JPH0739672B2 - 深い溝を掘削するときの土徐去装置 - Google Patents

深い溝を掘削するときの土徐去装置

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JPH0739672B2
JPH0739672B2 JP63252859A JP25285988A JPH0739672B2 JP H0739672 B2 JPH0739672 B2 JP H0739672B2 JP 63252859 A JP63252859 A JP 63252859A JP 25285988 A JP25285988 A JP 25285988A JP H0739672 B2 JPH0739672 B2 JP H0739672B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、深い溝を掘削するとき発生する掘削した物
質、すなわち土を除去する装置に関する。
溝の壁を支持するように溝が泥で満たされた状態で、掘
削すべき溝の底部でロータリカッタが作動している間、
土を破砕するように油圧または電気手段によって回転駆
動されるミリングまたはロータリカッタによって溝を掘
削することは公知である。
土が溝を満たしている泥と混ぜられている状態で土を溝
の頂部にもたらし、ポンプを用いて土を運ぶ導管によっ
て土を除去することも公知である。
現在、この種の溝は100ないし200メートルに達する深さ
まで掘られ、導管を通して土および泥の混合体を除去す
ることに関してはかなり困難性がある。
あまり高いリフティングギャ(クレーン)を用いること
ができないので、1つの解決案は新しいセクションを追
加することによって土除去導管を長くするために掘削を
中断することである。この解決案は、かなりの時間の喪
失と、この種の作業に必要な極めて高価な設備を遊ばせ
たままにしておく経済上の欠点を生じさせるような作業
中断と、を必要とする欠点を有する。
本発明は、溝の深さの何分の1かに相当する高さのリフ
ティングギャ(クレーン)を用い、かつ掘削作業を中断
する必要のないように土を除去するための装置の構造を
変更して、深い溝を掘削することができる装置に関す
る。
本発明は、泥の下で、深い溝の掘削から生じた土を除去
するための装置であって、リフティング装置によって吊
り下げられ、掘削土を地上に排出する可撓性の導管に連
結されたロータリカッタからなる掘削機を有する装置に
おいて、前記導管は、ロータリカッタの近くに配置さ
れ、入れ子式チューブによって構成された第一セクショ
ンと、一端が前記第一セクションに連結され、他端が掘
削土を排出するため地面の近くに置かれた第二セクショ
ンとを含み、該第二セクションは、リフティング装置の
頂部から吊り下げられたプーリによって、前記両端の間
で支持されており、前記プーリは、掘削作業中、その高
さを調整することできることを特徴とする装置を提供す
る。
本発明の実施例の1つの好ましい形態によると、本発明
の装置は、前記入れ子式チューブの2つの要素を、特に
これらの要素が互いに縮められた位置にあるとき、互い
に固定することができるロッキング装置を有する。
本発明の実施例の別の好ましい形態によると、本発明の
装置は、前記第二セクションは、プーリによって支持さ
れており、該プーリは、リフティング装置の頂部から下
方に延び、一定の力を及ぼすウインチに巻かれたケーブ
ルによって、吊り下げられている。
本発明の実施例のさらに別の好ましい形態によると、本
発明の装置は、前記入れ子式チューブの一方の要素の頂
部および/又は他方の要素の頂部は、これらの要素が固
定されているガイドブッシュによって垂直位置に保持さ
れており、ロータリカッタの作動中、ロータリカッタを
支持するケーブルが前記ガイドブッシュを貫通して延び
ている。
本発明の装置は、例えば約50メートルの全高さを有する
リフティングギャを用いるときに、ロータリカッタ機械
が溝に下降したとき装置の構造を変更することなしに、
約140メートルに達する深さの溝を掘削することができ
る。
本発明の装置は種々の方法で操作できる。
すべての場合に、掘削をスタートするとき、入れ子式の
2つの要素が互いに縮められ、かつ入れ子式チューブが
土を変位する圧力の作用の下で伸ばされないように互い
にロックされ、一方可撓性セクションを支持するプーリ
がリフティングギャの頂部に移動させられる。
用いられる第一モードによると、その後、プーリは、掘
