JPH0738918B2 - 除湿乾燥暖房兼用器 - Google Patents

除湿乾燥暖房兼用器

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JPH0738918B2
JPH0738918B2 JP3315626A JP31562691A JPH0738918B2 JP H0738918 B2 JPH0738918 B2 JP H0738918B2 JP 3315626 A JP3315626 A JP 3315626A JP 31562691 A JP31562691 A JP 31562691A JP H0738918 B2 JPH0738918 B2 JP H0738918B2
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JP
Japan
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heater
heating
drying
air passage
dehumidifying
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JP3315626A
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JPH06285298A (ja
Inventor
義一 寺澤
Original Assignee
株式会社アテン
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸湿材を使った除湿、
乾燥及び暖房兼用器に関するものであり、例えば浴室な
どを利用して洗濯物の乾燥を行えるようにするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来は、浴室を利用して洗濯物を乾燥す
る場合、暖房機能と排気機能を合わせ持った機器で一定
時間温風を浴室内に循環させた後、今度は一定時間排気
をする操作を繰り返すことによって、即ち温風を洗濯物
に当てて、その水分が蒸発して浴室内の湿度が高くな
り、高くなりすぎると乾燥能率が悪くなる為、今度は排
気して湿度を低く下げた後、再び温風を送風して乾燥さ
せるという操作を繰り返すことによってなされていた。
しかし温風を循環する場合には、室内を密閉しないと熱
が室外へ逃げてその効果が期待できないにもかかわら
ず、排気の場合には、逆に密閉しておくと室内が負圧に
なろうとする為ほとんど排気の送風機は空回りするだけ
で排気能力は極めて悪くなり、従って乾燥効率が低いの
が実情である。又、単に温風を送り乾燥させるだけの機
器では快適な状態に湿度を保つ除湿機能がない為、室内
を除湿したい場合には、別に除湿器を用意する必要があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】室内の洗濯物の水分即
ち蒸発した湿分を室内空気と一緒に室外へ排出するので
はなく、室内を密閉して、洗濯物の水分即ち湿分だけを
室外へ排出する方式とし、この為小型で高い乾燥能力を
実現し、加えて湿気のこもりがちの為、カビの繁殖しや
すい室内を除湿する事も可能とし、更に浴室などでは冬
期寒い時期に老人が入浴する際の血圧上昇対策として入
浴前の室内の暖房も行えるように、一台でそれらの機能
を備えたものを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】空気中の湿分を吸着する
性質を有する吸湿材を円筒状に形成し回転軸を設けた吸
湿材のロータをその軸を中心に回転させ、軸方向に空気
を通しその空気の通過面を2分割して複数の通路を設
け、一方の通路は室内の空気の循環路とし、他方の通路
は室外の空気の循環路とし、それぞれの通路に送風機及
び、空気加熱用ヒータを配置し、室内空気と室外空気を
吸い込み室外空気は先にヒータを通過した後モータ等の
回転手段によりゆっくり回転させた吸湿材を通過させ再
び室外へ戻し、室内空気も吸湿材を通過させた後ヒータ
を通過させて再び室内へ戻す構成となっている。
【0005】今室内を除湿する場合は、室内空気循環路
内に配されたヒータは通電せず、室外空気循環路内に配
されたヒータは通電制御し高温の空気流にするように
し、室内の湿気を吸着した吸湿材のロータが回転して室
外空気の通路へ移っては、室外空気がヒータで高温にさ
