JPH0738919B2 - シャツ折りたたみ機の衿紙装着装置 - Google Patents

シャツ折りたたみ機の衿紙装着装置

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JPH0738919B2
JPH0738919B2 JP2250479A JP25047990A JPH0738919B2 JP H0738919 B2 JPH0738919 B2 JP H0738919B2 JP 2250479 A JP2250479 A JP 2250479A JP 25047990 A JP25047990 A JP 25047990A JP H0738919 B2 JPH0738919 B2 JP H0738919B2
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collar
shirt
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pedestal
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尚弘 速見
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富士車輌株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、シャツ折りたたみ機において、折りたたむ
シャツに衿紙を装着するための衿紙装着装置に関するも
のである。
〔従来の技術及びその課題〕
クリーニングや縫製仕上げされるワイシャツなどのシャ
ツは、衿部をアイロン加工されて仕上げられるが、この
シャツを定型の形状に折りたたむ場合、シャツの衿部に
衿紙を装着して、仕上げた衿部の形状が型崩れしないよ
うにしている。
一般に、衿紙の形状は、第39図に示すように、わん曲し
た厚紙から首ガイド部Vと衿挿入部Wを折曲げ可能に形
成し、その両者の蝶型片Xを設けて形成されているが、
このような衿紙Uの装着は、作業者が、第40図に示すよ
うに、先ず蝶型片Xをシャツの第1ボタン前に当てがっ
た状態で衿挿入部Wの両端を折曲げて衿内側に差し込
み、次に、首ガイド部Vを折り返してシャツの首回り内
面に沿わせて行なわれている。しかし、上記のような装
着作業は全て手作業でなされるために、作業に繁雑な手
間がかかり、作業効率が悪いという問題があった。
特に、最近では、シャツの袖や胴部を機械的に折りたた
む装置が各種開発されているのに対して、依然として手
作業にたよらざるを得ない衿紙の装着作業は、作業時間
を長くし、折りたたみ作業全体の能率向上を阻害する不
具合がある。
そこで、この発明は、折りたたむシャツに対して自動的
に衿紙を装着することができる衿紙装着装置を提供する
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この発明は、シャツがセ
ットされる受台の上にセットしたシャツを受台に圧着す
るシャツ押え板を設け、そのシャツ押え板にシャツの衿
と首回りの部分を露出する開口を設け、上記シャツ押え
板の上方にシャツの中心線上を衿に向かって移動する可
動部材を設け、この可動部材に、上記衿紙を衿挿入部が
下側で裏面をシャツの衿口に向き合わせた状態で着脱自
在に把持する衿紙把持具と、その把持された衿紙の衿挿
入部を上記可動部材の移動方向と平行にシャツの衿口に
向かって折曲げる第1折曲げ具と、上記把持された衿紙
の首ガイド部を衿挿入部の上端から下向きに折曲げる第
2折曲具とを取付け、上記シャツ押え板には、開口から
露出したシャツの衿の外側端縁近傍を受台に押圧する衿
押え板を設けた構造としたものである。
〔作用〕
上記の構造においては、受台上にシャツを衿が上側とな
るようにセットし、その受台上に供給した衿紙を衿紙把
持具によりシャツの衿口に向き合うように把持する。
次に、第1折曲具により上記把持した衿紙の衿挿入部を
衿口に向かって折り曲げ、可動手段をシャツの衿に向か
って移動させて衿挿入部を衿口から衿内側に挿入する。
この場合、シャツの衿の外側端縁を衿押え板で押圧する
