JPH0738003Y2 - 物品収納ボックス及びその成形金型 - Google Patents

物品収納ボックス及びその成形金型

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JPH0738003Y2
JPH0738003Y2 JP3848189U JP3848189U JPH0738003Y2 JP H0738003 Y2 JPH0738003 Y2 JP H0738003Y2 JP 3848189 U JP3848189 U JP 3848189U JP 3848189 U JP3848189 U JP 3848189U JP H0738003 Y2 JPH0738003 Y2 JP H0738003Y2
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JP
Japan
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housing
storage box
recess
mold
shelf
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JP3848189U
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JPH02128651U (ja
Inventor
晋一 松永
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、合成樹脂等の高分子材料で形成される物品
収納ボックス及びその成形金型に関する。
〔従来の技術〕
自動車のインストルメントメインパネルには、いわゆる
グローブボックスと称される物品の収納ボックスが配設
されている。
この収納ボックス1は、第4図の正面図で示すように正
面が開放された略直方体の筐体2からなり、その中段に
は、書類を収納する棚3が形成されている。
一方、このような収納ボックス1は第4図のAA断面図で
示す第5図のように、筐体2が上段部分4と下段部分5
とに2分割形成された構造である。このような筐体2
は、上段部分4及び下段部分5をそれぞれ樹脂成形用金
型により独立して形成し、後工程により組み立てて筐体
2として収納ボックス1を形成するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した棚3を有する収納ボックス1による
と、筐体2を分割形成し、しかも後工程により組み立て
て構成するため工程数も多く、このため生産コストが高
くなる難点がある。
このような難点を解決するには、単純に棚3を有する収
納ボックス1を一体形成すれば良いと考えられるが、棚
3の部分によって、樹脂成形をする金型形状が深い溝を
有する構造となり機械的強度が低い構造となってしまう
難点がある。
そこで、第6図に示すように、収納ボックス1の棚3の
形状を前面に幅の広いコの字形状の凹部3bを有する構成
とすると、金型形状はその要部側断面図で示す第7図の
ように、棚3の長さa(第6図)に対応する深さaを有
する底の深い溝の部分と、凹部3bの底に至る長さb(第
6図)に対応する深さbを有するやや底の深い溝の部分
とが金型6にできることとなり、このため金型6の機械
的強度は向上する。しかし、この金型6の形状による
と、深さbを有するやや底の深い溝の部分により金型冷
却用の冷却水路7を金型6の深い位置(第7図の図面右
方向)に形成することが出来ないため、例えば金型6の
先端部分6aの温度が異状に高くなり良質な成形品が出来
なくなり、また金型6の温度分布が不均一となって凹部
3bの底(第6図)に対応する金型6の部分6bからクラッ
クが発生し、最悪の場合は金型6が割れてしまう難点が
ある。
そこで、このような難点を解消するため、第6図と同一
部分を同一符号で示す第8図のように、収納ボックス1
の棚3の形状を前面に幅が広くしかもさらに底が深いコ
の字形状の凹部3cを有する構成とすることが考えられ
る。このように棚3を構成すると、金型形状はその要部
側断面図で示す第9図のように、棚3の長さa(第8
図)に対応する深さaを有する底の深い溝の部分と、凹
部3cの底に至る長さc(第8図)に対応する深さcを有
する底の浅い溝の部分とが出来ることとなり、このため
金型6の機械的強度の向上はもとより、金型冷却用の冷
却水路7を金型6の一層深い位置(第9図の図面右方
向)に形成することが出来るので、製品形成及び金型の
温度分布においても満足の行く程度となるが、第8図に
示すように収納ボックス1が有する棚3の形状が、凹部
3cによりほとんど底のない形状となり、上段に例えば書
類を収納すると、その書類が下段に落ちてしまい、棚と
しての機能が喪失してしまう結果となる。
この考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、一体
形成用の金型による製品の製造効率及びその品質も良好
で、しかも安価であり、さらに棚としての機能も低下す
ることのない物品収容ボックス及びその成形金型を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、この考案の物品収納ボッ
クスでは、正面が開放した略直方体の樹脂製の筐体と、
その内部中段に、該筐体の上面あるいは下面に沿うよう
に該筐体と一体に形成された樹脂製の棚とを有する物品
収納ボックスにおいて、前記棚先端の中間部分に前記筐
体の両側壁に接する一定部分を残し、幅広でしかも底の
浅い凹部を形成し、かつ前記中間部分の両側に、それぞ
れ前記筐体の底へ向けて、幅が狭く底の深い略コの字形
状の凹部を形成するようにしている。
またこの考案の物品収納ボックスの成形金型では、正面
が開放した略直方体の樹脂製の筐体と、その内部中段
に、該筐体の上面あるいは下面に沿うように該筐体と一
体に形成された樹脂製の棚とを有する物品収納ボックス
であって、前記棚先端の中間部分に前記筐体の両側壁に
接する一定部分を残し、幅広でしかも底の浅い凹部を形
成し、かつ前記中間部分の両側に、それぞれ前記筐体の
底へ向けて、幅が狭く底の深い略コの字形状の凹部を形
成した物品収納ボックスの成形金型において、前記略コ
の字形状の凹部に対応する位置の前記成形金型に、径が
