JP2603940B2 - 水平多関節ロボツトの較正装置 - Google Patents

水平多関節ロボツトの較正装置

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JP2603940B2
JP2603940B2 JP8480187A JP8480187A JP2603940B2 JP 2603940 B2 JP2603940 B2 JP 2603940B2 JP 8480187 A JP8480187 A JP 8480187A JP 8480187 A JP8480187 A JP 8480187A JP 2603940 B2 JP2603940 B2 JP 2603940B2
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佳延 石川
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  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 〔産業上の利用分野〕 本発明は産業用ロボットに係り、特に水平多関節ロボ
ットの較正装置に関する。
〔従来の技術〕
作業計画を上位のコンピュータでやり、その動作デー
タをロボットコントローラに送る最近のシステムは、コ
ンピュータの機能が高まるにつれ実用性も高くなってい
る。しかし、このコンピュータのデータだけでは、ロボ
ットは目標の座標値とずれる。ロボットの座標系を作業
環境の座標系に合わせれば補償できるが、完全ではな
い。それは実際のロボットの形がロボットコントローラ
内の計算上の理想形でなく、歪んでいるからである。た
とえばロボットの組立て時に治具等を使って機械的に初
期の形状を整えても、アームのたわみもある。そこで、
各部誤差を較正用データとしてもち、ロボット先端での
座標値誤差(以下、先端誤差)をその較正用データから
出し、その分だけ補正するなど、ソフトウェアで形状の
誤差を補正する方法が提唱されている。
第4図のロボットの場合を以下に示す。
P+ΔP=Rot1+Δ1[Rot2+Δ2{Rot
3+Δ3(Z +ΔZ)+L2+ΔL2}+L1+ΔL1]+ΔB+Δ()
(1) ここで、P:目標座標値 ΔP:先端誤差 Rot:回転変換(i軸) Δi:旋回回転軸原点誤差および関節軸の傾き(i軸) Z:ロボットZ軸 ΔZ:ツール取付誤差 Li:アーム長(第iアーム) ΔLi:アーム長誤差(第iアーム) ΔB:据付誤差 Δ():ある姿勢における先端におけるたわみ 式(1)は、ある目標値Pに動くときの先端誤差ΔP
を計算する式で、先端誤差分だけ目標値をずらして仮の
目標値P′とする方法である。即ち、 P′=P−ΔP (2) この方法は各部誤差ΔE(Δi,ΔZ,ΔLi,ΔB,Δ
()など)が微小であれば、精度良く較正できる。
そこで、それぞれ1台1台のロボットに対して各部誤
差の較正用データを測ればよい。各部誤差それぞれを直
接測るのは手間がかかるので、式(1)を利用して先端
座標P+ΔPを測ることで、右辺に含まれる未知数(各
部誤差)を解くと便利である。右辺に含まれる未知数
(各部誤差)が微少であれば、一次近似展開できるの
で、単なる連立一次方程式になる。ただし、未知数に対
して式の数が少ないので、先端座標P+ΔPは複数点測
る必要がある。式(3)は式(1)を一次近似展開した
ものである。
ΔP−Δ()=[A()]ΔE (3) ここで、[A()]:姿勢に関する誤差影響マトリ
クス 先端座標の測定は、アームのたわみや軸の傾きを含め
て式(3)から各部誤差ΔEを解析する場合、Z軸方向
の測定も重要であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
Z軸方向を含めた先端座標を測るとき、簡易的にZ方
向に関しては単に微小誤差ΔPだけを測る方法がある。
これは比較的簡単な装置で手速くやれるが、傾きは解析
できない。
Z軸の傾きの誤差も無視できない場合、ロボット先端
を上下させてかつXY平面内での座標値を測る必要があ
る。これは三次元測定となるが、非接触の三次元測定は
精度が悪いので接触式が要り、操作もめんどうである。
本発明の目的はロボット先端座標の測定を簡素化でき
る水平多関節ロボットの較正装置を得ることである。
〔発明の構成〕
〔問題点を解決するための手段〕 三次元的に穴位置が明確になっている複数のボスがあ
る測定台15を用い、ロボット先端の挿入ピンユニット2
をそこに差し込むことで、穴の位置データをロボット先
端座標の測定に代用する。
〔作用〕
ロボットの先端を測ると作業が、先端のピンユニット
を穴に挿入することでロボット自身でできることにな
る。
〔実施例〕
(実施例の構成) 以下、本発明の一実施例を図面で説明する。
第1図において、ロボット先端のZ軸に較正時に取付
ける挿入ピンユニット2と、較正対象のロボット10と、
そのロボットコントローラ11と、挿入完了時に挿入ピン
ユニット2からケーブル経由で情報を取り込むZ方向微
少誤差測定器本体12と、そのケーブル吊り下げ用支柱13
と、ロボットコントローラ11とZ方向微少誤差測定器本
