JPH0739487A

JPH0739487A - 掃除機の吸い込み補助器具

Info

Publication number: JPH0739487A
Application number: JP18785093A
Authority: JP
Inventors: Eiji Yoshida; 英次吉田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-07-29
Filing date: 1993-07-29
Publication date: 1995-02-10

Abstract

(57)【要約】【目的】狭い溝や、角、凹凸のある場所などを掃除し
易くする。【構成】吸い込み部４の各小径管３の端の周縁には、
複数の毛６が設けられている。これらの毛６は、小径管
３の端の周縁の半分だけに設けられ、他の半分には、設
けられていない。この吸い込み部４は、合成樹脂製であ
って、この吸い込み部４の全体が一体成形によって形成
されている。したがって、各小径管３と、多数の毛６も
一体成形されたものである。この吸い込み部４を掃除機
の吸引ホースに接続し、この掃除機を作動させると、吸
い込み部４の各小径管３に空気が吸い込まれる。このと
きに吸い込み部４の各小径管３を掃除の対象に押し付け
ると、この掃除の対象が複雑な形状であっても、これら
の小径管３がそれぞれ独自に掃除の対象に接触するの
で、これらの小径管３は、この掃除の対象のゴミや埃を
残さずに吸い込む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、掃除機の吸引ホース
の先端に取り付けられ、ゴミや埃の吸い込み口となる掃
除機の吸い込み補助器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の器具としては、例えば実
願昭５６−４８５６７号公報に記載の「ホコリ及び小ゴ
ミ取り用掃除機先端部」がある。この器具は、合成樹脂
製の複数の小径管を並設したものであり、掃除機の吸引
ホースに接続されて、各小径管からゴミや埃を吸い込
む。この器具を用いると、狭い溝や、角、凹凸のある場
所などを掃除し易いという利点がある。

【０００３】また、各小径管の端には、複数の毛が設け
られており、これらの毛によって、ゴミや埃を掻き落と
すことができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の器具では、複数の毛を小径管の端に植え込んでいた
ので、この器具の製造のために手間と時間を要し、コス
トの低減が困難であった。また、この器具は、掃除の対
象と接触して擦れ合うが、各毛を小径管の端に植え込ん
でいるだけなので、これらの毛が抜けて落ち易いという
欠点があった。さらに、この器具は、首振り機能、つま
り吸引ホースに対する各小径管の向きを変更するための
機能を持たないので、使い勝手が悪かった。

【０００５】そこで、この発明の課題は、製造が容易で
あって、コストの低減を図ることができ、また小径管の
端の各毛が充分な耐久性を持ち、さらに使い勝手が良い
掃除機の吸い込み補助器具を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明においては、小径管の端の周縁の一部から
は、複数の毛が延在しており、小径管と各毛は、合成樹
脂製であって、一体成形により形成されている。

【０００７】また、別の発明においては、吸い込み補助
器具の吸い込み口と掃除機の吸引ホースを連結部を介し
て連結しており、この連結部は、吸い込み口と吸引ホー
スのうちの一方に接続される球体凸部と、他方に接続さ
れる球体凹部とからなり、球体凸部が球体凹部に嵌め込
まれ、これらの球体凸部と球体凹部の内側には、吸い込
み口から吸引ホースに至る吸引経路が形成されている。

【０００８】

【作用】この発明によれば、小径管の端の周縁の一部に
複数の毛が設けられている。すなわち、小径管の端の周
縁の全体に複数の毛が在るわけではない。このため、小
径管の端からの空気の吸い込みが各毛によって妨げられ
ることはない。また、小径管と各毛は、一体成形された
ものなので、これらの毛が小径管の端から簡単に抜け落
ちることはない。

【０００９】また、別の発明によれば、連結部は、球体
凸部と、球体凹部からなり、球体凸部が球体凹部に嵌め
込まれている。これらの球体凸部と球体凹部を吸い込み
口と吸引ホースにそれぞれ接続するので、球体凸部を球
体凹部の内側で回転させることにより、吸引ホースに対
する吸い込み口の向きを変更できる。

【００１０】

【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。

【００１１】図１は、この発明に係わる吸い込み補助器
具の一実施例を正面から見て示す断面図であり、図２
は、この実施例の器具を側方から見て示す断面図であ
る。また、図３は、図１のＡ−Ａに沿って切断して見た
断面図である。さらに、図４は、この実施例の器具を部
分的に示す斜視図である。

【００１２】これらの図に示すように、この器具は、掃
除機の吸引ホース１に差し込まれる差し込み部２と、複
数の小径管３を有する吸い込み部４と、差し込み部２と
吸い込み部４を連結する回転連結部５とを備えている。

【００１３】回転連結部５の下端には、吸い込み部４の
上端が嵌め込まれ、これにより吸い込み部４が回転連結
部５に接続される。

【００１４】差し込み部２の下側には、球体凹部２ａが
形成され、また回転連結部５の上側には、球体凸部５ａ
が形成されている。回転連結部５の球体凸部５ａは、差
し込み部２の球体凹部２ａに嵌め込まれ、球体凹部２ａ
の内側で回転する。これにより、吸い込み部４を回転連
結部５と共に回転させて、各小径管３の向きを変更でき
る。

