JPH0738457U - 衛生設備室用モジュールの据付構造 - Google Patents
衛生設備室用モジュールの据付構造Info
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- JPH0738457U JPH0738457U JP6771893U JP6771893U JPH0738457U JP H0738457 U JPH0738457 U JP H0738457U JP 6771893 U JP6771893 U JP 6771893U JP 6771893 U JP6771893 U JP 6771893U JP H0738457 U JPH0738457 U JP H0738457U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衛生設備室用モジュールの運搬及び構築を容
易にする。 【構成】 小便器モジュール10、大便器モジュール1
2、洗面器モジュール14、出入口モジュール16及び
掃除流しモジュール18は、いずれも床フレーム、柱フ
レーム及び天井フレームよりなる高強度且つ高剛性のフ
レームにて外周囲が囲まれ、このフレームに壁パネル及
び配管ユニットが取り付けられている。フレームの上端
にアイボルト40が固着されている。モジュールを台車
135に載せて現場に搬入し、予め設置されているレベ
ル調節可能なベース金物170、172上に載設する。
垂直片170b、172bに当接させて位置決めする。
易にする。 【構成】 小便器モジュール10、大便器モジュール1
2、洗面器モジュール14、出入口モジュール16及び
掃除流しモジュール18は、いずれも床フレーム、柱フ
レーム及び天井フレームよりなる高強度且つ高剛性のフ
レームにて外周囲が囲まれ、このフレームに壁パネル及
び配管ユニットが取り付けられている。フレームの上端
にアイボルト40が固着されている。モジュールを台車
135に載せて現場に搬入し、予め設置されているレベ
ル調節可能なベース金物170、172上に載設する。
垂直片170b、172bに当接させて位置決めする。
Description
【0001】
本考案は、大型の衛生設備室(例えばトイレルーム)を構築するための衛生設 備室用モジュールの据付構造に関する。詳しくは、工場で製作されたユニットを ビル等の建築物内部の現場に搬入して連結することにより、大型の衛生設備室を 構築する場合に採用される該モジュールの据付構造に関する。
【0002】
大型の衛生設備室をビル内に構築するに際し、衛生設備室を複数個に分割して モジュールとしておき(なお、このモジュールは、床、壁、天井及び内部機器を 備えている。)、工場で製作されたモジュールを現場に搬入して連結するプレフ ァブ工法が特開平5−44347号公報に記載されている。
【0003】 特開平5−44347号公報のモジュールは、床パネルの周縁部に壁パネルを 建て込み、この壁パネルの上側に天井パネルを架設したものとなっている。
【0004】 このモジュールを運搬するには、モジュールの上方に吊り枠を配置し、この吊 り枠に対し床パネルを連結する。そして、この吊り枠をクレーンで持ち上げる。
【0005】 このモジュールの底面にはキャスタが取り付けられており、ビル内に搬入され てスラブ上に降ろされたモジュールは、該スラブ上を据付現場まで移動される。 目的位置まで移動したモジュールをジャッキアップし、キャスタを取り外し、次 いでジャッキダウンしてモジュールを接地する。
【0006】 なお、モジュールにはアジャスタボルトが上下方向に螺進可能に設けられてお り、このアジャスタボルトでモジュールのレベル調節を行なう。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 特開平5−44347号公報のモジュールは、壁パネルを床パネルに対し自立 させる構造となっているため、壁パネルが揺れに対し弱いという問題がある。
【0008】 即ち、このモジュールを運搬するに際しては、壁パネルに大きな水平方向の応 力が加えられるのであるが、壁パネルを単純に床パネル上に立てただけの特開平 5−44347号公報の構造にあっては、壁パネルが揺れてしまい、著しい場合 には壁パネルが倒れるおそれもある。
【0009】 また、特開平5−44347号に従ってモジュールの据付を行なうに際しては 、モジュールからキャスタを取り外す作業が必要であり、現場での作業に手間が かかる。
【0010】
請求項1の衛生設備室用モジュールの据付構造は、複数個連結されることによ り衛生設備室を構成するモジュールを躯体床面に固定した衛生設備室用モジュー ルの据付構造において、該モジュールは、床フレーム、該床フレームから立設さ れた柱フレーム及び該柱フレームの上部同志の間に架設された天井フレームを有 する剛性フレームと、該床フレームに取り付けられた床パネルと、該柱フレーム に取り付けられた壁パネルと、を備えてなり、該モジュールは、躯体床面にレベ ル調節可能に設けられたベース金物に載設されていることを特徴とするものであ る。
【0011】 請求項2の衛生設備室用モジュールの据付構造は、請求項1において、前記ベ ース金物は、前記床フレームの底面を支承する水平片と、該水平片から立設され ており、該床フレームの側面が当接される、床フレーム位置決め用の垂直片とを 備えてなることを特徴とするものである。
