JPH0738905B2 - ミシンのオートラベラー制御装置 - Google Patents

ミシンのオートラベラー制御装置

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JPH0738905B2
JPH0738905B2 JP33105687A JP33105687A JPH0738905B2 JP H0738905 B2 JPH0738905 B2 JP H0738905B2 JP 33105687 A JP33105687 A JP 33105687A JP 33105687 A JP33105687 A JP 33105687A JP H0738905 B2 JPH0738905 B2 JP H0738905B2
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秀二 中島
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ペガサスミシン製造株式会社
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば衣類等の被縫製物を縫製しているミシ
ンの押え金の下に、ブランド表示ネーム,洗濯絵表示ネ
ーム等のラベルを供給するものであり、ミシンによりラ
ベルを被縫製物と、一緒に縫付け得るようにするミシン
のオートラベラー制御装置に関する。
従来の技術 オートラベラー装置として、例えば被縫製物にラベルを
供給する際、連続供給或いは間欠供給、手動供給或いは
自動供給等の各種の縫製モードと、ラベル長さ、ラベル
供給位置等の縫製データとを決定し、決定した縫製モー
ド、縫製データに基づきオートラベラー装置の動きを制
御してラベルを被縫製物に供給するようにしたものがあ
る。
このオートラベラー装置の制御は、従来ミシンに設けた
論理回路によって行なっており、制御内容を論理回路に
組込まれた設定範囲外に変える場合には論理回路を設計
し直す必要がある。
発明が解決しようとする問題点 このため、上述の如く制御内容を変更する場合は、変更
に長時間を要し、操業率低下が招来されるという問題点
があった。
本発明は論理回路を用いて制御するオートラベラー装置
等の制御装置に生じる上記問題点を解決すべくなされた
ものであり、制御内容を容易に変更でき、操業率の向上
を図り得るミシンのオートラベラー制御装置を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明に係るミシンのオートラベラー制御装置は、ラベ
ル搬入部によりミシン本体近傍に搬入したラベルをクラ
ンプにて挾持し、このクランプをクランプ支持手段にて
押え金直前へ移動させ、ミシン本体にて縫製する被縫製
物の所定位置に前記ラベルを供給するミシンのオートラ
ベラー装置において、前記オートラベラー装置の運動方
式の制御に関する複数の縫製モード及びラベルの縫い付
けに関する複数の縫製データを記憶する記憶手段と、該
記憶手段から縫製モード,縫製データを実行エリヤに設
定するための設定手段と、実行エリヤ内の縫製データを
表示する表示手段と、前記実行エリヤ内に設定された縫
製モードを切り換えるためのモード切り換え手段と、実
行エリア内に設定された縫製データから書き換え用縫製
データを選択する選択手段と、該選択手段により選択し
た書き換え用縫製データを書き換えるためのデータ書き
換え手段と、ミシン本体に設けてあり、これに供給され
る被縫製物の布端を検出する布端検出器と、ミシン本体
の回転数を検出する回転検出器と、実行エリヤ内の縫製
モード及び縫製データと、布端検出器の出力信号と、回
転検出器の出力信号とに基づき前記オートラベラー装置
を作動せしめる実行手段とを具備することを特徴とす
る。
作用 本発明にあっては、記憶手段に記憶させてある縫製モー
ドはモード切り換え手段にて切り換えられ、また同じく
記憶手段に記憶させてある縫製データは表示手段を媒介
してデータ書き換え手段にて書き換えられ、このため実
行エリヤ内の縫製モード及び縫製データはどのような条
件にでも設定が可能となり、実行手段はその実行エリヤ
内の縫製モード及び縫製データに基づいてオートラベラ
ー装置を作動させる。
実 施 例 以下本発明を図面に基づき具体的に説明する。第1図は
本発明を適用したミシンのオートラベラー装置のブロッ
ク図、第2図はその制御装置のコントロール部を示す正
面図、第3図はその制御装置を備えたミシンを示す外観
斜視図である。
まず、そのミシンの動作について説明する。第3図の図
中1はミシン本体を示す。ミシン本体1は、衣類,布等
の被縫製物を載置すると共に所定のピッチで搬送する搬
送部2と、被縫製物を載置する布台3と、縫製のための
針5が取り付けられた針取付部6と、布台3に載置され
た被縫製物を搬送部2の上で布台3側に所定の力で押圧
する押え金4aを先端に設けてある押圧部4とを備え、搬
送部2,押え金4a及び針5からなる縫付部10にて被縫製物
を所定のピッチで搬送しつつ縫付け得る基本構成となっ
ている。
布台3の上方には布台3の後面側に設けた支柱11にて水
平に支持されたラベル搬入部20が位置せしめられてい
る。ラベル搬入部20は、第4図及び第5図に示す如くブ
ランド或は洗濯条件等が連続的に多数表示された帯状の
ラベル100を白抜矢符方向に搬入するラベル搬入ローラ2
1と、搬入されたラベル100を1枚づつ切断する上メス26
a及び下メス26bとからなるカッター26と、カッター26の
下流側に設けてある回転軸23にて支持されてあって搬入
されたラベル100を案内するガイド面24aを有するラベル
ガイド24と、同じく回転軸23にて支持されてあってガイ
ド面24aより少し離れてその間にラベル100を通すように
したラベル折返し棒25とを備えている。即ち、この実施
例においては、ラベルを2つ折りにしてその重ね合わさ
れた自由端を一度で被縫製物に縫いつけることができる
ように構成している。
前記回転軸23は、ラベル搬入ローラ21により搬入された
ラベル100の長さを検出するラベル検出センサ22からの
信号に基づき回転軸23の基端部と図に現れていない引張
りバネとの間に掛架されたベルト29を、これにシリンダ
ロッド28a先端を取付けたシリンダ28の進退にて動かす
ことにより第5図に矢符にて示す如く半回転するように
なっており、この回転によりラベル100は第6図に示す
如くラベル折返し棒25回りに折り返される。なお、ラベ
ルが折り返す必要のないものであるときには、ラベル折
返し棒25の回転はラベルの搬入に拘らず止めておく。ラ
ベル折返し棒25の上流側に設けたエア吹出筒21aはその
周面よりエアをラベル折曲げ部に向けて吹付けて折りぐ
せを矯正するものである。
ラベル搬入部20と布台3との間には、ラベル保持用アー
ム30が回動可能に設けられている。このアーム30は前記
支柱11の側面に設けた支柱片12に水平に取付けた腕回転
用軸13にて回動可能に支持されており、軸13の近傍に取
付けたシリンダ固定具36にシリンダロッド37aの先端が
固設されたシリンダ37により軸13回りに回動する。アー
ム30の先端にはシリンダ31が固設され、このシリンダ31
のシリンダロッド31a先端にはクランプ32が取付けられ
ている。
このクランプ32は前記軸13を中心とした円弧上を旋回運
動を行なうと共にシリンダロッド31aの進退により直線
運動を行ない、ラベル搬入部20と縫付部10との間を往復
する。つまり、アーム30及びシリンダロッド31a等はク
ランプ32を移動させる前記クランプ支持手段を構成す
る。また、クランプ32はラベル搬入部20に位置するとき
に、第5図に示す如くラベル100の移動域を上下に挟む
クランプ上片32aとクランプ下片32bとを備えており、ク
ランプ下片32bがシリンダロッド31aに固設され、クラン