ことにより、衿自身がもつ弾性によって衿が持ち上がる
ように変形し、衿内側に空間が形成されるため、衿挿入
部の挿入が容易に行なえる。
衿挿入部の挿入が終了すると、第2折曲げ具により衿紙
の首ガイド部を下向きに折曲げ、シャツの首回り内面に
首ガイド部を添わせる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
ここでは、先ず、シャツ折りたたみ機の構造について説
明し、次に、その折りたたみ機に付設される衿紙装着装
置について述べる。
第1図に示すように、実施例のシャツ折りたたみ機は、
設置ベース1に対して上面が前後方向に傾斜した基台2
を持ち、上部に昇降フレーム3を備えている。
この昇降フレーム3は、側面に取付けた一対のガイド棒
4がシャツ折りたたみ機の外被フレーム5に固定したリ
ニアブッシュ6に嵌合して上下方向に移動可能に取付け
られ、昇降用シリンダ7の駆動により昇降される。
上記昇降シリンダ7の上部には、前後方向に延びる一対
の案内棒8、8がかけ渡され、その案内棒8、8に後述
する可動フレーム17を介して可動受台10が支持されてい
る。また、可動受台10の前側には、外被フレーム5に固
定された固定受台9が配置されている。
上記固定受台9と可動受台10は、設置ベース1に対して
傾斜した状態で配置されており、第20図に示すごとく両
受台9、10の幅寸法は、シャツSの所定の折りたたみ幅
で形成され、可動受台10の長さは、シャツSの上半部の
折りたたみ長さに形成されている。
また、固定受台9の上方には、第3図及び第17図に示す
ように、その受台の幅方向に延びる一対のガイド棒11が
外被フレーム5に取付けられ、そのガイド棒11の各棒に
移動可能に取付けたスライダ12、13に、それぞれ固定受
台9の両側縁に向き合う折り板F、Gが取付けられてい
る。
上記各スライダ12、13には、ガイド軸11に沿って伸縮す
る折りたたみ用シリンダ14、15が連結され、この各シリ
ンダ14、15の作動により各折り板F、Gが、第20図のよ
うに固定受台9に対して間隔bをあけた位置から、受台
の下方に重なり合う範囲で移動するようになっている。
図中の16は、ガイド棒11の支持と折り板のストッパを兼
ねる支持部材である。
上記各折り板F、Gは、上下に位置をずらして配置さ
れ、上側の折り板Fと固定受台9の間、及び両折り板の
間には、折りたたまれるシャツの布地が挿通可能なすき
間が設けてある。
一方、第1図乃至第4図に示すように、可動受台10の上
方の案内軸8、8には、可動フレーム17が移動可能に取
付けられ、その可動フレーム17に4つの支持枠18、19、
20、21が固定されており、その1つの支持枠20に連結部
材22を介して可動受台が固定されている。また、可動フ
レーム17と折りたたみ機の外被フレーム5との間には、
可動フレーム17を案内軸8に沿って移動させる前後進用
シリンダ23が連結している。
上記各支持枠18〜21には、それぞれ可動台10の長さ方向
に延びる一対のガイド軸24、25、26、27がかけ渡され、
その各ガイド軸の各軸に、リニアブッシュを介して5個
のスライド28、29、30、31、32が移動可能に取付けられ
ている。また、各スライダ28〜32には、それぞれ可動受
台10の両側縁に向き合う5枚の折り板A、B、C、D、
Eと、各ガイド軸に沿って伸縮する折りたたみ用シリン
ダ33が連結されている。
上記の各折り板A〜Eは、固定受台9の折り板F、Gと
同様、各相互間及び可動受台10下面との間に折りたたま
れるシャツの布地が挿通可能なすき間aをあけて上下方
向に交互に配置されており、この各折り板A〜Eは、第
20図のように開放した状態で、可動受台10の側縁との間
でシャツの両袖や胴部の両側を垂れ下げることができる
間隔b′を形成し、各シリンダ33の作動により、第24図
のように可動受台10の下方に重なり合う位置まで移動す
るようになっている。
一方、上記固定受台9の上方には、案内軸8の後端部に
位置させて、設置ベース1に対して平行に向き合う折り
たたみ台34が配置されている。
この折りたたみ台34の上面は、案内軸8に沿って移動し
