JPH0738551Y2 - 直貼り用化粧床板 - Google Patents

直貼り用化粧床板

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JPH0738551Y2
JPH0738551Y2 JP14733787U JP14733787U JPH0738551Y2 JP H0738551 Y2 JPH0738551 Y2 JP H0738551Y2 JP 14733787 U JP14733787 U JP 14733787U JP 14733787 U JP14733787 U JP 14733787U JP H0738551 Y2 JPH0738551 Y2 JP H0738551Y2
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JP
Japan
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plywood
veneer
thickness
decorative
substrate
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JP14733787U
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JPS6453349U (ja
Inventor
一郎 鍬守
Original Assignee
段谷産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はコンクリート等の床スラブ上に直接貼着して
使用される木質系の化粧床板に関する。
[従来の技術] 小さな凹凸の多いコンクリート床スラブ上面に直接接着
施工が可能な木質系の床板としては、第3図に示す様な
構成の床板が開発されていた。
すなわち、厚さ4〜6mm、巾80〜300mm、長さ900〜1800m
m程度の3プライ合板を基板(8)とし、その周側辺部
に相決りの接合加工(9)を施し、その表面に表単板の
繊維方向と同一方向に化粧単板(2)の繊維方向を一致
させて貼着した表板(10)の裏面に、厚さが2〜4mm程
度、大きさが表板(10)とほぼ同一で裏面に厚さが2〜
6mm程度のクッション材(6)を貼着した裏板(7)を
表板(10)とは釘打ち代を形成する様に四方の位置をず
らせて接着剤やピンなどを用いて固着したものである。
[考案の解決すべき問題点] ところが、上記の様な構成の床板は、従来の厚さが12〜
15mm程度の合板を基板とし、その表面に化粧単板等を貼
着した木質系床材に比べ、厚さが薄い分だけ強度や剛性
が低くなるため、床板としては反りが発生して加工や施
工がしにくかったり、相決りが2枚の単板で構成されて
いる為、接合加工部分の強度が充分でなく、使用時に接
合凸部が破壊するなどの問題点を有していた。
[問題点を解決するための手段] そこで、この考案は上記の問題点を解決したもので、そ
の構成は、少なくとも単板が5プライ以上で、全体の厚
さが6mm以下の合板が基板として用いられ、その合板を
構成する同一繊維方向の単板厚さ合計の内、値の大きい
単板の繊維方向に繊維方向を合わせて化粧単板が貼着さ
れ、基板の周側辺部には3枚以上の奇数枚の芯単板で凸
部を形成する位置に雄実を形成した本実が設けられた表
板の裏面に、表板とほぼ等しい大きさを有する合板で、
その裏面に厚さが2〜4mm程度のクッション材が貼着さ
れた裏板が釘打ち代を形成する様に位置をずらせて固着
された直貼り用化粧床板に係り、その最も特徴とする点
は、基板となる合板の単板構成に合わせて化粧単板の貼
着方向を設定し、かつ接合加工の形状と位置を限定した
ことにある。
以下、この考案を図面を参照しながら詳述する。
第1図はこの考案の実施例になる化粧床板の平面図で、
第2図はそのA−A′拡大断面図を示している。
基板(1)となる合板は、ラワン、アピトンなどの南洋
材やマツなどの針葉樹単板を用いた通常の合板で、その
構成は少なくとも単板(1−a,1−b,1−c……)が5プ
ライ以上で、全体の厚さが6mm以下の合板である。
そして、その合板を構成する同一繊維方向の単板(1−
a,1−c,1−e……)厚さ合計の内、値の大きい単板(1
−b,1−d……)の繊維方向に繊維方向を合わせて厚さ
の薄い化粧単板(2)が貼着される。
合板に対する化粧単板(2)の貼着方向を上記の様に限
定するのは、製品となる化粧床板の厚さを12〜15mm以内
に押える事と、化粧床板に反りを発生させない様にする
ためである。
すなわち、表面に貼着される0.2〜0.3mm程度の薄い化粧
単板(2)は、通常基板(1)に対する貼着作業を容易
にするため、繊維飽和点以上の含水率に保持されてい
る。そのため基板(1)に貼着後化粧単板(2)は乾燥
して収縮し、引っ張り力を生じる。従って、基板(1)
も化粧単板(2)を貼着した側に引っ張られるが、基板
(1)の厚さが12mm程度ある場合には基板(1)の剛性
により化粧単板(2)の引っ張り力を打ち消して化粧床
板には反りの発生がほとんど見られない。
所が、基板(1)が薄くなるとその影響を無視できなく
なり、反りとなる。基板(1)を構成する単板(1−a,
1−b,1−c……)の内、化粧単板(2)の引っ張り力に
抵抗する単板は化粧単位(2)の繊維方向と同一繊維方
向の単板であるから、合板を構成する単板の内、合計の
厚さが厚い同一方向の単板(1−b,1−d)と化粧単板
(2)の繊維方向を同一にし、かつ化粧単板(2)の厚
