JPH0739591Y2 - 食肉スライサーの上部肉送り装置 - Google Patents

食肉スライサーの上部肉送り装置

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JPH0739591Y2
JPH0739591Y2 JP10676490U JP10676490U JPH0739591Y2 JP H0739591 Y2 JPH0739591 Y2 JP H0739591Y2 JP 10676490 U JP10676490 U JP 10676490U JP 10676490 U JP10676490 U JP 10676490U JP H0739591 Y2 JPH0739591 Y2 JP H0739591Y2
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JP
Japan
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meat
arm
front arm
pin
guide
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JP10676490U
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JPH0463394U (ja
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信之 遠藤
睦 竹田
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株式会社日立工機原町
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、丸刃側に揺動可能でかつ肉箱の奥側へ回避可
能な上部コンベアを有する食肉スライサーの上部肉送り
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来技術を第9図〜第12図により説明する。
従来、手前側アーム6と肉箱3の前側側板16の支点の構
成は、手前側側板16の外側にポールピン126が固定さ
れ、ポールピン126にはノブ128がスプリング127を介し
て、常に、軸方向に押圧するように嵌合し、手前側アー
ム6の先端にはノブ128の外径部に嵌合する支点穴118
と、ポールピン126を通過可能な切欠き部119を設け、手
前側アーム6の切欠き部119とノブ128が嵌合する。
肉箱3内の肉塊25をスライスしたあと、次の肉塊25を入
れる場合、第2図に示すように、上部コンベア8を反丸
刃2側へ揺動し、ノブ128を手で矢印C方向に引っ張る
と手前側アーム6の支点穴118からノブ128が外れ、ポー
ルピン126から切欠き部119が通過可能となり、上部コン
ベア8を奥側へ揺動回避することができる。手前側アー
ム6は手前側側板16から外れるため、肉箱3内に肉塊25
を入れ易くなる。
上部コンベア8を元の位置に戻す場合は、ノブ128を手
で矢印C方向に引っ張りながら、ポールピン126に手前
側アーム6の切欠き部119を入れてからノブ128を離す
と、支点穴118にノブ128が嵌合し、上部コンベア8を丸
刃2側へ揺動することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、実際に上部コンベア8を元の位置に戻す場合、
作業者がノブ128を手で引っ張るのをつい忘れる場合が
あり、そのまま手前側アーム6をノブ128上に当接した
状態、すなわち切欠き部119にポールピン126が嵌合され
ていない状態となり、この状態で上部コンベア8を丸刃
2側へ揺動し、肉箱3を往復動させてスライスすると、
上部コンベア8全体が動き、上部コンベア8は完全に肉
塊25を押えることができず、スライス片の厚さに不揃い
が生ずる。
また、上部コンベア8が丸刃2に当り上部コンベア8及
び丸刃2を損傷するという欠点がある。さらに、丸刃2
に上部コンベア8が当たり、上部コンベア8を丸刃2で
切ってしまったときに生じた切り屑が、スライス片の中
に入ってしまうといった衛生上大きな問題が生じてい
た。
本考案の目的は、従来の欠点をなくし、上部肉送り装置
を確実に肉箱に接続できるようにすることである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の目的は、機台の片隅に回転駆動される丸刃と、
前記機台上に前記丸刃に向けて往復駆動する肉箱を設