れて吸湿材のロータを通過する為、吸湿ロータに吸着し
た室内空気中の湿分を脱湿(放湿)し室外へ再び戻す。
このようにして室内の湿気を一旦吸湿材のロータに吸着
させて室外へ排出し、室内を除湿する。
【0006】室内に洗濯物を干してこれを乾燥させる場
合は、前述の除湿運転しながら、室内空気循環路内に配
されたヒータも通電制御し、洗濯物を温風乾燥しなが
ら、室内の湿度を低く維持し乾燥能率を高く保つように
する。室内を暖房する場合は、室内空気を循環させる送
風機を運転し室内空気を吸い込み、室内空気循環路内に
配されたヒータを通電制御し温風にして再び室内へ戻
す。この場合、室外空気を循環させる送風機と、室外空
気循環路内のヒータと吸湿材のロータは停止状態であ
る。
【0007】
【実施例】本発明を図面により説明する。 図1は本発
明の一実施例を示す図で、図2は除湿、乾燥、暖房兼用
器の正面図a側面図bである。図1はこの兼用器10を
室内と室外の仕切り壁14に取り付けた状態での断面図
である。
【0008】室内空気を矢印イの方向で循環させる通路
と室外空気を矢印ロの方向で循環させる通路を仕切って
いる仕切り板3に室内空気循環用のモータ4aを図示し
ないネジで取り付け、送風羽根5aがモータ4aに取り
付けてある。
【0009】又室外空気循環用のモータ4bを同様に仕
切り板3に取り付けその軸に送風羽根5bを嵌合して取
り付けてある。今図示しない操作盤上で除湿運転を指定
すると、送風用のモータ4a、4bが回りだし、 羽根
5a、5bが回転すると同時に図3,図4に示す吸湿材
のロータ7の駆動用のモータ18も回りだしプーリ2
0、伝動ベルト8を介して吸湿材のロータ7も回転を始
める。
【0010】この吸湿材のロータ7は両端部が支持板1
5、15’の突起15a,15a’により軸支され回転
し、支持板15,15’には2つの半円の通風口15
b、15b’及び15c、15c’が軸方向に通風する
ように開いている。支持板15,15’には吸湿材のロ
ータ7の長さよりやや長いスペーサ17a〜dで4ケ
所、サラ頭のネジ16a〜d,16a’〜d’で締め付
けられており吸湿材のロータ7が支持板15,15’と
一体の突起15a,15a’を中心にして回転できるよ
うに組み付けられて成る。
【0010】伝動ベルト8にはローラ21で適当な張力
が与えられており、吸湿材ロータ7には摩擦力で回転が
伝えられる。支持板15、15′の半円の通風口15b
〜c’の窓の円弧部半径は吸湿材のロータ7の半径より
小さくして重ね代を確保して、吸湿材のロータ7を通過
する空気の漏れを防いでいる。この2つの半円窓の1つ
には、室内空気が通過し、もう1つには室外空気が通過
するように吸湿材は軸方向にこまかく区切られて空間が
設けられている。
【0012】室内の空気は、ゆっくり回転している吸湿
材のロータ7を通過し吐き出し口Yの手前に配されたヒ
ータ6aを通過してから再び室内へ戻される。室内を除
湿する場合には、ヒータ6aは通電されない。又、室外
空気は、吸い込み口Sから吸い込まれバツクパネル1と
仕切り板3間に固定部9bで固定されたヒータ6bを通
過し、ゆっくり回転している吸湿材のロータ7を通過し
吐き出し口Tから再び室外へ戻される。室内を除湿する
場合には、ヒータ6bは通電制御し加熱された空気が、
吸湿材のロータ7を通過する。次に図示しない操作盤上
で、乾燥運転を指定すると前述した除湿運転をしながら
室内空気循環路に配されたヒータ6aも通電制御する。
又、操作盤上で暖房運転を指定すると、室外空気循環用
のモータ4b、送風機5bは停止したままで、ヒータ6
bは通電せず、そして吸湿材ロータの駆動モータ18も
停止したままで、室内空気循環用のモータ4a、送風機
5aを回転させ、室内空気を吸い込み、停止したままの
吸湿材ロータ7を通過し、通電制御されたヒータ6aを
経て温風となって再び室内へ戻される。
【0013】更にこのヒータ6aを通電制御しなけれ
ば、室内の空気を循環させる為のサーキュレータとして
使用することができる為、操作盤にこの運転モードを与
えることも可能である。又、乾燥運転の際ヒータ6aを
通電制御しないことにして、除湿運転そのもので乾燥運
転しても乾燥能力がある事は容易に理解できる為、その
ようにしても良い。又、この乾燥運転の際、ヒータ6a
をあらかじめ設定したプログラムで制御して、室内の温
度、湿度をある状態に保ち、乾燥能力を維持したり、室
内の温度が高くなり過ぎる事を防ぐようにする事は容易