プ上片32aが引張りバネ33によりクランプ下片32b側に押
圧付勢する構成となっている。
ラベル搬入部20にクランプ32が位置するときには、クラ
ンプ上片32aはその基端部が、シリンダ34のシリンダロ
ッド34aに取付けたクランプ解放棒35を進出させるとこ
れにて押圧されるようになっており、これにより引張り
バネ33の力に抗してクランプ上片32aの先端がクランプ
下片32bから離れ、クランプ32が解放される。また、ク
ランプ解放棒35を退入させると引張りバネ33の力により
クランプ32は挟み動作をする。
前述のようにラベル100がラベル折返し棒25回りに折り
返された場合、第6図に示す如く上記挟み動作を行わせ
てクランプ32にてラベル100の折り返し端部を挟持す
る。そして、ラベル搬入部20に備わっており、ラベル搬
入ローラ21とクランプ32の旋回域との間に設けた下メス
26b上で上から降りてくる上メス26aにより、ラベル100
を切断する。この切断終了後シリンダ37が作動し、アー
ム30は第7図に白抜矢符にて示す如く位置Aから軸13回
りに前回転して位置Bとなり、クランプ32はラベルを保
持した状態でラベルガイド24とラベル折返し棒25との間
からそのラベルを手前側に外すとともにミシンの前側に
位置せしめられる。一方、シリンダロッド28aの後退に
よって、回転軸23は前記とは反対方向に半回転して元の
位置に戻り、ラベルガイド24はガイド面24aを上向きと
した状態となり、次に搬入されてくるラベル100を案内
するために待機する。
前記支持片12のアーム30が旋回する前後限に夫々アーム
下位置検出器38aとアーム上位置検出器38bとが設置され
ており、アーム30が前回転してアーム下位置検出器38a
がオンされるとシリンダ31は作動開始し、シリンダロッ
ド31aを進出させる。シリンダ31にはシリンダロッド31a
の退入限近傍に退入確認用のクランプ上位置検出器39a
が設けられており、また退入限と進出限との間に中途に
シリンダロッド31aを一旦停止して待機させるための待
機用のクランプ下位置検出器39bが設けられている。こ
の位置検出器39a,39bとしては、例えば共にコイルを鎖
交する磁束の時間変化に比例した電圧を発生して磁気検
出を行なうコイル型磁気センサ等を使用している。一
方、シリンダ31は待機用のクランプ下位置検出器39bに
て磁気検出を行えるように、例えばシリンダ31を非磁性
材料により作製し、また第8図(シリンダ31等の動きを
制御するための空気圧回路図)に示す如く圧力室31b内
のシリンダロッド31aの基端に強磁性体、例えば磁石31c
を取付けた構成としてある。なお、上述のすべてのシリ
ンダ28,31,34及び37はエアシリンダを使用しているがこ
れに限らず油圧シリンダ等を用いてもよい。
また、シリンダ31は、第8図に示されるように、圧力室
31bのロッド側がパイプ50aを介して常開型の3ポート電
磁弁51に連結されるとともに、圧力室31bのヘッド側が
レギュレータ53及びパイプ50bを介して常閉型の3ポー
ト電磁弁52に連結され、さらにこれら電磁弁51,52は高
圧エア源に連結されている。そして、前限検出器38aが
オンされると常開型電磁弁51の高圧エア源とパイプ50a
との連結が断たれ、パイプ50aから圧力室31bのロッド側
のエアが大気に排出されるとともに、常閉型電磁弁52の
高圧エア源とパイプ50bとが連結され、パイプ50bからレ
ギュレータ53を介して圧力室31bのヘッド側に高圧エア
が供給され、シリンダロッド31aが進出せしめられる。
そして、その進出途中において磁石31cが待機用磁器セ
ンサ39bの位置に達すると、磁器センサ39bはこれを検出
し、その検出信号により常開型電磁弁51が常開の状態、
すなわち高圧エア源とパイプ50aとが連結された状態に
され、圧力室31bのロッド側に高圧エアが供給される。
そして、予め圧力室31bのロッド側とヘッド側の押合う
力を等しくするように調整されたレギュレータ53の作用
によりシリンダロッド31aの進出をその位置で停止させ
る。
これにより、第7図に示す如くアーム30は位置Bのまま
ラベルは縫付部10に近い位置Cで待機することになる。
この待機位置Cは、磁気センサ39bの設置位置を変更す
ることにより変えることが可能である。このため、例え
ば、被縫製物を縫製し始めて直ぐの箇所にラベルを縫付
ける場合(これをクイックと称し、後に詳述する)であ
っても、クランプ下位置検出器39bの設置位置を進出限
近傍とすることによりそのラベル縫付け箇所にラベルを
供給することが可能としてある。
前記ラベル縫付け箇所は縫付部10での送りピッチと針5
の上下動回数に基づいて定まり、この縫始めからラベル
縫付けまでの針5の上下動回数(運針数)に基づいて定
まり、この針5の運針数は図示しないカウンタ兼タイマ
ーにより計数するとともに後述のRAMに設定されたカウ
ント数に達するとROMとCPUを介してシリンダロッド31a
の待機を解除するようになっている。
そして、この解除がなされると、シリンダ31はシリンダ
ロッド31aを進出限の位置D(第7図参照)まで進出さ
せる。これにより、ラベル100は縫付部10に供給され、
縫付部10の搬送部2と押え金4aとの間を針5側へ自動的
に送り込まれて被縫製物のラベル縫付箇所に縫付けられ
る。なお、進出限まで進出したシリンダロッド31aは、
その後退入していき、その際にクランプ下位置検出器39
bが作動する筈であるが、この作動に拘らずシリンダロ
ッド31aが一旦停止を行わない制御内容としておく。ま
た、退入限にまでシリンダロッド31aが退入すると、ク
ランプ上位置検出器39aが作動するが、このクランプ上
位置検出器39aはこの作動がなかった場合には異常あり
として、オートラベラー装置の動作を停止させる安全器
として働く。この働きは前記アーム下位置検出器38a,ア
ーム上位置検出器38b及びクランプ下位置検出器39bいず
れも有する。そして、逆にクランプ上位置検出器39aに
シリンダロッド31a退入による作動等があった場合には
オートラベラー装置の継続動作を行わしめる。これによ
り、次のラベル供給の準備が行われる。
また、布台3上には生地の有無を検出するために発光素
子40と受光素子41とからなる生地検出センサ115を設け
ている。更に、針5の上下動回数、即ち運針数はミシン
のプーリ(図示せず)に設けた回転検出器125により検
出されるようにし、生地検出センサー115が生地にて遮
光されたことにより発する信号を受けて布端を検出する
図示しない布端検出器が布端を検出した後、ミシンが回
転すると回転数(運針数)の計数が開始される。
このような動作をするオートラベラー装置を制御するの
が第1図に示す制御装置であり、以下にその構成につい
て説明する。
図中200は前述のCPU、101はROM、102はRAM、103はI/Oポ
ート、104から114まではCPU200への入力用の各スイッチ
である。また、38a,38b,39a,39b,22は夫々前記アーム下
位置検出器,アーム上位置検出器,クランプ上位置検出
器,クランプ下位置検出器,ラベル検出センサであり、
125はミシンの回転数を検出し、この検出信号をスイッ
チ114に出力する回転検出器、126はラベル検出センサか
らの信号に基づきラベルの有無及び長さを検出するラベ
ル検出回路である。134はラベル縫付け予告用又はカラ
ー発生警告用のブザー、135はラベル搬入ローラ21を回
転させるためのパルスモータ、136はカッター26を作動
させるためのロータリーソレノイド、137は第8図に示
したエア供給用の電磁弁、138は後述するコントロール
部に設けた7セグメント4桁からなるLEDを示し、このL
ED138等が前記表示手段である。なお、表示手段として
はCRTを用いてもよい。129乃至133はこれらを駆動させ
るための各駆動回路である。なお、128は次の工程でラ
