JPH0739385Y2 - 乗用田植機に付設する繰出装置 - Google Patents

乗用田植機に付設する繰出装置

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JPH0739385Y2
JPH0739385Y2 JP7840489U JP7840489U JPH0739385Y2 JP H0739385 Y2 JPH0739385 Y2 JP H0739385Y2 JP 7840489 U JP7840489 U JP 7840489U JP 7840489 U JP7840489 U JP 7840489U JP H0739385 Y2 JPH0739385 Y2 JP H0739385Y2
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JP
Japan
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feeding device
hose
distributor
fertilizer
rice transplanter
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JP7840489U
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Inventor
康治 福光
広昭 大石
Original Assignee
多木農工具株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は乗用田植機の本機側に施肥機等を設けた場合に
於ける空気式の繰出装置に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から田植機の植付爪側方に施肥を行う側条施肥機は
公知となっており、これらは植付爪を駆動する植付ミッ
ションケース上方に植付条数と同数の繰出装置を設け、
それぞれ植付部の側方に肥料を落下させて施肥を行う構
成となっていたのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしこのような構成であると、施肥機の繰出装置は植
付爪の数だけ必要となるので、部品点数が増加してコス
トが高くなり、植付部の後端上に施肥機が配設されるた
めに重心が後方へ移動しバランスが悪くなっていたので
ある。また、従来の施肥機は繰出部から自然落下により
圃場面に肥料を落下させていた為に、繰出装置からパイ
プを経て落下した肥料はパイプ下端において水しぶき等
がかかるホースの落下口で付着して詰まりが生じること
があったのである。
本考案は乗用田植機の植付装置側の回転を繰出装置の駆
動部とすることなく、走行装置側に汎用的な繰出装置を
付設し、植付装置を取り払っても、播種装置や施肥装置
として利用できるような空気搬送式の乗用田植機に付設
する繰出装置を構成したものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案はこのような不具合を解消するために、次の如く
構成したものである。
ファン3により吐出する圧縮空気をホッパー19下部の繰
出装置10部を通過させ、該繰出装置10が繰り出した繰出
物と共に分配器22へ送風移送し、該分配器22により各条
毎に均等に分配し、該分配器22の吐出側に分岐コック23
を設け、該分岐コック23より吐出ホース25・25・・・と
バイパスホース26・26・・・に分岐し、吐出ホース25を
施肥部に連通し、バイパスホース26をホッパー19側に還
流させたものである。
また、乗用田植機に付設する繰出装置において、繰出装
置10を後輪11の駆動軸11a周辺に配設し、該繰出装置10
と植付装置Bとの間の位置に、分配器22を配置したもの
である。
(ホ)考案の実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面に示した
実施例の構成を説明すると。
第1図は本考案の乗用田植機に付設する繰出装置を装備
した田植機全体側面図、第2図は同じく平面図、第3図
は空気式繰出装置の側面図である。
乗用田植機の前部にエンジン室1を設け、該エンジン室
1の後部上にステアリングハンドル2を突出し、前記エ
ンジン室1側面にファン3を固設し、エンジンの動力に
よりファン3を駆動すべく構成している。
該ファン3の吐出口3aにはホース5を介して圧縮空気を
貯蔵し、吐出空気の脈流を無くす為のエアチャンバー4
と連通され、該エアチャンバー4は機体フレーム6前端
下部に配設され、該エアチャンバー4の吐出口4a・4aに
はホース7・7が連通されている。
該ホース7・7はエアチャンバー4後端から両側のステ
ップ下部、フェンダー下部を通って走行部Cと植付装置
Bの間に設けた分配柱22bと分配器22に連通され、該ホ
ース7・7の中途部上において施肥器Aの繰出装置10下
端と連通されている。
即ち、実施例においては施肥機Aを付設しているが、播
種機や施肥播種機であっても良いものである。
施肥機Aは後輪11・11の駆動軸11a上方の座席12の両側
に配設され、施肥機Aの繰出装置10は繰出ロール13が内
装され、該繰出ロール13の駆動軸14にはフレキシブルワ
イヤー15が連結され、該フレキシブルワイヤー15の他端
はミッションケース16後端より突設したギヤボックス17
に連接されて繰出駆動軸14が駆動されるのである。
該ギヤボックス17はミッションケース16より突出したPT
O軸を入力軸として嵌合し、該ギヤボックス17から変速
して繰出装置用の出力軸と植付装置Bの出力軸を突出し
ているのである。
前記施肥機Aはホッパー19と繰出装置10と漏斗20により
構成されており、繰出装置10の上部にはホッパー19が載
置され、下部には漏斗20が連通され、該漏斗20下端が前
記ホース7と連通され、繰出装置10にて繰り出された肥
料等の繰出物をホース7内に落下させるのである。該ホ
ース7の他端は分配柱22bを介して分配器22と連通さ
れ、分配器22は施肥器Aと同数設けられ、該分配器22は
本実施例では三つの分岐パイプ22a・22a・22aが突出さ
