JPH073894A - ラーメンユニットによる建物の構築工法 - Google Patents

ラーメンユニットによる建物の構築工法

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JPH073894A
JPH073894A JP9061694A JP9061694A JPH073894A JP H073894 A JPH073894 A JP H073894A JP 9061694 A JP9061694 A JP 9061694A JP 9061694 A JP9061694 A JP 9061694A JP H073894 A JPH073894 A JP H073894A
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steel pipe
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steel tube
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Yoshinari Kato
善也 加藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 上部躯体と下部躯体とで形成したラーメンユ
ニットを用いて建物を構築する工法に関する。 【構成】 上部躯体2の鋼管柱と下部躯体1の鋼管柱と
においていずれか一方を他方に挿入しておきユニットを
吊り上げるに際して上部躯体を吊り上げて挿入状態の鋼
管柱を所定長引き出し、斯かる状態で鋼管柱相互を接合
するとともに、上記吊り上げ手段にて上部躯体を吊り上
げることでユニット全体を吊り上げ所定位置に据付ける
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニットによる建物の構
築工法に係り、更に詳しくは据付時においてラーメンユ
ニットを上方に引き伸すことで天井の高さを高くした建
物の構築工法に関する。
【0002】
【従来の技術】床面と屋根面との間に柱材を設けて所謂
箱状のユニットを形成し、この箱状のユニットを複数個
集積して適宜空間及び外観を有する建物躯体が構築され
る。通常建物ユニットは、予め工場等によって形成さ
れ、現場まで搬送されて所定の敷地内に据置かれ、且つ
集積される。現場に搬送するための手段としては、通常
搬送用トラックが用いられる。この搬送用トラックに積
載して一般道路を搬送するには各種の規制があり、特に
幅及び高さが所定の寸法以内に制限される。この制限内
で建物ユニットを形成すれば建物ユニット内における高
さ、すなわち天井高を十分取ることができない。その為
搬送時においては、柱や壁を折り曲げておき、現場の据
付時にこれらを伸長させて所定の天井高さを確保した
り、又特開昭55−30084号公報に示された如く、
特定なユニットに対してユニットの柱体を連結する下部
梁材の内、短い梁材の一方を他の3本の梁材より低い位
置に取付けるなどして輸送の便を図る等の工法が数多く
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建物ユ
ニットを所謂ラーメン構造に構成した場合には、上記の
如く柱,壁を折り曲げておくと、現場で伸長し、且つそ
の折り曲げた部分を補剛しなければならず、その為多く
の手間を要する。しかも上記折り曲げた部分を補剛して
も、建物ユニットを集積し、且つ多層ラーメン構造とし
て形成するには多くの施工,コストを要する。さらにユ
ニットの吊り上げと伸長と上記伸長とは別個の作業とな
って作業能率の低下を招いている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は搬送時
等においては、ある程度例えば上記規制内の高さを有す
るラーメンユニットに形成しておき、現場にてラーメン
ユニットを吊り上げて鋼管柱を、伸長させることにより
所望する天井高さにし、その状態で該ラーメンユニット
を所定位置に据置く工法を開発した。
【0005】すなわち下面材の隅部に中空角型鋼管柱を
剛接合状態で立設した下部躯体と、上面材の隅部に中空
角型鋼管柱を剛接合状態で垂設した上部躯体とからな
り、上下に相対向する鋼管柱が夫々挿入状態に形成され
たラーメンユニットを用いて建物を構築するものであっ
て、上下に相対向する鋼管柱のうち何れか一方の鋼管柱
に挿入扞を固設し、この挿入扞を他方の鋼管柱に挿入し
ておき、ラーメンユニットを吊り上げるに際し、上部躯
体を吊り上げて上記の挿入された鋼管柱を引き伸すとと
もに各鋼管柱を固着し、この引伸状態で上部躯体を吊り
上げた吊り上げ手段によりラーメンユニットを吊り上げ
て所定位置に搬送して据付けることを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】すなわちラーメンユニットを吊り上げ搬送する
際に、その吊り上げ手段を用いて上部躯体を吊り上げ鋼
管柱を伸長させるとともに固着すれば、該ラーメンユニ
ットは所望の高さとなりかつ又その吊り上げ手段により
そのまま吊り上げて搬送できる。換言すればラーメンユ
ニットにおいて伸長工程と搬送工程が同じ吊り上げ工程
中で可能となる。
【0007】
【実施例】以下図面に基づき本発明の建物構築工法を詳
細に説明する。図1は、本発明に用いられる建物用ラー
メンユニットRUの正面図である。この建物用ラーメニ
ュニット(以下単にユニットという)RUは下部躯体1
と上部躯体2とから成る。上部躯体2と下部躯体1はそ
の相対向する鋼管柱を接合させて略箱状のユニットに形
成される。下部躯体1は、床面等を構成する下面材11
に中空型鋼管柱12を立設したものである。通常下面材
11は略矩形状を成し、その隅部に中空角型鋼管柱12
が夫々立設される。下面材11は例えばその外周枠を構
造用鋼材で形成されており、上記中空角型鋼管柱12
は、この構造用鋼材に対し溶接やHTV等の剛接合手段
によって立設されている。
【0008】一方上部躯体2は屋根面又は上階床面等を
構成する上面材21に中空角型鋼管柱22を垂設したも
のである。この上面材21も前記下面材11と同様に略
