JPH0739597A - レール分断装置 - Google Patents

レール分断装置

Info

Publication number
JPH0739597A
JPH0739597A JP14165993A JP14165993A JPH0739597A JP H0739597 A JPH0739597 A JP H0739597A JP 14165993 A JP14165993 A JP 14165993A JP 14165993 A JP14165993 A JP 14165993A JP H0739597 A JPH0739597 A JP H0739597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
shutter
drop
fixed
fire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14165993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kaise
龍男 貝瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP14165993A priority Critical patent/JPH0739597A/ja
Publication of JPH0739597A publication Critical patent/JPH0739597A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井搬送用レールにおける防火シャッター部
のレール退避を、火災等の非常時に付随する停電が生じ
ても確実に果たさせること。 【構成】 固定レール1、2間に係合ピン21により保
持された落込部レール3を包含し、降下する防火シャッ
ター30の下端部31に当接して機械的に作動するレバ
ー式のフック(作動部材)28により係合ピン21を外し
て、ばね26の力によりこの係合ピン21を引っ込め
て、落込部レール3を落下させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井搬送用レールにお
ける防火シャッター部のレール分断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、工場等の建物内に物品搬送の
ために設置するモノレール式搬送装置の走行レールで
は、防火シャッター部についても通常はレールを走行車
が走行可能な状態としておくが、火災等の非常時にはこ
の部分のレールを退避させてシャッターが閉じるように
している。すなわち、シャッターが降下する部分では短
い長さでレールを分断して切り離せる構造とし、この短
いレール部分を電動モータあるいは空気圧シリンダなど
の何らかの動力を用いて作動させる構造となっているの
が大半である。また、これらを改善したものとして、ば
ねとリレーを用いたものもある。これを図4および図5
に従来例として例示し、以下に簡単に説明する。
【0003】図4は落込部レール(3)とその前後の固定
レール(1)、(2)の端部を示す平面図であり、図5はそ
の側面図である。レールはいずれもIビーム形状のもの
である。図4に示すように、落込部レール(3)は上方か
ら見て台形となるように斜めに切断されており、この落
込部レール(3)に接する固定レール(1)、(2)の端部も
これに合わせて斜めに切断されている。
【0004】落込部レール(3)の側部にはIビームの真
ん中の柱にブラケット(4)が取り付けられており、この
ブラケット(4)の側面にらせんばね(12)を巻取るハンド
ル(11)が設けられている。このハンドル(11)の軸の端部
にはピニオン(10)が固定してあり、ピニオン(10)はその
上下で、ブラケット(4)内で摺動可能に支持されたラッ
ク(9)、(9)にかみ合っている。これらラック(9)、
(9)は、ブラケット(4)に固定されレール前後方向に延
びるスリーブ(5)、(5)に滑動可能に挿入されたピン
(7)、(7)に固定されている。これらのピン(7)、(7)
の先端は、それぞれ固定レール(1)、(2)に固定したス
リーブ部分(6)に貫入している。この状態では、らせん
ばね(9)は巻き締められ、ハンドル(11)は図5に示すラ
チエット(13)により回転を引き留められている。ラチエ
ット(13)とハンドル(11)との係合を外すのがソレノイド
(14)である。このソレノイド(14)が作動すると、ラチエ
ット(13)がハンドル(11)から外れて、らせんばね(12)の
力でハンドル(11)およびこれと一体のピニオン(10)が回
転し、ラック(9)、(9)がたがいに内方に摺動する。従
ってピン(7)、(7)も落込部レール側に引っ込み、それ
らの先端は固定レール側のスリーブ部分(6)から抜けで
る。こうなると落込部レール(3)は自重で下方に抜け落
ちるが、チェーン(15)があるので、下方側部にぶらさが
ることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の装置で
は、いずれも退避動作の命令は煙感知器の作動により防
火シャッターに下降指示が出されるが、その指示を受け
てシャッターが下降する前に動作するロジックとなって
いる。しかし、火災等の非常事態発生の際には、停電等
が生じ、レールを退避させるべき駆動源が作動するとい
う保証はない。従来例として図示説明した装置でもピン
を滑動させるのはらせんばねの力であるが、ハンドルの
ラチエットを外すのはソレノドで、電気作動のものであ
る。従って、この場合にもレールの切り離し動作が行わ
れない可能性があるのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この従来装置
の問題点を解決するべくしてなされたもので、工場等に
設置した搬送装置の走行レールを火災等の非常時に分断
してシャッターを通過せしめるレール分断装置であっ
て、固定レール間に係合ピンにより保持された落込部レ
ールを包含し、降下する前記シャッターの下端部により
押動させられることにより、前記係合ピンを外して前記
落込部レールを落下しうるようにする作動部材を、一部
がシャッターの直下に位置するように配設したことを特
徴としている。前記作動部材をレバー式のフックとし、
前記係合ピンが、固定レール側に引っ込む向きにばね付
勢されるとともに、引き出された落込部レール係合位置
において前記フックに係合するようにし、前記係合ピン
に係合したレバー式のフックの他端を降下するシャッタ
ーの下端部に当接する位置とするのがよい。また、落込
部レールにチェーンの一端を連結し、このチェーンの他
端を一方の固定レール側に取り付けるのがよい。
