JPH0738910U - 測定装置 - Google Patents
測定装置Info
- Publication number
- JPH0738910U JPH0738910U JP5978892U JP5978892U JPH0738910U JP H0738910 U JPH0738910 U JP H0738910U JP 5978892 U JP5978892 U JP 5978892U JP 5978892 U JP5978892 U JP 5978892U JP H0738910 U JPH0738910 U JP H0738910U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- posture
- spindle
- dial gauge
- holder
- measuring device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 誰でもが簡単に、かつ、個人差なく、測定器
を所定の姿勢に正確に据え付けることができる測定装置
を提供する。 【構成】 スピンドル3の変位から寸法などを測定する
ダイヤルゲージ1を保持したホルダ11に、ダイヤルゲ
ージ1のスピンドル3の姿勢を確認するための水準器1
8を設ける。例えば、ダイヤルゲージ1のスピンドル3
が垂直な姿勢になるようにホルダ11を設置面42など
に据え付けるにも、水準器18を見ながら、ホルダ11
の設置面に対する取り付け姿勢を調整することができる
ので、誰でもが簡単に、かつ、個人差なく、ダイヤルゲ
ージ11を所定の姿勢に正確に据え付けることができ
る。
を所定の姿勢に正確に据え付けることができる測定装置
を提供する。 【構成】 スピンドル3の変位から寸法などを測定する
ダイヤルゲージ1を保持したホルダ11に、ダイヤルゲ
ージ1のスピンドル3の姿勢を確認するための水準器1
8を設ける。例えば、ダイヤルゲージ1のスピンドル3
が垂直な姿勢になるようにホルダ11を設置面42など
に据え付けるにも、水準器18を見ながら、ホルダ11
の設置面に対する取り付け姿勢を調整することができる
ので、誰でもが簡単に、かつ、個人差なく、ダイヤルゲ
ージ11を所定の姿勢に正確に据え付けることができ
る。
Description
【0001】
本考案は、スピンドルの変位から寸法などを測定する測定器を備えた測定装置 に関する。例えば、ダイヤルゲージなどのスピンドルが垂直な姿勢に設置されて いるかを確認できるようにした測定装置に関する。
【0002】
鉄骨構造物などでは、その鉄骨構造物を構成する構成要素の撓みがどのように 変化するかを長期間に渡って測定することが行われている。例えば、橋梁などで は、橋桁に掛け渡された梁の撓みを定期的(1日ごと)に測定し、その測定結果 を1週間〜1カ月単位で集計して梁の撓みの経時的変動を把握することが行われ ている。
【0003】 従来、このような橋梁などにおいて、梁の撓みを測定するには、梁と橋桁との 間にダイヤルゲージなどを据え付けておき、定期的に測定者がダイヤルゲージの 値を読み取り、その結果を1週間〜1カ月単位で集計して梁の撓みの経時的変動 を把握するようにしている。
【0004】
ところで、従来の測定方法において、正確な測定を行うには、梁と橋桁との間 にダイヤルゲージのスピンドルが垂直な姿勢になるようにダイヤルゲージを据え 付ける必要がある。しかし、この据え付け作業は、作業者の勘に頼らざるを得な いため、スピンドルが垂直な姿勢になるようにダイヤルゲージを据え付けること が難しく、かつ、個人差も生じやすいという欠点があった。
【0005】 ここに、本考案の目的は、このような従来の欠点を解消し、誰でもが簡単に、 かつ、個人差なく、測定器を所定の姿勢に正確に据え付けることができる測定装 置を提供することにある。
【0006】
そのため、本考案の測定装置では、スピンドルの変位から寸法などを測定する 測定器を保持するホルダに、前記測定器のスピンドルの姿勢を確認するための姿 勢確認手段を設けた、ことを特徴とする。
【0007】
例えば、測定器のスピンドルが垂直な姿勢になるようにホルダを設置面などに 据え付けるにも、姿勢確認手段を見ながら、ホルダの設置面に対する取り付け姿 勢を調整することができるので、誰でもが簡単に、かつ、個人差なく、測定器を 所定の姿勢に正確に据え付けることができる。
【0008】
以下、本考案の測定装置について好適な実施例を挙げ、添付図面に沿って詳細 に説明する。 図1は本実施例の測定装置の側面図、図2はその斜視図である。同測定装置は 、大きく分けて、スピンドルの変位から寸法などを測定する測定器としてのダイ ヤルゲージ1と、このダイヤルゲージ1を保持するホルダ11と、このホルダ1 1を設置面に固定するとともにホルダ11の姿勢を変化させる姿勢調整機構21 と、この姿勢調整機構21に対して前記ホルダ11を前記ダイヤルゲージ1のス ピンドルの軸方向へ移動可能に案内保持する摺動案内機構31とから構成されて いる。
【0009】 前記ダイヤルゲージ1は、ケース2、そのケース2の中心および周壁を貫通し て軸方向(上下方向)へ直線変位可能に設けられたスピンドル3およびデジタル 表示器4などを含み、スピンドル3の直線変位量を図示省略のエンコーダによっ て電気信号に変換し、その変位量相当の信号を前記デジタル表示器4にデジタル 表示するとともに、必要に応じて外部へ出力する構造である。なお、5はスピン ドルの下端に設けられた測定子、6はスピントル3をケース2に対して軸方向へ 直線変位可能に支持するステムである。