てくる可動台10に対して、受台10に対向する側の端部が
次第に離反する傾斜面を形成しており、第37図に示すよ
うに、可動受台10が昇降フレーム3と共に最上部まで上
昇した状態で折りたたみ台34に向かって移動した場合、
可動受台10から垂れ下がるシャツSの下半分が折りたた
み台34の上面に当接して、長さ方向に折り返されるよう
になっている。
また、シャツ折りたたみ機の基台2には、第17図乃至第
19図に示すように、固定受台9上にセットしたシャツS
を可動受台10まで移動させるシャツ搬送装置35が設けて
ある。
このシャツ搬送装置35は、前後方向に設けたガイドレー
ル36に移動可能に取付けた台座37と、その台座に上下動
可能に取付けられる断面コ字形の支持板38と、支持板38
の上端部で両受台の側縁から垂れ下がるシャツSの両袖
を把持する把持板39、39とから成り、両把持板39、39の
間にそれらを回動させる回動用シリンダ40が連結してあ
る。
また、41は、台座37をガイドレール36に沿って移動させ
る移動用シリンダであり、支持板38には、その上下方向
の動きを案内するガイド棒42と昇降用シリンダ43が連結
されている。
次に、上述した折りたたみ機に装備される実施例の衿紙
装着装置44について説明する。
この衿紙装着装置44は、第1図乃至第16図に示すよう
に、固定受台9上に衿紙を供給する衿紙供給部45と、可
動受台9上においてセットしたシャツの衿に衿紙を装着
する衿紙装着部46の2つの部分から構成される。
衿紙供給部45は、第6図乃至第8図に示すように、固定
受台9の各折り板F、Gの下方に設置される2つの衿紙
貯留箱47、48と、上記各折り板F、Gが連結するスライ
ダ12、13に取付けられる衿紙受渡し具49、50とから成
る。
衿紙貯留箱47、48の内側には、2本の上下方向のガイド
軸51、52が設けられ、その一方のガイド軸51に多数の衿
紙Uを積重ねて載置する衿紙受台53が、他方のガイド棒
52に積重ねた衿紙を1枚ずつ吸着して取り出す吸着部材
54がそれぞれ移動可能に取付けられている。上記吸着部
材54には、衿紙を水平状態で吸引する2個のバキューム
パッド55、55が取付けられ、上記衿紙受台53と吸着部材
54には、それらを上下動させる昇降シリンダ56、57が連
結されている。
この両衿紙貯留箱47、48においては、一方に半袖用衿紙
を、他方に長袖用衿紙をそれぞれ収納しておき、吸着部
材54で折り紙を吸着して昇降させて、各衿紙を固定受台
9の上方の衿受受渡し具49、50まで持ち上げる。
この場合、衿紙を供給又は取り出すごとに昇降シリンダ
56を作動させて衿紙受台53を昇降させ、積重ねた衿紙の
上部が常に吸着部材54の最上部の吸着位置にくるように
上昇させる。これにより、吸着部材54の移動ストローク
と動作時間を短縮でき、後述するように折り板F、Gが
受台の下方にスライドして復帰するまでの間に、衿紙の
吸引と持ち上げの動作を完了することができる。
衿紙受渡し具49、50は、吸着部材54が持ち上げた衿紙の
衿挿入部を水平状態で把持する把持板58と、この把持板
58を開閉する回動用シリンダ59から成り、各折り板F、
G用のシリンダ14、15が作動すると、各折り板F、Gと
共に固定受台9の幅方向に移動し、衿紙を固定受台9の
中央部まで移動させる。
この衿紙受渡し具49、50の作動は、シャツ折りたたみ機
に設けた長袖用又は半袖用のボタンを押すことによって
選択的に行なわれ、長袖か半袖用の衿紙のいずれか一方
がセット位置まで移動される。
一方、衿紙装着部46は、第9図に示すように、前記の衿
紙受渡し具49、50から衿紙を受け取りそれをシャツの衿
に折り込む衿紙折曲げ装置60と、可動受台にセットした
シャツの衿を持ち上げる衿持ち上げ装置61とから成って
おり、この両装置は、第13図乃至第15図に示すように、
可動受台10の中央部に沿って配置されている。
衿紙折曲げ装置は、第13図乃至第15図に示すように、支
持枠21に取付けた固定フレーム62に、前後方向に伸縮す
る前後退用シリンダ63を介して可動部材としての可動板
64を取付け、その可動板64に、回動動用シリンダ65に連
