JPH0738949A - 圏内検出方法および移動体通信システム - Google Patents

圏内検出方法および移動体通信システム

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JPH0738949A
JPH0738949A JP5179484A JP17948493A JPH0738949A JP H0738949 A JPH0738949 A JP H0738949A JP 5179484 A JP5179484 A JP 5179484A JP 17948493 A JP17948493 A JP 17948493A JP H0738949 A JPH0738949 A JP H0738949A
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JP
Japan
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wireless
mobile
interference
handoff
wireless line
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JP5179484A
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English (en)
Inventor
Minoru Hagio
稔 萩尾
Kazutaka Shiragami
一隆 白神
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動機のハンドオフ可能圏内外の検出処理が
時間短縮でき、システムに対する負荷の増大が防止でき
る圏内検出方法および移動体通信システムを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 無線回線制御装置1が、移動機8が接続装置
2を介して行った圏内検出要求に基づいて、アイドルバ
ースト信号の一斉送出要求を接続装置3〜5に出力す
る。この一斉送出要求に基づいて、接続装置3〜5が、
これらに設けた割込み送出手段の指示により、アイドル
バースト信号を送出する。移動機8の干渉監視手段42
が、受信チャンネルスロットの受信信号の電界強度の変
化とスロットエラーの有無により干渉の有無を検出し
て、通信制御部43が、干渉有りの検出にはこの移動機
8がハンドオフ可能圏内にいると判断し、干渉無しの検
出にはこの移動機8がハンドオフ可能圏外にいると判断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチゾーンで構成さ
れた無線回線内において時分割多重方式により通信する
システムにおける圏内検出方法および移動体通信システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年移動体通信の普及は目覚ましいもの
がある。増大する需要に対応するため、従来のアナログ
方式に代わるディジタル方式の移動体通信システムの開
発が活発に進められており、特に時分割多重方式の移動
体通信システムが現実のものとなりつつある。
【0003】再発呼型ハンドオフでは、ハンドオフ時に
通信が瞬断する。そのため不要なハンドオフを避ける必
要がある。例えば、移動体通信システムにおいて、移動
機が、通信サービスを受けることができるサービス圏の
端に存在する場合、ハンドオフ先接続装置が存在しない
ためハンドオフを繰り返し要求しても通話が途切れるだ
けであり、通話品質は改善されず、無線回線が不安定な
ため、最悪の場合通話が切断されてしまう。そこで不要
なハンドオフを無くすために、移動機が存在する位置
が、ハンドオフ可能な圏内かどうかを検出する圏内検出
を行う。以下、図面を参照しながら従来の時分割多重方
式の移動体通信システムにおける圏内検出方法について
説明を加える。
【0004】まず、移動体通信システムの構成について
図4を参照しながら説明を加える。1は一般公衆網また
は他の移動体通信システムとシステム内無線回線との交
換制御と移動機の移動管理とシステムの無線管理を行う
無線回線制御装置、2,3,4,5は無線回線制御装置
1の管理下で移動機との無線回線の設定・解放を行う接
続装置、6,7,8,9,10はシステム内を移動しな
がら接続装置2,3,4,5および無線回線制御装置1
を介して通信を行う移動機、11,12,13,14は
接続装置2,3,4,5に対してそれぞれ設定される無
