JPH0739789A - 製品の付着液遠心分離装置 - Google Patents

製品の付着液遠心分離装置

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JPH0739789A
JPH0739789A JP20568393A JP20568393A JPH0739789A JP H0739789 A JPH0739789 A JP H0739789A JP 20568393 A JP20568393 A JP 20568393A JP 20568393 A JP20568393 A JP 20568393A JP H0739789 A JPH0739789 A JP H0739789A
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JP
Japan
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product
disc
casing
cylindrical body
bucket
Prior art date
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Pending
Application number
JP20568393A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Hayakawa
光浩 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Sunac Corp
Original Assignee
Asahi Sunac Corp
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Publication date
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Publication of JPH0739789A publication Critical patent/JPH0739789A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 円形筒体11を上昇させて円板10とにより
分離バケット15を構成し、バケット15内に付着液の
付着した製品aを投入してモータ5によりバケット15
を回転させると、遠心力で製品aが円形筒体11の内面
に押し付けられつつ付着液が分離して外側に飛ばされ、
透孔13を通ってケーシング1の底の貯留槽3に排出さ
れる。付着液の除去が済んだら、モータ5を低速運転に
切り替えるとともに、円形筒体11をその上縁が円板1
0と対応する位置に下降させると、付着液の除去された
製品aが遠心力により受鍔32上に飛び出て、案内板3
3により取出口31に導かれて順次に取り出される。 【効果】 分離作業が能率良くできる。装置がコンパク
トにまとまり、省スペース化も図られる。製品に傷が付
くのが防止され、自動ラインへの組み込みにも対応でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧造成形や切削加工後
の加工製品に付着した加工油や加工水等の加工液、ある
いはパーツ洗浄後に付着した洗浄液等の、製品に付着し
た付着液を遠心力を利用して分離除去する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の付着液遠心分離装置とし
ては、胴部に多数の透孔を開口したバケット内に製品を
投入し、バケットをモータで回転駆動することにより作
用する遠心力を利用して製品から付着液を分離して除去
したのち、バケットを側方に反転させて製品を取り出す
構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置で
は、付着液を除去したあとの製品を取り出す場合、上記
のようにバケットを外して側方に反転させるようになっ
ているため、複雑な反転機構を要するのに加えて、バケ
ット反転用に大きなフロアスペースが必要であり、ま
た、作業能率も悪かつた。さらに、バケットを反転させ
て製品を落とすのであるから傷が付きやすく、また、そ
の構造上自動ラインに組み込みにくい欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の製品の付着液遠
心分離装置は、叙上の点に鑑み完成されたものであっ
て、底面側を除去される付着液の貯留槽としたケーシン
グの内部に、分離バケットの底板となる円板をモータに
よる縦軸回りの回転可能に装置して、その円板の外周
に、分離バケットの胴部となる多数の透孔を開口した円
形筒体を、円板と一体回転可能に、かつ、その下縁と上
縁が夫々円板と対応する2位置の間での昇降可能に嵌装
し、円形筒体の上縁外周に、ケーシングの内周に嵌合し
て円板から飛び出た製品を受ける受鍔を形成するととも
に、ケーシングの周面の円板と対応する位置に製品の取
出口を設け、受鍔上に製品を取出口に導く案内部材を設
けた構成とした。