前記凹部の底部の幅Wと同等で、先端が前記凹部の底部
に至る金型冷却用水路を形成するようにしている。
〔作用〕
上述した収納ボックス及びその成形金型によると、棚に
形成される略コの字形状の凹部の幅は狭いので、棚の機
能は低下することがなく、また凹部の底が深いので、金
型の深い位置まで金型冷却用水路を形成するすることが
でき、このため金型の温度分布を均一なものとすること
ができる。
〔実施例〕
以下、この考案に係わる物品収納ボックス及びその成形
金型の一実施例を詳述する。
第1図及び第2図はこの考案に係わる収納ボックス10の
正面図及びそのBB断面図で、第4図乃至第9図と同一部
分は同一符号で示す。
第1図に示すように、この収納ボックス10では、筐体2
の中央部分に配設された棚3の前面に2段階に構成され
た凹部を有している。
この凹部は、第6図で示す凹部と同一形状の底の浅い一
段階目の凹部3bと、この凹部3bの両端部に形成された幅
の狭い一対の二段階目の凹部3dから構成されている。
そしてこの二段階目の凹部3dの形状は、その底部の幅W
が金型冷却用の冷却水路7の径とほぼ同一であって、し
かもその底の深さは、ほぼ筐体2の底に近い位置にまで
達している。
このような略コの字形状の凹部3dを有する収納ボックス
10の構成によると、この収納ボックス10を一体形成する
ための本願に係わる成形金型の形状はその要部側断面図
で示す第3図のように、棚3の長さa(第2図)に対応
する深さaを有する底の深い溝の部分と、一段目の凹部
3bの底に至る長さb(第2図)に対応する深さbを有す
るやや底の深い溝の部分と、さらに二段階目の凹部3dの
長さc(第2図)に対応する深さcを有する底の浅い溝
の部分とにより構成された金型11となる。
従って、この本願に係わる成形金型11は底の深い溝の部
分のみにより構成されてはいないので、その機械的強度
は高く、また深さcを有する底の浅い溝の部分により金
型冷却用の冷却水路7を、その部分から第3図に示すよ
うに金型11の深い位置(第3図の図面右方向)、即ち凹
部3dの底部に至るように形成することが出来るため、金
型11の温度分布も均一となり、この金型11で一体形成さ
れる収納ボックス10の品質は良好なものとなる。
また、第1図に示すように一体形成された収納ボックス
10の棚3に形成される凹部3dの底の幅Wは冷却水路7と
同様に狭いので、その上段に書類を収納しても、その書
類が下段に落下することはなく、従って棚としての機能
も低下することはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の物品収納ボックス及び
その成形金型によると、内部に形成される棚の先端部に
樹脂成形金型を冷却する冷却水路の径とほぼ等い幅で、
しかも底の深い凹部を形成するようにしたため、棚の機
能を喪失させることなく、金型の温度分布を均一なもの
とさせて、収納ボックスを一体成形することが出来、こ
のため金型による製品の製造効率が良好となり、このた
め品質の良い一体形成された収納ボックスを安価に提供
することが出来る。またこの考案の物品収納ボックスに
よると幅が狭く底の深い凹部を形成することにより奥行
きの限られた小さな書類でも取り出す時に指で容易に抓
め、また収納ボックスの軽量化を達成することができ
る。またこの考案の成形金型によると成形製品の機能を
損うことなく、深い溝部の冷却ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わる物品収納ボックスの正面図、
第2図は第1図のBB断面図、第3図は、この考案に係わ
る物品収納ボックスの成形金型を示す要部側断面図、第
4図は従来の物品収納ボックスの正面図、第5図は第4
図のAA断面図、第6図は従来の他の収納ボックスを示す
正面図、第7図は第6図に示す収納ボックスの金型の要
部側断面図、第8図はさらに従来の他の収納ボックスを
示す正面図、第9図は第8図に示す収納ボックスの金型
の要部側断面図である。 2……筐体、3……棚、3b、3d……凹部、7……冷却水
路、10……収納ボックス、11……成形金型。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面が開放した略直方体の樹脂製の筐体
    (2)と、その内部中段に、該筐体(2)の上面あるい
    は下面に沿うように該筐体(2)と一体に形成された樹
    脂製の棚(3)とを有する物品収納ボックスにおいて、 前記棚(3)先端の中間部分に前記筐体(2)の両側壁
    に接する一定部分を残し、幅広でしかも底の浅い凹部
    (3b)を形成し、かつ前記中間部分の両側に、それぞれ
    前記筐体(2)の底へ向けて、幅が狭く底の深い略コの
    字形状の凹部(3d)を形成したことを特徴とする物品収
    納ボックス。
  2. 【請求項2】正面が開放した略直方体の樹脂製の筐体
    (2)と、その内部中段に、該筐体(2)の上面あるい
    は下面に沿うように該筐体(2)と一体に形成された樹
    脂製の棚(3)とを有する物品収納ボックス(10)であ
    って、前記棚(3)先端の中間部分に前記筐体(2)の
    両側壁に接する一定部分を残し、幅広でしかも底の浅い
    凹部(3b)を形成し、かつ前記中間部分の両側に、それ
    ぞれ前記筐体(2)の底へ向けて、幅が狭く底の深い略
    コの字形状の凹部(3d)を形成した物品収納ボックス
    (10)の成形金型(11)において、 前記略コの字形状の凹部(3d)に対応する位置の前記成
    形金型(11)に、径が前記凹部(3d)の底部の幅Wと同
    等で、先端が前記凹部(3d)の底部に至る金型冷却用水
    路(7)を形成したことを特徴とする物品収納ボックス
    の成形金型。
JP3848189U 1989-03-31 1989-03-31 物品収納ボックス及びその成形金型 Expired - Lifetime JPH0738003Y2 (ja)

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JPH02128651U JPH02128651U (ja) 1990-10-23
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