【0012】
本考案で用いる衛生設備室用モジュールは、剛性フレーム内に各パネルが配置 され、且つ各パネルが該フレームに取り付けられているため、剛性がきわめて高 い。そして、運搬時に壁パネルに水平方向に力が加えられても、壁パネルは全く 又は殆ど揺れることがない。
【0013】 この衛生設備室用モジュールを現場に搬入した後、開放面同志を突き合わせる ようにして連結し、大型の衛生設備室を構築する。
【0014】 このモジュールは、剛性フレームで囲まれているから、ジャッキやチェーンブ ロックにより簡単に昇降できる。また、このモジュールは、台車に載せて運搬で きる。
【0015】 このモジュールを現場にて据付施工するに際しては、予めベース金物を所定位 置に設置しておき、その上にモジュールを載置し、ベース金物のレベル調節を行 なう。
【0016】 このベース金物に垂直片を設けておき、この垂直片に床フレームの側面を当接 させることにより、モジュールの位置決めを簡単かつ正確に行なえる。
【0017】
以下図面を参照して実施例について説明する。第1図は本考案の実施例に係る 衛生設備室用モジュール(以下、単にモジュールということがある。)を示す斜 視図、第2図はこのモジュールを用いた男子用トイレの平面図、第3図は据付施 工前における小便器モジュールの斜視図、第4図はモジュールの床パネルの要部 斜視図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面図、第6図は据付施工前における 洗面器モジュール及び出入口モジュールの斜視図、第7図はモジュール同志の連 結部を示す天井部分の縦断面図、第8図はモジュール同志の連結部を示す床部分 の縦断面図、第9図は床軸組図、第10図は天井軸組図、第11図はモジュール の設置構造を示す床部分の縦断面図、第12図は壁パネル同志の連結構造を示す 水平断面図、第13図は柱フレームと壁パネルとの連結構造を示す水平断面図、 第14図はモジュールの天井部分の構成を示す縦断面図、第15図及び第16図 はベース金物の斜視図である。
【0018】 本実施例では、小便器モジュール10、大便器モジュール12、洗面器モジュ ール14、出入口モジュール16、掃除流しモジュール18及び床パネル20を 用いて男子用トイレルームが構築される。
【0019】 小便器モジュール10は、四角枠状の床フレーム22と、該床フレーム22か ら立設された柱フレーム24と、該柱フレーム24の上端間に架設された天井フ レーム26とを備えている。さらに、このフレームの間には、第9図に示す如く 、補強梁28が架設されており、フレームは全体としてきわめて高強度且つ高剛 性のものとなっている。
【0020】 このフレームに対し床パネル30、壁パネル32、34及び配管ユニット36 が設置されている。この配管ユニット36の前面に小便器38が取り付けられて いる。配管ユニット36内には、この小便器38に接続された給水管や排水管等 が設置されている。このモジュール10は、配管ユニット36に正対する側面が 開放面となっている。
【0021】 このフレームの上端には、小便器モジュール10を吊り上げるワイヤロープを 架けるためのアイボルト40が固着されている。
【0022】 大便器モジュール12も、同様に、床フレーム42、柱フレーム44及び天井 フレーム46を備え、各フレーム間には補強梁47が架設され、全体としてきわ めて高強度且つ高剛性のフレームを備えている。このフレームの上端にアイボル ト40が固着されている。
【0023】 このフレームに支持されるようにして壁パネル48、50、52、ブースパネ ル54及び床パネル56(第2図)並びに配管ユニット58(第2図)が設置さ れている。この配管ユニット58の前面に洋風便器60が連結されている。配管 ユニット58内には、この洋風便器60に接続された給水管、排水管等が設置さ れている。ブースパネル54にはペーパーホルダ62が取り付けられている。
【0024】 このモジュール12も、配管ユニット58と正対する面が開放面となっている 。第2図の符号64はブース内に出入りするためのドアを示す。
【0025】 洗面器モジュール14は、床フレーム66、柱フレーム68、天井フレーム7 0及び補強梁72(第9図)を備えており、このフレームに床パネル74、壁パ ネル76、78及び配管ユニット80が取り付けられている。配管ユニット80 の前面に洗面器82が取り付けられており、配管ユニット80内にこの洗面器8 2に接続された給水管及び排水管が設置されている。
【0026】 図示はしないが、この壁パネル76には鏡が設けられている。この洗面器モジ ュール14においても、配管ユニット80と正対する面が開放面となっている。 また、フレームの上端にアイボルト40が固着されている。
【0027】 出入口モジュール16は、床フレーム84と、柱フレーム86と、天井フレー ム88と、補強梁90(第9図)とを備えており、このフレームに床パネル92 、壁パネル94、96、98が固着されている。40はアイボルトを示す。壁パ ネル94以外の3側面が開放面となっている。