【0005】
【作用】円形筒体をその下縁が円板と対応する位置に上
昇させて分離バケットを構成し、その中に付着液の付着
した製品を投入してモータを稼動させると、分離バケッ
トが回転駆動されることによって生ずる遠心力で製品が
円形筒体の内面側に押し付けられつつ、それに付着した
付着液が分離して外側に飛ばされ、円形筒体の透孔を通
ってその外部に排出されてケーシングの底の貯留槽に溜
められる。
【0006】付着液の除去が完了したら、モータを低速
運転に切り替え、あるいは、モータを停止してその慣性
力で分離バケットが低速回転している間に、円形筒体を
その上縁が円板と対応する位置に下降させると、円板上
に残った付着液の除去された製品が遠心力により受鍔上
に飛び出て、ケーシングの内周に沿って周回しつつ案内
部材により取出口に導かれて、順次に取り出される。
【0007】
【発明の効果】すなわち、本発明によれば、付着液の分
離が完了したのち円形筒体を下降させるだけで製品が取
り出せるので能率が良く、従来のバケットを反転させる
ものと違って、複雑な反転機構が不要にできて装置がコ
ンパクトにまとまり、また、反転用スペースも不要とな
って省スペース化を図ることができる。
【0008】また、製品は円板の側方でそれと落差のな
い取出口に取り出されるから、製品に傷が付くのが防止
でき、また、製品の取り出しを順次に連続して行うこと
が可能であるから、自動ラインへの組み込みにも対応で
きる効果がある。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図において、符号1は有底円筒形を
なすケーシングであって、モータ収容ボックス2の上に
載置されており、そのケーシング1内の底面側が除去さ
れた付着液を貯留するドレン口4付きの貯留槽3となっ
ている。
【0010】モータ収容ボックス2内には、回転数を制
御できるインバータモータ5が上向きに装置され、その
出力軸に、上端がケーシング1の底板を貫通してケーシ
ング1内の略中央高さに突出した駆動軸7が連結され
て、軸受8により回転自由に支持されている。
【0011】その駆動軸7の突出端には、外周側を次第
に下方に傾斜させた円板10の中心が固着されている。
その円板10には、底板12を有する円形筒体11が底
板12の中心孔に上記の回転軸7を貫通させて外嵌さ
れ、その円形筒体11の周面と底板12には多数の透孔
13が開口されていて、この円形筒体11と円板10と
によって分離バケット15が構成されるようになってい
る。
【0012】ケーシング1の上面に被着された蓋板17
には、エアシリンダ18が下向きに取り付けられてお
り、そのピストンロッド19の先端が、円板10の上面
に立設されたガイド筒20の上端に嵌着された軸受部2
1を貫通してガイド筒20内に突出し、その先端に、ガ
イド筒20内に摺動自由に嵌合する連結体23が、軸受
24を介して回転自由に取り付けられている。
【0013】その連結体24の下面の一側の外周部から
垂下された連結杆25の下端が、円板10に形成した案
内孔26を貫通して円形筒体11の底板12に固着され
ているとともに、円形筒体11の外側に、ケーシング1
の内周面に突設された内向きの鍔28内に嵌合する外筒
29が取り付けられていて、エアシリンダ18のピスト
ンロッド19が後退すると、そのピストンロッド19と
連結杆25を介して連結された円形筒体11が、連結杆
25と円板10の案内孔26との嵌合、及び、外筒29
とケーシング1の内向きの鍔28との嵌合部分を摺動案
内として、図1に示すように、その底板12が円板10
のすぐ下に位置する上昇位置に上昇し、ピストンロッド
19が前進すると、図2に示すように、円形筒体11が
その上縁が円板10と対応する下降位置に下降するよう
になっている。
【0014】ケーシング1の一方の側の側面の円板10
の高さ位置と対応する位置には、付着液の除去されたあ
との製品aを取り出すための取出口31が開口されてい
るとともに、円形筒体11の上縁の外周に、ケーシング
1の内周に略緊密に嵌まるとともに外周側を次第に下向
きに傾斜させた、円板10から飛び出た製品aを受ける
ための受鍔32が突成されており、その受鍔32上に、
製品aを上記の取出口31に向けて導くための複数枚の
案内板33が間隔をおいて突成されている。
【0015】また、ケーシング1の蓋板17には、付着
液の付着した製品aを投入するための投入口35が開口
されているとともに、その蓋板17の下面に、円形筒体
11が上昇位置に上昇した場合にその円形筒体11と上
下に重なって製品aの飛び出しを防止する飛出防止筒3
6が突設されている。
【0016】本実施例はこのような構造になり、続いて
その作動を説明する。まず、図1に示すように、エアシ
リンダ18のピストンロッド19を後退させることによ
り円形筒体11を上昇位置に上昇させて分離バケット1
5を構成し、インバータモータ5を低速運転しつつ投入
口35から分離バケット15内に付着液の付着した製品
aを投入する。分離バケット15が低速回転しているこ
とによって製品aがバケット15内に等分に入れられ
る。
