JPH0739871B2 - 液量表示器を設けた装置 - Google Patents

液量表示器を設けた装置

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JPH0739871B2
JPH0739871B2 JP62141966A JP14196687A JPH0739871B2 JP H0739871 B2 JPH0739871 B2 JP H0739871B2 JP 62141966 A JP62141966 A JP 62141966A JP 14196687 A JP14196687 A JP 14196687A JP H0739871 B2 JPH0739871 B2 JP H0739871B2
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cartridge
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tank
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進 生方
靖和 水谷
庄造 伊予田
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生方 眞哉
生方 礼子
生方 眞之介
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、カートリッジタンクとこれを載置し且つその
カートリッジタンク中の油の消費された量に応じて徐々
に取り出すようにした周知の油面調整用補助タンクを有
する灯油暖房機などの液量表示計に関するものであり、
カートリッジタンク中の液量を表示する便利で正確な液
量表示器を設けた装置を提晶するものである。
〔背景技術〕
従来、例えば石油ファンヒータと呼ばれている暖房機で
は燃料の灯油を補給するのにカートリッジ式の油槽が多
く用いられている。これは非常に取り扱い上便利である
が、灯油を補給する時期を表示するのにカートリッジ油
槽中の油の残量を計測しないで、カートリッジ油槽を載
置している油面調整用の補助油槽内の油のレベルをフロ
ートスイッチなどで検知している。従ってカートリッジ
油槽中の油の残量が零になっても補助油槽内の油のレベ
ルが充満位置にあれば補給を必要とする表示がなされな
い。ところが補助油槽の容積は非常に小さいので、通常
の燃焼状況を続けると短時間(例えば10分〜20分間)で
補給をしなければならなくなり寒い夜中に急に補給を強
いられるという使用者にとって不便な面がある。
〔発明の概要〕
本発明の液量表示器を設けた装置は、従来の不便な点を
改善するべく、カートリッジ油槽中の油の量に主に関連
づけて表示するようにした例えば特願昭62-65937号に関
連し、これより更に正確な液量表示が行なえるようにカ
ートリッジ液槽と補助液槽とが所定の一個所に於いて接
する事によつて重量に応じて抵抗値など物理量の変化を
生ずる荷重センサーに正確な液量に応じた荷重を付与す
る事の出来る機構としてカートリッジ液槽中の液量を例
えばメーターによって示すような表示器を設けた装置で
ある。
〔発明の実施例〕
第1図は、本発明の一実施例として石油ファンヒータの
灯油を入れるカートリッジタンク及びその他の装置を概
略的に示すもので、記号1は石油ファンヒータの基台を
示し、その基台1の上にはカートリッジ油槽2を載置す
る油面調整用補助油槽3がその右端下面を支持部材4に
より回動可能に支持され、左端が上下方向に若干の寸法
例えば2乃至3ミリメートル程度はカートリッジ油槽中
の油の重量に対応して移動出来るようにしてあるが、そ
の他の方向へは容易に動かないように設計されているも
のである。カートリッジ液槽はなるべく傾斜しないよう
に外枠9及び案内板9Aなどにより支えられているが、そ
の重量のほぼ全体が補助油槽3上に印加されると考えら
れる。而して、補助液槽3の支持部材4と反対側に設け
られた押当部4Bが荷重センサー10にカートリッジ液槽の
重量を正確に比例的に伝達する作用点であるためには補
助液槽3の支持部材4の可動部とカートリッジ液槽に設
けた弁と開弁突起との位置関係及び押当部4Bと荷重セン
サー10との位置が一定でなければならない。本発明は各
々荷重の印加される個所を確定する事を要旨とするもの
であり、荷重センサーの対荷重出力が正確にカートリッ
ジ液槽内の液量に比例して表示器を正しく作動せしめる
事の出来るものである。尚第1図に示した記号のものに
ついて補足説明すれば、燃焼用バーナ5は補助液槽3か
ら図示してないポンプの如きもので油送パイプ5Aによっ
て接続されており熱交換器6によって加熱された空気が
図示されていないファンにより室内に送られる様にされ
た周知のものである。さらにこのファンヒータには温度
を制御したり時刻を表示したりするための制御装置や電
源7A等がプリント配線基板7の上に配置され、操作スイ
ッチや表示用メーター8Aが表示盤8上に設けられている
がそれらは周知の通りであるので略示するにとどめる。
第2図に本発明の要旨を詳細に説明するためカートリッ
ジ液槽の下部と補助液槽とを拡大して示すが、カートリ
ッジ液槽2の下部には液(例えば灯油)を補給するため
の補給口12がありこの補給口12は液を中へ補給する時は
カートリッジ液槽を図示と逆方向にひっくり返して当然
上側になるようにされるが、通常使用する図示の如き姿
勢にした時に内部の液が漏出しないようにしてある。即
ち補給口12のネジ部12Aには、この部分に螺合せられる