線ゾーン、A(ハッチング部分)は、無線ゾーン11,
12,13,14のうちの少なくとも2つの無線ゾーン
が重複した部分であり、この部分に移動した移動機6,
7,8,9,10がハンドオフ可能な接続装置が、接続
装置2,3,4,5のうち少なくともどれか1つ存在す
るハンドオフ可能圏である。
【0005】次に、従来の接続装置および無線回線制御
装置の構成について図5を参照して説明を加える。移動
機の構成については、特に必要性が認められないため説
明を省略する。15,16,17は後述する無線回線制
御装置の管理のもとに無線回線の設定・解放を行う接続
装置、1は図4で述べた一般公衆網または他の移動体通
信システムとシステム内の無線回線との交換制御および
移動機の移動管理と無線管理を行う無線回線制御装置、
18は無線回線制御装置1内部に有り接続装置15,1
6,17との有線データ伝送のインターフェイスを行う
内線インターフェイス部、19は局線と内線との交換を
行う交換部、20は交換部19の制御を行う交換制御
部、21は無線回線制御装置1の内部に有り局線とのイ
ンターフェイスを行う局線インターフェイス部、22は
内線インターフェイス部18を介して接続装置15,1
6,17と通信を行うことにより移動機の移動管理・無
線管理を行う無線制御部、23は接続装置15,16,
17の位置関係を記憶しハンドオフ時に無線制御部22
により参照される接続装置配置記憶部である。ここでは
簡略化のため接続装置を3台としているが実際はより多
くの接続装置が無線回線制御装置1に接続されている。
【0006】以上のように構成された従来の接続装置お
よび無線回線制御装置について、その圏内検出時の動作
について図5および図6を参照しながら説明する。移動
機(図示せず)が接続装置15を介して一般公衆網と接
続されているものとする。この場合、接続装置15との
通信信号は内線インターフェイス18、交換部19、局
線インターフェイス部21を経由して一般公衆網に接続
される。交換部19、局線インターフェイス21は交換
制御部20により制御され、内線インターフェイス部1
8は無線制御部22により制御される。接続装置15と
の制御信号は内線インターフェイス部18を介して無線
制御部22と入出力される。無線回線により接続装置1
5と通信を行っている移動機(図示せず)は無線通信チ
ャネルの品質劣化を検出し、圏内検出処理開始要求を接
続装置15に対して送信する。接続装置15は圏内検出
処理開始要求を内線インターフェイス18を経由して無
線制御部22に送信する。そこで、無線制御部22は圏
内検出処理を開始する。
【0007】無線制御部22は、まず周辺接続装置の選
択を行う。以下、図6中では接続装置をCSと省略す
る。周辺接続装置とは圏内検出要求のあった接続装置か
らのハンドオフ先として考えられ得る接続装置のことで
あり、この場合、圏内検出処理開始要求のあった接続装
置15の周辺接続装置を選択することとなる。無線制御
部22は接続装置配置記憶部23のデータを読むことに
より周辺接続装置の選択を行う(ステップ#1)。無線
制御部23は全ての周辺接続装置により、圏内検出処理
開始要求を行った移動機の使用している無線通信チャネ
ルのモニタを行う。無線通信チャネルのモニタ方法につ
いて説明を加える。無線制御部22は内線インターフェ
イス18を経由して無線通信チャネルモニタを行いたい
接続装置に対して、無線通信チャネルのキャリア・スロ
ットを指定して無線通信チャネルモニタ要求を行う(ス
テップ#2)。図6中では、無線通信チャネルをTCH
と省略するものとする。無線通信チャネルモニタ要求を
受けた接続装置は、その接続装置のスロット仕様状況に
応じてモニタを行う。すなわち、モニタすべき無線通信
チャネルと同じスロットを使用していない場合はそのま
まモニタを行い、使用している場合は無線通信チャネル
の切り替えを行った後モニタを行う、無線制御部22は
無線通信チャネルモニタ要求を送信した後、ステップ#
3で接続装置からのモニタ結果が送信されるのを待つ、
一定時間経過してもモニタ結果を受信出来ない場合はス
テップ#4でタイムアウトとし、次の接続装置のモニタ
を行う(ステップ#2)。各周辺接続装置に対して同様
なモニタを繰り返した後、モニタ結果を比較し(ステッ
プ#5)、ハンドオフ可能な接続装置が存在している場
合、ハンドオフ可能圏内と判断し(ステップ#6)、ハ
ンドオフ可能な接続装置が存在しない場合、ハンドオフ
可能圏外と判断する(ステップ#7)。