【0010】 前記ホルダ11は、垂直壁11A、この垂直壁11Aの上下端から直角にかつ 同方向へ向かって一体形成された上壁11Bおよび下壁11Cを有するコ字形に 形成されている。前記下壁11Cには、保持プレート12および2本のボルト1 3を介して、前記ダイヤルゲージ1が着脱自在にかつ所定の姿勢に保持されてい る。つまり、ダイヤルゲージ1のスピンドル3が垂直壁11Aと平行な姿勢に保 持されている。また、上壁11B上には、調整軸14が前記ダイヤルゲージ1の スピンドル3と同一軸線上に突設されている。調整軸14は、前記上壁11B上 に突設された固定軸14Aと、この固定軸14Aの上端に螺合されかつ上端に接 触子15を有する調整子14Bとから構成されている。固定軸14Aには、保持 プレート16および2本のボルト17を介して、姿勢確認手段としての水準器1 8が前記ダイヤルゲージ1のスピンドル3に対して直角に、かつ、上壁11Bか ら前方へ突出して取り付けられている。また、前記垂直壁11Aの後部には、キ ー溝19を有するガイド孔20が前記ダイヤルゲージ1のスピンドル3の軸線と 平行に形成されている。
【0011】 前記姿勢調整機構21は、設置面に複数本(4本)のボルト22を介して固定 される固定プレート23と、ボール24と、前記固定プレート23上にボール2 4を介して揺動自在にかつ複数本(3本)のボルト25を介して固定可能に設け られた姿勢調整プレート26とから構成されている。固定プレート23には、図 3に示す如く、その四隅に前記ボルト22が挿入される座ぐり孔27が、前記ボ ール25が収納保持される凹球面状の保持孔28Aを中心とする同一円周上の1 20度間隔位置に前記ボルト25が螺合されるねじ孔29がそれぞれ形成されて いる。前記姿勢調整プレート26には、図4に示す如く、前記ボール25が収納 保持される凹球面状の保持孔28Bを中心とする同一円周上の120度間隔位置 に前記ボルト25が挿通するボルト挿通孔30がそれぞれ形成されている。
【0012】 前記摺動案内機構31は、前記姿勢調整機構21の姿勢調整プレート26上に 直角に立設され前記ホルダ11を前記スピンドル3の軸線方向へ移動可能に支持 する支柱32と、この支柱32に係合され前記ガイド孔19のキー溝18に沿っ て摺動するキー33と、前記支柱32の外周に沿ってかつ前記姿勢調整プレート 26の上面と前記ホルダ11の底面との間に旋回されたスプリング34とから構 成されている。
【0013】 次に、本実施例の測定装置を利用して、梁の撓みを長期間に渡って測定する場 合について説明する。 図1に示すように、測定しようとする梁41の下方において、その梁41と対 向する設置面42に、姿勢調整機構21の固定プレート23を固定する。これに は、固定プレート23の四隅に設けられた座ぐり孔27にボルト22を挿入し、 設置面42に螺合、固定する。こののち、ホルダ11を有する姿勢調整機構21 の姿勢調整プレート26をボール24を介して固定プレート23上に重ね合わせ たのち、姿勢調整プレート26を3本のボルト25によって固定プレート23に 仮止めする。なお、固定プレート23の固定位置については、調整軸14が梁4 1の真下に位置するように、予め決めておく。
【0014】 ついで、ホルダ11の下壁11Cに保持プレート12および2本のボルト13 を介して、ダイヤルゲージ1のスピンドル3を支柱32と平行に保持したのち、 姿勢調整プレート26の3本のボルト25の締め付け度合いを調整する。3本の ボルト25の締め付け度合いを調整すると、姿勢調整プレート26がボール24 を中心として水平方向へ揺動するので、水準器18を見ながら、その水準器18 の気泡が水平を示す基準位置にくるようにボルト25の締め付け度合いを調整す る。これにより、水準器18の気泡が水平を示す基準位置にくると、支柱32や ダイヤルゲージ1のスピンドル3が垂直な姿勢に設定される。
【0015】 ここで、調整軸14の調整子14Bを固定軸14Aに対して離れる方向へ螺合 状態を変化させていくと、調整子14Bの接触子15が梁41の下面に当接され る。更に、調整子14Bを同方向へ移動させていくと、今度は、ホルダ11がス プリング34の付勢力に抗して下方へ移動されていく。やがて、ダイヤルゲージ 1のスピンドル3の先端、つまり、測定子5が設置面42に当接したのち、更に 、調整子14Bを同方向へ移動させると、スピンドル3を上方へ僅か変位した状 態に設定される。これで、設定作業が終了する。
【0016】 測定に当たっては、図1に示すように、ダイヤルゲージ1にケーブルなどを介 してデータ収集器43を接続し、このデータ収集器43において、予め任意に設 定し時間間隔(例えば、1日間隔)でダイヤルゲージ1からのデータ、つまり、 スピンドル3の変位量相当の信号を取り込み、そのデータ順次、記憶させる。そ ののち、適時、これらの記憶データを出力させれば、梁41の撓みを長期間に渡 って自動的に測定、収集することができる。
【0017】 従って、本実施例によれば、ダイヤルゲージ1を保持したホルダ11に、その ダイヤルゲージ1のスピンドル3が垂直な姿勢であるかを確認するための水準器 18を設けたので、この水準器18を見ながら、ダイヤルゲージ1のスピンドル 3が垂直な姿勢になるようにホルダ11の取り付け姿勢を調整することができる 。そのため、梁41と設置面42との間隔から梁41の撓みを測定する場合など でも、梁41と設置面42との間にダイヤルゲージ1のスピントル3を垂直な姿 勢に正しく設置することができるから、梁41の撓みを誰でもが簡単に、かつ、 個人差なく高精度に測定することができる。