体12からケーブル経由で情報をやりとりする解析装置14
と、対象ロボット10を較正時に固定し挿入ピンユニット
2が位置決めされる複数の穴が予め三次元測定が行なわ
れていてかつ開口面の高さが異なるボスのある測定台15
とからなる。挿入ピンユニット2の詳細構成を示す第2
図において、ロボット先端10aに取付けられたAブロッ
ク16と、Aブロック16に取付けられたストッパ付のリニ
ヤガイド17と、Aブロック16とはリニヤガイド17で支持
されているBブロック18と、Aブロック16とBブロック
18の間のばね19と、Bブロック18に取付けた先がテーパ
状の挿入ピン20と、Bブロック18に取付けられAブロッ
ク16とのリニヤガイド17方向の相対距離を測定するため
のZ方向微少誤差測定器21(例えば、ダイヤルゲージ)
とからなる。
(実施例の作用) 以下、ロボット先端10aに取付けた挿入ピンユニット
2を測定台15の穴に挿入する作業の流れを第3図で説明
する。
まず、測定台15の穴の位置データで穴の上方にロボッ
ト先端10aを移動する。もし移動位置が実際の穴位置と
ずれていても、ロボットの1軸と2軸のモータトルクが
かからない状態(サーボフリー)にして、ロボット先端
10aを下げてテーパ付きの挿入ピン20を穴に倣って挿入
する。ロボット先端10aは、ピンの基準面20aが穴の開口
面に当ってもさらに下げ、Z方向微少誤差測定器21がA
ブロック16とBブロック18との相対距離からロボット先
端10aと穴の開口面の高さの相対距離の縮まり長さを測
定できるように、予めZ方向の移動目標値を下方に設定
しておく。ロボット先端が位置決めされた後に、ロボッ
トコントローラ11からロボットの1軸と2軸とZ軸(回
転、上下)の現在値を解析装置14に読み込む。Z軸の上
下方向の値は、Z方向微少誤差測定器21の読みの縮まり
分だけ修正した値を現在値とする。この挿入作業を複数
の穴で繰り返して、式(3)の式の数を未知数(各部誤
差ΔE)より増やす。式(3)の式は一つの穴の測定で
X,Y,Zの三つである。
式(3)に代入する値は、位置が明らかな穴へピンを
入れるだけで穴の三次元座標値がロボットの先端座標P
+ΔPとなり、また、ロボットコントローラ11内の挿入
時の姿勢値+から目標座標値P(実際には、そこを目標
としたわけでなく穴で矯正されてずれているのだから計
算上現在座標値)が計算できるので、ΔPはその差であ
る。式(3)を解いて各部誤差ΔEを計算し、この値は
ここで測定したロボット固有の較正用データとして、測
定時の環境条件(温度等)などと共に保存しておく。
(実施例の効果) 挿入ピン20をロボット先端10aに固定せず、リニヤガ
イド17で支持して、ばね19を介したことで、挿入完了位
置でモータのトルクがそれ自身の反力とけんかしないの
で、Z軸上下の位置決めサーボを入れた状態でも挿入で
きる。この結果ロボットを測定台15にのせれば、完全に
自動運転で較正用データを取り込める。また、挿入ピン
20は着脱可能で、摩擦の少ないテフロン材などですきま
の少ないものを使えば、ロボット先端座標のガタによる
影響を除け、かつ測定台15が摩耗せず耐用年数も長くな
る。
〔発明の効果〕
ロボットが先端のピンを穴に入れ作業で各部誤差の解
析に移れるデータが揃うので、自動的に較正試験を行な
える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の水平多関節ロボットの較正装置の一実
施例を示す斜視図、第2図は第1図の要部詳細図、第3
図は第1図の装置で測定する際の流れ図、第4図は本発
明に関連するロボットの構成を表わす斜視図である。 10……水平多関節ロボット 11……ロボットコントローラ 14……解析装置 12……Z方向微少誤差測定器本体 15……測定台 16……Aブロック 18……Bブロック 19……ばね 17……リニヤガイド 21……Z方向微少誤差測定器 20……挿入ピン 10a……ロボット先端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平多関節ロボットの先端のZ軸へ取付け
    たブロックと、前記ブロックとは上下方向にのみ自由に
    支持されたピンと、前記ロボット先端と前記ピンの相対
    距離を測定する測定手段と、前記ロボット先端と上記ピ
    ンの相対距離に関連して反力を生じる弾性体と、前記ロ
    ボットが据付けられ前記ピンが挿入される穴を複数開口
    面の高さを異にするものを含めて有する測定台と、前記
    ロボットの現在姿勢などの情報及び前記測定手段の値を
    読み込み、目標座標値と現在座標値とを求め、求めた目
    標座標値と現在座標値との偏差を算出し、その偏差を前
    記ロボット固有の較正データとして測定時の環境条件と
    共に記憶する解析装置とを具備したことを特徴とする水
    平多関節ロボットの較正装置。
JP8480187A 1987-04-08 1987-04-08 水平多関節ロボツトの較正装置 Expired - Lifetime JP2603940B2 (ja)

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