け、前記肉箱の両側板の外側に設けた支点に手前側アー
ム、奥側アームを丸刃側に揺動自在にそれぞれ支承し、
前記手前側アームと奥側アーム間に上部コンベアを装着
し、前記手動側アームは肉箱の手前側側板から着脱可能
として上部コンベアを肉箱の奥側に揺動自在にした食肉
スライサーにおいて、前記手前側アームの内側にガイド
ピンを突設し、前記肉箱の手前側側面には、前記手前側
側面に固定された手前側アームと嵌合し手前側アームの
支点となる二面幅を有する異形の丸形ピンを設け、前記
手前側側板に固定したピンにより揺動自在なストッパー
ガイドを設け、前記ストッパーガイドは前記手前側アー
ムを奥側に揺動させる場合のみ前記ガイドピンの移動を
阻止することにより達成される。
〔作用〕
上記したような構成により、上部肉送り装置を奥側から
手前側へ揺動させ、丸形ピンに手前側アームを装着する
手順について説明する。上部肉送り装置が奥側から手前
側へ揺動すると、手前側アームのガイドピンはガイドに
案内されて、ストッパーガイドを回動させ、丸形ピンに
手前側アームの支点穴が嵌合したところで、ガイドピン
はストッパーガイドとの当接から外れ、ストッパーガイ
ドは自重で元の位置に戻る。よって、ワンタッチで装着
できるので、装着ミスが生じることは全くない。
上部肉送り装置を奥側へ揺動させる場合は、ストッパー
ガイドを手で揺動することにより手前側アームを奥側へ
揺動させることができる。よって、手前側アームを丸形
ピンに装着するときだけワンタッチで行え、装着したあ
とは奥側への移動が阻止され、ストッパーガイドを手で
操作することにより奥側への移動が可能となる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図〜第8図を用いて説明する。第
1図は本考案の一実施例を示す食肉スライサーの正面
図、第2図は第1図のA方向から見た矢視拡大図、第3
図は第2図のB方向から見た矢視図、第4図及び第5図
は第1図の上部肉送り装置の支点部の装着過程の正面
図、第6図は第4図の側面図、第7図は第4図の装着後
の正面図、第8図は第7図の側面図である。
図において、機台1の片隅には図示しないモータにより
回転駆動する丸刃2を設け、丸刃2に向けて往復駆動
(第1図から見て手前から奥方向)される肉箱3が機台
1上に設けられている。下部コンベア4は肉箱3の内側
下部に装着され、上部肉送り装置5は肉箱3の上側に配
置され、第2図から見て左側を手前側、右側を奥側とし
て、手前側アーム6と奥側アーム7と両アーム6,7の上
部の間に装着した上部コンベア8で上部肉送り装置5を
構成している。後で詳細に説明するが、手前側アーム6
と奥側アーム7の下端は肉箱3の両側板の外側に軸支さ
れ、上部肉送り装置5は第1図の2点鎖線に示すように
丸刃2側へ摺動可能となる。
肉箱3内に肉塊25を入れ、上部肉送り装置5を丸刃2側
へ揺動させて上部コンベア8で肉塊25の上部を押さえ、
肉箱3が1往復するごとに肉塊25は上部コンベア8、下
部コンベア4により回転する丸刃2側に送られ順次薄切
りされる。
第2図及び第3図に示すように、奥側アーム7の下端は
アームホルダ9に固定された軸10に軸支し、アームホル
ダ9は肉箱3の奥側側板11に固定したベースホルダ12に
軸10と直角方向に固定された支持軸13で軸支されてい
る。上部肉送り装置5は第2図に2点鎖線に示すように
手前側から奥側へ(第2図から見て左右方向)揺動可能
となる。アームホルダ9には奥側アーム7の反丸刃2側
への揺動を規制するストッパ14と奥側アーム7の奥側へ
の揺動を規制するストッパ15が設けられている。
第4図〜第8図に示すように、手前側側板16には、二面
幅17aを有する丸形ピン17が軸10の軸心と同心となるよ
うに固定され、手前側アーム6の下端に、丸形ピン17の
外径に嵌合する丸形の支点穴18と二面幅17aに遊嵌する
切欠き部19を形成する。手前側アーム6の内側面6aから
ガイドピン21を手前側側板16方向に突設させている。ガ
イド22は、手前側側板16に固定され、手前側アーム6が
奥側へ揺動するときに、ガイドピン21の軌跡に沿う形状
とし、後述するストッパーガイド23の回動を規制する。
手前側側板16にはストッパーガイド23が回動自在にピン
24で固定され、ストッパーガイド23の上面の一部に傾斜
面23aで仕切った凹部23bを形成している。
上記構成において、上部肉送り装置5を奥側から手前側
へ揺動させ、丸形ピン17に手前側アーム6を装着する手
順について説明する。上部肉送り装置5が奥側から手前
