JPH0737599B2 - エポキシ樹脂系熱硬化性接着剤 - Google Patents

エポキシ樹脂系熱硬化性接着剤

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JPH0737599B2
JPH0737599B2 JP9345986A JP9345986A JPH0737599B2 JP H0737599 B2 JPH0737599 B2 JP H0737599B2 JP 9345986 A JP9345986 A JP 9345986A JP 9345986 A JP9345986 A JP 9345986A JP H0737599 B2 JPH0737599 B2 JP H0737599B2
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正 芦田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエポキシ樹脂をベースとしたプレゲル化しうる
液状またはペースト状熱硬化性接着剤に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来のプレゲル化しうる熱硬化性接着剤としては、例え
ばドイツ公開特許明細書第2,002,880号には接着剤中にP
VCプラスチゾルを添加した系が記載されており、また接
着すべき部材に塗布された接着層はPVCの融点以上の温
度まで短時間で加熱するとゲル化することが記載されて
いる。このタイプのプレゲル化接着剤はこの接着剤を塗
布した成形部材を塗布後ただちに接着することができな
い場合や、余分の接着剤を取除く場合に、単に短時間加
熱しておくだけでゲル化し,作業が容易になるという利
点を有していることが記載されている。また、特願昭55
−15801号公報には接着剤中にハロゲンを含まない熱可
塑性樹脂を添加した系について記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のプレゲル化しうる接着
剤にあっては、接着剤焼付けやスポット溶接など高温に
さらされるとPVCからハロゲンガスが発生し鋼板を腐食
するので上記条件では使用できない。また、従来の接着
剤中にハロゲンを含まない熱可塑性樹脂を添加する系に
あっては、接着剤保存中、徐々にエポキシ樹脂に熱可塑
性樹脂粉末が溶解するために接着剤が増粘して使用でき
なくなるという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述する従来の問題点に着目し、幾多の研究の
結果、エポキシ樹脂系熱硬化性接着剤において、接着剤
中のエポキシ樹脂と相容しやすいハロゲンを含まない熱
可塑性樹脂粉末の表面を室温でエポキシ樹脂に不溶な有
機物で被覆したマイクロカプセル化熱可塑性樹脂を、前
記エポキシ樹脂に対して3〜50重量%の割合で含有させ
ることにより、上記問題点を解決したものである。
ここに記載する「エポキシ樹脂系熱硬化性接着剤」とは
1分子中に平均1個より多いエポキシ基を有する液体エ
ポキシ樹脂または1分子中に平均1個より多いエポキシ
基を有するエポキシ樹脂の液状混合物、室温でエポキシ
樹脂に不溶のエポキシ樹脂用潜在硬化剤、および場合に
より促進剤、湿潤剤、均展剤、チキソトロープ剤、顔
料、および他の慣用の助剤および充填剤を含有したもの
であり、上記エポキシ樹脂の液体混合物はエポキシ樹脂
単体でもよいが、このほかに液状ゴム(NBR)やエポキ
シ変性NBRを含み、いずれの場合でもエポキシ樹脂は所
望の強度、作業性や剛性を得るために50%以上含有して
おり、また上記潜在硬化剤としては、ジシアンアミド、
メラミン、グアナミン、ポリカルボン酸ポリヒドラジ
ド、カルボン酸イミドおよびイミダゾール誘導体などを
例示でき、この硬化剤は0.2%以下では架橋密度が小さ
く接着強度が低下し、10%以上では防錆性が低下し強度
が低下することから0.2〜10%の割合で含有している。
また、上記エポキシ樹脂としては150〜300当量のものが
使用するのに好ましく、その例としてはポリグリシジル
化合物、例えばビスフエノールAまたはビスフエノール
F、またはレゾルシンをベースとするジグリシジルエー
テル;フエノールノボラックまたはクレゾールノボラッ
クのポリグリシジルエーテル;水素化ビスフェノールA
のジグリシジルエーテル;並びにフタル酸、ヘキサヒド
ロフタル酸およびテトラヒドロフタル酸のジグリシジル
エステルを包含している。
本発明は上述する接着剤にプレゲル性を付与するために
室温でエポキシ樹脂に不溶な有機物を熱可塑性樹脂粉末
