へ送られて土粒子は凝集され、凝集により生じた汚泥は 脱水機40へ送られる。
【0014】 脱水機40は、槽41内に無端ベルト状のフィルタ42を配設して構成されて いる。凝集槽36から排出された汚泥はフィルタ42上に落下し、フィルタ42 が回動することにより汚泥中の水はろ過されて槽41に溜り、フィルタ42上の 汚泥は汚泥堆積場10に落下する。槽41内のきれいな水は、ポンプ43,パイ プ44により水槽20に戻される。
【0015】 この湿式集塵装置は上記のように構成されており、次に全体の動作を説明する 。ダクト4から集塵室1内へ送られた含塵空気中の粉塵は、シャワー2から散水 される水滴にキャッチされて底部5へ落下し、汚泥となって排出口6から排出さ れ、パイプ7を通ってダストスクリーン部8へ送られる。
【0016】 ダストスクリーン部8において、汚水中の汚泥は排出口9から汚泥堆積場10 へ排出されるが、ダストスクリーン部8に残存する汚水は汚泥分離槽12へ送ら れる。そして汚水分離槽12の底部に沈積した汚泥はコンベア13にかき上げら れて、排出口14から汚泥堆積場10へ排出される。また汚泥分離槽12内の水 はパイプ16を通して循環ポンプ15に吸い出され、パイプ17を通ってシャワ ー2に循流される。汚泥分離槽12から吸い出された水は土粒子を含んでおり、 この土粒子が循環ポンプ15に入り込むと、パッキンにかみ込むなどして循環ポ ンプ15に故障が生じる。そこでポンプ25を駆動して、水槽20内の清水を循 環ポンプ15に送り、循環ポンプ15を洗浄することにより、パッキンが土粒子 をかみ込むのを防止する。またポンプ24を駆動することにより、水槽20内の 清水を汚泥分離槽12に補給する。またダストスクリーン部8へは、ポンプ29 を駆動することにより、余水槽26内の水をパイプ30を通して補給する。
【0017】 長期間運転する間に、汚泥分離槽12内の水は汚泥で次第に濁ってくる。そこ でポンプ37を駆動して汚泥分離槽12内の水を凝集槽36へ排出し、タンク3 1,32から送られる凝集材により汚泥を凝集し、脱水機40を介して汚泥堆積 場10に排出する。以上のようにして装置全体を運転することにより、長期間に わたって安定した集塵作業を行なうことができる。
【0018】 本考案は様々な設計変更が可能であって、例えば上記実施例では槽41内の清 水はパイプ44を通して水槽20に戻しているが、余水槽26や汚泥分離槽12 へ戻してもよいものであり、パイプ類の配管等は任意に設定できる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、汚泥分離槽12内の水をシャワー2に還流させ る循環ポンプ29に清水供給手段から清水を送るようにしているので、上記水に 含まれる土粒子により循環ポンプ29が故障するのを解消でき、長期間安定した 運転が可能となり、保守管理上きわめて有用な湿式集塵装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の湿式集塵装置の全体構成図
【符号の説明】
1 集塵室 2 シャワー 12 汚泥分離槽 13 コンベア 20 水槽 22 パイプ 25 ポンプ 29 循環ポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物処理施設から送られた含塵空気に散
    水するシャワー2を備えた集塵室1と、この集塵室1か
    ら排出された汚水が送られてこの汚水中の汚泥をコンベ
    ア13によりかき上げて排出する汚泥分離槽12と、こ
    の汚泥分離槽12の水を前記シャワー2へ還流する循環
    ポンプ29と、この循環ポンプ29に清水を供給する清
    水供給手段20,22,25とから成ることを特徴とす
    る湿式集塵装置。
JP7517893U 1993-12-28 1993-12-28 湿式集塵装置 Pending JPH0739917U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7517893U JPH0739917U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 湿式集塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7517893U JPH0739917U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 湿式集塵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0739917U true JPH0739917U (ja) 1995-07-18

Family

ID=13568700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7517893U Pending JPH0739917U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 湿式集塵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739917U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100883536B1 (ko) * 2008-05-14 2009-02-17 대지정공주식회사 작업장의 분진처리장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4734024U (ja) * 1971-05-19 1972-12-15
JPS4922631A (ja) * 1972-05-10 1974-02-28
JPS55110447A (en) * 1979-02-20 1980-08-25 Nec Corp Automatic gain control unit for time sharing multiple access communication
JPH0194914A (ja) * 1987-10-07 1989-04-13 Meiwa Kogyo Kk 汚泥かき出しコンベア付き湿式集塵装置
JPH0536486U (ja) * 1991-10-16 1993-05-18 智行 齋藤 誘導棒

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4734024U (ja) * 1971-05-19 1972-12-15
JPS4922631A (ja) * 1972-05-10 1974-02-28
JPS55110447A (en) * 1979-02-20 1980-08-25 Nec Corp Automatic gain control unit for time sharing multiple access communication
JPH0194914A (ja) * 1987-10-07 1989-04-13 Meiwa Kogyo Kk 汚泥かき出しコンベア付き湿式集塵装置
JPH0536486U (ja) * 1991-10-16 1993-05-18 智行 齋藤 誘導棒

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100883536B1 (ko) * 2008-05-14 2009-02-17 대지정공주식회사 작업장의 분진처리장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2070783C (en) Filter arrangement
JP4394990B2 (ja) 懸濁水処理装置
US5300225A (en) Vacuum cleaned micro-strainer system
KR102207360B1 (ko) 관리형 하천, 호수 등에서 발생하는 수초나 오니혼탁물을 함께 제거하여 재활용하기 위한 수중발생 오염물의 재활용 방법 및 오염물여과장치
CN109874681A (zh) 畜舍清洁系统及畜舍清洁方法
CN206985861U (zh) 一种畜禽养殖污水处理零排放和有机肥回收系统
CN219783910U (zh) 一种具有固化废物主动分离功能的污水沉淀池
JPH0739917U (ja) 湿式集塵装置
US20120192606A1 (en) Method and apparatus for removing and treating sludge from animal waste pits
JP2005014179A (ja) 工作機械のクーラント処理装置
JPH0739918U (ja) 湿式集塵装置
JP2896660B2 (ja) 集塵装置
CN106986470A (zh) 一种畜禽养殖污水处理零排放和有机肥回收系统及其工艺
JP2003145167A (ja) 洗浄装置における循環洗浄水の浄化装置
CN106422599A (zh) 干熄焦焦炭增湿、抑尘、水循环利用工艺及装置
JP3289962B2 (ja) 水上清掃機
CN220736391U (zh) 一种城市用污水处理设备
CN214634648U (zh) 粗、细格栅一体机
CN220149428U (zh) 一种尾水处理系统
WO2008019687A1 (en) A system for decomposing smelling substances in air and use of the residual product of the decomposition
SE1830200A1 (en) Water treatment system comprising a wheel washing arrangement and method thereof
JP2797079B2 (ja) 湿式集塵装置
JP3091008U (ja) 糞尿固液分離装置
JPH06319922A (ja) 塗装ブース水槽内の塗料スラツジ廃棄装置
CN212387848U (zh) 一种橡胶生产用废水处理装置