JPH073936U - 長尺リードスクリューの防振安定装置 - Google Patents
長尺リードスクリューの防振安定装置Info
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- JPH073936U JPH073936U JP3008493U JP3008493U JPH073936U JP H073936 U JPH073936 U JP H073936U JP 3008493 U JP3008493 U JP 3008493U JP 3008493 U JP3008493 U JP 3008493U JP H073936 U JPH073936 U JP H073936U
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- support
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 信頼性が高く動作が確実で、長尺リードスク
リューを常時水平に保ち振動を防止できる長尺リードス
クリュー防振安定装置を得ることを目的とする。 【構成】 若干の支持台と支持台両側に設置している若
干の定位部品とサドル底部に設置している押え板で組立
てられ、該若干の支持台は正常の状態に於ては長尺リー
ドスクリューを支え、該長尺リードスクリューを常時た
わむることなく一直線状に保ち、該若干の定位部品は該
若干の支持台両側に固設していて該支持台の両側を拘束
し、該支持台を適正な高度に維持し、該サドル底部の押
え板は支持台を徐々に下方へ押え、サドルを速やかに該
支持台の上方を通過させ、通過後該支持台は又徐々に上
昇し、定位部品によって適当な高度に制御されて該長尺
リードスクリューを支え、これによって該長尺リードス
クリューを一直線状に保持し、振動湾曲変形が発生しな
い目的を達成することができる一種の長尺リードスクリ
ュー防振安定装置。
リューを常時水平に保ち振動を防止できる長尺リードス
クリュー防振安定装置を得ることを目的とする。 【構成】 若干の支持台と支持台両側に設置している若
干の定位部品とサドル底部に設置している押え板で組立
てられ、該若干の支持台は正常の状態に於ては長尺リー
ドスクリューを支え、該長尺リードスクリューを常時た
わむることなく一直線状に保ち、該若干の定位部品は該
若干の支持台両側に固設していて該支持台の両側を拘束
し、該支持台を適正な高度に維持し、該サドル底部の押
え板は支持台を徐々に下方へ押え、サドルを速やかに該
支持台の上方を通過させ、通過後該支持台は又徐々に上
昇し、定位部品によって適当な高度に制御されて該長尺
リードスクリューを支え、これによって該長尺リードス
クリューを一直線状に保持し、振動湾曲変形が発生しな
い目的を達成することができる一種の長尺リードスクリ
ュー防振安定装置。
Description
【0001】
本考案は安定性が高く、支持効果が良く、且つ、故障率の少ない長尺リードス クリュー防振安定装置に関する。
【0002】
従来、長尺リードスクリューの加工機械に於て、長尺リードスクリューが旋回 時に発生する振動を防止するため、殆ど長尺リードスクリュー支持台を設置して 支持しているか、或いは長尺リードスクリューの外径を増尺してその湾曲の径度 を低めて振動の防止を計っている。然るに長尺リードスクリューの外径を大きく 取ればその設置空間も同様に大きく取らなければならない。それ故に、コスト高 となり、長尺リードスクリュー自体も重量が重くなる。又、前者の方式は油圧、 気圧及び電気制御によって支持台にて長尺リードスクリューを支えている。この 場合長尺リードスクリューがサドルを伝動して支持台を通過する時、リミットス イッチで油圧、気圧或いは電気を作動して支持台を下降させ、サドルが通過した 後、再度上昇して長尺リードスクリューを支持する。而して、この方式は安全性 に乏しく、スイッチの作用でもって支持台の下降上昇を為さしめている。若し、 常時使用に於てスイッチに故障が発生した時、支持台は下降できず、サドルが支 持台に衝突する。斯くして、長尺リードスクリュー或いは相関部品に損傷を来た す恐れがあり、安全な設計とはいえない。
【0003】