の表面に被覆したマイクロカプセル化熱可塑性樹脂、お
よび必要に応じて上記熱可塑性樹脂に可溶な可塑剤を加
えた接着剤組成物である。
本発明において使用される室温でエポキシ樹脂に不溶な
有機物としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリイソブチレ
ン、ポリブタジエン、セルロース類、ゼラチン、パラフ
ィンワックス、脂肪酸アミド、脂肪酸、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸ケトンおよび脂肪アルコールなどを挙げるこ
とができ、なかでも軟化温度または融点が150℃以下の
ものが好ましい。
本発明において使用されるエポキシ樹脂と相容しやすい
ハロゲンを含まない熱可塑性樹脂粉末としては、例えば
ポリビニルブチラール、ボリビニルホルマール、ポリア
クリレート、ポリメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポ
リアミド、ポリアクリロニトリル、酢酸セルロース、ポ
リオキシメチレン、ニトロセルロースなどを挙げること
ができ、これらの粉末において粒径が200μ未満のもの
が好ましい。200μ以上ではプレゲル化の速度が遅くな
るために使用できない。
上記熱可塑性樹脂粉末の表面を上記有機物で被覆したマ
イクロカプセル化熱可塑性樹脂は、周知のマイクロカプ
セル化手法により容易に得ることができる。このマイク
ロカプセル化手法としては化学的手法、物理化学的手
法、物理・機械的手法があるが、組み合せる熱可塑性樹
脂および有機物に応じて適当なマイクロカプセル化手法
を選択使用するのが好ましい。マイクロカプセル化にお
いて、熱可塑性樹脂粉末は、その表面を有機物で完全に
被覆する。しかしこれに限らず、粉末表面を幾分不完全
に、被覆された不完全マイクロカプセル化熱可塑性樹脂
でも所望の性能が得られ、本発明の目的を達成できる。
このように、マイクロカプセル化されたマイクロカプセ
ル化熱可塑性樹脂は接着剤にエポキシ樹脂に対して3〜
50重量%の割合で含有させる。これは、3重量%未満で
はプレゲル化しなくなり、また50重量%をこえると接着
剤の強度が低下するためである。
本発明においては、接着剤に上記マイクロカプセル化熱
可塑性樹脂のほかに、熱可塑性樹脂粉末に可溶な可塑剤
を、必要に応じて加えることができる。こる可塑剤はエ
ポキシ樹脂と熱可塑性樹脂との相容性が十分でない場合
に使用する。従って、可塑剤は相容性を付与するのに十
分適当な分量で加えることができる。このために、可塑
剤の添加量は特に規定する必要がないが、大体、上記マ
イクロカプセル化熱可塑性樹脂に対して約5〜200重量
%の割合で添加することができる。
熱可塑性樹脂粉末に可溶な可塑剤としては例えばジメチ
ルフタレート,ジブチルフタレート,ジ−n−オクチル
フタレートなどのフタル酸系誘導体,ジメチル・イソフ
タレート,ジイソオクチル イソフタレートなどのイソ
フタル酸誘導体,ジ−n−ブチル・アジペート,ジ−
(2−エチルヘキシル)アジペート,ジイソデシルアジ
ペートなどのアジピン酸誘導体、ジ−(2−エチルヘキ
シル)アゼレート,ジイソオクチルアゼレートなどのア
ゼライン酸誘導体,ジ−n−ブチルセバケート,ジ−
(2−エチルヘキシル)セバケートなどのセバシン酸誘
導体,ジ−n−ブチル・マレート,ジ−(2−エチルヘ
キシル)マレートなどのマレイン酸誘導体,ジ−n−ブ
チル・フマレート,ジ−(2−エチルヘキシル)フマレ
ートなどのフマル酸誘導体,トリ−(2−エチルヘキシ
ル)トリメリテート,トリ−n−オクチル・トリメリテ
ートなどのトリメリット酸誘導体,トリエチル・シトレ
ート,アセチル・トリ−n−ブチル・シトレートなどの
くえん酸誘導体,モノメチル・イタコネート,モノブチ
ル・イタコネートなどのイタコン酸誘導体,ブチルオレ
ート,グリセリル・モノオクレートなどのオレイン酸誘
導体,n−ブチル・ステアレート,グリセリル・モノステ
アレートなどのステアリン酸誘導体,トリメチル・ホス
フェート,トリブチル・ホスフェート,トリ−(2−エ
チルヘキシル)ホスフェート,トリフエニルホスフェー
ト,トリクレジルホスフェート,トリキシレニルホスフ
ェート,トリトリルホスフェートなどのリン酸誘導体な
どがあり、それぞれの熱可塑性樹脂粉末の種類に合わせ
て使用する。
「プレゲル化しうる」ということは、一緒に接合すべき
表面に塗布した接着剤が熱可塑性樹脂の融点以上の温度
まで短時間加熱し、次いて冷却したときに、非粘着性で
指触乾燥状態の被膜を形成しうる性質を有することを意
味する。接着剤は、有利には熱可塑性樹脂の融点より少