【0028】 掃除流しモジュール18も、床フレーム100、柱フレーム102、天井フレ ーム104及び補強梁105(第9図)を備え、このフレームに壁パネル106 、108、110が取り付けられ、さらに配管ユニット112(第2図)が取り 付けられている。この配管ユニット112の前面に掃除流し114が取り付けら れており、配管ユニット112内にこの掃除流し114に接続された給水管及び 排水管が設けられている。第2図の116、118はドアを示す。ドア116は 掃除流しスペース内に出入りするためのものであり、ドア118はトイレルーム の背後スペースに出入りするためのドアである。
【0029】 第10図に示すように、天井フレーム26、46、70、88、104には、 ターンバックル付きのブレース119が張設されている。
【0030】 なお、モジュール10、12、14、16にあっては、床フレーム及び天井フ レームの長辺方向のスパンが大きなものとなっている。そこで、本実施例では、 第3図及び第6図に示す如く、棒状補強材120を床フレームと天井フレームと の間に架け渡している。各棒状補強材120はボルト122によって床フレーム 及び天井フレームに着脱自在に連結されている。
【0031】 第4図及び第5図に示す通り、床フレームにはボルト挿通孔124が穿設され ており、さらに、このボルト挿通孔124と同軸的にナット126が溶接されて いる。ボルト122はこのボルト挿通孔124を通してナット126に螺じ込ま れる。
【0032】 後述の第7図の通り、天井フレームにも同様のボルト挿通孔及びナットが設け られており、ボルト122が着脱自在にこのナットに螺じ込まれている。
【0033】 本実施例では、床パネルはいずれもタイルパネルとなっており、各モジュール のうち他のモジュールと接合される開放面に沿う部分にあっては、第4、5図の 通り、1枚又は複数枚のタイル130が取り外されており、ベースパネル132 が露出している。この露出した部分には、床下作業用開口134が設けられてい る。
【0034】 このように構成された各モジュール10、12、14、16、18及び床パネ ル20を用いてトイレルームを構築する方法について次に説明する。
【0035】 各モジュール10〜18を予め工場にて製作しておく。そして、アイボルト4 0にワイヤロープを通し、各モジュール10〜18をクレーンで持ち上げてトラ ックに積み、現場まで運ぶ。そして、現場においてもアイボルト40に通したワ イヤロープを利用して各モジュール10〜18を吊り上げ、第3図の如く台車1 35上に移す。そして、この台車ごと各モジュール10〜18をトイレルーム設 置箇所まで移動する。なお、第3図の135aはキャスタを示す。
【0036】 この目的位置まで移動した後、モジュール10〜18を台車からベース金物上 に降ろし、相互に連結する。なお、ベース金物及びこのベース金物上にモジュー ルを固定する構造については、後に詳述する。
【0037】 トイレルーム施工現場に持ち込まれたモジュール同志を連結するに当っては、 まずボルト122を外し、棒状補強材120を取り除く。そして、各モジュール 10〜18及び床パネル20を当接させ、それらをボルトで連結する。
【0038】 第6図に示すように、棒状補強材120が取り付けられていた洗面器モジュー ル14と出入口モジュール16とを連結するに際しては、ボルト120が挿通さ れていたナットを利用してボルトを螺じ込む。
【0039】 第7図及び第8図はその一例を示すものであり、出入口モジュール16の床パ ネル92に設けられた床下作業用開口134から手を差し込み、出入口モジュー ル16の床フレーム84側から洗面器モジュール14の床フレーム66側へボル ト140を通し、ナット126に螺じ込む。(なお、床フレーム84にはナット 126は設けられていない。)次いで、床下作業用開口134からナット141 をボルト140の後端に螺じ込み、モジュール14、16同志を連結する。なお 、両者の合わせ面にはパッキン142を介在させておく。
【0040】 天井フレーム70、88は、それぞれ露出している。このため、寸切ボルト1 44をボルト122が通っていた挿通孔に通し、ナット146、148を締め込 むことにより天井フレーム70、88同志を容易に連結できる。
【0041】 なお、小便器モジュール10と床パネル20との連結及び床パネル20と大便 器モジュール12との連結も同様にして行なわれる。また、出入口モジュール1 6と掃除流しモジュール18との連結、小便器モジュール10と洗面器モジュー ル14との連結及び床パネル20と出入口モジュール16との連結も同様にして 行なわれる。
【0042】 モジュール同志の連結完了後、床パネルの床下作業用開口134を塞ぐように タイル130を貼る。その後、天井パネルを架設する。天井パネルを架設するに は、第14図に示す如く、天井フレームから天井吊金物150を介して野縁受け 152を吊設し、この野縁受け152にクリップ154を介してHバー156を 吊設する。このHバー156の下端を天井パネル158の側面のスリットに係合 させ、天井パネル158を支持する。160は見切を示す。
【0043】 なお、本実施例におけるモジュールの据付構造の詳細を次に説明する。