結した軸66を介して回動プレート67を取付け、この回動
プレート67に、衿紙把持具68と、衿紙の衿挿入部を折曲
げる第1折曲げ具69と、首ガイド部を折曲げる第2折曲
げ具70を取付けて成っている。
上記衿紙把持具68は、回動プレート67の下面との間で衿
紙を水平状態で挾む挾み板71と、その挾み板71を回動す
る回動シリンダ72から成り、挾み板71はバネ73によって
連結部材88に対し直角方向に付勢されている。この挾み
板71は、第34図に破線で示すごとく、回動シリンダ72に
より回動する連結部材88と支点ピン89を介して矢印方向
に回動自在であるが、反対方向へは、同図に実線で示す
ように連結部材88の先端面に当たるとそれ以上の回動が
止まり、バネ73によって連結部材88に対して直角の状態
を維持されることになり、その状態で回動プレート67の
間で衿紙を把持するようになっている。
上記の衿紙把持具68は、衿紙受渡し具49、50が水平状態
に把持した衿紙の首ガイド部Vを把持し、次に回動用シ
リンダ72の作動により回動プレート67が回動することに
よって衿紙を回転させて、衿挿入部が下向きで、かつ裏
面がシャツの衿口に向き合った状態で衿紙を把持する。
第1折曲げ具69は、先端が2叉に形成された折曲げ板74
と、その折曲げ板74を前後方向に移動させる移動シリン
ダ75から成り、回動プレート67が回動した状態で移動シ
リンダ75が作動すると、折曲げ板74が衿挾み把持具68の
挾み板71の下側を移動し、挾み板71で把持した衿紙の衿
挿入部Wの両端部をシャツの衿口に向かうように折り曲
げる。(第28図及び第29図) また、第2折曲げ具70は、先端が2叉の折曲げ板76と、
その折曲げ板76を上下方向に回動させる回動シリンダ77
から成り、折曲げ板76が回動することにより、第1折曲
げ具69で衿挿入部が折曲げた衿紙の首ガイド部を、下向
きに折り曲げる。これにより、首ガイド部がシャツの首
部内面に添うようにセットされる。(第34図、第35図) 一方、衿持ち上げ装置61は、第9図及び第10図に示すよ
うに、可動受台上の支持板21に連結した固定フレーム62
に、上下方向に伸縮する昇降用シリンダ78を介してシャ
ツ押え板79を取付け、そのシャツ押え板79の両側に配置
した前後方向に伸縮する移動シリンダ80、80の連結棒8
4、84に、ピン81を介して衿上げ板82、82を上下方向に
揺動可能な状態で取付けている。
また、シャツ押え板79には、可動受台10にセットしたシ
ャツを押えた際、シャツの衿部周辺が露出する開口83が
形成されており、シャツ押え板79の両内側面に回転可能
に取付けられた衿押え板85、85が、上記開口83から衿の
上面に当接するようになっている。
さらに、シャツ押え板79の両側面には、カムローラ86、
86が取付けられ、衿上げ板82、82の先端には、そのカム
ローラ86、86に係合する係合部82a、82aが設けられてい
る。
上記の衿持ち上げ装置においては、移動シリンダ80、80
が作動して衿上げ板82、82をシャツの衿口に引き込む
と、衿上げ板は先ずシャツ押え板79の上面を摺動してシ
ャツの衿の下側に入り込み、次に、第21図のようにカム
ローラ86と係合部82aが係合すると、その係合部を支点
として上向きに揺動し、シャツの衿の側縁を持ち上げ
る。
この実施例は、上記のような構造であり、次にその作用
を説明する。
先ず、固定受台9上に、シャツSを、ボタンを掛け上向
きにした状態で、その両袖と胴部の両側部が受台9の両
側から垂れ下がるようにセットする。(第20図) この状態で、長袖又は半袖用の選択ボタンを押して、衿
紙受渡し具49、50の一方の把持板58を作動させ、所要サ
イズの衿紙を把持させる。(第3図) 次に、シャツ搬送装置35が固定受台9上のシャツを可動
受台10まで移動させてシャツが折りたたみ位置までくる
と、衿紙持ち上げ装置61の昇降シリンダ78の作動によ
り、シャツ押え板79が下降してシャツを押さえる。(第
20図)これにより、次の衿紙挿入の際にシャツが奥側へ
ずれたりしないように保持することができる。
シャツ押え板79がシャツを押えると、移動シリンダ80、