削が進むにつれて徐々に下げられ、入れ子式チューブ
(その2つの要素は互いに縮められている)はロータリ
カッタが下降するにつれて、入れ子式チューブの頂部が
地面レベルに達するまで土中に入る。
2つの入れ子式要素をロック解除し、オス要素の頂部を
地面に固定した後、ロータリカッタは下降を続け、一方
入れ子式チューブの2つの要素は徐々に互いに離れて最
大に延ばされる。
次に、オス要素を地面との固定から解放し、最大掘削深
さが得られる地面近くまで導管の可撓性セクションを支
持するプーリをゆっくりと下降させる。
用いられる他のモードによると、初期位置からスタート
して、入れ子式チューブの2つの要素を互いに縮めた状
態でプーリを下げることによって掘削を開始し、次にこ
の状態で最大の深さが得られたとき、ロータリカッタ機
械は入れ子式チューブの2つの要素をロック解除して2
つの要素を解放位置にもたらすように単に上方に動かさ
れ、それによって溝を最大深さまで掘削する。
次に、図面を参照して、本発明を説明する。
第1図は、クローラトラック2に取付けられたクレーン
1を示す。クレーンジブ3は従来形式のものであり、例
えば数10メートルのかなりの高さまで上方に延びる。
ロータリカッタ機械4が概略的に示されており、この機
械は土に溝5を掘るためのものでり、この図面では図示
しない1つまたはそれ以上のケーブルによってクレーン
の頂部から吊下げられている。
ロータリカッタは電気または油圧モータによる回動運動
で駆動され、回転運動はクレーンから与えられるか、ま
たはリード線(図示せず)を介して動力ユニットから与
えられる。
本発明によると、溝から泥と混ざった土を除去すること
は、入れ子式の第一セクション6を有する導管によって
行われ、セクション6はメス要素6aと、メス要素内で摺
動できるオス要素6bと、によって構成され、オス要素自
体も土および泥をその内を通って移動させるチューブを
構成している。
本発明の好ましい実施例によると、第1図に示すよう
な、2つの要素が互いに完全に後退した(縮められた)
位置に特にある場合に、メス要素6aに対してオス要素6b
を固定するためのロッキング装置が(図示せず)用いら
れる。
第1図は、また、可撓性導管の第二セクション7を示し
ており、その一端7aはオス要素6bの一端に連結され、他
端7bは、泥を分離して回収できる状態で、適当な位置に
土を放出するように、地面近くで終わっている。
本発明によると、可撓性導管のセクション7はクレーン
のジブの頂部にあるプーリ10を通るケーブル9に吊下げ
られたプーリ8に支持されていて、クレーンの頂部に対
して上下するようにプーリを動かすことを望むとき、プ
ーリを地面レベルから動かすことを可能にしている。
本発明の実施例の好ましい形態によると、ケーブル9の
他端は一定の力を受けるウインチに連結されていて、プ
ーリ8の位置をロータリカッタ機械の下方向の進行に自
動的に適用させる。
本発明の装置は第1図において最も高い位置に示されて
いる。オス要素6bは入れ子式セクション6のメス要素6a
内に最大に縮められており、プーリ8はクレーンの頂部
に対して最も高い位置に移動されている。この状態で、
ロータリカッタは地面よりわずかに上方に位置してい
る。
機械のこのような構成のために、この位置からスタート
して、プーリの下方向移動によって、または入れ子式チ
ューブ6のセクションを伸ばすことによりメス要素6aに
対してオス要素6bを変位することによって、またはこれ
ら2つの運動を組合わせて用いることによって、ロータ
リカッタ機械を下げるとき、土を連続的な除去を実行す
ることが可能である。
ロータリカッタ機械4の下方向の移動量は、リフティン
グギャの高さの2倍プラスメス要素6aからのオス要素6b
の最大突出量に対応する入れ子式セクション6の長さの
増加分にほぼ対応する。
したがって、ジブの頂部が地面から約30メートルに配置
されたクレーンおよび縮められた状態で約30メートルの
長さを有する入れ子式セクションを用いると、90メート
ル以上の深さまで掘削をすることが可能である。
本発明の装置の一例の種々の段階が第2図ないし第5図
に示されている。
第2図は、初期位置にある装置を示し、初期位置では、
入れ子式チューブのオス要素6bがメス要素6a内に完全に
後退されており(縮められており)、プーリ8がリフテ
ィングギャの頂部にある。
この位置において、ロータリカッタはほぼ地面レベルに
あり、要素6aおよび6bは入れ子式チューブの上部に配置