本考案は従来のこのような問題を解決し、信頼性が高く動作が確実で、長尺リ ードスクリューを常時水平に保ち振動を防止できる長尺リードスクリュー防振安 定装置を得るために解決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案は 該課題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記目的を達成するために提案せられたものであり、若干の支持台と 支持台の両側に設置している若干の定位部品とサドル底部に設置している押え板 で組立てられ、該若干の支持台は長尺リードスクリューが静止又は回転状態の下 に於て該長尺リードスクリューを支えている。且つ該支持台両側の定位部品で拘 束され、適当な高さを保持して該長尺リードスクリューを支えている。よって該 長尺リードスクリューは湾曲することなく直線状を保ち、同時に該長尺リードス クリュー回転時発生する振動を吸収することができる。工作時、サドルは支持台 を通過しなければなにない故、サドル底部に押え板を設置、サドルが支持台を通 る時押え板の作用で支持台を徐々に下方へ押さえ、サドルをして速やかに支持台 を通過し、サドルが支持台を通過した後、該支持台はまた徐々に上昇し定位部品 によって適当な高度に制御され、引き続いて該長尺リードスクリューを支える。 即ち、該長尺リードスクリューを常時水平に保ち振動を防止し湾曲変形すること なく、予期の目的を達成することができる一種の長尺リードスクリュー防振安定 装置を提供するものである。
【0005】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図5に従って詳述する。先ず図1及び図2 に示す如く、本考案は長尺リードスクリュー防振安定装置に関するもので、長尺 リードスクリュー30の下方及びその両側に取り付けて長尺リードスクリュー3 0を支持する装置である。これは主として若干の支持台40と支持台の両側に設 置している若干の定位部品44及びサドル20底部に設けている押え板25で組 成されている。これにより該長尺リードスクリューは該若干の支持台40に支え られ、該長尺リードスクリューの振動たわみ変形を防止することができる。更に 、サドル20底部の押え板25を利用して支持台40を下方へ押さえ、サドル2 0をして順調に支持台40に衝突することなく支持台40の上方を通過させるこ とができ、通過後は定位部品44で上昇してきた支持台40を適当な高度に拘束 し、該長尺リードスクリュー30を水平に保ち、支持動作が確実で振動防止の目 的を達成する。
【0006】 図1及び図2に示す如く、該座台10の上面は二部分に分かれて空間が大なる 一側11は工作台が加工品を取り付けるのに供し、空間が小なる一側は該長尺リ ードスクリュー30を取り付けるのに供する。該長尺リードスクリュー30は凹 槽12内に設置され、その上には該長尺リードスクリュー30が回転した時サド ル20を伝動して直線に移動させるナット31が設けられている。該ナット31 はサドル20と一緒に固定していて、該長尺リードスクリュー30の回転によっ てサドル20を伝動し、軌道13に沿って直線に滑り運動をさせることができる 。然るに該長尺リードスクリュー30は相当長いため、その振動たわみ変形を防 止する必要がある故、該長尺リードスクリューの下方に若干の支持台40を架設 している。
【0007】 図3及び図4に示す如く、該支持台40は支持部品41、下圧ローラー42及 びスプリング構成部品43からなり、そのうち該支持部品41は略矩形を呈し、 その中央部の左右両側には夫々支持ローラー412が設けられ、該長尺リードス クリュー30を支え、又、該長尺リードスクリュー30と同時に回転すると共に 該長尺リードスクリュー30を傷めない。該支持部品41左右両側端面にも各々 下圧ローラー42が設置されている。本実施例の採用している下圧ローラー42 はサドル20の運動によって動力をあたえられ、該支持部品41をしてスプリン グ構成部品43の弾性に合せて適時下降又は上昇させることができる。
【0008】 該スプリング構成部品は前記支持部品41の下方に位置し、支持棒431、ブ ッシュ434、固定座435及びスプリング437からなっている。そのうち、 該固定座435は略矩形状を呈し座台10の凹槽12内に設置され、その中央部 位には対称して、貫通孔436が設けられていて、ブッシュ434と支持棒43 1を設置するのに用いる。
【0009】 該ブッシュ434は略管状を呈し、固定座435の貫通孔436内に嵌入され 、該支持棒431の振動を吸収する上、その動作を順調に導く役目を果たす。 該支持棒431は略棒状を呈し、ブッシュ434内に挿しこまれ、その一端は ガイド棒432を形成していて支持部品41内に挿入することができ、よって支 持棒431をして支持部品41を支えることができる。
【0010】 該支持棒の先端内部には空室433が設けられていて、スプリング437を設 置するのに供する。該スプリング437の一端は座台10に固定されていて、他 の一端は支持棒431を支えている。斯くして、支持棒431は支持部品41を 支えることができる。又、スプリング437の弾力によって支持部品41が該長 尺リードスクリュー30の中心位置を推し上げるのを防止する為に支持部品41 の両側に高度定位部品44が設けられている。