80が作動して衿上げ板82、82がシャツの衿に向かって移
動し、衿の下側に入り込む。この衿上げ板82、82は、カ
ムローラ86、86に当接してさらに移動すると、後端が上
向きに回動して、衿押え板85、85と共にシャツの衿を持
ち上げる。(第21図、第22図) ついで、各折りたたみ用シリンダ14、15、33を作動させ
ると、第23図及び第24図に示すように、各折り板A〜G
が各受台9、10の下方に移動してシャツの両袖と胴部を
交互に折りたたむと共に、衿紙受渡し具49、50も同時に
移動して、衿紙が受台の中央まで運ばれる。この折りた
たみの間に、衿紙貯留箱47、48の吸着部材54が次回のた
めの衿紙を吸着して上昇し、受渡し具49、50の復帰を待
機する。
上記のように衿紙が受台の中央に来た時点では、第25図
のように衿紙折曲げ装置60の衿紙把持具68は開放状態に
あり、次に、前進後退用シリンダ63が作動して、折り紙
受渡し具49又は50の衿紙を挾み板71が把持する。(第26
図) ついで、回動用シリンダ65の作動により回動プレート67
が回動すると、衿紙は、衿挿入部が下向きで、裏面がシ
ャツの衿口に向き合わされた状態でセットされる。(第
27図) この状態で、第1折曲げ具69が作動して折曲げ板74が前
進すると、衿紙の衿挿入部の両側が衿口に向かって折り
曲げられる。(第28図、第29図) 上記の状態では、衿上げ板82、82によりシャツの衿が持
ち上げられて大きく開いた状態にあるので、次に前後退
用シリンダ63の作動により衿紙を前進させると、衿挿入
部がシャツの衿内側に簡単に侵入していく。(第30図) 衿挿入部が衿内にいく分挿入されると、挿入の障害にな
る衿上げ板82、82を後退させて衿内部から引き抜くが、
このとき、衿押え板85が下がって、第31図に示すように
衿紙挿入用の案内道87をつくる。すなわち、シャツの衿
は、予めアイロン加工により弾力性のある状態で整形さ
れているので、衿押え板85がその中央上面を押圧する
と、布地のもつ弾力によって首回りの近傍が膨らみ、案
内道87を形成することになる。したがって、衿折曲げ装
置60の前進と共に衿挿入部がシャツの衿内部にスムーズ
に差し込まれる。(第32図) 衿挿入部が衿内に挿入され、シャツの第1ボタンまで差
し込まれると(第33図)、そのボタン部により衿折曲げ
装置60の動きが止められ、停止状態になる。
次に、第34図に示すように衿紙把持具68が解除される
が、その挾み板71は前述したように開閉の両方向に自由
に回転できるようになっているため、挾み板71がシャツ
に当たっている間は挾み板は上方にずれ上り、無理に挟
み板が開いてシャツを破損しないようになっている。挟
み板71がシャツから外れると、バネ73の作用により開放
した状態になる。
このように衿紙の把持が解除されると第2折曲げ具70が
作動して、折曲げ板76が衿紙の首ガイド部Vの中央近傍
を下向きに折り曲げる。この場合、シャツの衿は前述し
たようにのり付けとアイロン仕上げにより形が固まって
おり、かつ衿紙の衿挿入部Wが衿の内側に挿入されてシ
ャツの首部が保形されているので、第2折曲げ具70で折
り曲げられた首ガイド部は、シャツの衿形状に沿ってわ
ん曲しながら首部内側に入り込み、その内面に添った状
態で収納される。(第35図) 上記のようにシャツの袖等が折りたたまれると、昇降フ
レーム3の昇降用シリンダ7を作動させて可動受台10を
上昇させる。(第36図)これにより、可動受台の端部か
らシャツSの下半部が垂れ下った状態で引き上げられ
る。
ついで、可動受台10を前後進用シリンダ23により折りた
たみ台34に向かって移動させ、第37図のように垂れ下が
ったシャツの下半部を可動受台10と折りたたみ台34の間
で長さ方向に折り返す。次に、第38図のように可動受台
10を逆方向に移動させて折りたたみ台34から離反させ、
シャツSの内側から可動受台10と各折り板を引き抜く。
以上により、シャツの衿に衿紙を装着した状態で、シャ
ツを所定形状に折りたたむことができる。
そして、この場合、シャツの折りたたみや昇降フレーム
の上昇、及び可動受台の前進の間に、衿紙装着部46にお