【0017】続いてモータ5を高速運転して分離バケッ
ト15を高速回転させると、それに伴って生ずる遠心力
で製品aが円形筒体11の内面側に押し付けられつつ、
それに付着した付着液が分離して外側に飛ばされ、円形
筒体11の透孔13を通ってその外部に排出されてケー
シング1の底の貯留槽3に溜められる。その付着液はド
レン口4を開けることによって適宜に排出される。
【0018】上記の分離作業の際、円形筒体11の上縁
には飛出防止筒36が連なっているので、製品aが分離
バケット15の外部に飛び出すのが防止され、また、分
離バケット15は、駆動軸7とエアシリンダ18のピス
トンロッド19により上下両側で支持されいわゆる両持
ちとなつているから、スムーズに回転駆動される。
【0019】一定時間が経過したら、モータ5を低速運
転に切り替えるとともに、図2に示すようにエアシリン
ダ18のピストンロッド19を前進させて円形筒体11
を下降位置に下降させる。そうすると、円板10上に残
った付着液の除去された製品aが遠心力を受けて受鍔3
2上に飛び出て、ケーシング1の内周に沿って周回しつ
つ案内板33により取出口31に導かれて、順次に取り
出される。
【0020】このように本実施例によれば、付着液の分
離後に円形筒体11を下降させるだけで製品aが取り出
せるので能率的であり、また、バケット反転用の複雑な
機構が不要で装置がコンパクトにまとまるとともに、反
転用スペースも不要となって省スペース化が図られる。
加えて、製品aは円板10の側方でそれと落差のない取
出口31に取り出されるから製品aに傷が付くおそれが
なく、また、製品aの取り出しを順次に連続して行うこ
とが可能であるから自動ラインへの組み込みにも対応で
きる。
【0021】特に分離バケット15の駆動モータ5に、
回転数を可変制御できるインバータモータを用いたか
ら、付着液の付着した製品aの投入時に分離バケット1
5を低速回転させることにより、上記したように製品a
をバケット15内に等分に大量に収容することができ
て、一度に大量の分離作業が可能となるとともに、製品
取出時に低速回転させることによって全製品aを最後ま
で洩れなく取り出すことができ、また、分離作業時に製
品aの形状に合わせて分離バケット15の回転速度をコ
ントロールすることによって、高能率で作業を行うこと
ができる。
【0022】なお、通常のモータを使用するのももちろ
ん可能であって、モータの立ち上がりやモータ停止時の
慣性力を利用することによって、製品aの投入や取り出
しの際に上記と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の付着液分離作業時の断面図
である。
【図2】その製品取出時の断面図である。
【符号の説明】
a:製品 1:ケーシング 3:貯留槽 5:インバー
タモータ 7:駆動軸 10:円板 11:円形筒体 13:透孔 15:分離
バケット 18:エアシリンダ 25:連結杆 31:
取出口 32:受鍔 33:案内板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品に付着した付着液を遠心力を利用し
    て分離除去する装置であって、底面側を除去される付着
    液の貯留槽としたケーシングの内部に、分離バケットの
    底板となる円板をモータによる縦軸回りの回転可能に装
    置して、該円板の外周に、前記分離バケットの胴部とな
    る多数の透孔を開口した円形筒体を、前記円板と一体回
    転可能に、かつ、その下縁と上縁が夫々前記円板と対応
    する2位置の間での昇降可能に嵌装し、前記円形筒体の
    上縁外周に、前記ケーシングの内周に嵌合して前記円板
    から飛び出た製品を受ける受鍔を形成するとともに、前
    記ケーシングの周面の前記円板と対応する位置に製品の
    取出口を設け、前記受鍔上に製品を前記取出口に導く案
    内部材を設けたことを特徴とする製品の付着液遠心分離
    装置。
JP20568393A 1993-07-27 1993-07-27 製品の付着液遠心分離装置 Pending JPH0739789A (ja)

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JPH0739789A true JPH0739789A (ja) 1995-02-10

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010162524A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Hirotaka Toyosawa 全自動上連続部投入排出遠心脱水機
CN110255664A (zh) * 2019-06-27 2019-09-20 王密 一种离心式水体杂质分离设备
CN116422062A (zh) * 2023-06-13 2023-07-14 广东红海湾发电有限公司 一种电厂脱硫废水沉淀物分离装置

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