【0008】このハンドオフ可能圏内外の判断結果を、
図5に示す無線回線制御装置、接続装置、移動機のいず
れかに記憶する。移動機よりハンドオフ要求があった場
合で、移動機の位置がハンドオフ可能圏内であると判断
した場合にはハンドオフを許可し、移動機の位置がハン
ドオフ可能圏外であると判断した場合にはハンドオフを
拒否する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の方法
に基づく移動体通信システムでは、移動機からの圏内検
出要求に対して、この移動機がハンドオフ可能圏内外の
どちらに位置しているかを判断する場合、移動機が圏内
検出要求を行った接続装置以外の全ての周辺接続装置の
個々に対して同様なモニタを1装置ずつ順繰りに繰り返
し実施した後に、この全てのモニタ結果を比較して移動
機のハンドオフ可能圏内外が判断されるため、圏内検出
処理に要する時間が大幅に増大し、また、システムに対
して負荷が増大するという問題点を有している。
【0010】本発明は、移動機のハンドオフ可能圏内外
の判断が、同様なモニタを接続装置の個々に対して1装
置ずつ順繰りに繰り返す必要がなく、短時間の内に行う
ことができ、そのため、圏内検出処理に要する時間が短
縮でき、また、システムに対する負荷の増大が防止でき
る圏内検出方法および移動体通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の圏内検
出方法は、複数の無線ゾーンの無線回線制御を行う無線
回線制御装置と、この無線回線制御装置と接続され各々
前記無線ゾーンを形成するとともに前記無線ゾーン内で
無線信号の送受信を行う複数の接続装置と、これらの接
続装置と無線回線により通信を行う複数の移動機とによ
り構成され、隣接する前記無線ゾーンに重複部分が設け
られ、この重複部分を前記移動機がハンドオフできる接
続装置が存在するハンドオフ可能圏とする時分割多重方
式による移動体通信システムにおいて、圏内検出要求を
出力した移動機のハンドオフ可能圏内外を検出するに際
し、前記移動機からの圏内検出要求を複数の接続装置の
うちの特定の接続装置を介して検知した無線回線制御装
置が、アイドルバースト信号の一斉送出要求を前記特定
の接続装置とは別の他の接続装置に対して出力し、この
一斉送出要求を検出した前記他の接続装置が、所定時間
アイドルバースト信号を前記移動機に出力し、圏内検出
要求を出力した前記移動機は、受信信号の電界強度の変
化とスロットエラーの有無を監視して、受信チャンネル
スロットの受信信号における干渉の有無を検出し、干渉
有りを検出した場合は自己の移動機がハンドオフ可能圏
内にあると判断し、干渉無しを検出した場合は自己の移
動機がハンドオフ可能圏外にあると判断することを特徴
とする。
【0012】請求項2に記載の移動体通信システムは、
複数の無線ゾーンの無線回線制御を行う無線回線制御装
置と、この無線回線制御装置と有線により接続され各々
前記無線ゾーンを形成するとともに前記無線ゾーン内で
無線信号の送受信を行う複数の接続装置と、これらの接
続装置と無線回線により通信を行う複数の移動機とによ
り構成され、隣接する前記無線ゾーンに重複部分が設け
られ、この重複部分を前記移動機がハンドオフできる接
続装置が存在するハンドオフ可能圏とする時分割多重方
式による移動体通信システムにおいて、前記無線回線制
御装置を、移動機が複数の接続装置のうちの特定の接続
装置を介して行った圏内検出要求に基づいて、アイドル
バースト信号の一斉送出要求を前記特定の接続装置とは
別の他の接続装置に出力するよう構成し、前記接続装置
には、前記無線回線制御装置からのアイドルバースト信
号の前記一斉送出要求に基づいて、前記アイドルバース
ト信号を送出する割込み送出手段を設け、前記移動機に
は、受信信号の電界強度の変化とスロットエラーの有無
を監視して、受信チャンネルスロットの受信信号におけ
る干渉の有無を検出する干渉監視手段と、前記干渉監視
手段の干渉有りの検出には自己の移動機がハンドオフ可
能圏内にいると判断し、前記干渉監視手段の干渉無しの
検出には自己の移動機がハンドオフ可能圏外にいると判
断する制御部とを設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の構成によると、圏内検出要求を出力
した移動機に対して、この圏内検出要求を特定の接続装
置を介して検知した無線回線制御装置の指示により、他
の全接続装置からアイドルバースト信号を所定時間だけ
一斉に出力する。圏内検出要求を出力した移動機は、受
