JPH0738764B2 - 施肥方法及び施肥装置 - Google Patents

施肥方法及び施肥装置

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JPH0738764B2
JPH0738764B2 JP63087655A JP8765588A JPH0738764B2 JP H0738764 B2 JPH0738764 B2 JP H0738764B2 JP 63087655 A JP63087655 A JP 63087655A JP 8765588 A JP8765588 A JP 8765588A JP H0738764 B2 JPH0738764 B2 JP H0738764B2
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fertilizer
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ridge
sprinkled
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JP63087655A
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徹 高山
博司 高木
喜夫 管野
守 三輪
猛 高橋
勝男 大谷
文吉 飯田
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たばこ等を栽培するための畝への基肥の施肥
方法及び施肥装置に関するものである。
従来の技術 従来、たばこ等を栽培するための畝への基肥の施肥方法
としては、圃場の地表面に肥料を散布し、ついで、肥料
が散布された圃場をロータリ耕耘するとともに畝を整形
する全層施肥方法が一般的である。
また、他の施肥方法としては、圃場に筋状の溝を形成
し、その溝内に肥料を散布するとともにこの肥料が畝の
中心部に筋状に残るように畝の整形を行う中層集中施肥
方法がある。
発明が解決しようとする問題点 全層施肥方法によれば、肥料と土壌との撹拌が十分に行
われて肥料が畝の全体に略均等に混ざるため、たばこ等
の初期生育時における肥料の供給を十分に行える。しか
し、肥料を大量に必要とする成熟期において肥料が枯上
がりの状態となり、成熟期における肥料不足による品質
低下及び収量低下を招いている。
一方、中層集中施肥方法によれば、肥料を大量に必要と
する成熟期においては十分な料の肥料を供給することが
できる。しかし、初期生育時においては根が肥料層まで
届かず、初期生育時の生育が不良になり、ひいては、収
穫時期の遅れや収量の低下となつている。
問題点を解決するための手段 圃場の表面部に肥料を散布し、この肥料が散布された表
面部に作溝機により溝を形成し、この溝の底部に肥料を
散布して筋状の中層条肥部を形成し、この中層条肥部に
まで達しない跳上げ爪を備えたロータ耕耘部により圃場
の表面部に散布した肥料を土壌と攪拌し、この攪拌され
た土壌を畝整形器により整形して畝を形成し、前記中層
条肥部の上に上層攪拌施肥部を形成した。
また、圃場に筋状の溝を形成する作溝器と肥料を収納す
るホツパーとを移動農機の後部に連結し、ホツパー内の
肥料を作溝器の前方の圃場の表面部に散布する第一の施
肥パイプと前記ホツパー内の肥料を作溝器により形成さ
れた溝内に散布する第二の施肥パイプとを設ける。さら
に、圃場のロータリ耕耘を行うロータリ耕耘部と畝を整
形する畝整形器とを作溝器の後方に位置させて移動農機
の後部に連結し、ロータリ耕耘部の内側部に圃場の表面
部に散布した肥料を跳上げる跳上げ爪を設ける。
作用 畝に植付けた作物の初期生育時においては上層撹拌施肥
部の肥料が作物に供給され、成熟期においては中層条肥
部の肥料が供給され、初期生育時から成熟期に至るまで
常に十分な量の肥料が供給される。
また、圃場の表面部に散布された肥料は跳上げ爪により
跳上げられるためにロータリ耕耘部による耕耘の際に土
壌との撹拌が十分に行われて畝の上層部にも混合され、
一方、溝内に散布された肥料は土壌とは撹拌されず、形
成される畝の中央部に筋状に残される。