ベルを縫付ることを予告する予告表示であり、また、上
記CPU200,ROM101,種々の機器,検出器,駆動回路等が前
述のオートラベラー装置を作動させるための前記実行手
段である。
前記RAM102内には第9図に示す状態で縫製モード及び縫
製データが格納されている。図中D2は自動・手動・連続
・間欠・クイック等、オートラベラー装置の制御方式に
関する縫製モード及び運針,位置決め,ラベル長、ラベ
ル供給タイミングの針数等、ミシン各部のラベル縫付け
に関する制御タイミング,制御量等の縫製データを格納
(記憶)する領域(記憶領域)であり、このD2等が前記
記憶手段である。この記憶領域D2中の1番左側の列はパ
ターン番号を、2番目以降の各列は各パターンでの夫々
の縫製モード及び縫製データを示している。この例の場
合には9つのパターンが記憶されている。D1は各駆動回
路129,…,133等を実際に作動させる際の縫製モード、縫
製モードを格納する実行エリヤである。
また、ROM101内には制御装置を作動させるプログラムが
設けられており、第10図はそのプログラムによる制御装
置の一連の動作内容を示すフローチャートである。
第1図に示す前記各スイッチ104,…,112を作動させるた
めのキー104a,…,112aと、スイッチ114にて切換えられ
る生地検出回路116が生地を検出していることを示す生
地検出用ランプ126と、回転検出器125がオンの状態を示
す回転検出用ランプ125aと、各検出器38a,38b,39a,39b
が検出中であることを示すランプ121,122,123,124と、
予告表示128がオンの状態を示す予告ランプ128aとLED13
8とは第2図に示すコントロール部に設けられている。
なお、データ入力スイッチ105はテンキー147と、取消し
用のCキー148と入力用のENTキー149とを備えている。
この装置に記憶された縫製モード及びデータの一部を変
更し、例えば縫製モードを自動運転とし、布の縫い始め
から100針進んだ位置でラベル挿入動作を行ない、かつ
3工程で1枚の縫製品を縫い上げるように設定する場合
について、操作の概要を述べる。
まず装置の電源を入れるとLED138に出来高0が表示され
ており、シフトキー104aを押してメモリのランプ145を
点灯させテンキー147の1、ENTキー149を押すと前記領
域D2のパターン1が実行エリヤ設定される。つまり、シ
フトキー104a,110a及びスイッチ105等が前記設定手段を
構成する。次にシフトキー104aを押して位置決めのラン
プ142を点灯させ、テンキー147の1,0,0とENTキー149を
順に押すとLED138に100が表示されるとともに、100針目
でクランプ32を第3図のC位置からD位置に進出させる
設定が完了する。
次にシフトキー104aとテンキー147の3とENTキー149を
押して3工程毎の間欠ラベル縫付けの設定を行なう。ラ
ベル長さについては新たに設定する必要がなく、即ち上
記パターン1のデータをそのまま実行に移すことができ
る。
なお、ラベル長さの変更をする場合には、シフトキー10
4aによりラベル長さのランプ143を点灯し、テンキー147
にて所望のラベル長さ値を打込み、ENTキー149を押して
書き換えることにより行なう。他の縫製データを書き換
える場合も同様に操作する。
次に自動のランプ151の点灯確認をシフトキー110aを押
すことにより行ない、連続キー106aを押して消灯状態と
することにより自動間欠モードの設定を行なう。
このように設定した後、ミシンの押え金4aの下に生地を
挿入してミシンのペダルを踏むと、ミシンが始動すると
ともにラベル100は繰り出されて切断されるとともにク
ランプ32で保持され上方で待機状態となる。ミシンの運
針が進み生地が送り出されて1工程が終わるとLED138に
1と表示される。
次に第2工程に入るがクランプ32は静止したままであ
り、第2工程が終わるとLED138に2と表示されるととも
に、ブザーが鳴りブザーキー107aに設けたランプが点灯
する。
そして、第3工程に入るとクランプ32が第7図Cの位置
となるようにアーム30,シリンダロッド31aが作動し、10
0針縫い進んだ時にクランプ32がD位置となってラベル
が生地に縫い付けられる。この第3工程を終わると、LE
D138には出来高が第1枚目であれば1が表示される。
以上、基本的な1つの縫製モード、縫製データによる制
御例について述べたが、さらに各コントロール部の機能
及びその操作方法について以下に詳細に説明する。
シフトキー104a: このキーは一回押す毎に出来高からタイミングまでの各
ランプ140,…,146が順次消灯、点灯を繰り返し、点灯時
にそれぞれの条件を入力するために切替えるものであ
る。
縫製を開始すると自動的に出来高のランプ140が点灯
し、出来高がLED138に表示される。但し、シフトキー10
4aにより運針にセット(ランプ141が点灯)している場
合は、縫製を開始しても出来高ではなく針数を表示する
ようになっている。また、間欠モードのときには縫製中
の工程数が表示される。
LED138: LEDは実行中の出来高,針数,工程数と各設定数値とエ
ラーの表示を行う。針数はミシンの回転パルスによる。
工程数は生地検出センサ115の遮光中にミシンが回転し
た後、受光した時にカウントし、そして遮光,ミシン回
転,受光を1サイクルとしてカウントが増加する。
縫製中は自動的に、その時々の出来高を表示し、出来高
は1枚縫製品を縫い上げるための工程数がカウントされ
る毎に1だけ増加する。(通常、出来高のみを表示して
いる。)運針からタイミングまでの条件を設定(ランプ
140,…,146の何れかが点灯)している場合には夫々の数
値を表示する。
出来高(ランプ140): 縫製時には自動的に出来高のランプ140が点灯し、縫製
品の出来高はLED138に表示される。ところで、縫製ミス
が生じた場合はLED138の表示数の補正をする必要があ
る。この場合は、出来高のランプ140が点灯している状
態で、テンキー147の数字キーとENTキー149を順次押し
て行なう。例えば、縫製ミス1枚のときの補正は、テン
キー147の1キーとENTキー149を順次押す。これによりL
ED138の表示は1を減算した数を表示する。また、出来
高を0、即ちスタートに戻すときはCキー148を押し、E
NTキー149を2回押して行なう。
運針(ランプ141): シフトキー104aを押すと出来高のランプ140が消え、運
針のランプ141が点灯する。次に、試縫いを行なって、
ミシンを止めると、止めた位置が生地端から何針目であ
るかをLED138にその運針数を表示するようになってい
る。
位置決め(ランプ142): シフトキー104aを押すと141のランプが消え、位置決め
のランプ142が点灯する。ここではクランプ32が下降を
始める位置をセットしておく。ラベル縫付けの位置決め
については、クランプが下降する間に、例えば生地が約
50mm送られるとすると、ラベルを縫付けたい位置から約
50mm手前のところでミシンを止め、その時のLED138に表
示されている運針数をテンキー147にて入力することに
より行なう。つまり、シフトキー104aは前記選択手段と
して、またスイッチ105等は前記データ書き換え手段と
しても機能する。但し、ラベル縫い付け位置は縫製時の
ミシンの回転数や運針数等により異なる。入力する場
合、例えば、生地の前端から約50mmの位置にラベルを縫
付けたい時はテンキー147の1キーとENTキー149を順次
押して入力する。また、生地の前端から約200mmの位置
にラベルを縫い付けたい時は、運針2mm(1インチ当り1
2針)と仮定すれば次の様に行なう。
200−50=150(mm) 150÷2=75針(運針数) 即ち、テンキー147の7、5、ENTキー149と順次押して
入力する。