キャップ13がゴムの様な材料で作られたパッキン材13G
を介して締めつけられている。キャップ13には中央に孔
13Aが穿たれ、その孔の内側にはパッキン材13Eを押し付
ける有底筒状の弁13Bとスプリング13Cが筒状体13Dによ
ってその内部で可動的に支持されている。キャップ13に
固定されている筒状体13Dには液の流出する孔13Fが穿た
れており弁13Bの側面との間に液の流通が出来るように
第3図に示す如き横断面形状をしている。
補助液槽3の中央には孔3Aが穿たれておりこの孔の周囲
に乗るフランジ部を持ったカップ状の開弁部11が載置さ
れている。開弁部11のほぼ中央には突起11Aが固定され
ておりその上部先端はカートリッジ液槽の重量のみ(中
味の液が無い)で弁13Bをスプリング13Cの復元力に抗し
て充分開き尚弁13Bの上端面が筒状体13Dの上部壁の内面
に当接する迄押し上げられるように設計されている。
尚、開弁部の側面には液が流通し、かつ液面レベルを一
定に保つ孔11Bが穿たれている。この状態で補助液槽3
の上面とカートリッジ液槽2の下面との間には僅かに間
隙があるように、つまりカートリッジ液槽の中に液が充
満している状態であっても弁13Bと突起11Aの接触する部
分のみでカートリッジ液槽の全重量を支えるようにされ
ている。従って補助液槽の支持部材4の回動中心4Aと弁
13Bと突起11Aの接触点と荷重センサー10と押当部4Bとの
接触点との各々距離が確定されるからカートリッジ液槽
2がその傾斜を防止する外枠9及び案内板9Aとの間に生
ずる横方向の力に対して生ずる僅かな摩擦力を無視すれ
ばカートリッジ液槽2中の液重量を正確に荷重センサー
に伝える事が出来る。
次に第4図に示す他の実施例について説明すると、この
図において補助液槽23には中心より外れた部分に孔23A
が穿たれており、ここにカートリッジ液槽22の液補給口
12が合致するように配設されていて、補助液槽23の中央
近傍にカートリッジ液槽22の下面に接する突起23Bが設
けられているものである。他の記号は第2図と等効物は
同一記号で示してあるのでその説明は省略するが、この
実施例では、弁13Bと突起11Aとが液の充満したカートリ
ッジ液槽の全重量を衝撃的に落下させた時に耐えるよう
な強度を必要とせず、前記の衝撃力はカートリッジ液槽
22の下面及び突起23Bが負担するからこの部分の強度を
高めるように設計する事は非常に楽であるという効果が
ある。但しこの実施例の場合、弁13Bを開くのに必要な
力即ちスプリング13Cを押し縮める力が50グラム程度で
あって、突起23Bに印加される力が500グラム(液槽中の
液量が零の場合)から5キログラム位の範囲であればほ
とんど問題はないが、弁13Bを開くのに大きな力が必要
であると可成りの誤差を生ずるので注意を要する。
尚、荷重センサーについては従来知られているストレン
ゲージの如き歪抵抗器とか特願昭62-89043号に示されて
いる如き荷重センサーなど種々のものが考えられ荷重に
対して物理量が変化するものならば如何なるものでも適
用出来る。
〔発明の効果〕
カートリッジ液槽を液面調整用補助油槽の上に載置して
液面調整用補助油中の液のレベルを測定している従来の
方式によればカートリッジ液槽中の液の残量に無関係で
あったが、本発明の如く荷重センサーに加えられる力が
カートリッジ液槽中の液量に確実に比例するように荷重
の作用点が確定するような構成とする事により全液量又
は大部分を占めるカートリッジ液槽中の液量を正確に表
示出来るから利用者にとって非常に安心感がありまた経
済的にも安価に製作可能であるという工業的価値の大な
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明液量表示器を設けた装置として説明す
るための燃焼装置の一例としての概略構成図を示す。第
2図は本発明に係る荷重センサーへの荷重印加機構の実
施例の詳細を示す縦断面図、第3図は第2図の一部分横
断面図を示したものである。第4図は他の実施例を示す
第2図に相当する縦断面図である。 2・22…カートリッジ液槽、3・23…液面調整用補助液
槽、7A…定電圧電源、8A…表示器、10…荷重センサー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 蓮井 雅之 (56)参考文献 特開 昭63−233329(JP,A) 特開 昭63−213715(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジ液槽とこれを載置する液面調
    整用補助液槽とを有する装置において、 所定方向に印加される力に応じて物理量の変化を生ずる
    荷重センサーを用い、 その荷重センサーの信号によりカートリッジ液槽内の液
    量を表示する表示器を設け、 前記カートリッジ液槽と補助液槽の重量の作用点が所定
    の一個所に於て荷重センサーに接するように構成し、 前記カートリッジ液槽と荷重センサーと補助液槽とが所
    定の位置関係を成す事によって前記カートリッジ液槽及
    び補助液槽内の全液量を正確に荷重センサーに付与する
    ように構成した事を特徴とする液量表示器を設けた装
    置。
JP62141966A 1987-06-07 1987-06-07 液量表示器を設けた装置 Expired - Fee Related JPH0739871B2 (ja)

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