信チャンネルスロットの受信信号の電界強度の変化とス
ロットエラーの有無から、干渉有りを検出した場合はハ
ンドオフ可能圏内と判断し、干渉無しを検出した場合は
ハンドオフ可能圏外と判断する。ハンドオフ可能圏内と
判断した移動機からの情報に基づいて、この移動機に対
して、無線回線制御装置は他の接続装置へのハンドオフ
を許可する。ハンドオフ可能圏外と判断した移動機から
の情報に基づいて、この移動機に対して、無線回線制御
装置は他の接続装置へのハンドオフを拒否する。
【0014】請求項2の構成によると、無線回線制御装
置が、移動機が特定の接続装置を介して行った圏内検出
要求に基づいて、アイドルバースト信号の一斉送出要求
を他の接続装置に出力する。この一斉送出要求に基づい
て、他の接続装置が、これに設けた割込み送出手段の指
示により、アイドルバースト信号を送出する。移動機の
干渉監視手段が、受信チャンネルスロットの受信信号の
電界強度の変化とスロットエラーの有無により干渉の有
無を検出して、制御部が、干渉有りの検出にはこの移動
機がハンドオフ可能圏内にいると判断し、干渉無しの検
出にはこの移動機がハンドオフ可能圏外にいると判断す
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の圏内検出方法を具体的な実施
例に基づいて、図面を参照しながら説明を加える。シス
テム構成は従来と同様であり、説明は省略する。図1は
本発明の圏内検出方法を採用した移動体通信システムに
関わる接続装置および移動機の一実施例の構成を示すブ
ロック図で、図4で示された接続装置2,3,4,5お
よび移動機6,7,8,9,10は全て図1の構成とな
る。
【0016】図1を参照しながら接続装置2について説
明する。30は後述する移動機との間で無線信号の送受
信を行うアンテナ部、31はアンテナ部30で送受信さ
れる無線信号と後述するモデム部より入出力される信号
との交換を行う無線部、32は無線部31より入出力さ
れる信号に対して変復調を行うモデム部、33はモデム
部より入出力されるベースバンド信号に対しTDMA
(Time Division Multiple A
ccess)信号の生成・分解を行うとともにフレーム
の生成・分解を行うフレーム生成・分解部、34は制御
チャネルおよび通信チャネルに関する制御を行うチャネ
ル制御部、35は無線回線制御装置1と接続装置2との
インターフェイスを取る回線インターフェイス部で、3
6は回線インターフェイス部35を介して無線回線制御
装置1によって制御され、フレーム生成・分解部33に
対して一定時間アイドルバースト信号の割り込み出力を
行う割込み送出手段である。
【0017】ここで、アイドルバースト信号とは、意味
のない情報を載せた無線信号のことであり、アイドルバ
ースト信号を受信した場合、復調されたデータは廃棄さ
れる。アイドルバースト信号として、例えば、1と0の
繰り返し信号を情報として載せた無線信号が使用され
る。アイドルバースト信号は通常、例えばTDMA信号
の同期捕捉など、無線部31のトレーニングに使用され
る。
【0018】次に移動機8について説明する。37は接
続装置との間で無線信号の送受信を行うアンテナ部、3
8はアンテナ部で送受信される無線信号と後述するモデ
ム部より入出力される信号との変更を行う無線部、39
は無線部より入力される信号に対して変復調を行うモデ
ム部、40はモデム部より入出力されるベースバンド信
号に対しTDMA信号の生成・分解を行うと共にフレー
ムの生成・分解を行うフレーム生成・分解部、41は通
信を行うチャンネルの制御を行うチャンネル制御部、4
2は使用スロットの干渉を検出する干渉監視手段、43
はフレーム生成・分解部40と通信を行い、チャンネル
制御部41、および干渉監視手段42の制御を行う制御
部としての通信制御部である。
【0019】以上のように構成された無線回線制御装置
1および接続装置2〜5ならびに移動機8において、そ
の圏内検出時の動作について図1,3,4を参照しなが
ら図2のシーケンスに乗っ取って説明する。
【0020】図3(a)に示すように、無線回線により
接続装置2と通信を行っている移動機8は、サービス圏
の端に位置するため無線通信チャネルの品質劣化を検出
し(シーケンスS1)、圏内検出処理開始要求を接続装
置2に対して送信する(シーケンスS2)。接続装置2
は圏内検出処理開始要求を無線回線制御装置1に送信し
(シーケンスS3)、無線回線制御装置1はアイドルバ
ースト一斉送信要求を周辺接続装置3〜5に送信し(シ