ラベル長さ(ランプ143): シフトキー104aを押すと、位置決めのランプ142が消
え、ラベル長さのランプ143が点灯する。ラベルが切断
マークの間に文字とか絵がある場合、これらの部分を不
感帯区間としてラベル長さを設定する。設定方法につい
ては、切断マークの間にある文字とか絵のマーク最終位
置までの寸法を測りAmmとし、どんな場合でもAに5を
プラス(+)した値をテンキー147で入力して行なう
(iのとき)。但し、マーク最終位置から次の切断マー
クまでの寸法Dが4mm以下の場合、別のマークで検出し
て行なう。(iiのとき)。例えば、第11図に示す如く、
Aが50mm又は35mmの場合、 (iのとき)A(50mm)+5mm=55mm …(不感帯区間) (iiのとき)A(35mm)+5mm=40mm …(不感帯区間) 従って、iのときであれば、テンキー147の5を二回、E
NTキー149を一回押して入力する。またiiのときであれ
ばテンキー147の4,0、ENTキー149を各一回押して入力す
る。
間欠(ランプ144): シフトキー104aを押すと、ラベル長さのランプ143が消
え、間欠のランプ144が点灯する。ラベルを、2工程に
一回又は数工程に一回の割合でラベルを縫い付ける場合
にその回数を入力する。その入力の方法については、2
工程に一回ラベルを縫い付ける場合は、テンキー147の
2、ENTキー149を押し入力する。また、8工程に一回ラ
ベルを縫い付ける場合は、テンキー147の8、ENTキー14
9を押し入力する。但し、1工程に一回ラベルを縫い付
ける場合(毎回ラベルの縫い付け)は、間欠のランプ14
4の点灯に関係なく、連続キー106aを押す。これにより
毎回ラベルの縫付けの入力設定が可能となる。
メモリー(ランプ145): シフトキー104aを押すと、間欠のランプ144が消えメモ
リーのランプ145が点灯する。メモリー(ランプ145)は
RAM102のD2領域に前記9パターンを記憶することが出
来、又、記憶させたパターンを呼び出すことも出来る。
〔記憶させる場合〕
位置決め(ランプ142)から間欠(ランプ144)及び連続
(キー106a)から2つ折り(キー109a)まで入力した7
条件を記憶させるには、Cキー148とENTキー149を順に
押す。これにより書き込みモードとなり、LED138の表示
は、例えばS.A○○となって、書き込む番号待ちにな
る。そして、ここに例えば1を記憶させたい場合にはテ
ンキー147の1、ENTキー149を押す。また、読み出し
は、メモリーしたパターン番号に相当する数のテンキー
147で行なう。
〔呼び出す場合〕
一番地に記憶させた条件を呼び出すには、メモリーのラ
ンプ145を点灯させた状態で呼び出す番地をテンキー147
で例えば1、その後ENTキー149を押す。
タイミング(ランプ146): シフトキー104aを押すと、メモリーのランプ145が消
え、タイミングのランプ146が点灯する。この機能はオ
ートラベラー各機構の駆動タイミングを設定するもので
あり、ここには例えば下記の如く各機構の駆動タイマー
等が入力される。
尚、上記メッシュカウンターは、メッシュ生地を縫う場
合に、その網目により縫製中に生地検出センサ115の遮
光と受光とが繰り返されて、その受光毎に1工程終了と
判断されてしまうことを防ぐために設けてあり、遮光が
なく受光のみとなった状態でミシン回転数が所定数に達
すると1工程が終了したと判断させるものである。
予告(ランプ128): 間欠的にラベルを縫い付ける場合はラベル縫い付けの前
工程が終了した時、予告のランプ128が点灯すると共に
ブサー134が鳴り、次の工程でラベルが縫い付けられる
事を予告するものである。
アーム上(ランプ121): アームが上昇しアーム上位置検出器38bが検出した時に
ランプ121が点灯する。
アーム下(ランプ122): アームが下降しアーム下位置検出器38aが検出した時に
ランプ122が点灯する。
クランプ上(ランプ123): シリンダロッドの退入によりクランプが上昇し、クラン
プ上位置検出器39aが検出した時にランプ123が点灯す
る。
クランプ下(ランプ124): シリンダロッドの進出によりクランプが下降し、クラン
プ下位置検出器39bが検出した時にランプ124が点灯す
る。
回転検出(ランプ125a): ミシンが一回転する毎に一回ランプ125aが点灯する。
生地検出(ランプ126): 生地検出用センサ115が生地で遮断されるとランプ126が
点り、入光すると消える。
感度調節150: 生地検出用センサーの感度を調節するものであり、つま
みを増の方向に回すと感度増となってインジケーターの
ランプの点灯数が増え、逆につまみを減の方向に回すと
感度減となってインジケーターのランプの点灯数が減る
ようになっている。これはセンサーの入光状態でインジ
ケーターランプが5つ点り、遮光状態で全部が消える様
に調節するのが好ましい。
モード切替用シフト(キー110a): シフトキー110aを押す毎に自動(ランプ151)、手動
〔マニュアル(ランプ152)〕、位置合わせ(ランプ15
3)と順次ランプの点灯が移動する。この切替えで夫々
の動作選択を行なうものである。
自動(ランプ151): 自動のランプ151が点灯している場合は自動的にラベル
の縫い付けが出来る。
手動(ランプ152): シフトキー110aを押すと手動のランプ152が点灯する。
この状態では、ミシンの下部に設けてあって膝でオン・
オフできる膝スイッチ113(第1図参照)の操作で任意
の位置にラベルを縫い付ける事が可能となる。
位置合わせ(ランプ153): シフトキー110aを押すとこの位置合わせのランプ153が
点灯する。この状態で縫直しキー111aを一回押す毎に下
記の動作を繰り返すようになっている。
アーム下位置→ラベル挿入シリンダー中間停止→ラベル
クランプ下降→ラベルクランプ上昇→アーム上位置→ア
ーム下位置 これは、押えに対するラベルクランプ位置の確認及び調
整の際に使用すると便利である。
連続(キー106a): 連続キー106aを押すとクランプが点り毎工程毎にラベル
の縫い付けを行なう。更にもう一度キー106aを押せばラ
ンプが消え、間欠的にラベルを縫い付けるようになる。
この場合は前同様にして間欠(ランプ144)の入力を行
なう。
ブサー(キー107a): ブザーキー107aを押すとランプが点り、間欠的にラベル
を縫い付ける場合、縫い付けの前工程終了時点で断続音
が鳴り予告すると共に、予告のランプ128も点る。もう
一度キー107aを押せばこのランプは消えブザーは休止状
態となる。かかる操作に関係なく、エラーが発生した場
合には連続音でブザーが鳴るようになしてある。また、
出来高が所定の数に達するとブザーが鳴る。
クイック(キー108a): クイックキー108aを押すとランプが点り、ラベルを切断
した直後にアームが前回転して下降し、更にシリンダロ
ッド31aが進出してクランプ下の位置で待機する。そし
て位置決め(ランプ142)で入力した値に達した時点で
ラベルを縫い付ける。従って、比較的生地の前端に近い
位置に縫い付けることが出来るようにしてある。
2つ折り(キー109a): キー109aを押すとランプが点灯し、ラベルを2つ折りで
縫い付け動作をする。ラベルを折らずに縫い付けたい時
は、更にもう一度キー109aを押すとランプが消え、ラベ
ルが折り無しで縫い付けられる動作をする。なお、この
2つ折り(キー109a),前記シフトキー110a,連続(キ
ー106a)及びクイックキー108a等が前記モード切り換え
手段に相当する。
縫直し(キー111a): 縫直しキー111aは間欠縫い付けの際、途中で縫いミスが
生じた場合にラベル縫い付け順序が狂うのを補正した
り、位置合わせ(ランプ153)を点灯した状態で、アー
ム及びクランプの動作を進めるものである。例えば、次
の三つの場合に便利である。
(1) 間欠的縫い付けの場合、途中で縫いミスが生