【００１５】なお、差し込み部２の球体凹部２ａによっ
て回転連結部５の球体凸部５ａが適宜に締め込まれてい
るので、吸い込み部４の姿勢が簡単に崩れることなく保
持される。

【００１６】図５は、図４の部分Ｂを拡大して示してい
る。この図５から明らかなように、吸い込み部４の小径
管３の端の周縁には、複数の毛６が設けられている。こ
れらの毛６は、図６に示すように小径管３の端の周縁の
半分だけに設けられ、他の半分には、設けられていな
い。

【００１７】図３に示す第１列目３−１と第２列目３−
２の各小径管３は、図４に示すようにそれぞれの端の周
縁の下側半分に各毛６が設けられている。また、図３に
示す第３列目３−３と第４列目３−４の各小径管３は、
図４に示すようにそれぞれの端の上側半分に各毛６が設
けられている。これにより、各小径管３の外側方向の吸
い込みが各毛６によって妨げられないようにしている。

【００１８】吸い込み部４は、合成樹脂製であって、こ
の吸い込み部４の全体が一体成形によって形成されてい
る。したがって、各小径管３と、多数の毛６も一体成形
されたのであって、これらの毛６は、各小径管３の端に
植え込まれたものではない。このため、この実施例の器
具は、従来の器具のように、植毛の手間を掛ける必要が
ない。

【００１９】また、吸い込み部４ばかりでなく、差し込
み部２と回転連結部５も合成樹脂を成形したものであ
る。このため、この実施例の器具は、差し込み部２、吸
い込み部４、および回転連結部５を成形し、これらを組
み立てるという簡単な工程で製作することができ、コス
トの低減を図ることができる。

【００２０】さて、掃除機を作動させると、吸い込み部
４の各小径管３に空気が吸い込まれ、この空気が回転連
結部５および差し込み部２を介して吸引ホース１に流れ
る。このとき、吸い込み部４の各小径管３を掃除の対象
に押し付けると、この掃除の対象が複雑な形状であって
も、これらの小径管３がそれぞれ独自に掃除の対象に接
触するので、これらの小径管３は、この掃除の対象のゴ
ミや埃を残さずに吸い込む。

【００２１】また、掃除の対象にゴミや埃が付着してい
ても、これらのゴミや埃を各小径管３の多数の毛６によ
って掻き落としてから、これらのゴミや埃を各小径管３
に吸い込むことができる。しかも、先に述べたように小
径管３の端の周縁の半分だけに各毛６が設けられている
ので、これらの毛６によって小径管３の端が塞がれるこ
とはなく、ゴミや埃の速やかなる吸い込みは妨げられな
い。

【００２２】さらに、各小径管３と、多数の毛６は、先
に述べたように一体成形されたものなので、これらの毛
６を掃除の対象に擦り付けても、これらの毛６が抜け落
ちるようなことはなく、充分な耐久性が得られる。

【００２３】また、先に述べたように吸い込み部４を回
転連結部５と共に回転させて、各小径管３の向きを変更
できるので、各小径管３を掃除の対象に接触させ易く、
使い勝手が良い。

【００２４】

【効果】以上説明したように、この発明によれば、小径
管の端の周縁の一部に複数の毛が設けられており、これ
らの毛によって、掃除の対象物に付着しているゴミや埃
を掻き落とすことができる。これらの毛は、小径管の端
の周縁の全体に在るわけでないので、小径管の端からの
空気の吸い込みが各毛によって妨げられることはない。
また、小径管と各毛は、一体成形されたものなので、こ
れらの毛が小径管の端から簡単に抜け落ちることはな
く、充分な耐久性が得られる。さらに、従来の器具のよ
うに、植毛の手間を掛ける必要がなく、製造工程が簡単
なため、コストの低減を図ることができる。

【００２５】また、別の発明によれば、吸い込み口と吸
引ホースを連結部を介して接続し、吸引ホースに対する
吸い込みの向きを変更できるようにしているので、使い
勝手が良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係わる吸い込み補助器具の一実施例
を正面から見て示す断面図

【図２】この実施例の器具を側方から見て示す断面図

【図３】図１のＡ−Ａに沿って切断して見た断面図

【図４】この実施例の器具を部分的に示す斜視図

【図５】図４の部分Ｂを拡大して示す斜視図

【図６】この実施例の器具の小径管を示す平面図

【符号の説明】

１吸引ホース２差し込み部３小径管４吸い込み部５回転連結部６毛

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の小径管を備え、掃除機の吸引ホー
スの先端に取り付けられて、各小径管から空気を吸い込
む掃除機の吸い込み補助器具において、小径管の端の周縁の一部からは、複数の毛が延在し、小径管と各毛は、合成樹脂製であって、一体成形により
形成された掃除機の吸い込み補助器具。
【請求項２】掃除機の吸引ホースの先端に取り付けら
れ、ゴミや埃の吸い込み口となる掃除機の吸い込み補助
器具において、吸い込み口と掃除機の吸引ホースを連結する連結部を備
え、この連結部は、吸い込み口と吸引ホースのうちの一方に
接続される球体凸部と、他方に接続される球体凹部とか
らなり、球体凸部が球体凹部に嵌め込まれ、これらの球体凸部と球体凹部の内側には、吸い込み口か
ら吸引ホースに至る吸引経路が形成された掃除機の吸い
込み補助器具。