ーケンスS4)、各接続装置3〜5はアイドルバースト
送信要求を回線インターフェイス部35を介して割込み
送出手段36に送信する。割込み送出手段36はフレー
ム生成・分解手段33に対して割り込みをかけ、図3
(b)に示すように、一定時間(例えば2フレーム)の
間アイドルバーストを送信する(シーケンスS5)。こ
のデータはフレーム生成・分解部33であらかじめ決め
られたフレームフォーマットに変換された後、連続した
指定のスロットに配置され、さらにモデム部32に入力
され変調信号となり、無線部31に入力されて周波数変
換および増幅され無線信号となる。この無線信号は図3
(b)の様に割込み送出手段36により指定された無線
信号周波数にしたがいアンテナ部30より送出される。
この場合、図3(a),(b)に示す通り各接続装置間
のスロット同期は不要である。
【0021】次に、周辺接続装置3〜5より送出された
アイドルバースト信号が移動機8で受信された場合、図
3(b)に示すように、アンテナ部37より受信された
無線信号は無線部38に送信され干渉監視手段42はチ
ャンネル制御部41ならびに通信制御部43からの制御
にしたがい使用スロットの、アイドルバースト信号の受
信以前に対する受信レベルとしての電界強度の変化やス
ロットエラーの有無などを監視して干渉を検出する(シ
ーケンスS6)。この干渉の検出に基づいて、通信制御
部43は、干渉を検出した場合には移動機8はハンドオ
フ可能圏内と判断し、干渉を検出できなかった場合には
移動機8はハンドオフ可能圏外と判断する(シーケンス
S7)。
【0022】このハンドオフ可能圏内外の判断結果を、
無線回線制御装置1、接続装置2〜5、移動機6〜10
のいずれかに記憶する。移動機8よりハンドオフ要求が
あった場合で、移動機8の位置がハンドオフ可能圏内で
あると判断した場合にはハンドオフを許可し、移動機8
の位置がハンドオフ可能圏外であると判断した場合には
ハンドオフを拒否する。
【0023】ここでは、アイドルバースト信号は、移動
機8がハンドオフ可能圏に対する圏内外を検出するため
使用される。また、図3(b)において、アイドルバー
スト信号送出期間中、周辺接続装置3〜5に接続された
他の移動機からの通信データは無視され、無線回線制御
装置1にはアイドルフレーム信号がそのまま送出される
がその期間は数msec程と短く、人間の聴覚に対して
は無視できる時間であるゆえ問題は無い。また同様の事
が移動機に対しても適用でき、接続装置5に接続された
移動機6に対してf7の無線周波数で通信している場
合、接続装置5から送出されたアイドルバースト信号は
移動機6のアンテナ部より受信されるが、周波数が異な
るため無線信号として受信できず移動機6は空のデータ
を受ける事になる。また移動機6の使用周波数が移動機
8の使用周波数と一致していた場合(f7=f1の場
合)において、移動機6は接続装置5からのアイドルバ
ースト信号を、モデム部、フレーム生成・分解部を介し
て通信制御部に送信し、アイドルバースト信号と判定し
た後このデータを無視しそのまま通信を行う。
【0024】この構成により、移動機のハンドオフ可能
圏内外の判断が、同様なモニタを接続装置の個々に対し
て1装置ずつ順繰りに繰り返す必要がなく、短時間の内
に行うことができ、そのため、圏内検出処理に要する時
間が短縮でき、また、システムに対する負荷の増大が防
止できる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、圏内検出要求
を出力した移動機に対して、この圏内検出要求を特定の
接続装置を介して検知した無線回線制御装置の指示によ
り、他の全接続装置からアイドルバースト信号を所定時
間だけ一斉に出力することにより、移動機は、受信チャ
ンネルスロットの受信信号の電界強度の変化とスロット
エラーの有無から、ハンドオフ可能圏内外が短時間で判
断できるので、圏内検出処理に要する時間が短縮でき
る。また、システムに対する負荷の増大が防止できる。
そのため、無駄なハンドオフを削減する事ができ、圏内
判定を短時間の内に行うことができサービスの向上とな
る。
【0026】請求項2の構成によれば、無線回線制御装
置が、移動機が特定の接続装置を介して行った圏内検出
要求に対して出力したアイドルバースト信号の一斉送出
要求に基づいて、他の接続装置が、これに設けた割込み
送出手段の指示により、アイドルバースト信号を送出す
ることにより、移動機の干渉監視手段が、受信チャンネ
ルスロットの受信信号の電界強度の変化とスロットエラ