なくとも20℃以上に加熱し、例えば150℃で数分加熱す
ることができる。これらの温度および時間は使用する熱
可塑性樹脂粉末の性質により適当に選定する。好ましい
条件は予備試験により容易に決定することができる。プ
レゲル化した乾燥被膜は加熱すると再び液状となり、更
に加熱すると硬化する。このような接着または封止方法
は、例えば自動車工業において油性金属シートの接着な
どに有利に用いることができる。
(発明の効果) 上述するように、本発明はエポキシ樹脂と相容しやすい
ハロゲンを含まない熱可塑性樹脂粉末の表面を室温でエ
ポキシ樹脂に不溶な有機物で被覆したマイクロカプセル
化熱可塑性樹脂粉末を、接着剤に配合することによっ
て、油性金属シートの接着などに有利に使用できるプレ
ゲル化しうる液状またはペースト状のエポキシ樹脂系熱
硬化性接着剤を得ることができる。
次に、本発明を比較例および実施例に基づいて説明す
る。これらの例において用いる接着剤はベースとなる物
質を同じにし、マイクロカプセル化する熱可塑性樹脂粉
末および有機物(被覆材)、並びに可塑剤の種類および
量について相違させている。
(比較例1) エポキシ樹脂の液状混合物としてエポキシ樹脂:商品名
「エピコート#828」(油化シェルエポキシ(株)製)6
0重量部およびカルボン酸基含有液状NBR:商品名「Nipol
DN 601」(日本ゼオン(株)製)5重量部、潜在性硬
化剤としてジシアンジアミド3重量部、促進剤として商
品名「DPハードナー」(丸和バイオケミカル(株)製)
2重量部、および充填剤としてタルク25重量部およびア
セチレンブラック10重量部をニーダで混合してエポキシ
系熱硬化性接着剤を調整した。この得られた接着剤試料
を後述する評価法により評価し、この評価結果を表1に
示す。
上述するようにして得られた接着剤はなめらかで若干チ
キソトロープ性のペースト状被膜を形成し、180℃にて2
0分以内で硬化した。しかしながら、150℃にて短時間の
加熱によるプレゲル化は得られなかった。
(比較例2) 比較例1において用いたと同じ接着剤に、熱可塑性樹脂
粉末としてポリブチルブチラール(積水化学(株)製)
(粒径40μm)をエポキシ樹脂に対して10重量%混合し
てエポキシ樹脂系熱硬化性接着剤を調整した。この得ら
れた接着剤を比較例1におけると同様に後述する評価法
により評価した。この評価結果を表1に示す。
上述するようにして得た接着剤は180℃にて20分以内で
硬化し、150℃にて短時間の加熱によるプレゲル化は得
られたが、しかし貯蔵時(40℃)の増粘変化が大きく、
接着現場での使用が難しい。
(比較例3〜4) クロロホルム500ccにパラフィンワックス(昭和石油
製)50gを添加し、60℃の温度で撹拌し溶解した。完全
に溶解した後、40μmのポリブチラール粉末(積水化学
(株)製)200gを加え、充分に撹拌した後、エバポレー
タにてクロロホルムを除去し、マイクロカプセル化熱可
塑性樹脂を調製した。
次に、比較例1と同様にして調製したエポキシ系熱硬化
性接着剤中に上記調製のマイクロカプセル化熱可塑性樹
脂をエポキシ樹脂に対しそれぞれ2重量%(比較例3)
および60重量%(比較例4)混合し、接着剤試料を調製
し、後述する評価法により評価を行った。この評価結果
を表1に示す。
上記マイクロカプセル化熱可塑性樹脂を2重量%混合し
た接着剤はプレゲル化が充分でなく、また60重量%混合
した系はせん断引張強度の低下が著しかった。
(比較例5) 比較例3〜4に記載すると同様にして調製したマイクロ
カプセル化熱可塑性樹脂をエポキシ樹脂に対して10重量
%およびトリフエニルホスフェート(大八化学(株)
製)をマイクロカプセル化熱可塑性樹脂に対して300重
量%混合して接着剤を調製した。この接着剤試料を後述
する評価法により評価を行った。この評価結果を表1に
示す。
得られた接着剤試料はプレゲル化が充分でなく、またせ
ん断引張強度の低下も著しかった。
(比較例6〜7) パラフインワックスの添加量をそれぞれ3重量%(7.5
g)(比較例6)および300重量%(750g)(比較例7)
にする以外は比較例3〜4に記載したと同様にしてマイ
クロカプセル化熱可塑性樹脂を調製した。このマイクロ
カプセル化樹脂をエポキシ樹脂に対して10重量%混合し
て接着剤を調製した。この接着剤試料を後述する評価法
により評価を行った。この評価結果を表1に示す。
パラフィンワンクスを3重量%添加した場合にはマイク
ロカプセル化が完全でないため40℃、10日間での増粘性
が著しく高く、また300重量%では引張せん断強度が著
しく低かった。
(実施例1〜4) 比較例1に記載すると同様にエポキシ樹脂の液状混合物
としてエポキシ樹脂:商品名「エピコート#828」(油