した任意の適当な装置によって互いに固定されている。
この記載の実施例の形態において、プーリ8を支持する
ケーブル9は一定のトルクを与えるウインチに連結され
ており、プーリ8は導管の可撓性セクション7を保持す
るのに充分な上方向きの力を受けており、一方溝を掘る
につれて地中にさらに徐々に移動するロータリカッタの
下方向の運動に従うことができる。
このようにして第3図に示す段階に達し、その段階にお
いて、入れ子式チューブの上部は地表面付近に位置す
る。
次に、入れ子式チューブの要素6aおよび6bは、互いに解
放され、ケーブル9の作用の下で、プーリ8は、入れ子
式チューブのオス要素6bがメス要素6aから完全に出るま
で上方に移動される。掘削がロータリカッタを用いて継
続されると、組立体は第4図に示すように地中に徐々に
移動する。
最初にオス要素6bが溝に完全に入り、次に可撓性チュー
ブのセクション7の下端が続く。
第5図に図示の段階が達成され、これはロータリカッタ
機械に対して最大深さに対応する。
この図面において、図示の便宜上、入れ子式チューブの
オス要素は切断された形状で、すなわち短縮した形状で
示されている。同じことが可撓性チューブ7の下部に対
しても適用されている。
第5図に対応する最大深さの位置において、入れ子式チ
ューブの要素6aおよび6bは第4図の位置のままである
が、プーリ8の下降がなされて、可撓性チューブ7の長
さの大部分が溝の頂部に入ることを可能にしている。
本発明の装置に対してなされた説明はこの装置の使用に
関しては制限的な意味を持たない。本発明の機械の範囲
内で、最初入れ子式チューブを縮めた状態に維持してロ
ータリカッタ機械を下方に最大限移動し、第5図に示す
位置までプーリ8を移動することも可能であることは明
らかである。これに続いて、装置が再び上昇され、その
ことによって溝が入れ子式チューブの高さに対応する距
離だけ深くされることが可能である。
垂直位置に入れ子式チューブの要素を保持するガイド装
置が第6図に示されている。
このガイド装置は、例えば,オス要素6bがメス要素6aか
ら上昇されるとき、オス要素を案内し、かつ入れ子式チ
ューブが第1図に示す実施例の形態の場合のように入れ
子式チューブがカッタのフレームの上方に突出している
場合に、メス要素6aの頂部を保持するために有効であ
る。
第6図は、オス要素6bが摺動自在である入れ子式チュー
ブのメス要素6aを示す。
これら2つの要素の間に設けられたシーリング要素が11
で概略的に示されている。
前述のように、オス要素6bの上部は可撓性導管7の端に
連結されている。
要素6bは要素6aに対して伸ばされた位置にもたらされる
とき、入れ子式チューブはカッタのフレームより上方に
数10メートルの高さにまで上方に伸びている。
さらに、可撓性チューブ7が掘削した物質の吐出に起因
する運動を受けるので、入れ子式チューブの頂部をその
下部部分に整列して保持することが好ましい。
本発明によると、このことは、メス要素6aの頂部端の付
近にアーム13を固定することによって達成され、アーム
13はねじスリーブ14によってメス要素6aの外部表面に係
合しかつロータリカッタ機械4を支持するケーブルが通
るガイドブッシュ15を有している。
周知のように、この種の装置は、かなりの重量のロータ
リカッタ機械を有し、支持が1つまたはそれ以上のケー
ブルによって与えられなければならず、リフティングギ
ャの頂部におけるケーブルの端は、ケーブルに働く索引
力によってロータリカッタ機械によって作用される地面
上の受ける力を決定できる。
その結果、支持を与えるケーブルは完全に垂直であり、
ロータリカッタ機械に整列している。
第6図に示すように、第2アーム16はオス要素6bの上部
部分にねじスリーブ17によって固定されて、ケーブル12
が貫通するガイドブッシュ18を備えている。
長いオス要素6bの場合、シーリング要素11と前述したア
ーム16との間にガイドブッシュを設けた1つまたはそれ
以上の他のアームを配置することも可能である。
当然、そのようなアームは、オス要素6bがメス要素6a内
に縮められるとき、解放されて上方に押されなければな
らない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の装置の概略正面図である。 第2図ないし第5図は、作動の種々の段階に対応する形
状で第1図の装置を縮小して示す概略図である。 第6図は、入れ子式チューブの上部部分を保持する装置