実施例 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。まず、移
動農機であるトラクタ1の後部には左右一対のロワーリ
ンク2とリフトアーム3及びトツプリンク4により畝立
作業機5が昇降自在に連結されている。前記畝立作業機
5には、前記トラクタ1のエンジン(図示せず)からの
動力により回転駆動されるとともに複数の耕耘爪6を有
するロータリ耕耘部7が最前部に設けられ、このロータ
リ耕耘部7の後方に位置して畝整形器8が設けられてい
る。なお、前記ロータリ耕耘部7は中央部に伝動ケース
9を有するセンタードライブ方式であり、この伝動ケー
ス9の両側部には前記耕耘爪6より長さ寸法を短く形成
した跳上げ爪10が取付られている。さらに、ロータリ耕
耘部7による耕深を調節するとともに整形する畝高さを
調節する尾輪11が前記畝整形器8の後方に設けられてい
る。
また、前記畝立作業機5には後方に延出するとともにそ
れぞれ左右方向で対をなす第一の取付杆12と第二の取付
杆13とが設けられ、第一の取付杆12にはロール状に巻回
したマルチフイルム14とこのマルチフイルム14を引き出
す際に用いるガイドロール15とが取付けられている。一
方、第二の取付杆13には、引き出されたマルチフイルム
14の両端部を畝の裾部において踏圧する踏圧輪16と踏圧
輪16により踏圧された部分への覆土を行う覆土デイスク
17とが取付けられている。
つぎに、前記トラクタ16の後方下部にはヒンジ18が固定
されており、このヒンジ18に前記ロータリ耕耘部7の前
記伝動ケース9の前方に位置する作溝器19が上下方向回
動自在及び上下方向位置調節自在に連結されている。そ
して、この作溝器19と前記リフトアーム3の先端部との
間にはロツド20が連結されている。
また、前記トラクタ1の後方上部には肥料を収納する左
右一対のホツパー21,22が連結されている。一方のホツ
パー21の落下口23には第一の施肥パイプ24の一端が接続
され、この施肥パイプ24の他端は前記作溝器19の前方に
おける圃場の表面部に対向して開口されている。他方の
ホツパー22の落下口23には第二の施肥パイプ25の一端が
接続され、この施肥パイプ25の他端は前記作溝器19によ
り形成された溝に対向して開口されている。ここで、前
記ホツパー21,22の底部には前記落下口23に臨んで繰り
出しロール(図示せず)が設けられており、この繰り出
しロールの動力は前記トラクタ1の後輪26の車輪27から
伝動ケース28内のスプロケツトやチエーン(図示せず)
を介して伝達されている。
このような構成において、トラクタ1の進行に伴い作溝
器19によつて筋状の溝が圃場の地表面に形成され、この
溝内にはホツパー22内の肥料が第二の施肥パイプ25を介
して散布される。また、作溝器19の前方の地表面にはホ
ツパー21内の肥料が第一の施肥パイプ24を介して散布さ
れる。なお、作溝器19の前方の地表面に散布された肥料
は、作溝器19によつて左右に均一に分けられる。
ついで、前記作溝器19の後方に位置するロータリ耕耘部
7が圃場を耕耘して土壌を膨軟化し、膨軟化された土壌
は畝整形器8によつて畝に整形される。さらに、整形さ
れた畝にはマルチフイルム14が被覆される。
ここで、作溝器19の前方の地表面に散布された後、作溝
器19によつて左右に分けられた肥料は、ロータリ耕耘部
7による圃場の耕耘時において跳上げ爪10により跳上げ
られ、土壌と撹拌される。そして、この肥料と撹拌され
た土壌により、第4図において示すように畝の上層部に
おける上層撹拌施肥部28が形成される。一方、作溝器19
により形成された溝内に散布された肥料は、この溝が伝
動ケース9の下方に位置するために跳上げ爪10や耕耘爪
6による撹拌が行われない。従つて、この溝内に散布さ
れた肥料は第4図において示すように畝の中央部に筋状
に残され、中層条肥部29が形成される。
このようにして上層撹拌施肥部28と中層条肥部29とを形
成した畝にたばこ等の作物を植付けた場合、作物の初期
生育時には上層撹拌施肥部28の肥料が供給されるために
初期生育が向上する。さらに、成熟期においては根が中
層状肥部29に届き、この中層条肥部29には多量の肥料が
存在するために成熟期における肥料の供給も十分に行え