ーの有無から干渉の有無を検出して、制御部は、この移
動機のハンドオフ可能圏内外が短時間で判断できるの
で、上記圏内検出方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圏内検出方法を採用した移動体通信シ
ステムの構成図
【図2】同実施例の圏内検出方法のシーケンス図
【図3】同実施例の圏内検出方法の説明図
【図4】移動体通信システムの概念図
【図5】従来の移動体通信システムの構成図
【図6】同従来例の圏内検出方法のフローチャート図
【符号の説明】
1 無線回線制御装置 2〜5 接続装置 8 移動機 36 割込み送出手段 42 干渉監視手段 43 通信制御部(制御部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線ゾーンの無線回線制御を行う
    無線回線制御装置と、この無線回線制御装置と接続され
    各々前記無線ゾーンを形成するとともに前記無線ゾーン
    内で無線信号の送受信を行う複数の接続装置と、これら
    の接続装置と無線回線により通信を行う複数の移動機と
    により構成され、隣接する前記無線ゾーンに重複部分が
    設けられ、この重複部分を前記移動機がハンドオフでき
    る接続装置が存在するハンドオフ可能圏とする時分割多
    重方式による移動体通信システムにおいて、圏内検出要
    求を出力した移動機のハンドオフ可能圏内外を検出する
    に際し、前記移動機からの圏内検出要求を複数の接続装
    置のうちの特定の接続装置を介して検知した無線回線制
    御装置が、アイドルバースト信号の一斉送出要求を前記
    特定の接続装置とは別の他の接続装置に対して出力し、
    この一斉送出要求を検出した前記他の接続装置が、所定
    時間アイドルバースト信号を前記移動機に出力し、圏内
    検出要求を出力した前記移動機は、受信信号の電界強度
    の変化とスロットエラーの有無を監視して、受信チャン
    ネルスロットの受信信号における干渉の有無を検出し、
    干渉有りを検出した場合は自己の移動機がハンドオフ可
    能圏内にあると判断し、干渉無しを検出した場合は自己
    の移動機がハンドオフ可能圏外にあると判断する圏内検
    出方法。
  2. 【請求項2】 複数の無線ゾーンの無線回線制御を行う
    無線回線制御装置と、この無線回線制御装置と有線によ
    り接続され各々前記無線ゾーンを形成するとともに前記
    無線ゾーン内で無線信号の送受信を行う複数の接続装置
    と、これらの接続装置と無線回線により通信を行う複数
    の移動機とにより構成され、隣接する前記無線ゾーンに
    重複部分が設けられ、この重複部分を前記移動機がハン
    ドオフできる接続装置が存在するハンドオフ可能圏とす
    る時分割多重方式による移動体通信システムにおいて、
    前記無線回線制御装置を、移動機が複数の接続装置のう
    ちの特定の接続装置を介して行った圏内検出要求に基づ
    いて、アイドルバースト信号の一斉送出要求を前記特定
    の接続装置とは別の他の接続装置に出力するよう構成
    し、前記接続装置には、前記無線回線制御装置からのア
    イドルバースト信号の前記一斉送出要求に基づいて、前
    記アイドルバースト信号を送出する割込み送出手段を設
    け、前記移動機には、受信信号の電界強度の変化とスロ
    ットエラーの有無を監視して、受信チャンネルスロット
    の受信信号における干渉の有無を検出する干渉監視手段
    と、前記干渉監視手段の干渉有りの検出には自己の移動
    機がハンドオフ可能圏内にいると判断し、前記干渉監視
    手段の干渉無しの検出には自己の移動機がハンドオフ可
    能圏外にいると判断する制御部とを設けた移動体通信シ
    ステム。
JP5179484A 1993-07-21 1993-07-21 圏内検出方法および移動体通信システム Pending JPH0738949A (ja)

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JP5179484A Pending JPH0738949A (ja) 1993-07-21 1993-07-21 圏内検出方法および移動体通信システム

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