JPH0738831U - 弁組立体 - Google Patents

弁組立体

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JPH0738831U
JPH0738831U JP7423693U JP7423693U JPH0738831U JP H0738831 U JPH0738831 U JP H0738831U JP 7423693 U JP7423693 U JP 7423693U JP 7423693 U JP7423693 U JP 7423693U JP H0738831 U JPH0738831 U JP H0738831U
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discharge
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port
switching valve
discharge passage
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野 喜 弘 深
敏 幸 盛
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排出流体の逆流による誤動作がない弁組立体
を提供する。 【構成】 連設によって連通する圧力流体の供給ポート
P及び排出ポートEA,EBと、前面に開口する出力ポ
ートA,Bとを有するスタッキング型切換弁2,・・
に、排出ポートを下面に開口させる排出通路12a,1
2bを設け、これらの排出ポートの連通を閉鎖部材で閉
鎖して複数個連設したものを、ベース5に設置する。ベ
ース5には、切換弁の連設方向の排出流路23a,23
bと、これらの流路を排出通路に連通させる連通路23
a,24bとを設けて、これらの連通路に、排気の排出
流路への排出を許容して排出ポートへの逆流を阻止する
チェック弁26,26を設ける。 【効果】 排気の排出ポートへの逆流による誤動作がな
く、かつ既存の切換弁やベースを利用することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、連設によって連通する圧力流体の供給ポート及び排出ポートと、連 設面とほぼ直交する前面に開口する出力ポートとを備えた、スタッキング型切換 弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
連設によって連通する圧力流体の供給ポート及び排出ポートと、連設面とほぼ 直交する前面に開口する出力ポートとを備えた、いわゆるスタッキング型切換弁 は既に知られており、この切換弁はベースを使用することなく直接連設できるの で、複数個連設した場合に全体を小形にすることができ、かつ出力開口への配管 が容易であるという利点を有している。 しかしながら、上記切換弁を複数個連設した場合、各切換弁の出力ポートに接 続される負荷(一例として流体圧アクチュエータ)の容量に差があると、大きな 容量の負荷から一時的に大量に排出された流体が、連通している排出ポートから 他の切換弁に逆流して、その切換弁を誤動作させることがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、排出流体の逆流による誤動作がない弁組立 体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の弁組立体は、連設によって連通する圧力流 体の供給ポート及び排出ポートと、連設面とほぼ直交する前面に開口する出力ポ ートと、出力ポートを供給ポートと排出ポートとに切り換えて連通させるスプー ルとを有する切換弁を、複数個連設したものにおいて、上記切換弁が、排出ポー トを該弁の下面に開口させる排出通路を備え、上記切換弁を設置するベースが、 切換弁の連設方向の排出流路と、上記切換弁の排出通路を上記排出流路に連通さ せる排出路と、該排出路中の、排出流体の排出流路への流出を許容して排出通路 への逆流を阻止するチェック弁とを備え、これらの切換弁の排出ポートの連通を 閉鎖部材で閉鎖して、上記ベースに設置したことを特徴としている。
【0005】
【作用】
閉鎖部材で排出ポートの連通を遮断して切換弁を複数個連設すると、これらの 切換弁の供給ポートが連通する。連設した切換弁をベースに設置して弁組立体を 構成すると、各切換弁の排出通路が、それぞれチェック弁と連通路を介してベー スの排気流路に連通する。 したがって、各切換弁の排出ポートから排出される流体は、排出通路、チェッ ク弁及び排出路を通ってベースの排出流路から一括して排出される。この場合、 排出流路を流れる排出流体は、チェック弁で阻止されて他の切換弁の排出ポート に逆流しないので、排出流体の逆流による切換弁の誤動作を防止することができ る。