さを出来るだけ薄くする方が反りは発生しにくい事にな
る。
そてし、基板(1)の周側辺部には3枚以上の奇数枚の
芯単板(1−b),(1−c),(1−d)で凸部を形
成する位置に雄実を形成した本実が設けられた表板
(4)となる。
上記の表板(4)の裏面には表板(4)とほぼ等しい大
きさを有する2.5mm程度の厚の薄い合板(5)で、その
裏面に厚さがら2〜4mm程度のクッション材(6)が貼
着された裏板(7)が釘打ち代を形成する様に位置をず
らせて固着される。
クッション材(6)は見掛け比重が0.1程度の合成樹脂
発泡体などが用いられる。
釘打ち代としては、表板と裏板の位置を25〜30mm程度ず
らせると良い。
裏板(7)は、この考案の化粧合板の厚さを12mm以下に
押えながら釘打ち施工し易くすると共に、床スラブ面の
小さな凹凸を吸収して床面を平滑に仕上げるために用い
られる。
[作用] この考案において、合板のプライ数と厚さを上記の様に
限定するのは、製品となる化粧床板の厚さを12〜15mm以
内に押える事と、厚さが6mm以下の薄い合板において、
周側辺部に実用上の接合強度を有する本実加工の雄実
(厚さが2.5mmで突出長さが3mm程度)を形成するのに
は、3枚以上の奇数枚の芯単板が雄実の凸部を形成する
様にする必要がある為である。
合板に対する化粧単板の貼着方向を上記の様に限定する
のは、合板を構成する単板の内、化粧単板の引っ張り力
に抵抗する単板は化粧単板の繊維方向と同一繊維方向の
単板であるから、合板を構成する単板の内、合計の厚さ
が厚い単板の方向と化粧単板の繊維方向を同一にし、か
つ化粧単板の厚さを出来るだけ薄くすることにより、厚
さが6mm以下の薄い化粧合板でも反りが発生しにくい様
にする為である。
以下、この考案の実施例を記す。
[実施例] 基板として、表裏単板の厚さが0.535mmで芯単板の厚さ
が1.3mmの単板3枚から構成された巾94mm、厚さ903mmの
5プライ合板を用いた。そして、その5プライ合板を構
成する繊維方向別単板厚さ合計を計算すると表裏単板と
同一方向が2.37mmであるに対して、表裏単板と直交方向
が2.60mmであることから、厚さが0.3mmの薄い突板を表
単板の繊維方向と直交させる方向に貼着して表板とし
た。
次いで、表板の表面から1.3mmの位置を基準として厚さ
2.5mm、突出高さ3.0mmの雄実を芯単板3枚で表板の隣り
合う2側辺に形成し、雄実と対向する位置にへこみ深さ
3.5mmの雌実を形成した。
一方、表板とほぼ等しい大きさで、厚さが2.5mmの合板
の裏面に厚さ2mm、見掛け比重が0.11の発泡ポリエチレ
ン樹脂からなるクッション材を貼着した裏板を表板の裏
面に釘打ち代を形成する様に26mmだけ周囲の位置をずら
せて固着し、求める木質系化粧板を得た。
[考案の効果] この考案の化粧合板は上記の様に、基板となる合板のプ
ライ数と厚さ及び表面に貼着する化粧単板の貼着方向を
限定しているので、基板の厚さが薄いにもかかわらず表
面に化粧単板を貼着しても反りの発生がほとんど見られ
ず、かつ周側辺部に本実加工の雄実を形成しても実用上
の接合強度を有する化粧合板を得ることが出来るので、
全体としては厚さが従来の化粧合板床板とほとんど変ら
ない直貼り用化粧合板を得ることが出来る等の効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例になる化粧床板の平面図で、
第2図はそのA−A′拡大断面図を示している。第3図
は従来の化粧床板の拡大断面図である。 1……基板 1−a,1−b……単板 2……化粧単板、3……雄実 4……表板、5……合板 6……クッション材、7……裏板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも単板(1−a,1−b,1−c……)
    が5プライ以上で、全体の厚さが6mm以下の合板が基板
    (1)として用いられ、その合板(1)を構成する同一
    繊維方向の単板(1−a,1−c,1−e……)厚さ合計の
    内、値の大きい単板(1−b,1−d……)の繊維方向に
    繊維方向を合わせて化粧単板(2)が貼着され、基板
    (1)の周側辺部には3枚以上の奇数枚の芯単板(1−
    b),(1−c),(1−d)で凸部を形成する位置に
    雄実(3)を形成した本実が設けられた表板(4)の裏
    面に、表板(4)とほぼ等しい大きさを有する合板
    (5)で、その裏面に厚さが2〜4mm程度のクッション
    材(6)が貼着された裏板(7)が釘打ち代を形成する
    様に位置をずらせて固着されたことを特徴とする直貼り
    用化粧床板。
JP14733787U 1987-09-26 1987-09-26 直貼り用化粧床板 Expired - Lifetime JPH0738551Y2 (ja)

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JPS6453349U JPS6453349U (ja) 1989-04-03
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JP2002047788A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Eidai Co Ltd 二重床構造

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