【0044】 第15図に示すベース金物170は、コーナー用のものであり、水平片170 aと、平面視L形の垂直片170bとを備えている。水平片170aにはボルト 挿通孔170cが穿設されている。
【0045】 第16図に示すベース金物172は、床フレームの辺の途中部分を支承するた めのものであり、水平片172aと、垂直片172bとを備えており、水平片1 72aにボルト挿通孔172cが穿設されている。
【0046】 このベース金物170、172は、モジュールの搬入前に予め躯体床面174 (第11図)の所定位置に設置されている。ベース金物170、172を所定位 置に設置するには、まず躯体床面174に地墨を打ち、次いでホールインアンカ ー176、177を躯体床面174に打つ。次いで、ホールインアンカー176 にボルト178を螺じ込むと共に、ホールインアンカー177に全ネジボルト1 80を螺じ込む。次いで、ベース金物170又は172をこのボルト178上に 載置し、全ネジボルト180にボルト挿通孔170c又は172cを嵌入させる 。そして、全ネジボルト180にナット182を螺着する。なお、ベース金物1 70、172の下にスペーサ184を介在させておく。
【0047】 このベース金物170、172上にモジュールを降ろす。そして、床フレーム の外面を垂直片170b、172bに当接させることによりモジュールの位置決 めを行ない、ベース金物170、172と床フレームとをボルト185で固定す る。
【0048】 次いで、ボルト178を回してモジュールのレベルの微調整を行なうと共に、 スペーサ184の枚数を必要に応じ増減する。その後、ナット182をしっかり と締め込む。
【0049】 この床フレーム上にアジャスタボルト188付きのレール186を介して壁パ ネルが立設される。
【0050】 本実施例における壁パネルの連結構造について次に説明する。
【0051】 第12図に示す壁パネルは、裏打ち枠190と、下地ボード192と、タイル 194とを有するタイルパネルよりなり、アルミ製ジョイント用金物196を介 して相互に連結される。198はビスを示す。
【0052】 第13図に示す通り、入隅部においては、壁パネルと柱フレームとは、L形の ブラケット200を介して連結される。また、壁パネル同志は略W字形状の入隅 ジョイナ202を介して連結され、かつ両者の間にはコーキング204が施され る。206、208はビスを示す。
【0053】 第14図に示す通り、壁パネルの上端に長尺のレール210がプレート212 及びビス214で連結されている。このレール210に下向きコ字形の押え金具 216が嵌合し、この押え金具216がL形ピース218を介して天井フレーム に連結されている。このレール210は、複数枚の壁パネルの上を連続しており 、これにより各壁パネルの上部が一体化されている。
【0054】 このように構成された衛生設備室用モジュール10〜18を用いると、トイレ ルーム等の衛生設備室をきわめて容易に構築することができる。各モジュール1 0〜18は、高強度且つ高剛性のフレームにて外周囲が構成されているため、き わめて容易に吊上げ、吊降ろしすることができる。しかも、各壁パネルはフレー ムに連結、支持されているため、運搬途中に水平方向に外力が加えられても、壁 パネルが揺れ動くことが全くなく、パネル間のシール(コーキング204)切れ や壁パネルの傾きが確実に防止される。
【0055】 また、棒状補強材120によってスパンの長いフレームが補強されているため 、吊上途中においてフレームが変形することが確実に防止される。
【0056】 また、この棒状補強材120を留め付けていたボルト122の挿通孔を利用し て、モジュール同志或いはモジュールと床パネルとの連結を行なうことができる 。
【0057】 このモジュール10〜18は、ベース金物170、172上に載設されるので あるが、このベース金物170、172には垂直片170b、172bが設けら れており、モジュール10〜18の床フレームの外面をこの垂直片170b、1 72bに当接させることにより、モジュール10〜18の位置決めをきわめて容 易に行なうことができる。
【0058】 このモジュール10〜18は、台車135を用いて運搬されるため、据付現場 で床フレームからキャスタを取り外す作業が不要である。このため、据付作業が 容易となる。
【0059】 なお、本実施例では、フレームにステップ220(第9、10図)が設けられ ている。このステップ220を使って天井の上に登り降りできる。もちろん、梯 子を用いても良い。
【0060】 この天井の上では、フレーム間に道板を架け渡して歩行することができる。
【0061】 上記実施例は男子用トイレに係るものであるが、本考案のモジュールは他の各 種の衛生設備室のモジュールにも適用できる。
【0062】
以上の通り、本考案で用いられている衛生設備室用モジュールは、剛性フレー ムで囲まれ、且つ各パネルが該フレームに取り付けられているものであり、運搬 がきわめて容易であると共に、運搬途中における壁パネルの揺れがない。従って 、壁パネル同志の間のシール切れや、壁パネルの傾きが確実に防止される。
【0063】 このモジュールは、ベース金物上に載設されるものであり、レベル調節が容易 である。このモジュールは、台車に載せて運搬できるものであり、施工現場にお けるキャスタ取り外し作業が不要となり、モジュール据付作業が容易である。な お、この台車は繰り返し使用できる。