【0011】 該高度定位部品44は大略Z型を呈し、支持部品41の左右両側に相対して取 り付けられている。その上方は止め板441になっていて、支持部品41両側の 下圧ローラー42を止め押さえ、支持部品41を適当な高度に保ち、更にその脱 落を防止することができる。 又、支持部品41を下方へ押してサドル20を通過させるため、サドル20の 底部両側に各々押え板25を設置している。その位置は支持部品41両側に設置 している下圧ローラー42と相対応している。該押え板25は略矩形状を呈し、 その両側には夫々傾斜面251が設けられていて、支持部品41両側の下圧ロー ラー42と配合して順調に該支持部品41を下方へ押すようになっている。
【0012】 本考案を大型立式総合加工機に取り付けた場合の操作状況を下記に説明する。 本考案操作時、加工品を工作台11の加工位置に取り付け、次にサドル20を 移動して加工品を切削加工の位置に移して切削加工をする。この時、サドル20 の滑り運動は該長尺リードスクリュー30の回転によって伝動している。該長尺 リードスクリュー30は相当長いため、その振動たわみ変形を防止するため、そ の下方に若干の支持台40を設置している。サドル20が移動して支持台40の 位置まできた時、該サドル20底部の押え板25上の傾斜面251は支持台40 両側の下圧ローラー42と接触する。該傾斜面251の移動は支持部品41をし てスプリング構成部品43のスプリング437を圧迫して下降させ(図4及び図 5参照)、サドル20は斯くして順調に支持台40を通過することができる。次 に、サドル20が支持台40を通過した後、押え板25の他端傾斜面251は徐 々に支持台40から離れ、スプリング437はこれに伴って圧力から釈放され、 支持部品41を押し上げられ、支持部品41両側の下圧ローラー42は止め板4 41によって止められ、支持部品41を適当な高度に保持する上、継続して該長 尺リードスクリュー30を支え、該長尺リードスクリュー30を支持する目的を 達成することができる。
【0013】
本考案の長尺リードスクリュー防振安定装置は、支持台の上昇下降が確実であ る上、サドルと支持台が衝突することなく、支持台の構成は簡単な機械方式を採 用していて安定性が高く、故障率が少なく、電気、油圧又は気圧回路による上昇 の制御をする必要がなく、単純な装置で該長尺リードスクリューを支持し、たわ み変形及び振動を防止できるという効果を奏する。
【図1】本考案を大型立式総合加工機に使用した時の立
体図。
体図。
【図2】本考案の立体図で、長尺リードスクリューと支
持台の相対位置を示している。
持台の相対位置を示している。
【図3】本考案の支持台分解立体図。
【図4】本考案の動作説明図で、押え板が支持部品に接
触した時の状況を示している。
触した時の状況を示している。
【図5】本考案の動作説明図で、支持部品が押え板の下
方に押さえられた状況を示している。
方に押さえられた状況を示している。
20 サドル 25 押え板 30 長尺リードスクリュー 40 支持台 41 支持部品 42 下圧ローラー 43 スプリング構成部品 44 定位部品 251 傾斜面 412 支持ローラー 431 支持棒 432 ガイド棒 434 ブッシュ 435 固定座 437 スプリング
Claims (4)
- 【請求項1】 若干の支持台と支持台両側に設置してい
る若干の定位部品とサドル底部に設置している押え板で
組立てられ、該若干の支持台は正常の状態に於ては長尺
リードスクリューを支え、該長尺リードスクリューを常
時たわむることなく一直線状に保ち、該若干の定位部品
は該若干の支持台両側に固設していて該支持台の両側を
拘束し、該支持台を適正な高度に維持し、該サドル底部
の押え板は支持台を徐々に下方へ押え、サドルを速やか
に該支持台の上方を通過させ、通過後該支持台は又徐々
に上昇し、定位部品によって適当な高度に制御されて該
長尺リードスクリューを支え、これによって該長尺リー
ドスクリューを一直線状に保持し、振動湾曲変形が発生
しない目的を達成することができる一種の長尺リードス
クリュー防振安定装置。 - 【請求項2】 長尺リードスクリューの下方にあって、
その中央部に支持ローラが設置されていて、該長尺リー
ドスクリューを支え且つ、同時に回転する支持部品と、
前記支持部品の両側端面上に設置され、サドルの駆動に
よって支持部品を適時に下降或いは上昇させる二つの下
圧ローラーと、前記支持部品の下方にあって該支持部品
を支え且つ、該支持部品を下圧することができ、又、ス
