JPH0739519Y2 - 粉末圧延装置 - Google Patents

粉末圧延装置

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JPH0739519Y2
JPH0739519Y2 JP5757590U JP5757590U JPH0739519Y2 JP H0739519 Y2 JPH0739519 Y2 JP H0739519Y2 JP 5757590 U JP5757590 U JP 5757590U JP 5757590 U JP5757590 U JP 5757590U JP H0739519 Y2 JPH0739519 Y2 JP H0739519Y2
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JP
Japan
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roll
powder
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angle adjusting
biting angle
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JP5757590U
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JPH0417393U (ja
Inventor
智俊 望月
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は粉末圧延装置に関するものである。
[従来の技術] 第3図及び第4図は従来の粉末圧延装置の一例を示す概
略図であり、図中aは互いに適宜の間隔をおいて回転す
る一対のロール、bは該各ロールa間の上方に粉末cを
供給するホッパ、dは該ホッパbの粉末供給口、eは前
記各ロールaの外周と略等しい曲率を有し且つ圧延幅に
適合した幅寸法と各ロールa外周面の約四半分を覆う長
さ寸法を有する円筒面状の噛込み角調整板、fは前記各
ロールaにより成形されるグリーンシート、gは該グリ
ーンシートfの各ロールa間からの引出し点、Oは各ロ
ールaの中心(軸線)、hは前記各噛込み角調整板eの
先端iと各ロールaの軸線Oとを結ぶ線のロールa外周
との交点、jはロールギャップを示す。
而して、各噛込み角調整板eを夫々各ロールa外周面に
沿って第3図中矢印Aで示す方向に移動させることによ
り、各噛込み角調整板eの先端iが各ロールa表面を覆
わない部分の弧長、言い換えれば、各ロールaの粉末c
に対する噛込み角α(ロールaの中心Oとグリーンシー
トfの引出し点gを結ぶ線と、ロールaの中心Oと前記
交点hを結ぶ線とがなす角)を設定し、然る後、一対の
ロールaを相対向部が下方へ回動するよう回転駆動する
と、ホッパb内部の粉末cは粉末供給口dを介してロー
ルギャップjに向けて流動し、該各ロールaにより圧延
されてグリーンシートfが成形される。
[考案が解決しようとする課題] 上記した如き従来の粉末圧延装置においては、各噛込み
角調整板eの対向する相互の先端iが、第4図に示すよ
うに互いに平行をなす直線状に形成されており、前述し
た各ロールaの粉末cに対する噛込み角αは、前記ロー
ルa幅方向に一定に設定されていた。
しかしながら、噛込み角αがロールa幅方向に一定に設
定されていると、粒径が30ミクロン以下の粉末cでは、
グリーンシートfの幅方向中央部にクラックや割れを生
じてしまい、正常なグリーンシートfを成形できないこ
とがあった。
そこで、考案者らがホッパbの粉末供給口dから流下し
て各ロールa間上側に溜まる粉末cの流動状態を調べた
ところ、第4図中矢印Bで示すように各ロールaの幅方
向中央部から該方向端部に向かう粉末cの移動が認めら
れ、斯かる粉末cの移動に起因してグリーンシートfの
幅方向中央部の板厚及び密度が低下し、前記グリーンシ
ートfの幅方向中央部にクラックや割れを生じることが
わかった。
本考案は上述の実状に鑑みて成したもので、グリーンシ
ートの幅方向中央部にクラックや割れを生じることな
く、幅方向に均一な圧延密度のグリーンシートを成形し
得る粉末圧延装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は水平且つ平行に配設された一対のロール間の上