れ、条数が多いタイプではその条数の数に合わせて分岐
パイプが放射状に突出され、略均等に分配できるように
構成している。
前記分岐パイプ22aには分岐コック23が連通され、該分
岐コック23の一方には植付装置Bの作溝器24と連通する
吐出ホース25と連通され、他方にはバイパスホース26と
連通され、該バイパスホース26の他端は分岐管27と連通
して他のバイパスホース26・26を集合し、ホッパー19の
上部と連通している。
そして、前記分岐コック23は吐出ホース25、或いはバイ
パスホース26のいずれかに送風できるように切り換え条
止めを可能としている。
即ち、条止めをしたときは分岐パイプ22aから分岐コッ
ク23を経てバイパスホース26に入り、肥料と共にホッパ
ー19へ還流され、条止めした分が他のホース25へ流れて
肥料が増加して施肥量が変わることを防止している。
植付装置Bはミッションケース16後端に三点リンク式作
業機装着装置を介して装着され、植付ミッションケース
18上方には苗載台29を、植付ミッションケース18下方に
はフロート30を、植付ミッションケース18後端には植付
爪31を配設して、前記植付爪31側方のフロート30に作溝
器24を固設し、該作溝器24に前記ホース25の端部が連通
され、植付苗の側方に肥料が施肥されるべく構成されて
いる。
本考案の乗用田植機に付設する繰出装置は、植付装置B
を外してもそのまま付設しておくことができ、植付装置
Bの回転部から駆動力を得ていないので、植付装置Bを
外した状態でも、施肥機や播種機として独立して使用す
ることが出来るものである。
(ヘ)考案の作用 このような構成において、施肥機の繰出装置10から繰り
出された肥料はホース7内に落下して送風により分配柱
22bから分配器22側へ移送され、該分配器22により均等
に分配されて吐出ホース25より作溝器24後部へ放出さ
れ、送風により詰まりもなく強制的に圃場面上へ施肥さ
れるのである。
そして、条止めを行う時には分配器22とホース25の間に
介装した分岐コック23を切り換え、該分岐コック23から
送風及び肥料がバイパスホース26よりホッパー19に還流
され、肥料の分量が分配器22において変わることなく、
条止めを行っても均等に施肥が行われるのである。
(ト)考案の効果 以上のような構成により本考案は次のような効果が得ら
れるのである。
第1に、施肥機が本機上に配設されるので、植付部の重
量増加をわずかに増加するだけとなり、重量バランスを
くずしたり、フロントウエイトを装着したりする必要が
なくなり、また、繰出量の調節や肥料の残量確認も座っ
たままできるようになったのである。
第2に、一つの繰出装置から複数の作溝器へ肥料を送出
することができるようになり、部品点数の減少及びコス
ト低減化を図ることができたのである。
第3に、エアーにより肥料を強制的に搬送するので、ホ
ースが途中で曲がっていても落下速度が遅くなったり、
途中で詰まることがなく、作溝器における吐出部におい
ても、水しぶき等により肥料が付着しても送風により排
除され、確実に施肥が行えるようになったのである。
第4に、分配器を走行部Cと植付部Bの間に配設したの
で、デッドスペースを有効利用することができ、条止め
も田植機から降りてクラッチを操作することなく座った
まま操作できるようになったのである。
第5に、ファン3や繰出装置10の駆動を植付装置Bから
取り出していないので、該植付装置Bを走行装置Cから
外した場合においても、乗用田植機に付設する繰出装置
のみで使用することができ、乗用田植機を田植時以外の
水稲の成育時の管理作業に用いることが出来るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の施肥機を装備した田植機全体側面図、
第2図は同じく平面図、第3図は施肥機側面図である。 A……施肥器 B……植付装置 C……走行部 4……エアチャンバー 7……ホース 10……繰出装置 11……後輪 11a……駆動軸 19……ホッパー 20……漏斗 22……分配器 23……分岐コック 24……作溝器 25……吐出ホース 26……バイパスホース

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファン3により吐出する圧縮空気をホッパ
    ー19下部の繰出装置10部を通過させ、該繰出装置10が繰
    り出した繰出物と共に分配器22へ送風移送し、該分配器
    22により各条毎に均等に分配し、該分配器22の吐出側に
    分岐コック23を設け、該分岐コック23より吐出ホース25
    ・25・・・とバイパスホース26・26・・・に分岐し、吐
    出ホース25を施肥部に連通し、バイパスホース26をホッ
    パー19側に還流させたことを特徴とする乗用田植機に付
    設する繰出装置。
  2. 【請求項2】乗用田植機に付設する繰出装置において、
    繰出装置10を後輪11の駆動軸11a周辺に配設し、該繰出
    装置10と植付装置Bとの間の位置に、分配器22を配置し
    たことを特徴とする乗用田植機に付設する繰出装置。
JP7840489U 1989-07-03 1989-07-03 乗用田植機に付設する繰出装置 Expired - Lifetime JPH0739385Y2 (ja)

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JPH0318715U JPH0318715U (ja) 1991-02-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070329A (ja) * 2001-09-03 2003-03-11 Agri Techno Yazaki Kk 粒状物繰出装置
JP2007089595A (ja) * 2007-01-10 2007-04-12 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機

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