じ、その製品を不良とする場合、ミスが出た工程の数だ
けキー111aを押す。そうすると、LEDには工程数が表示
されていて、その数がキー111aを押す毎に減少して0と
なり、順序がスタート時点に戻り、次からの縫い付け動
作が縫い工程に正しく一致する。例えば第12図(a)の
場合、ミスMが2工程目で、起こっているのでキー111a
を2回押す。(但し,…,は工程数を示す。) (2) また、第12図(b)に示す如く間欠縫い付けの
途中で縫いミスMが生じたが補修して、その製品を完成
させる場合一回だけキー111aを押す。
(3) ミシンの押えとクランプの下降位置との関係を
確認する場合、シフトキー110aを押して位置合わせのラ
ンプ153を点灯させ、この状態で縫直しキー111aを押
す。このとき、一回押す毎に下記の動作が繰り返され、
これによりミシンの押えとクランプの下降位置との関係
が確認できる。
アーム下位置→ラベル挿入シリンダー中間停止→ラベル
クランプ下降→ラベルクランプ上昇→アーム上位置→ア
ーム下位置 ラベルチェック(キー112a): キー112aを一回押す毎に下記の一連の動作が行われる。
〔折り曲げなしの場合〕
ラベルの繰り出し→クランプ→切断 〔折り曲げありの場合〕 ラベルの繰り出し→折曲げ→クランプ→切断 この動作はラベル搬入部20に設けたスイッチでも行なう
事が出来るようになっている。但しクイック(キー108
a)が設定されている場合には、作業終了時に電源をオ
フにして、作業開始時にオンした際、ラベルがゆがんで
握まれている場合は、ラベルを抜き取ってからラベルチ
ェックのキー112aを押して改めてラベルをセットする。
またクイック〔アーム下位置(キー108a)にセットして
ある場合で、ラベルが正しく握んでいる時には、クイッ
クのキー108aを2回押して再度クイック(アーム下位
置)の設定を行なう。
このような機能を備えたコントロール部を操作すること
により、制御装置はROM101に記憶されたプログラムに基
づいて運転される。次にその運転内容(プログラム内
容)について説明する。
まず、第10図に示す如く作業を開始すべく図示しない電
源をオンすると、初期設定がなされ{S(ステップ
1)}、各フラグがクリアされ(S2)、出来高が表示さ
れる(S3)。このとき、まだ生地を布台3上に搭載して
いない場合には生地検出用センサ115が生地有の検出を
行わない。このためS5のNO側に進む。
そして、ラベルチェック入力があるとS6のYES側に進
み、第13図(i),(ii)に示すS200のサブルーチンに
従ってラベルチェックが行われる。このラベルチェック
は、ラベル長さを所望値にセットし(S201)、その後、
アーム位置が上か下かを判定し(S202,S203)、アーム
が下のときにはS210に進む。
S210に進むと、予告ブザーをオンとしたのち、アーム及
びクランプが夫々上になるようにラベル挿入バルブ51,5
2をオフとし(S211)、更にシリンダ37用のアームバル
ブをオフとし(S213)、S214でアームが上にあればS204
に進む。しかしながら、クランプ,アームが上になく、
タイムアップとなった場合には、夫々Err6,Err7と判定
する(S215,S216)。
Err6又は7と判定された場合には、夫々クランプ又はア
ームが上となるように位置調整を行なう。
S204に進むと、クランプ開閉用のラベルクランプバルブ
をオンとし、ラベルが2つ折りか否かをS205で判定し、
2つ折りの場合にはS206で折り返しバルブをオンとし、
2つ折りでない場合には直ちにエア吹出筒21aへのラベ
ル折返安定エアの供給を開始する。(S207)。その後、
縫製データたるラベル長さの検出が終了すると(S20
8)、ラベル折返安定エアの供給をストップし(S20
9)、S220に進む。
そして、S220に進み、ラベル検出がなされていると、YE
S側へ進み、シリンダ28用の折返バルブ及びラベルクラ
ンプバルブをオフとした(S221,S222)のち、カッター
をオンとして(S223)S227へ進む。一方、前記S220でラ
ベルが検出されていない場合は、次のS224でラベル長さ
の検出がリミット終了した、即ち第11図の不感帯区間を
通過したときにはErr2と判定する(S226)。S224でラベ
ル長さの検出がリミット終了しないときには、パルスモ
ータを回転させて(S225)ラベルを繰出しS220に戻る。
S227に進むと、カッタをオフとし、縫製モードであるマ
ニュアル間欠か否かを判定し(S228)マニュアル間欠で
ない場合には縫製中、クイック、マニュアル、間欠モー
ド等の種々の条件を判定し(S240,…,S243)、クイック
又は間欠モードの場合には第10図のS7に進み、すべてNO
の場合にはS230の遅延タイマーセットに進む。また、S2
42でマニュアルの場合には間欠でないとき又は間欠でア
ームが下にあるときにはS230に進み、それ以外のときに
はS7に進む。一方、S228でマニュアル間欠の場合には、
膝SWがオンか否かを判定し(S229)、オンの場合にはS2
30に進み、オフの場合にはS7に進む。
そして、S230に進むと遅延タイマーをセットし、これが
タイムアップすると(S231)、アームバルブをオンとす
る(S232)。次のS233でアームが下にない場合にはタイ
ムアップか否かを判定し、タイムアップであるときには
S238のErr3と判定する。このErr3のときにはアームを下
とする位置調整を行なう。
S233でアームが下と判定された場合にはラベル挿入バル
ブ(N.C.)52をオンして(S234)シリンダロッド31aを
進出させたのち、ラベル挿入バルブ(N.O.)51をオンと
して(S235)レギュレータ53の作用によりシリンダロッ
ド31aを停止させ、次のS236でクランプが下に位置する
か否かをもってラベル挿入バルブをオフとし(S237)、
クランプの上に位置せしめたのち、S4に戻る。なおS236
でクランプが下になく、タイムアップしたときには、Er
r5と判定する。このErr5のときにはクランプが下になる
ように位置調整を行なう。
なお、上記Err2,3,5,6又は7と判定された場合には、第
14図に示すようにエラ番号を表示して(S250)、ブザー
をオンする(S251)。そして、クリアキーが押され(S2
52)、エラ番が5でない場合(S253)には、ブザーをオ
フとし(S255)、逆にS253でエラ番号が5の場合にはラ
ベル挿入バルブ51,52をオフとしたのちブザーをオフと
し(S255)、S4に戻る。
そして、上述のようなラベルチェックキー112の入力が
ないときは第10図に示す如くS7のキー入力の有無を判定
し、無のときにはS5に戻り、有のときにはS8の入力した
データが数値であるか否かの判定を行なう。数値である
場合にはデータセットを行ない(S300)S4に戻り、数値
でない場合にはNO側へ進む。後者の場合に、ENTキー入
力(S9)、シフトキーによる縫製データ入力(S10)、
シフトキーによる縫製モード入力(S11)、連続キーオ
ン(S12)、クイックキーオン(S14)、ブザーキーオン
(S13)、2つ折りキーオン(S15)、縫直しキーオン
(S16)が指定された場合には、夫々データ指定(S40
0)、プログラムシフト(S500)、モード(S600)、連
続(S700)、クイック(S800)、ブザー(S900)、2つ
折り(S901)、縫直し(S902)を行なう。
次に上記8項目について順に説明する。
データ設定: 第15図に示す如く位置決め設定を行うか否か(S401)、
ラベル長さの設定を行うか否か(S402)、間欠の設定を
行うか否か(S403)、メモリの設定を行うか否か(S40
3)について判定し、すべてNOの場合にはS200に戻り、
前3項においてYESの場合には夫々データセット(S404,
S405,S406)を行ったのちS4に戻る。
最後の項(S403)においてYESの場合にはセーブ(保