方に粉末を供給するホッパを備え、且つ前記各ロールの
上部に夫々各ロールの外周面と略等しい曲率を有する円
筒面状の噛込み角調整板を前記各ロールの軸線を中心と
して円周方向へ回動自在に備えた粉末圧延装置におい
て、前記各噛込み角調整板相互の対向する各先端の幅方
向略中央部に反対向側に向け後退する凹部を形成したこ
とを特徴とするものである。
[作用] 従って本考案では、各噛込み角調整板を各ロールの軸線
を中心として円周方向に回動して位置決めした後、各ロ
ールを回転駆動してホッパから供給される粉末を圧延す
る際に、前記各ロールの粉末に対する噛込み角のロール
幅方向の分布は、前記各噛込み角調整板相互の対向する
各先端に形成した凹部によって、ロール幅方向両側から
中央部に向かうにつれ徐々に大きな噛込み角となるよう
に変化しており、前記粉末に対する各ロールの圧縮域
は、その幅方向端部から中央部に向かうにつれ円周方向
に長い範囲となる。その為、前記各ロールの圧縮域が長
く存在する幅方向略中央部では、粉末のロールギャップ
に向かう流動性(下方に向かう流動性)が相対的に促進
され、前記各ロール間上側に溜まる粉末のロール幅方向
中央部から端部に向かう流動性が減少する。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例であり、互いに平
行に適宜の間隔をおいて回転する一対のロール1を水平
に配設し、該各ロール1の幅方向に所要の間隔を隔てて
一対のサイドプレート2を垂直に並設し、該各サイドプ
レート2の両端部をロール1幅方向にわたした連結材3
で連結する。
ここで、前記サイドプレート2の中央部の下縁は、各ロ
ール1の外周に沿うように形成され、各サイドプレート
2の両翼部分4の下縁は、各ロール1の外周の頂部から
左右へ水平に延びて所要の長さを有している。
又、前記サイドプレート2間には、ロール1幅方向に延
びる一対の案内板5をV字状に配設し、該各案内板5と
前記各サイドプレート2の各ロール1間上方にある部分
とによって、下部に粉末6を供給する為の粉末供給口7
を有するホッパ8を構成する。
又、前記各サイドプレート2の両翼部分4には、各ロー
ル1の中心(軸線)Oを夫々中心とする円弧状のガイド
スリット9を形成し、前記両翼部分4上縁は前記ガイド
スリット9と同心の円弧状に形成し、サイドプレート2
前面の前記ガイドスリット9と前記上縁との間に、噛込
み角α調整時に目安となるよう等間隔に目盛10を刻設す
る。
更に、前記各サイドプレート2間に、前記各ロール1の
外周と略等しい曲率を有し且つ前記各サイドプレート2
の間隔に適合した幅寸法と各ロール1外周面の約四半分
を覆う長さ寸法の円筒面状の噛込み角調整板11を対向配
置し、該噛込み角調整板11が各ロール1の軸線Oを中心
としてロール1外周面に沿って回動できるようにする。
ここで、前記各噛込み角調整板11相互の対向する各先端
12の幅方向中央部に、夫々反対向側に向け後退する凹部
13を形成する。
更に、前記各噛込み角調整板11における前記ロール1の
頂部付近にある部分に両サイドプレート2間に位置して
各ロール1の半径方向に延びるガイドバー14を立設し、
前記ガイドスリット9の位置に合致するガイドバー14幅
方向両側箇所にねじ穴を設け、該ねじ穴に前記ガイドス
リット9を通して蝶ボルト15を螺合し、前記ガイドバー
14の頭部に前記目盛10を支持する指針16を設ける。
尚、図中17は各ロール1により成形されたグリーンシー
ト、18は該グリーンシート17の各ロール1間からの引出
し点、19は噛込み角調整板11の先端12とロール1の軸線
Oとを結ぶ線とロール1の外周との交点、20はロールギ
ャップを示す。
以下、作動を説明する。
蝶ボルト15を緩め、ガイドバー14をガイドスリット9に
沿わせて移動することにより、噛込み角調整板11をロー
ル1の軸線Oを中心として回動し、噛込み角調整板11の
先端12がロール1の表面を覆わない部分の弧長、言い換
えると、ロール1の粉末6に対する噛込み角α(ロール
1の軸線Oとグリーンシート17の引出し点18を結ぶ線
と、ロール1の軸線Oと前記交点19を結ぶ線とがなす
角)を、予め該噛込み角αと照合してある目盛10に指針
16を合わせて設定した後、蝶ボルト15を締めつけること
により噛込み角調整板11の位置を定める。
然る後、一対のロール1を相対向部が下方へ回動するよ