る。
発明の効果 本発明は、上述のように畝の上層部に肥料を土壌と撹拌
した上層撹拌施肥部を形成するとともに畝の中央部に肥
料を筋状に残した中層条肥部を形成したことにより、初
期生育時においても十分な肥料の供給を行う事ができる
とともに成熟期においても十分な肥料の供給を行うこと
ができ、この畝に植付けた作物の品質向上及び収量の向
上を図ることができ、また、圃場の表面部に散布した肥
料を跳上げる跳上げ爪をロータリ耕耘部に設けたことに
より、耕耘時において圃場の表面に散布した肥料と土壌
との撹拌を十分に行つて上層撹拌施肥部の形成を行い、
一方、溝内に散布した肥料は耕耘時において土壌との撹
拌を行わずに畝の中央部に残すことによつて中層条肥部
の形成を行うことができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は側面
図、第2図は畝立作業機を取外した状態の背面図、第3
図はロータリ耕耘部を示す正面図、第4図は形成された
畝における肥料の施肥状態を示す説明図である。 1……移動農機、7……ロータリ耕耘部、8……畝整形
器、10……跳上げ爪、19……作溝器、21,22……ホツパ
ー、24……第一の施肥パイプ、25……第二の施肥パイ
プ、28……上層撹拌施肥部、29……中層条肥部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 管野 喜夫 宮城県仙台市扇町1丁目8番32号 石川島 芝浦械株式会社仙台支社内 (72)発明者 三輪 守 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 (72)発明者 高橋 猛 岩手県盛岡市緑が丘2丁目13番1号 日本 たばこ産業株式会社盛岡試験場内 (72)発明者 大谷 勝男 岩手県盛岡市緑が丘2丁目13番1号 日本 たばこ産業株式会社盛岡試験場内 (72)発明者 飯田 文吉 岩手県盛岡市緑が丘2丁目13番1号 日本 たばこ産業株式会社盛岡試験場内 (56)参考文献 実開 昭60−160114(JP,U) 実公 昭38−6611(JP,Y1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圃場の表面部に肥料を散布し、この肥料が
    散布された表面部に作溝機により溝を形成し、この溝の
    底部に肥料を散布して筋状の中層条肥部を形成し、この
    中層条肥部にまで達しない跳上げ爪を備えたロータリ耕
    耘部により圃場の表面部に散布した肥料を土壌と攪拌
    し、この攪拌された土壌を畝整形器により整形して畝を
    形成し、前記中層条肥部の上に上層攪拌施肥部を形成し
    たことを特徴とする施肥方法。
  2. 【請求項2】圃場に筋状の溝を形成する作溝器と肥料を
    収納するホツパーとを移動農機の後部に連結し、前記ホ
    ツパー内の肥料を前記作溝器の前方の圃場の表面部に散
    布する第一の施肥パイプと前記ホツパー内の肥料を前記
    作溝器により形成された溝内に散布する第二の施肥パイ
    プとを設け、圃場のロータリ耕耘を行うロータリ耕耘部
    と畝を整形する畝整形器とを前記作溝器の後方に位置さ
    せて前記移動農機の後部に連結し、前記ロータリ耕耘部
    の内側部に前記圃場の表面部に散布した肥料を跳上げる
    跳上げ爪を設けたことを特徴とする施肥装置。
JP63087655A 1988-04-08 1988-04-08 施肥方法及び施肥装置 Expired - Lifetime JPH0738764B2 (ja)

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JPH01257407A JPH01257407A (ja) 1989-10-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111295990A (zh) * 2020-04-26 2020-06-19 天台都领自动化技术有限公司 一种农业挖穴浇水施肥装置

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