に考えられる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
台で除湿、乾燥、暖房が行え兼用になり、例えば家庭内
の浴室を洗濯物の乾燥に使用する事ができるようにな
り、しかも従来のものに比べて乾燥能力が高い為、小型
化する事が可能となる。しかも、浴室は湿気がこもりが
ちの為、カビの被害も多く、これに対しても除湿ができ
るので、カビ発生予防が行える。更に冬期老人が入浴す
る際は、入浴前は浴室内の気温が低く、血圧が一時的に
急上昇し、健康上悪影響がありこれも入浴前に事前に暖
房運転しておく事によって快適に入浴する事も可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除湿乾燥暖房兼用器の断面図
【図2】本発明の除湿、乾燥、暖房兼用器の正面図
【図3】吸湿材のロータ回転モータを示す図
【図4】吸湿材のロータを示す斜視図
【符号の説明】
1 バツクパネル 2 フロントパネル 3 仕切り板 4a,4b,18 モータ 5a,5b 送風羽根 6a,6b ヒータ 7 吸湿材のロータ 8 伝動ベルト 9a,9b ヒータ固定部 10 兼用器 11 操作盤との中継コード 14 仕切り壁 15,15’ ロータ支持板 15a,15a’ 突起 15b,15b’,15c,15c’ 通風口 16a〜d’ ネジ 17a〜d スペーサ 20 プーリ 21 ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温では空気中の湿分を吸着し高温では
    吸着した湿分を脱着し放湿する性質を有するロータ形状
    の吸湿材を、室外空気を吸い込み再び室外へ戻す室外空
    気路と室内空気を吸い込み再び室内へ戻す室内空気路に
    またがって配し、この吸湿材ロータを回転させるモータ
    及び伝動要素と、室外空気路に室外空気を循環させる送
    風機と、室外空気路の空気を吸湿材ロータの通過手前で
    高温にする空気加熱用のヒータと、室内空気路に室内空
    気を循環させる送風機と、室内空気路の空気を吸湿材の
    ロータの通過後に高温にする空気加熱用ヒータを具備し
    たことを特徴とする除湿乾燥暖房兼用器。
  2. 【請求項2】 除湿運転の際には、室外空気循環用の送
    風機と室内空気循環用の送風機をともに運転しながら、
    吸湿材ロータを回転させ、室外空気路のヒータを通電
    し、室内空気路のヒータは通電しない運転とし、乾燥運
    転の際には、室外空気循環用の送風機と室内空気循環用
    をともに運転しながら吸湿材ロータを回転させ、室外空
    気路のヒータを通電し、更に室内空気路のヒータも通電
    する運転とし、暖房運転の際には室外空気循環用の送風
    機と室外空気路のヒータと吸湿ロータは停止しておき、
    室内空気循環用の送風機を運転しながら室内空気路のヒ
    ータを通電する運転とし、それらの除湿運転、乾燥運
    転、暖房運転を切り換えて運転できるようにした制御手
    段を具備した事を特徴とする請求項1記載の除湿乾燥暖
    房兼用器。
  3. 【請求項3】 乾燥運転の際に室内空気路のヒータをあ
    らかじめ設定したプログラムに従ってON−OFF制御
    するようにしたことを特徴とする請求項2記載の除湿乾
    燥暖房兼用器。
  4. 【請求項4】 乾燥運転の際に室内空気路のヒータを、
    室内空気の温度を温度計で検出して第一の設定温度以上
    になるとヒータの通電を停止し、第二の設定温度以下に
    なると再び通電する制御回路を具備しON−OFF制御
    をするようにしたことを特徴とする請求項2記載の除湿
    乾燥暖房兼用器。
  5. 【請求項5】 空気加熱用のヒータとして遠赤外線ヒー
    タを用いたことを特徴とする請求項1記載の除湿乾燥暖
    房兼用器。
JP3315626A 1991-09-25 1991-09-25 除湿乾燥暖房兼用器 Expired - Lifetime JPH0738918B2 (ja)

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JPH06285298A JPH06285298A (ja) 1994-10-11
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