【0064】 請求項2のように、このベース金物に垂直片を設けておくことにより、モジュ ールの位置決めを容易に行なうことができる。
【提出日】平成6年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【0058】 このモジュール10〜18は、キャスタが設けられておらず、台車135を用 いて運搬される。このため、据付現場で床フレームからキャスタを取り外す作業 が不要である。これにより、据付作業が容易となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【0060】 この天井の上では、フレーム間に道板を架け渡して歩行することができる。 第17図及び第18図を参照して、このモジュール10〜18を据付現場にて 台車135から降ろす一方法を説明する。このモジュール10〜18を台車13 5から降ろすために、エアージャッキ230が使用される。該エアージャッキ2 30は、コンプレッサ232と、該コンプレッサ232に対しホース236によ って接続されたエアーバッグ234とを備えてなる。エアーバッグ234は布で 補強されたゴム製の袋であり、コンプレッサ232によって圧縮された空気がホ ース236によって導入される。 据付位置まで運搬されたモジュール10の床フレーム22と床との間の空隙に 、エアーバッグ234が差し入れられる。次いで、コンプレッサ232が作動さ れ、該エアーバッグ234が膨張する。モジュール10は、該エアーバッグ23 4の膨張と共に持ち上げられ、床フレーム22が台車135より離反するまで持 ち上げられる。ホース236には三方バルブ238が備えられており、モジュー ル10が台車135から離反したところで閉弁され、エアーバッグ234の膨満 を維持する。なお、コンプレッサ232も停止される。 モジュール10が台車135上に浮いている状態で、矢印A方向に台車135 が抜き出される。しかる後、エアーバッグ234内が大気に連通するように三方 バルブ238を開弁操作し、前記エアーバッグ234から空気を排出し、モジュ ール10を降下させる。該エアーバッグ234から徐々に空気を抜くことにより 、該モジュール10をベース金物170、172上に位置調整しながら載設させ ることができる。完全に脱気されたエアーバッグ234は非常に薄くなるので、 前記ベース金物170、172上に載設されたモジュール10の床フレーム22 と床面との間隙にも挟まれることなく、取り出しが可能である。 第17図では、2個のエアーバッグ234を用いてモジュール10を持ち上げ ているが、第18図に示される如く、4個のエアーバッグ234を該モジュール 10の4隅部に配置してもよい。もちろん、エアーバッグの配置数をその他の数 としても良い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【0063】 このモジュールは、ベース金物上に載設されるものであり、レベル調整が容易 である。このモジュールは、台車に載せて運搬できるものであり、キャスタが不 要である。このため、施工現場におけるキャスタ取り外し作業が不要となり、モ ジュール据え付け作業が容易である。なお、この台車は繰り返し使用できる。
【図1】実施例構造に用いられるモジュールを示す斜視
図である。
図である。
【図2】実施例構造に係るモジュールを用いた男子用ト
イレルームの平面図である。
イレルームの平面図である。
【図3】小便器モジュールの斜視図である。
【図4】モジュールの要部斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】洗面器モジュール及び出入口モジュールを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】モジュール同志の連結部を示す天井部における
縦断面図である。
縦断面図である。
【図8】モジュール同志の連結構造を示す床部分におけ
る縦断面図である。
る縦断面図である。
【図9】モジュールの床軸組図である。
【図10】モジュールの天井軸組図である。
【図11】モジュールの設置構造を示す床部分の縦断面
図である。
図である。
【図12】壁パネル同志の連結構造を示す水平断面図で
ある。
ある。
【図13】壁パネルと柱フレームとの連結構造を示す水
平断面図である。
平断面図である。
【図14】モジュールの天井部分の構成を示す縦断面図
である。
である。
【図15】ベース金物170の斜視図である。
【図16】ベース金物172の斜視図である。
10 小便器モジュール 12 大便器モジュール 14 洗面器モジュール 16 出入口モジュール 18 掃除流しモジュール 20 床パネル 22,42,52,84,100 床フレーム 24,44,68,86,102 柱フレーム 26,46,70,88,104 天井フレーム 32,34,48,50,76,78,94,96,9
8,106,108 壁パネル 36,58,80,112 配管ユニット 38 小便器 60 洋風便器 82 洗面器 114 掃除流し 124 ボルト挿通孔 126 ナット 130 タイル 132 ベースパネル 134 床下作業用開口 135 台車 170,172 ベース金物 170a,172a 水平片 170b,172b 垂直片