【0018】 また、設置面42に固定される固定プレート23と、この固定プレート23に ボール24を介して揺動自在にかつ固定可能に設けられた姿勢調整プレート26 とからなる姿勢調整機構21を設けたので、水準器18を見ながら、ホルダ11 の取り付け姿勢を調整するにも、その調整作業を容易にかつ能率的に行うことが できる。
【0019】 また、ダイヤルゲージ1にケーブルなどを介してデータ収集器43を接続し、 このデータ収集器43において、予め任意に設定し時間間隔でダイヤルゲージ1 からのデータを取り込み、そのデータを記憶、出力できるようにしたので、梁4 1の撓みを長期間に渡って自動的に測定、収集することができる。
【0020】 以上、本考案について好適な実施例を挙げて説明したが、本考案は、この実施 例に限られるものでなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並 びに設計の変更が可能である。
【0021】 例えば、ダイヤルゲージ1のスピンドル3の姿勢を確認するための姿勢確認手 段としては、上記実施例で述べた水準器18に限らず、目視でスピンドル3の姿 勢を直接的、間接的に確認できるものであればいずれでもよい。
【0022】 また、上記実施例では、ホルダ11に対して水準器18をダイヤルゲージ1の スピンドル3の軸線に対して直角に設け、この水準器18によってスピンドル3 が垂直な姿勢に設置されたかを確認できるようにしたが、このほか、ホルダ11 に対して水準器18をダイヤルゲージ1のスピンドル3の軸線に対して平行に設 ければ、スピンドル3が水平な姿勢に設置されたかを確認できる。
【0023】 また、上記実施例では、ホルダ11を摺動案内機構31および姿勢調整機構2 1を介して水平な設置面42に固定するようにしたが、固定する面については上 記例に限らず、水平な設置面42に対して垂直な壁面などに固定するようにして もよい。
【0024】 また、上記実施例では、測定器としてダイヤルゲージ1を用いているが、測定 器としてはダイヤルゲージに限られるものでなく、直線的に変位するスピンドル の変位量から測定を行う測定器全てを適用することができる。
【0025】
以上の通り、本考案の測定装置によれば、測定器を保持するホルダに、測定器 のスピンドルの姿勢を確認するための姿勢確認手段を設けたので、誰でもが簡単 に、かつ、個人差なく、測定器を所定の姿勢に正確に据え付けることができると いう効果が期待できる。
【図1】本考案の測定装置の一実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図2】同上実施例の斜視図である。
【図3】同上実施例における固定プレートを示す平面図
である。
である。
【図4】同上実施例における姿勢調整プレートを示す平
面図である。
面図である。
1 ダイヤルゲージ(測定器) 3 スピンドル 11 ホルダ 18 水準器(姿勢確認手段)
Claims (1)
- 【請求項1】スピンドルの変位から寸法などを測定する
測定器を保持するホルダに、前記測定器のスピンドルの
姿勢を確認するための姿勢確認手段を設けた、ことを特
徴とする測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5978892U JPH0738910U (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5978892U JPH0738910U (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738910U true JPH0738910U (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=13123380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5978892U Withdrawn JPH0738910U (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738910U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020139857A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社ミツトヨ | ゲージ検査治具及びゲージ検査機 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP5978892U patent/JPH0738910U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020139857A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社ミツトヨ | ゲージ検査治具及びゲージ検査機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961107 |