矩形状を成し、且つその外周枠に構造用鋼材が用いられ
ている。そして中空角型鋼管柱22は、この構造用鋼材
に対し溶接やHTV等の手段によって剛接合される。下
部躯体1と上部躯体2は略同形状を成しており、異なる
ところは、中空角型鋼管柱12と中空角型鋼管柱22の
長さが相異するにすぎない。
【0009】上記中空角型鋼管柱12に相対向する中空
角型鋼管柱22は図2及び図3で示すように、挿入扞2
3を介して伸長できる状態となっている。すなわち何れ
か一方の中空角型鋼管柱12若しくは中空角型鋼管柱2
2にその中空径と略同径の挿入扞23を固設する。固設
手段としては、上述した溶接やHTVによる。又他の中
空角型鋼管柱12においては、その中空部13に前記挿
入扞23が挿入される。そして通常は図1に示すよう
に、中空角型鋼管柱12内に挿入扞23が全て挿入され
ており、上面材21に設けた天井材24と下面材11の
高さはhとなっている。
【0010】斯かる構成のユニットRUを吊り上げる工
法を説明する。まずユニットRUを図示しないクレーン
等で吊り上げる。すると図2で示す様に、上部躯体2が
吊り上げられて挿入扞23は中空角型鋼管柱12の中空
部13からhx丈引き出される。そして下面材11と天
井材24の高さを所望する高さH(h+hx)になる。
次いで上記の状態において挿入扞23と中空角型鋼管柱
12とを溶接やHTVによって剛接合する。これにより
ユニットRUは、その内部高さがHとなる。しかも又下
部躯体1と上部躯体2とにおいては、夫々相対向する中
空角型鋼管柱が剛接された状態となり、ユニット全体と
してラーメン構造となる。このラーメンユニットRU
を、そのまま上記吊り上げ手段であるクレーン等を用い
て所定の据付位置まで搬送する。
【0011】尚下部躯体1や上部躯体2に予め内,外装
材を取付けておくこともできる。例えば第4図の一部省
略図で示す様に、下部躯体1に外壁材14を又を又上部
躯体2に外壁体25を取付けておけば、上部躯体2を持
上げた際に、挿入扞23が伸長した長さ(hx)分の空
間が両外壁材14と25の間にできる。これに対しては
hxの高さを有する中間外装材3を外壁材14と25の
間に嵌め入れればよい。
【0012】次にユニットRUを現場に設置する場合に
ついて更に詳細に説明する。通常ユニットRUは、図1
に示した状態で搬送用トラック4に載架され、現場まで
搬送される。そして現場近くにおいて、クレーンにより
上部躯体2を吊り上げる。これにより下部躯体1から上
部躯体2が引きだされる。この作業に先立ち、通常上部
躯体2にワイヤロープ51や吊り金具52を取付ける玉
掛け作業を行う。そしてワイヤロープ51をクレーン5
にて吊り上げると上部躯体2は上述した様に下部躯体1
に対し、hx分丈伸長し、下面材11と天井材24が成
す高さはH(h+hx)となる。そして搬送用トラック
4上において、上述した如く挿入扞23を溶接やHTV
によって固着する。
【0013】以上の様にユニットの吊り下ろしと連動し
て上部躯体2の伸長が図られる。上記の吊り上げ状態を
維持して、クレーン5を更に吊り上げ且つ所定方向に旋
回させて図7で示す様に、敷地6の基礎上にユニットR
Uを設置する。同様にして他のユニットRUを平面上に
設置してゆき、次いでこれ等ユニットRU上に上階とな
る他のユニットRUをも順次載置してゆく。これにより
各ユニットRUは、1つのラーメン構築物を構築するこ
とになる。上記のラーメンユニットは主に上部躯体の天
井高さを据付現場にて高くするものであるが、道路によ
っては幅寸法の規制が厳しい場合がある。この場合は、
上面材や下面材すなわち、桁材や梁材更には土台枠材の
長さを調整可能にし且つ据付後に剛接合できる様に構成
すれば、同様の作用効果を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上の様に本発明のラーメンユニットに
よる建物の構築工法は、構築現場までの搬送途中では最
小限の高さのユニットにしておくことが可能となり、一
方構築現場ではユニットの吊り上げ手段で上部躯体を吊
り上げてユニットの高さを高くでき、かつその吊り上げ
手段によってユニット自体を据付位置まで搬送できるの
で構築施工が大きく簡単化されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるラーメンユニットの正面図であ
る。
【図2】同ユニットの上部躯体を引伸ばした状態の正面
図である。
【図3】上部躯体と下部躯体の中空角型鋼管柱接合状態
を示す一部省略斜視図である。
【図4】外装材の取付状態を説明する一部省略図であ
る。
【図5】ラーメンユニットの搬送状態を示す斜視図であ
る。
【図6】クレーンによって上部躯体を引伸ばす状態を示
す図である。
【図7】クレーンによってラーメンユニットを敷地に設
置する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下部躯体 2 上部躯体 11 下面材 12 中空角型鋼管柱 21 上面材 22 中空角型鋼管柱 23 挿入扞 24 天井材 RU ラーメンユニット h 搬送時の天井高さ x 据付時の天井高さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面材の隅部に中空角型鋼管柱を剛接合
    状態で立設した下部躯体と、上面材の隅部に中空角型鋼
    管柱を剛接合状態で垂設した上部躯体とからなり、上下
    に相対向する鋼管柱が夫々挿入状態に形成されたラーメ
    ンユニットを用いて建物を構築工法において、 前記上下に相対向する鋼管柱のうち何れか一方の鋼管柱
    に挿入扞を固設し、該挿入扞を他方の鋼管柱に挿入して
    おき、前記ラーメンユニットを吊り上げるに際し、前記
    上部躯体を吊り上げて前記挿入された鋼管柱を引き伸す
    とともに各鋼管柱を固着し、前記引き伸した状態で上部
    躯体を吊り上げた吊り上げ手段によりラーメンユニット
    を吊り上げて所定位置に搬送して据付けることを特徴と
    する建物の構築工法。
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