存)するか否かを判定し(S407)、セーブするときには
データセーブを行って(S408)S4に戻り、またセーブし
ないときにはデータロード(格納)を行って(S409)S4
に戻る。
プログラムシフト: 第16図(i)に示す如くコントローラ部のメモリー上に
持っているシフトカウンタをアップし(S501)、データ
を格納した(S502)のち、タイミングランプがオンであ
るか否かを判定し、タイミングランプがオンでない場合
にはS4に戻り、逆にタイミングランプがオンの場合には
内部設定(S504)に進む。この内部設定は第16図(ii)
に示す如く行なう。即ち、キー入力がある場合(S505)
で、それが数値キーのとき(S507)には、コントローラ
部のメモリー上に持っているモードカウンターをセット
(S508)し、元に戻る。また、キー入力がないとき(S5
05)、また数値キーにて入力がないとき(S507)にも元
に戻る。
一方、ENTキーにて入力がある場合(S506)には、モー
ドデータを格納したのち(S509)、これを表示し(S51
0)、次いでモードカウンタをアップし(S511)、生地
有りか否か(S512)等の判定を行ってこれらがNOのと
き、数値入力がある(S514)とデータバッファにデータ
をセットして(S515)、S512に戻る。ENTキー入力があ
ると(S513)、データを表示し(S516)、S517に進む。
S517に進むと、パルスモータのスピードが適正であり、
またクランプタイマ(S518)、カッターオン遅延タイマ
(S519)、ラベル挿入カウンタ(S520)が所定値である
場合にはデータをセットしたのち(S521)、モードナン
バーをアップし(S522)、S512に戻る。一方、前記S517
乃至S520がNOの場合にはS523に進み、メッシュカウンタ
がNO、即ち生地がメッシュでないものと判定すると、後
述のセンサエクステンションがモニターしない場合で、
メモリーがオールクリアするときにはメモリーをクリア
し(S526)、S504に戻る。上記センサエクステンション
は信号受渡し部分(手段)に相当し、ラベル挿入の他に
例えばミシンの糸緩め装置,糸端縫込装置,裾引縫装
置,テープ端切断装置,縫上げ品搬出装置等を制御する
ことができるようにしたものであり、ミシンの回転入力
と生地検出センサの信号に基づいて動作させるコントロ
ーラの信号受渡し作用をする。そして前記S523で生地が
メッシュと判定すると、データをセットし(S527)、モ
ードナンバーを0にセットしてS512に戻り、S524でセン
サエクステンションがモニタする場合には表示し(S52
9)、モードナンバーを1にセットし(S530)S512に戻
る。
モード: 第17図(i)に示す如く、モードが位置合わせ(S60
1)、自動モード(S630)、間欠モード(S640)、クイ
ック(S643)であるか否かを判定する。位置合わせの場
合には、位置合わせモードにセットし(S602)、位置合
わせを行なう(S603)。この位置合わせは、第17図(i
i)に示す如く、キー入力(S604)があった場合にのみ
先に進み、モード変更(S605)があったときはアームが
上か否かを判定し(S606)、NOのときにブザーのタイマ
ーをセットして(S607)、ブザーをオンし(S608)、S6
03に戻り、YESのときにはS4に戻る。後述の歩進キーが
オンの場合(S609)にはアームが下か否かを判定し、そ
の判定結果に基づきS611かS612かを選択的に行なう。上
記歩進キーは、縫直しキー111と兼用させてあり、位置
合せ153の時に押すと位置合せに必要な各動作を1つづ
つ順送りするものである。
そして、モードカウンタがアーム上(S613)、アーム下
(S614)、クランプ下(S615)或いはラベル挿入(S61
6)かを判定し、S620乃至S627を行ない、その判定がす
べてNOの場合にはS617,S618を行なってS603に戻る。
また、自動モードのとき(S630)には第17図(i)に示
す如く、自動モードにセットする(S631)。このとき間
欠モードであれば(S632)S4に戻り、一方NO、即ち連続
モードであればクイックモードであるか否かを判定し
(S633)、NOのときにはS4に戻り、YESのときにはアー
ムダウン(S650)に進む。
このアームダウンは第18図に示す如く予告ブザーをオン
(S651)、アームバルブをオン(S652)としたのち、ア
ームが下にあるか否かを判定し(S653)、NOの場合でタ
イムアップしたときにはErr3と判定する(S655)。一
方、S653でYESと判定した場合にはラベル挿入バルブを
オンとして(S656,S657)クランプを下の位置に下げて
待機させ、次いでクランプが下にあるか否かを判定し
(S658)、NOの場合でタイムアップしたときにはErr5と
判定し、S658でYESの場合にはラベル挿入バルブをオフ
として(S661)クランプの上の位置に戻したのちS600に
戻る。
そして、第17図(i)のS630でNOの場合、即ち手動モー
ドの場合にはマニュアルモードにセッティングし(S63
5)、間欠モードであるか否かを判定する(S640)。間
欠モードの場合にはマニュアル間欠モードにセットし
(S641)、次いでクイックモードの場合(S642)には前
述のアームダウン(S650)を行ないS4に戻り、クイック
モードでない場合には直接S4に戻る。一方S640で間欠モ
ードでない場合には上記642及びS650と同様なS643,650
と進み、S4に戻る。
連続: 第19図に示す如く、マニュアルモードか否かを判定し
(S701)、YESの場合にはS710に進む。S710に進むと、
間欠モードか否かを判定し、YESの場合にはS711乃至S71
3を行ったのちクイックモードか否かを判定し(S71
4)、YESの場合にはアームが下でない(S715)ときに前
記S650と同じアームダウンを行ない(S716)、S4に戻
り、S715でアームが下にあるときには直接S4に戻る。一
方、S714でクイックモードでない場合にはアームが下か
否かを判定し(S717)、NOのときにはそのままS4に戻
り、YESのときにはアームアップ(S730)に進み、S4に
戻る。
このアームアップ(S730)は、第20図に示す如く、予告
ブザーをオンとして(S731)、S732乃至S734を行なった
のち、クランプが上か否かを判定し(S735)、NOの場合
でタイムアップしたときには(S740)Err3と判定する。
一方、S735でYESの場合にはS736,S737を行ったのち、ア
ームが上にあるか否かを判定し(S738)、YESの場合に
はS730に戻り、NOの場合でタイムアップした(S739)と
きにはErr1と判定する。
一方、第19図に示すS710でNOの場合にはS720,S721を行
ない、アームが下か否かを判定して(S722)NOのときに
はそのままS4に戻り、YESのときには前同様のアームア
ップ(S730)と進んだのちS4に戻る。
また、S702で間欠モードでない場合には間欠モード及び
間欠ブザーをセットし(S723,S724)、クイックか否か
及びアーム下か否かを夫々判定し(S725,S726)、クイ
ックでアーム下の場合には前同様のアームアップ(S73
0)を行ったのちS4に戻り、それ以外の場合には直接S4
に戻る。
クイック: 第21図に示す如く、間欠マニュアルの場合(S801)には
そのままS4に戻り、NOの場合にはクイックモードか否か
を判定し(S802)、YESの場合でマニュアルモードのと
き(S807)にはS4に戻り、一方S802でYESの場合でマニ
ュアルでない(S807)ときにはS730と同じアームアップ
(S808)を行なってS4に戻る。また、S802でクイックモ
ードでないときにはクイックモードにセットして(S80
3)、マニュアルモード(S804)であるとき、またマニ