プリングの弾力によって自動的に上昇することができる
スプリングとからなる請求項1に含まれている支持台で
あって、上記部品で組合わされた支持台は、サドル底部
の押え板が下圧ローラーと接触した時、支持台を押え板
の下方に下降させ、更にサドルが支持台を通過した後、
支持台はスプリングの弾力で自動的に上昇し、定位部品
によって適当な高度に拘束され継続して長尺リードスク
リューを支え、持続的に長尺リードスクリューを支え持
ち、該長尺リードスクリューを一直線状に保持するよう
にした請求項1記載の長尺リードスクリュー防振安定装
置。 - 【請求項3】 前記支持部品を支える二支持棒と、該二
支持棒にはめこみ、もって該二支持棒の振動を吸収し作
動を円滑にする二つのブッシュと、該二支持棒の下方に
あって、該二支持棒を支え、且つ、弾性をあたえる二つ
のスプリングと、該二つのブッシュを装着し、該二支持
棒を通し作動を順調に引導する固定座とからなるスプリ
ング構成部品で、スプリングの弾力と二支持棒の支持に
よって前記支持部品を下降、或いは上昇させる請求項1
記載の長尺リードスクリュー防振安定装置。 - 【請求項4】 上記部品押え板は底面が平面になってい
て、その前後両端は傾斜面になっている。前記支持台は
該前端傾斜面に沿って徐々に下方に押され、該押え板の
底面迄下降し、該底面に押えながら該後端傾斜面と接触
した時、該後端傾斜面に沿って徐々に上昇するようにし
て支持台が接続的に長尺リードスクリューを支持するこ
とができるようにした請求項1記載の長尺リードスクリ
ューの防振安定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008493U JPH073936U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 長尺リードスクリューの防振安定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008493U JPH073936U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 長尺リードスクリューの防振安定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073936U true JPH073936U (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=12293936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3008493U Pending JPH073936U (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 長尺リードスクリューの防振安定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073936U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09186488A (ja) * | 1996-01-08 | 1997-07-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品実装装置 |
JP2014111952A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 送り装置 |
KR101453566B1 (ko) * | 2008-11-11 | 2014-10-23 | 두산인프라코어 주식회사 | 수치제어 가공기의 이송계 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP3008493U patent/JPH073936U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09186488A (ja) * | 1996-01-08 | 1997-07-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品実装装置 |
KR101453566B1 (ko) * | 2008-11-11 | 2014-10-23 | 두산인프라코어 주식회사 | 수치제어 가공기의 이송계 |
JP2014111952A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 送り装置 |
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