化シェルエポキシ(株)製)60重量部およびカルボン酸
基含有液状NBR:商品名「Nipol DN 601」(日本ゼオン
(株)製)5重量部、潜在性硬化剤としてジシアンジア
ミド促進剤として商品名「DPハードナー」(丸和バイオ
ケミカル(株)製)2重量部、および充填剤としてタル
ク25重量部およびアセチレンブラック10重量部の各接着
剤組成をニーダで混合してエポキシ系熱硬化性接着剤を
調製した。
また、比較例3に記載すると同様にクロロホルム500cc
に、パラフィンワックス(昭和石油製)50gを添加し、6
0℃の温度で撹拌し溶解し、完全に溶解した後、これに4
0μmのポリブチラール粉末(積水化学(株)製)200g
を加え、充分に撹拌した後、エバポレータにてクロロホ
ルムを除去し、マイクロカプセル化熱可塑性樹脂を調製
した。
上述するように調製した接着剤に上記調製のマイクロカ
プセル化熱可塑性樹脂をエポキシ樹脂に対してそれぞれ
5重量%(実施例1)、10重量%(実施例2)、20重量
%(実施例3)および40重量%(実施例4)を混合して
各接着剤試料を調製した。これらの各試料を後述する評
価法により評価した。これらの評価結果を表1に示す。
いずれも表1に示すように優れた結果が得られた。
(実施例5〜7) ポリビニルブチラールの代りにそれぞれポリビニルホル
マール、ポリメチルメタクリレートおよびポリ酢酸ビニ
ルを用いる以外は、実施例1に記載すると同様に行って
各マイクロカプセル化熱可塑性樹脂を調製し、これらの
マイクロカプセル化樹脂をエポキシ樹脂に対してそれぞ
れ10重量%混合して各接着剤試料を調製し、後述する評
価法により評価した。これらの評価結果を表1に示す。
いずれも表1に示すように優れた結果が得られた。
(実施例8〜10) 実施例2に記載すると同様に調製した接着剤に可塑剤と
してトリフエニルホスフェート(大八化学(株)製)を
マイクロカプセル化熱可塑性樹脂に対してそれぞれ20重
量%(実施例8)、50重量%(実施例9)および200重
量%(実施例10)混合して接着剤試料を調製し、後述す
る評価法により評価した。これらの評価結果を表1に示
す。いずれも表1に示すように優れた結果を得た。
(実施例11〜13) パラフィンワックスの添加量をそれぞれ10重量%(20
g)(実施例11)、100重量%(200g)(実施例12)およ
び200重量%(400g)(実施例13)にする以外は、実施
例2を繰返し行って接着剤試料を調製し、後述する評価
法により評価した。これらの評価結果を表1に示す。い
ずれも表1に示すように優れた結果を得た。
(実施例14〜18) パラフィンワックスの代りにそれぞれステアリン酸25重
量%(実施例14)、ステアロアミド25重量%(実施例1
5)、n−ブチルステアレート25重量%(実施例16)、
ケトンワックス25重量%(実施例17)およびステアリル
アルコール25重量%(実施例18)を添加する以外は実施
例2を繰返し行って接着剤試料を調製し、後述する評価
法により評価した。これらの評価結果を表1に示す。い
ずれも表1に示すように優れた結果を得た。
〔評価法〕 上述する実施例および比較例において調製した各接着剤
試料の物性を評価するために次に示す実験を行った。: (1) 被膜形成状態観察 接着剤試料を150℃に加熱されたやや油性の薄鋼板に約1
mmの厚さに塗布し、2分後の被膜形成状態を観察した。
(2) 増粘変化試験 接着剤試料をビーカ内に入れ、40℃のオーブン中に10日
間放置した後、B型粘度計にて粘度を測定し、初期粘度
との比で増粘比を算出した。
(3) 引張せん断試験 (1)の方法で被覆された鋼板に、被覆されていない鋼
板を重ね、クリップにておさえた後、170℃のオーブン
中で20分間加熱し、硬化させた後、常温で1夜放置して
引張せん断試験を行った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂系熱硬化性接着剤において、
    接着剤中のエポキシ樹脂と相容しやすいハロゲンを含ま
    ない熱可塑性樹脂粉末の表面を室温でエホキシ樹脂に不
    溶な有機物で被覆したマイクロカプセル化熱可塑性樹脂
    を、接着剤中のエポキシ樹脂に対して3〜50重量%の割
    合で含有させたことを特徴とするエポキシ樹脂系熱硬化
    性接着剤。
JP9345986A 1986-04-24 1986-04-24 エポキシ樹脂系熱硬化性接着剤 Expired - Lifetime JPH0737599B2 (ja)

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