【0007】
【作用】本発明によれば、固定レールと落込部レールと
を係合する係合ピンの抜き外しが、下降する防火シャッ
ターの下端部で機械的に果たされるので、電気、空気圧
等をまったく使わないでレールを退避させることができ
る。
【0008】
【実施例】図1ないし図3は本発明の好適な一実施例を
示すもので、モノレール式物品搬送装置の走行レールは
図3に示すように略コ字形の横断面を有する。この走行
レールのコ字形の内部に走行車のドライブホイールが入
り転動する。走行レールの上辺にはこの走行レールを吊
り金具に締結するためのナットまたはナット板を挿入す
る溝(20)が2条形成されている。本発明の実施例では、
後述する係合ピン(21)はこの溝(20)に挿入されるのであ
る。
【0009】さて、図1に示すように、前述の従来例と
同じく台形の落込部レール(3)は固定レール(1)、(2)
の間に、落ち込み可能に保持されている。すなわち、こ
の保持を果たすのが、レールの上辺の溝(20)に滑動可能
に挿入された係合ピン(21)である。落込部レール(3)の
いずれの端部においても、2条の溝(20)に挿入されてい
る係合ピン(21)は、レール上面の上を滑動する板状の滑
動部材(32)と一体になっており、この板状の滑動部材(3
2)外端部上面には、突片(22)が設けられている。これに
対応する固定レールの上面には水平部材(23)が固定され
ており、この水平部材(23)の上面に突設された突片(24)
の軸孔と前述の滑動部材(32)の突片(22)の軸孔とにピン
(25)が挿入してある。このピン(25)は、落込部レール
(3)側の滑動部材(32)の突片(22)に調整可能に取り付け
られ、他方固定レール側ではばね(26)により固定レール
の方へと引っ張られている。このため、落込部レール
(3)の上面上を滑動できる滑動部材(32)は固定レールの
方へと引っ張られ、滑動部材(32)と一体の2本の係合ピ
ン(21)も移動して、落込部レール(3)から抜けることと
なる。
【0010】各滑動部材(32)の内端部上面には、突片(2
9)が突設されている。この突片(29)に対応して落込部レ
ール(3)の上面中央部にはその中心線上のトラニオン(2
7)にレバー式のフック(28)が枢装されている。このフッ
ク(28)の先端部が突片(29)と係合するのである。すなわ
ち、ばね(26)の力に抗してピン(25)、従って滑動部材(3
2)を落込部レール(3)側に一杯に引き寄せると、フック
(28)は突片(29)に引っかかる。
【0011】図2において符号(30)で示すのが防火シャ
ッターである。この防火シャッター(30)の下端部(31)
が、落込部レール(3)の中央部に左右対称配置されたふ
たつのフック(28)(28)の内端部に当接し、これらフック
を枢動せしめてその先端部を突片(29)(29)から外すので
ある。このフック(28)と突片(29)との係合が外れれば、
滑動部材(32)は固定レール側に滑動し、係合ピン(21)は
落込部レール(3)から外れ、この結果、落込部レール
(3)は落下する。落下した落込部レール(3)は、チェー
ン(15)で引き留められ、固定レール側に寄せられてぶら
下がることとなる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば電気、空気圧等の駆動源
をまったく用いていないので、停電時であっても確実に
作動する。この作動は防火シャッターそのものの下降に
より機械的に果たされるので、簡単かつ確実である。駆
動源を使用していないので、電気信号の授受、制御装置
等が不要で、またそれらにう関する電気工事も不要とな
るため、コスト安となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】図1に示した実施例の側面図である
【図3】この実施例に用いたレールの縦断正面図であ
る。
【図4】電磁リレーを用いた従来例の平面図である。
【図5】図4に示した従来例の側面図である。
【符号の説明】
(1)(2)固定レール (3)落込
部レール (4)ブラケット (5)スリ
ーブ (6)スリーブ部分 (7)ピン (9)ラック (10)ピニ
オン (11)ハンドル (12)らせ
んばね (13)ラチエット (14)ソレ
ノイド (15)チェーン (20)溝 (21)係合ピン (22)突片 (23)水平部材 (24)突片 (25)ピン (26)ばね (27)トラニオン (28)フッ
ク (29)突片 (30)シャ
ッター (31)下端部 (32)滑動
部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工場等に設置した搬送装置の走行レール
    を火災等の非常時に分断してシャッターを通過せしめる
    レール分断装置であって、固定レール間に係合ピンによ
    り保持された落込部レールを包含し、降下する前記シャ
    ッターの下端部により押動させられることにより、前記
    係合ピンを外して前記落込部レールを落下しうるように
    する作動部材を、一部がシャッターの直下に位置するよ
    うに配設したことを特徴とするレール分断装置。
  2. 【請求項2】 前記作動部材をレバー式のフックとし、
    前記係合ピンが、固定レール側に引っ込む向きにばね付
    勢されるとともに、引き出された落込部レール係合位置
    において前記フックに係合するようにし、前記係合ピン
    に係合したレバー式のフックの他端を降下するシャッタ
    ーの下端部に当接する位置とした請求項1記載のレール
    分断装置。
  3. 【請求項3】 前記落込部レールにチェーンの一端を連
    結し、このチェーンの他端を一方の固定レール側に取り
    付けた請求項1または2に記載のレール分断装置。
JP14165993A 1993-06-14 1993-06-14 レール分断装置 Withdrawn JPH0739597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14165993A JPH0739597A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 レール分断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14165993A JPH0739597A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 レール分断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0739597A true JPH0739597A (ja) 1995-02-10