う回転駆動すると、ホッパ8内部の粉末6は粉末供給口
7を介して各ロール1間に向けて流動し、該各ロール1
により圧延される。
この時、前記噛込み角αの各ロール1幅方向の分布は、
前記各噛込み角調整板11の対向する各先端12に形成した
凹部13により、ロール1幅方向端部から中央部に向かう
につれ徐々に大きな噛込み角αとなるように変化してお
り、ホッパ8の粉末供給口7から流下して各ロール1間
上側に溜まる粉末6に対する前記各ロール1の圧縮域
は、その幅方向端部から中央部に向かうにつれ円周方向
に長くなる。
その為、前記各ロール1の圧縮域が長く存在する幅方向
中央部付近では、粉末6のロールギャップ20に向かう流
動性(下方へ向かう流動性)が相対的に促進され、前記
各ロール1間上側に溜まる粉末6のロール1幅方向中央
部から端部に向かう流動性が減少し、幅方向に均一な板
厚及び密度を有したグリーンシート17が成形される。
尚、前記噛込み角調整板11の先端12に形成する凹部13の
形状は、各ロール1間上側に溜まる粉末6のロール1幅
方向中央部から端部に向かう流動性に応じて、グリーン
シート17の幅方向の板厚及び密度が丁度均一になるよう
予め設定されていることは勿論である。
従って本考案によれば、グリーンシート17の幅方向中央
部にクラックや割れを生じることなく、幅方向に均一な
板厚及び密度有したグリーンシートを成形することがで
きる。
尚、本考案の粉末圧延装置は、上述の実施例にのみ限定
されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の粉末圧延装置によれば、各
噛込み角調整板相互の対向する各先端に形成した凹部に
より、ロール幅方向略中央部での粉末のロールギャップ
に向かう流動性(下方に向かう流動性)を相対的に促進
して、前記各ロール間上側に溜まる粉末のロール幅方向
中央部から端部に向かう流動性を減少することができる
ので、グリーンシートの幅方向中央部にクラックや割れ
を生じることなく、幅方向に均一な板厚及び密度を有し
たグリーンシートを成形することができる優れた効果を
奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部を切り欠いた正面図、
第2図は第1図のII−II方向から見たホッパを図示しな
い矢視図、第3図は従来例を示す断面図、第4図は第3
図のIV−IV方向の矢視図である。 図中1はロール、6は粉末、8はホッパ、11は噛込み角
調整板、12は先端、13は凹部、Oはロールの中心(軸
線)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平且つ平行に配設された一対のロール間
    の上方に粉末を供給するホッパを備え、且つ前記各ロー
    ルの上部に夫々各ロールの外周面と略等しい曲率を有す
    る円筒面状の噛込み角調整板を前記各ロールの軸線を中
    心として円周方向へ回動自在に備えた粉末圧延装置にお
    いて、前記各噛込み角調整板相互の対向する各先端の幅
    方向略中央部に反対向側に向け後退する凹部を形成した
    ことを特徴とする粉末圧延装置。
JP5757590U 1990-05-31 1990-05-31 粉末圧延装置 Expired - Lifetime JPH0739519Y2 (ja)

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JP5757590U JPH0739519Y2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 粉末圧延装置

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JP5757590U JPH0739519Y2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 粉末圧延装置

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JPH0417393U JPH0417393U (ja) 1992-02-13
JPH0739519Y2 true JPH0739519Y2 (ja) 1995-09-13

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