【0006】
【実施例】
図は本考案の実施例を示し、図2に示す弁組立体1を構成する切換弁2は、主 弁3とソレノイド駆動のパイロット弁4とを備え、複数個(図示の例では8個) 連設されてベース5に設置され、切換弁2の連設方向両側に、切換弁2の連設面 とベース5の側面とを覆うエンドプレート6,6が、適宜の手段によって取付け られる。 上記主弁3の弁ボディ8は、連設によって連通する圧力流体の供給ポートP及 び排出ポートEA,EBと、連設面とほぼ直交する前面の出力ポートA,Bと、 これらのポートが開口する軸方向の弁孔9とを備え、出力ポートA,Bに、いわ ゆるワンタッチ管継手10,10が、U字形の取付金具11によって取り外し可 能に装着されている。また、上記弁ボディ8には、排出ポートEAとEBを下面 に開口させる排出通路12aと12bが開設されている。
【0007】 上記弁ボディ8の後面には、ピストン箱14を介してパイロット弁4が取付け られており、ピストン箱14に形成したピストン室15に、弁孔9にスリーブを 介して摺動可能に挿入されたスプール16を押圧するピストン17が摺動可能に 挿入され、弁孔9の他端を閉鎖する閉鎖体18とスプール16との間に、復帰ば ね19が縮設されている。 上記スプール16は、ピストン室15にパイロット弁4からパイロット流体を 供給すると、ピストン17で押圧されて、供給ポートPと出力ポートA、及び出 力ポートBと排出ポートEBを連通させ、ピストン室15のパイロット流体を排 出すると、復帰ばね19の付勢力によって、供給ポートPと出力ポートB、及び 出力ポートAと排出ポートEAとが連通する図1の状態に復帰する。
【0008】 パイロット弁4は、ソレノイド4aの励磁とその解除により、パイロット出力 ポートをパイロット供給ポートとパイロット排出ポート(いずれも図示省略)と に切り換えて連通させる周知の3ポート電磁弁として構成され、パイロット供給 ポートは図示を省略している通路によって弁ボディ8の供給ポートPに、パイロ ット出力ポートはパイロット出力路20によって主弁のピストン室15に、パイ ロット排出ポートはパイロット排出路21によって排出ポートEAに、それぞれ 連通している。
【0009】 上記ベース5は、切換弁2の連設方向と平行な排出流路23a,23bと、切 換弁2,・・の排出通路12a,12bを上記排出流路23a,23bにそれぞ れ連通させる連通路24a,・・と24b,・・とを備え、これらの連通路24 a,24bにそれぞれ形成した取付部25,25に、チェック弁26,26が装 着されている(図2及び図3参照)。 図4に詳細を示す上記チェック弁26は、取付部25に装着されるガイド27 と、該ガイド27内を摺動するチェック弁本体28と、その上方の環状のパッキ ン29と、ガイド27とチェック弁本体28間のばね30とを備えている。上記 チェック弁本体28は、上記パッキン29の中心孔29aを閉鎖する上面のシー ル部31と、ガイド27に移動可能に挿入される下方の筒状のガイド部32と、 これらの間の、ガイド27の空間をガイド部32内に連通させる連結部33,・ ・と、ガイド部32の外周に形成した鍔部34とを有し、上記ばね30は、鍔部 34とガイド27の溝との間に縮設されている。
【0010】 上記切換弁2,・・は、排出ポートEA及びEB相互間の連通を、図示を省略 している適宜の閉鎖部材で遮断して所望の数連設すると、各切換弁2の供給ポー トPが互いに連通する。連設した切換弁2,・・を、取付部25,・・にチェッ ク弁26,・・を装着したベース5に設置すると、図2に示す弁組立体1が構成 され、各切換弁2の排出通路12a,12bがそれぞれパッキン29の中心孔2 9a,29aに連通するとともに、ばね35,35の付勢力によってパッキン2 9,29が弁ボディ8の下面に密接する(図3参照)。 次いで、これらの切換弁2,・・とベース5の両側にエンドプレート6,6を 取付けると、ベース5の排出流路23a,23bが、ワンタッチ管継手10が取 付けられたエンドプレート6の一括排出口36,36に、切換弁2の供給ポート Pが、同様にワンタッチ管継手10が取付けられた一括供給口37,37に、そ れぞれ連通する
【0011】 図1はパイロット弁4のソレノイド4aの励磁が解除された状態を示し、復帰 ばね19の付勢力によって、供給ポートPと出力ポートB、及び出力ポートAと 排出ポートEAが連通している。ソレノイド4aを励磁すると、パイロット弁4 からピストン室15に供給されたパイロット空気の作用力によって、ピストン1 7が復帰ばね19の付勢力に抗してスプール16を押圧するので、供給ポートP と出力ポートA、及び出力ポートBと排出ポートEBが連通する。 上記スプール16の摺動により排出ポートEA,EBから排出された排気は、 排出通路12a,12bを通ってチェック弁本体28,28のシール部30,3 0を押圧し、これによって該弁本体28,28を図において下降させるので、排 気が連通路24a,24bを通って排出流路23a,23bに排出され、排気の 圧力が低下すると、ばね30,30の付勢力によって、シール部31,31がパ ッキン29,29の中心孔29a,29aを閉鎖するので、切換弁2の排出ポー トEA,EBが閉鎖される。 この場合、他の切換弁2の排出ポートEA,EBから排出された排気は、チェ ック弁26,26を排出通路12a,12bの閉鎖方向に押圧するので、他の切 換弁2から排出された排気が、それ以外の切換弁の排出ポートEA,EBに逆流 することはない。