側へ揺動すると、手前側アーム6のガイドピン21はガイ
ド22に案内されて、ストッパーガイド23の凹部23b上を
通り傾斜面23aに当接する。ストッパーガイド23はガイ
ドピン21に押されて矢印D方向に回動し、第7図に示す
ように丸形ピン17に手前側アーム6の支点穴18が嵌合し
たところで、ガイドピン21はストッパーガイド23との当
接から外れ、ストッパーガイド23は自重で元の位置に戻
る。よって、ワンタッチで装着できるので、装着ミスが
生じることは全くない。
この状態で、上部肉送り装置5を奥側へ揺動させようと
すると、ガイドピン21がストッパーガイド23の側面23c
に当接し、ストッパーガイド23は逆D方向に回転力が生
じるが、ガイド22によりストッパーガイド23の回動が阻
止されているため、丸形ピン17と手前側アーム6の嵌合
状態が解除されることはなく、奥側への上部肉送り装置
5の揺動は不可能となり、スライス作業中に不用意に上
部肉送り装置5が肉箱3の移動で奥側へ揺動してしまう
こともない。
上部肉送り装置5を奥側へ揺動させる場合は、ストッパ
ーガイド23を手で矢印D方向に回動させて、ガイドピン
21の移動軌跡にストッパーガイド23の凹部23bを連通さ
せることで、丸形ピン17と手前側アーム6との着脱が可
能となり、手前側アーム6を奥側へ揺動することができ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、上部肉送り装置の手前側アームの支点
部の着脱において、手前側アームに設けたガイドピンと
肉箱の手前側側板に設けたストッパーガイドにより、手
前側アームを丸形ピンに装着するときだけワンタッチで
行え、装着したあとは奥側への移動が阻止され、ストッ
パーガイドを手で操作することにより奥側への移動が可
能となるようにしたので、上部肉送り装置の装置ミスを
確実に防ぐことができる。
また、装着ミスが起こらないため機体を損傷することも
なく、不用意に上部肉送り装置が奥側へ移動してしまう
こともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す食肉スライサーの正面
図、第2図は第1図のA方向から見た矢視拡大図、第3
図は第2図のB方向から見た矢視図、第4図及び第5図
は第1図の上部肉送り装置の支点部の装着過程の正面
図、第6図は第4図の側面図、第7図は第4図の装着後
の正面図、第8図は第7図の側面図、第9図は従来技術
の上部肉送り装置の支点部の装着過程の正面図、第10図
は第9図の側面図、第11図は第9図の支点部の装着後の
正面図、第12図は第11図の側面図である。 図において、5は上部肉送り装置、6は手前側アーム、
16は手前側側板、17は丸形ピン、17aは二面幅、18は支
点穴、19は切欠き部、21はガイドピン、22はガイド、23
はストッパーガイド、23aは傾斜面、23bは凹部、23cは
側面、24はピンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台の片隅に回転駆動される丸刃と、前記
    機台上に前記丸刃に向けて往復駆動する肉箱を設け、前
    記肉箱の両側板の外側に設けた支点に手前側アーム、奥
    側アームを丸刃側に揺動自在にそれぞれ支承し、前記手
    前側アームと奥側アーム間に上部コンベアを装着し、前
    記手前側アームは肉箱の手前側側板から着脱可能として
    上部コンベアを肉箱の奥側に揺動自在にした食肉スライ
    サーにおいて、前記手前側アームの内側にガイドピンを
    突設し、前記肉箱の手前側側面には、前記手前側側面に
    固定された手前側アームと嵌合し手前側アームの支点と
    なる二面幅を有する異形の丸形ピンを設け、前記手前側
    側板に固定したピンにより揺動自在なストッパーガイド
    を設け、前記ストッパーガイドは前記手前側アームを奥
    側に揺動させる場合のみ前記ガイドピンの移動を阻止し
    たことを特徴とする食肉スライサーの上部肉送り装置。
JP10676490U 1990-10-11 1990-10-11 食肉スライサーの上部肉送り装置 Expired - Lifetime JPH0739591Y2 (ja)

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JPH0463394U JPH0463394U (ja) 1992-05-29
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