いてシャツに衿紙がセットされるため、タイムロスなく
連続してシャツの折りたたみを行なうことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、その受台上に
セットしたシャツの衿を持ち上げた状態で、衿紙の衿挿
入部と首ガイド部を機械的に折り曲げて衿に押し込むよ
うにしたので、シャツを受台にセットするだけで、折り
たたむシャツの衿に自動的かつスムーズに衿紙を装着す
ることができる。したがって、シャツの折りたたみ作業
から、手作業による衿紙装置の手間を省くことができ、
作業の生産能率を大きく向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係るシャツ折りたたみ機を
示す縦断正面図、第2図は第1図のII−II線に沿った横
断平面図、第3図は第1図のIII−III線に沿った横断平
面図、第4図は第1図のIV−IV線に沿った縦断側面図、
第5図は第4図の要部を示す正面図、第6図は衿紙装着
装置の衿紙供給部を示す縦断正面図、第7図は第6図の
VII−VII線に沿った縦断側面図、第8図は第6図のVIII
−VIII線に沿った横断平面図、第9図は衿紙装着部を示
す縦断正面図、第10図は第9図のX−X線に沿った横断
平面図、第11図及び第12図はそれぞれ第10図のXI−XI線
及びXII−XIIに沿った断面図、第13図は第9図のXIII−
XIII線に沿った横断底面図、第14図は第13図のXIV−XIV
線に沿った横断正面図、第15図は第13図のXV−XV線に沿
った縦断側面図、第16図は第14図のXVI−XVI線に沿った
縦断側面図、第17図はシャツ搬送装置を示す縦断正面
図、第18図は第17図のXVIII−XVIII線の平面図、第19図
は第17図のXIX−XIX線からみた縦断平面図、第20図乃至
第38図はそれぞれ実施例の作用を示す図、第39図は衿紙
の形状を示す斜視図、第40図は衿紙の装着状態を示す斜
視図である。 3……昇降フレーム、7……昇降用シリンダ、 8……案内棒、9……固定受台、 10……可動受台、 14、15、33……折りたたみ用シリンダ、 23……前後退用シリンダ、 34……折りたたみ台、35……シャツ搬送装置、 44……衿紙装着装置、45……衿紙供給部、 46……衿紙装着部、 47、48……衿紙貯留箱、 49、50……衿紙受渡し具、 53……衿紙受台、54……吸着部材、 60……衿紙折曲げ装置、 61……衿持ち上げ装置、 63……前後退用シリンダ、 67……回動プレート、68……衿紙把持具、 69……第1折曲げ具、70……第2折曲げ具、 79……シャツ押え板、82……衿上げ板、 85……衿押え板、S……シャツ、 U……衿紙、V……首ガイド部、 W……衿挿入部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャツ折りたたみ機の受台にセットしたシ
    ャツの衿と首部に、シャツの首回り内面に沿う首ガイド
    部と、シャツの衿の内側に挿入される衿挿入部とを備え
    た衿紙を装着するシャツ折りたたみ機の衿紙装着装置に
    おいて、上記受台の上にセットしたシャツを受台に圧着
    するシャツ押え板を設け、そのシャツ押え板にシャツの
    衿と首回りの部分を露出する開口を設け、上記シャツ押
    え板の上方にシャツの中心線上を衿に向かって移動する
    可動部材を設け、この可動部材に、上記衿紙を衿挿入部
    が下側で裏面をシャツの衿口に向き合わせた状態で着脱
    自在に把持する衿紙把持具と、その把持された衿紙の衿
    挿入部を上記可動部材の移動方向と平行にシャツの衿口
    に向かって折曲げる第1折曲げ具と、上記把持された衿
    紙の首ガイド部を衿挿入部の上端から下向きに折曲げる
    第2折曲具とを取付け、上記シャツ押え板には、開口か
    ら露出したシャツの衿の外側端縁近傍を受台に押圧する
    衿押え板を設けたことを特徴とするシャツ折りたたみ機
    の衿紙装着装置。
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