【0012】 上記実施例は、公知のスタッキング型切換弁の弁ボディ8に排出通路12a, 12bを、これらの切換弁を設置するベース5の連通路24a,24bに取付部 25,25を設けてチェック弁26,26を装着することによって、排気の逆流 による誤動作のない弁組立体1を構成できるので、既存のスタッキング型切換弁 及びベースに僅かな加工を施すことによって形成することができる。 したがって、排気の逆流による誤動作がない弁組立体を、安価なものとするこ とができる。
【0013】 なお、上記実施例における切換弁は5ポート弁であるが、本願考案の切換弁は これに限定されるものではなく、3ポート弁または共通の排気ポートを有する4 ポート弁とすることができる。 また、ベース5は一体のものに限定されるものではなく、切換弁2とほぼ同じ 幅のベースを同数個連設したものとすることもできる。
【0014】
【考案の効果】
本考案の弁組立体は、スタッキング型切換弁を使用したものでありながら、こ れらの切換弁に排出通路を設けるとともに、これらの切換弁を設置するベースに チェック弁を装着したことによって、排出流体が他の切換弁の排出ポートに逆流 しないので、排出流体の逆流による切換弁の誤動作を防止することができる。 また、スタッキング型切換弁及びベースを使用して、これらに僅かな加工を施 すことによって誤動作のない弁組立体とすることができるので、弁組立体を安価 なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断側面図である。
【図2】弁組立体の正面図である。
【図3】ベースの要部拡大図である。
【図4】チェック弁の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 弁組立体 2 切換弁 5 ベース 12a,12b 排出通路 16 スプール 23a,23b 排出流路 24a,24b 排出路 26 チェック弁 P,A,B,EA,EB ポート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連設によって連通する圧力流体の供給ポ
    ート及び排出ポートと、連設面とほぼ直交する前面に開
    口する出力ポートと、出力ポートを供給ポートと排出ポ
    ートとに切り換えて連通させるスプールとを有する切換
    弁を、複数個連設したものにおいて、 上記切換弁が、排出ポートを該弁の下面に開口させる排
    出通路を備え、 上記切換弁を設置するベースが、切換弁の連設方向の排
    出流路と、上記切換弁の排出通路を上記排出流路に連通
    させる排出路と、該排出路中の、排出流体の排出流路へ
    の流出を許容して排出通路への逆流を阻止するチェック
    弁とを備え、 これらの切換弁の排出ポートの連通を閉鎖部材で閉鎖し
    て、上記ベースに設置した、 ことを特徴とする弁組立体。
JP1993074236U 1993-12-27 1993-12-27 弁組立体 Expired - Lifetime JP2599482Y2 (ja)

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JPH0738831U true JPH0738831U (ja) 1995-07-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015136565A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 Smc株式会社 酸素濃縮器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015136565A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 Smc株式会社 酸素濃縮器

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JP2599482Y2 (ja) 1999-09-06

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