ュアルモードでなく間欠モードでもないときにはS650と
同じアームダウン(S806)を行なってS4に戻り、それ以
外のときにはそのままS4に戻る。
ブサー,2つ折り,縫直し: これらについては、前述のコントロール部の各機能及び
その操作方法の処で説明した通りに行なう。
ところで、このように縫製モード及び縫製データの設定
変更を行なうと、RAM102は以下の動作をする。RAM102は
電源オフ時にバックアップされているので電源オフ時に
RAM内の領域D2に記憶されている各パターン縫製モー
ド,縫製データは電源オフ時にも保持されており、電源
がオンされてキー入力によりパターンが選択されると、
第22図の(1)に示す如く実行エリアD1にも書き込ま
れ、LED138にて表示される。そして、縫製モード,デー
タの変更を行なうと、第22図の(2)に示す如くD2領域
の内容はそのままとした状態で実行エリアD1の内容のみ
が変更され、LED138の表示内容も変わる。
前述の如くS4に戻った場合に、第10図に示すS5で生地有
りの判定があると縫込みシーケンスS100に進む。このと
きは、一応縫製モード,縫製データが略確定した状態と
なっている。この縫込シーケンスは第23図(i),(i
i),(iii)及び(IV)に示す如く針数表示と出来高表
示とが選択され(S101,S102)、マニュアルの場合(S10
3)及びマニュアルでもなく、間欠モード(S104)でも
ない場合には位置決めカウンタスタート(S105)に進
み、自動の場合(S103)にはS110に進む。S110に進む
と、針数表示か間欠回数表示(S111)が選択され、間欠
カウンタが間欠回数と同一か否かを判定し(S112)、NO
の場合にはS120に進み、一方YESの場合には針数カウン
タをスタートし(S113)、針数>1か否かを判定し(S1
14)、NOの場合には生地無しか否かを判定し(S115)、
この判定がYESの場合にはS4に戻り、NOの場合にはS114
に戻る。一方S114でYESの場合には間欠カウンタを1と
してS105に進む。
S120に進んだ場合には針数カウンタをスタートし、生地
無か否かを判定し、YESの場合にはS4に戻り、NOの場合
には針数カウンタ数が1より大であるか否かを判定し
(S122)、NOの場合にはS121に戻り、YESの場合にはS12
3に進む。S123では間欠カウンタを1つ進め、生地有り
か否かを判定し(S124)、NOの場合に次に進み、縫付工
程の手前か否かを判定し、NOのときにはS4に戻る。一
方、YESのときには予告LEDをオンし(S126)、予告ブザ
ーがオンとなると(S128)、クイックか否かを判定し
(S129)、NOのときにはS4に戻り、YESのときにはS130
に進む。
S130に進むと、アームバルブをオンし、アームが下にあ
るか否かを判定し、NOのときにはタイムアップか否かを
判定して(S132)NOのときにはS131に戻り、YESのとき
にはErr3と判断する。
ところで、S131でYESの場合にはラベル挿入バルブをオ
ンとし(S133,S134)、クランプが下か否かを判定し、N
Oのときにはタイムアップか否かを判定してYESのときに
はErr5と判断し、NOのときにはS135に戻る。S135でYES
のときにはラベル挿入バルブをオフとし(S137)S4に戻
る。
前記S114の判定でS105に進むと、位置決めカウンタをス
タートし、キー入力が有ると(S106)、後述する位置決
め設定シーケンス(S350)に進んだのちラベルチェック
SWがオンか否かを判定するS107に進み、キー入力が無い
と直接S107に進んでラベルチェックSWがオンか否かを判
定し、ラベルチェックSWがオンで有ると(S107)、前記
S200と同じラベルチェック(S107−1)に進む。そし
て、ラベルチェック(S107−1)が終了した場合或いは
S107がNOの場合には針数が1より大か否かを判定し(S1
08)、YESのときにはS140に進み、NOのときには生地有
りか否かを判定し、YESのときにはS106に戻り、NOのと
きにはS4に戻る。
S140に進むと、マニュアルモードか否か或いは間欠モー
ドか否かを判定し(S140,S141)、自動、間欠モードの
ときには予告LEDをオフとした(S142)のち電源オフモ
ードか否かを判定し(S143)、それ以外の場合には直接
S143に進む。そして、NOの場合には生地抜けフラグ有か
否か(S144)、クイックか否か(S145)、マニュアル間
欠か否か(S146)を判定し、夫々YESの場合にはS158に
進む。S143でYESの場合には電源オフモードにリセット
し(S147)、アームバルブがオンか否かを判定し(S14
8)、NOの場合、アーム上でないときにはErr1と判断
し、S148,S149がYESのときにはS150に進む。
S150に進むと、アームバルブをオンとし、アーム下か否
かを判定し(S151)、NOのときでタイムアウトのとき
(S152)にはErr3と判断し、またNOのときでタイムアウ
トでないときにはS151に戻る。S151でYESの場合にはラ
ベル挿入バルブをオンとし(S153,S154)、クランプ下
か否かを判定し(S155)、NOのときでタイムアップする
と(S156)Err5と判断し、NOのときでタイムアップでな
いときにはS155に戻る。S155でYESのときにはラベル挿
入バルブをオフとし(S157)、S158に戻る。
S158に進むと、工程が完了したことを意味する生地抜け
フラグをリセットし、マニュアルのとき(S159)にはS1
64に進み、NOのときには前記S106−1と同一のS160に進
んだのち針数がセットしたそれと同じか否かを判定し
(S162)、NOのときで生地無しのときにはS4に戻り、NO
のときで生地有りのときにはS160に戻る。そしてS162で
YESのときにはS171に進む。
S164に進むと、前記S106−1と同じS164に進んだのちマ
ニュアル・間欠モード・アーム下か否かを判定し(S16
6)、NOの場合には膝SWが押されたか否かを判定して(S
167)、YESのときにはアームダウンを行った(S168)の
ちに、またNOのときには直接にS164に戻る。S166でYES
の場合には膝SWが押されたか否かを判定し(S169)、NO
のときには生地無しの場合(S170)にS164に戻り、生地
有りの場合(S170)にS4に戻る。また、S169でYESの場
合にはアーム下か否かを判定し(S171)、NOのときには
Err3と判断し、YESのときにはラベル挿入カウンタをセ
ットした(S172)のちラベル挿入バルブをオンし、(S1
73)、次いで生地無しか否かまたラべル挿入カウンタが
0か否かを判定し(S174,S175)、共にNOのときにはS17
4に戻り、どちらかYESのときにはS176に進む。なお、S1
71に進む場合には上述のS171以降を行う。
S176に進むと、ラベル挿入バルブをオンした(S176,S17
7)のち、クランプが上か否かを判定し(S178)、NOの
場合でタイムアップしたとき(S179)にはErr6と判断
し、NOの場合でタイムアップしていないとき(S179)に
はS178に戻る。S178でYESのときにはアームバルブをオ
フした(S180)のち、アームが上か否かを判定し(S18
1)、NOの場合でタイムアップしたとき(S182)にはErr
7と判断し、NOの場合でタイムアップしていないとき(S
182)にはS181に戻る。
S181でYESの場合には出来高を1つ増やした(S183)の
ち遅延タイマをセットし(S184)、そしてタイムアップ
すると(S185)、ラベルチェックを行った(S186)のち
S4に戻る。
位置決め設定シーケンス(S350)に進むと、第24図に示
す如くキーデータがラベルチェックでもなく(S351)、
またプログラムシフトでもない(S352)ときにはキーイ