の概略図である。 1……リフティングギャ(クレーン)、2……クローラ
トラック、3……クレーンジブ、4……ロータリカッタ
機械、5……溝、6……入れ子式セクション(第一セク
ション)、6a……メス要素、6b……オス要素、7……可
撓性セクション(第二セクション)、8……プーリ、9
……ケーブル、10……プーリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−133788(JP,U) 特公 昭60−7095(JP,B2) 特公 昭54−30202(JP,B2) 特公 昭57−59369(JP,B2) 実公 昭56−55323(JP,Y2)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】泥の下で、深い溝の掘削から生じた土を除
    去するための装置であって、リフティング装置(1)に
    よって吊り下げられ、掘削土を地上に排出する可撓性の
    導管に連結されたロータリカッタからなる掘削機を有す
    る装置において、 前記導管は、ロータリカッタ(4)の近くに配置され、
    入れ子式チューブ(6a、6b)によって構成された第一セ
    クション(6)と、一端が前記第一セクション(6)に
    連結され、他端が掘削土を排出するため地面の近くに置
    かれた第二セクション(7)とを含み、該第二セクショ
    ン(7)は、リフティング装置(1)の頂部から吊り下
    げられたプーリ(8)によって、前記両端の間で支持さ
    れており、前記プーリは、掘削作業中、その高さを調整
    することできることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記入れ子式チューブの2つの要素(6a、
    6b)を、特にこれらの要素が互いに縮められた位置にあ
    るとき、互いに固定することができるロッキング装置を
    有することを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記第二セクション(7)は、プーリ
    (8)によって支持されており、該プーリ(8)は、リ
    フティング装置(1)の頂部から上方に延び、一定の力
    を及ぼすウインチに巻かれたケーブル(9)によって、
    吊り下げられていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の装置。
  4. 【請求項4】前記入れ子式チューブの一方の要素(6a)
    の頂部および/又は他方の要素(6b)の頂部は、これら
    の要素が固定されているガイドブッシュ(15、18)によ
    って垂直位置に保持されており、ロータリカッタ(4)
    の作動中、ロータリカッタ(4)を支持するケーブル
    (12)が前記ガイドブッシュを貫通して延びていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の装
    置。
JP63252859A 1988-07-26 1988-10-06 深い溝を掘削するときの土徐去装置 Expired - Fee Related JPH0739672B2 (ja)

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FR8810067 1988-07-26
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JPH0243420A JPH0243420A (ja) 1990-02-14
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EP (1) EP0353152B1 (ja)
JP (1) JPH0739672B2 (ja)
AR (1) AR240708A1 (ja)
AT (1) ATE77428T1 (ja)
CA (1) CA1317604C (ja)
CY (1) CY1717A (ja)
DE (2) DE68901826T2 (ja)
ES (1) ES2014203T3 (ja)
FR (1) FR2634805B1 (ja)
HK (1) HK88693A (ja)
RU (1) RU1838519C (ja)
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