Family

ID=15297192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14165993A Withdrawn JPH0739597A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 レール分断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739597A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182033A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 村田機械株式会社 走行レール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182033A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 村田機械株式会社 走行レール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100984073B1 (ko) 승강장 스크린 도어 시스템의 록킹장치
KR101383459B1 (ko) 철도차량 객실 통로문 시스템
GB2112352A (en) Locking lift car doors
JP6605150B2 (ja) エレベーター装置
US9446930B2 (en) Emergency stop device with attached hand brake system
JPH0739597A (ja) レール分断装置
US3634914A (en) Girt bar
US2276272A (en) Track interlock and safety stop mechanism
EP0129678B1 (en) Automatic device for lifts or goods-lifts without safety lift-shafts
KR200418729Y1 (ko) 엘리베이터 승강장용 도어의 수동개폐장치
JP2003226477A (ja) エレベーターの非常停止装置
JPH02188392A (ja) クランプ装置
KR100461473B1 (ko) 가스스프링을 이용한 중장비용 전면유리창 개폐장치
JPH07252063A (ja) エレベータ乗場戸の解錠装置
JP3950444B2 (ja) フリーストッパー解除装置
JPH05278973A (ja) エレベータのかご操作盤
JPH07149482A (ja) カウンタウェイト脱レール検出装置
CN219118984U (zh) 电磁锁及屏蔽门系统
CN219773905U (zh) 一种闭锁安全机构及煤炭漏斗车辆底开门控制系统
JPH0336337A (ja) ショベルローダのリフトアーム下降防止装置
US2634829A (en) Elevator safety brake
JP2001171933A (ja) エレベーターの安全装置
JPS5925824Y2 (ja) 昇降運搬設備に使用する安全装置
JP6710113B2 (ja) ホーム安全柵非常用扉
JPS57178926A (en) Brake for slide door of car

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000905