ンフラグをクリアし、(S353)、S100に戻る。キーデー
タがラベルチェックの場合には(S351)、ラベルチェッ
クを行ない(S354)、キー入力が有るか否か(S355)、
生地無しか否か(S356)、回転を検出したか否か(S35
7)を夫々判定し、すべてNOの場合にはS355に戻り、キ
ー入力が有の場合にはS350に戻り、生地無しの場合には
S4に戻り、また回転を検出した場合にはS100に戻る。
また、前記S352でキーデータがプログラムシフトの場合
にはキーインか否かを判定し(S358)、YESのときにはS
361に進み、NOのときには生地無しか否か、回転を検出
したか否かを判定し(S359,S360)、共にNOのときにはS
358に戻り、生地有りのときにはS4に戻り、回転を検出
したときにはS100に戻る。
そして、上述の如くS361に進むと、ラベルチェックであ
るか否かを判定し、YESの場合には上述のS354に進む。N
Oの場合にはENTキー入力があるか否かを判定し(S36
2)、NOのときにはS358に戻り、YESのときにはカウンタ
メモリーをセットした(S363)のち、キー入力が有るか
否か、生地無し否か、回転を検出したか否かを夫々判定
し(S364,S365,S366)、キー入力が有る場合にはS358に
戻り、生地無の場合にはS4に戻り、回転を検出した場合
にはS100に戻り、すべてNOの場合にはS364に戻る。
ところで、第25図は生地検出用センサ115が生地を検出
したときの生地センサ割込を行なうフローチャートであ
る。まず、S20で針数>1か否かを判定し、NOのときに
は次に進む。但し、生地有の場合(S21)、及び生地無
しでメッシュカウンタがゼロよりも大でない(S21,S2
2)の場合には生地フラグをセットした(S30,S32)の
ち、メッシュフラグをリセットし(S31,S33)、次に進
む。また、針数>1であり(S20)、生地が無く(S2
1)、またメッシュカウンタ>0の場合には、メッシュ
カウンタがセットされているか否かを判定し(S23)、
セットされていない場合にはメッシュフラグをセットと
した(S24)のちメッシュカウンタを針数カウンタにセ
ットし(S25)、次いでカウンタがゼロか否かを判定す
る(S26)。ところで、S23でメッシュカウンタがセット
されている場合には直接S26に進む。そして、S26でNOと
判定されると次に進み、YESと判定されると生地有りか
否かを判定し(S27)、YESの場合にはS24に戻り、NOの
場合には生地フラグをセットし(S28)、次いでメッシ
ュフラグをリセットした(S29)のち、次に進む。
かかる縫込みシーケンスはあらゆる縫製モードを組合せ
た場合でもラベル縫付けが可能なようになしてあり、縫
製モードを判定する各ステップで設定した縫製モード側
に実際は進むことになる。
なお、この実施例における縫製モードの組合せパターン
は、 となり、合計14パターンである。そして、このうちのど
れかのパターンが縫込みシーケンスに入る前に既に設定
されており、その設定モード側に進む。
ところで、RAM102に記憶させてあるパターン数は9であ
るが、本発明による場合は記憶させてあるモードを自由
に切り換えて実行エリアに移動させることが可能である
から、RAM102の記憶パターン数が9であっても実質的に
上述の14パターンのうちの1つを選択設定できる。従っ
て、RAM102には使用頻度の高いパターンだけを、この実
施例では9パターンだけを記憶させている。なお、上記
実施例ではオートラベラー装置のみを示しているが、本
発明はこの他にミシンに付設される糸緩め装置,糸端
(空環)縫込装置,裾引縫装置,テープ端切断装置,縫
上げ品搬出装置等をも併せて制御することができる。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明による場合には記憶手段に記
憶させてある縫製モードがモード切換え手段にて切換え
られ、また同じく記憶手段に記憶させてある縫製データ
がデータが書き換え手段にて書き換えられるため、オー
トラベラー装置を作動させる実行エリア内の縫製モード
及びデータをどのような条件にも設定が可能となり、こ
のため、制御内容を変更する場合にその変更を短時間で
処理でき、操業率の向上を図れる優れた利点を有す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したミシンのオートラベラー制御
装置のブロック図、第2図はその制御装置のコントロー
ル部を示す正面図、第3図はその制御装置により制御す
るミシンを示す外観斜視図、第4図はオートラベラー装
置を示す斜視図、第5図及び第6図はラベルを2つ折り
する際のオートラベラー装置の正面図、第7図はラベル
を縫付部に供給する際のアーム及びシリンダの動きを示
すための斜視図、第8図はシリンダ31等の動きを制御す
るための空気圧回路図、第9図はRAM内における格納内
容説明図、第10図は制御装置の動作内容を示すフローチ
ャート、第11図はオートラベラー装置におけるラベル長
さ設定の説明図、第12図は縫直しの際の説明図、第13図
(i),(ii)はラベルチェックの動作内容を示すフロ
ーチャート、第14図はエラーの場合の動作内容を示すフ
ローチャート、第15図はデータ設定の場合の動作内容を
示すフローチャート、第16図(i),(ii)はプログラ
ムシフトの場合の動作内容を示すフローチャート、第17
図(i),(ii)はモードの場合の動作内容を示すフロ
ーチャート、第18図はアームダウンの場合の動作内容を
示すフローチャート、第19図は連続の場合の動作内容を
示すフローチャート、第20図はアームダウンの場合の動
作内容を示すフローチャート、第21図はクイックの場合
の動作内容を示すフローチャート、第22図は縫製モード
の切換え動作の説明図、第23図(i),(ii),(ii
i),(iv)は縫込みシーケンスの場合の動作内容を示
すフローチャート、第24図は位置決め設定シーケンスの
場合の動作内容を示すフローチャート、第25図は生地セ
ンサ割込の場合の動作内容を示すフローチャートであ
る。 1……ミシン本体、20……オートラベラー装置、28,31,
37……シリンダ、101……ROM、102……RAM、200……CP
U、D1……実行エリヤ、D2……記憶領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベル搬入部によりミシン本体近傍に搬入
    したラベルをクランプにて挟持し、このクランプをクラ
    ンプ支持手段にて押え金直前へ移動させ、ミシン本体に
    て縫製する被縫製物の所定位置に前記ラベルを供給する
    ミシンのオートラベラー装置において、 前記オートラベラー装置の運動方式の制御に関する複数
    の縫製モード及びラベルの縫い付けに関する複数の縫製
    データを記憶する記憶手段と、 該記憶手段から縫製モード,縫製データを実行エリヤに
    設定するための設定手段と、 実行エリヤ内に設定された縫製モードを切り換えるため
    のモード切り換え手段と、 実行エリヤ内に設定された縫製データから書き換え用縫
    製データを選択する選択手段と、 該選択手段により選択した書き換え用縫製データを書き
    換えるためのデータ書き換え手段と、 ミシン本体に設けてあり、これに供給される被縫製物の
    布端を検出する布端検出器と、 ミシン本体の回転数を検出する回転検出器と、 実行エリヤ内の縫製モード及び縫製データと、布端検出
    器の出力信号と、回転検出器の出力信号とに基づき前記
    オートラベラー装置を作動せしめる実行手段と を具備することを特徴とするミシンのオートラベラー制
    御装置。
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