8,106,108 壁パネル 36,58,80,112 配管ユニット 38 小便器 60 洋風便器 82 洗面器 114 掃除流し 124 ボルト挿通孔 126 ナット 130 タイル 132 ベースパネル 134 床下作業用開口 135 台車 170,172 ベース金物 170a,172a 水平片 170b,172b 垂直片
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【手続補正書】
【提出日】平成6年4月12日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図17
【補正方法】追加
【補正内容】
【図17】モジュールの設置方法を示す斜視図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図18
【補正方法】追加
【補正内容】
【図18】モジュールの設置方法を示す斜視図である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】追加
【補正内容】
【図17】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】追加
【補正内容】
【図18】
Claims (2)
- 【請求項1】 複数個連結されることにより衛生設備室
を構成するモジュールを躯体床面に固定した衛生設備室
用モジュールの据付構造において、 該モジュールは、 床フレーム、該床フレームから立設された柱フレーム及
び該柱フレームの上部同志の間に架設された天井フレー
ムを有する剛性フレームと、 該床フレームに取り付けられた床パネルと、 該柱フレームに取り付けられた壁パネルと、を備えてな
り、 該モジュールは、躯体床面にレベル調節可能に設けられ
たベース金物に載設されていることを特徴とする衛生設
備室用モジュールの据付構造。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ベース金物は、
前記床フレームの底面を支承する水平片と、該水平片か
ら立設されており、該床フレームの側面が当接される、
床フレーム位置決め用の垂直片とを備えてなることを特
徴とする衛生設備室用モジュールの据付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6771893U JPH0738457U (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 衛生設備室用モジュールの据付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6771893U JPH0738457U (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 衛生設備室用モジュールの据付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738457U true JPH0738457U (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=13353022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6771893U Pending JPH0738457U (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 衛生設備室用モジュールの据付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738457U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016191260A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社Lixil | 衛生設備ユニット |
JP2016191244A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社Lixil | 衛生設備ユニットの固定構造 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP6771893U patent/JPH0738457U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016191260A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社Lixil | 衛生設備ユニット |
JP2016191244A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社Lixil | 衛生設備ユニットの固定構造 |
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