JPH0737543U - 加工材固定台 - Google Patents

加工材固定台

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JPH0737543U
JPH0737543U JP6688993U JP6688993U JPH0737543U JP H0737543 U JPH0737543 U JP H0737543U JP 6688993 U JP6688993 U JP 6688993U JP 6688993 U JP6688993 U JP 6688993U JP H0737543 U JPH0737543 U JP H0737543U
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JP
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work material
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material fixing
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top plate
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Application number
JP6688993U
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English (en)
Inventor
清 高間
Original Assignee
積水化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被加工材の底面や加工用固定台の上面に傷を付
けることなく容易に被加工材の移動、固定のできる加工
用固定台を提供する。 【構成】加工材固定台の上面に被加工材1を支持する突
起状体3が設けられ、加工材固定台の下方に設けられた
昇降手段により、上記突起状体3が加工材固定台の上面
より突出し、或いは陥没するようになされている加工用
固定台。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機械加工等の行われる被加工材の固定に用いられる加工材固定台に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、常盤、工作テーブル、及びチャック等が、被加工材の機械加工等の加工 材固定台として用いられており、加工材固定台の使用される上面は通常精度の高 い平面でできている。 通常は、被加工材はこれらの上面に載せられたまま移動されたり、何らかの手 段で固定されて用いられている。 一方、電磁チャックを使用するものの中には、エアーアップ式のものがあり、 被加工材の位置決めや移動に利用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、重量のある被加工材を上記の加工材固定台の上面に載せたまま の状態で、持ち上げずに位置を変えるために無理に移動させると、被加工材の底 面と加工材固定台の上面は面接触しており、摩擦抵抗も大きく互いに傷を付け合 うことになる。 又、被加工材に重量があり、吊り上げ装置のない加工材固定台上での人力によ る作業は腰痛等の災害を招く危険性もある。 上記のエアーアップ式のものはこの点では良いが、装置が大掛かりとなり、又 、冷却や潤滑のための加工液層内で浸漬して使用することが出来ない。
【0004】 本考案は、このような上記の問題点に着目してなされたものであり、これらの 問題点を解消し、被加工材の底面や加工材固定台の上面に傷を付けることなく容 易に被加工材の移動、固定のできる加工材固定台を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の加工材固定台においては、加工材固定台の上面に被加工材を支持する 突起状体が設けられ、加工材固定台の下方に設けられた昇降手段により、上記突 起状体が加工材固定台の上面より突出し、或いは陥没するようになされているこ とを特徴とする。
【0006】 上記加工材固定台に設けられる突起状体の形状は、球状、円盤状、半円盤状、 角体状、更には角棒状等種々の形状のものが可能である。
【0007】 突起状体の外形寸法に対して、この突起状体の出入りする孔の寸法は、各形状 とも全周において1.0 〜1.4 ミリメートル大きくとり隙間をつくるようにするの が好ましい。 突起状体とその孔の隙間には、耐熱、及び耐油性のあるシールを施すのが好ま しい。 更に、突起状体の周囲には、0.1 〜1.0 ミリメートルの幅で、0.2 〜0.5 ミリ メートル深さの座ぐりをとるのが好ましい。
【0008】 突起状体の突出、或いは陥没のための手段としての作動機構には、偏心カム等 の手動による方法、或いは油圧やエアー圧を利用したジャッキ方式による方法が 好適である。
【0009】 突起状体の被加工材の底面と当接する面は、水平面の他、傾斜面であってもよ い。 突起状体の上面、即ち天板の上面よりの突出寸法は、0.1 〜15ミリメートルが 好ましく、又、突起状体の天板の上面よりの陥没寸法は、上記座ぐりの寸法に合 わせて、0.1 〜1.0 ミリメートルにするのが好ましい。
【0010】 突起状体に用いられる材質は、特に限定されるものではなく、金属材料の他、 プラスチックでもよく、耐錆性がよく、表面硬度の高いものほど好適である。
【0011】 突起状体は、天板上において一斉に突出、或いは陥没せずに、ユニットによる 分割構造とし、被加工材の寸法・形状に合わせて部分的に突出、或いは陥没させ て使うようにするのが好ましい。
【作用】
本考案の加工材固定台においては、加工材固定台の上面に被加工材を支持する 突起状体が設けられ、加工材固定台の下方に設けられた昇降手段により、上記突 起状体が加工材固定台の上面より突出し、或いは陥没するようになされているこ とにより、被加工材の底面や加工材固定台の上面に傷を付けることなく容易に被 加工材の移動、固定ができる。
【0012】
【実施例】
本考案の加工材固定台の実施例を図面を参照して説明する。 図1は、本考案の加工材固定台の一例を示す斜視図である。 図1において、1はブロック状の被加工材であり、4は固定台である。この固 定台4の上面には、天板2が設けられている。この天板2の上面2aからは、平 行に複数の突起状体3、3、・・・が突出して設けられており、この突起状体3 、3、・・・の断面形状はほぼ角状であり、上面は精密に加工された平滑な平面 であり、複数の配列された突起状体3、3、・・・の上面により構成される面は 、被加工材1を正確に水平に安置できるように、傾斜や凹凸のない精密な平面と なっている。
【0013】 図1において、被加工材1は、心出しと位置決めのために、突起状体3、3、 ・・・が突出している状態で載置されている。 従って、被加工材1を前後、左右に動かす場合、被加工材1の摩擦抵抗は、被 加工材の底面の突起状体3、3、・・・の上面と接触している面のみであり、軽 く動かすことができる。 又、天板2の上面21を傷付けずに被加工材1を操ることができる。
【0014】 被加工材1の心出しと位置決めが完了すれば、固定台4の前面に設けられたハ ンドル5を手動により垂直の位置まで立ち上げれば、固定台4の内部に仕組まれ たカム(図示しない)により突起状体3、3、・・・は一斉に天板2の上面21 より、やや下がった位置まで陥没し、被加工材1の底面は、天板2の上面21と 密着した状態となり、安定することができる。
【0015】 又、突起状体3、3、・・・の天板2の上面21よりの突出、陥没の操作の仕 掛けは左右対称にできた偏心カムによりなされるので、ハンドル5の操作は左右 いずれの方向からでも行うことができるようになっている。
【0016】 図2は、図1の天板部の部分拡大の斜視図である。 図2において、天板2の上面21の突起状体3が、図1において説明のハンド ル5の操作により、陥没した状態を示すものである。 この突起状体3の周囲には、1.2 ミリメートルの隙間が設けられ、この隙間が シール部6となっている。 このシール部6は耐熱、耐油性の合成ゴムが用いられ、被加工材1の加工時に 発生する加工残滓や、研削助材等の内部への浸入を防止するためのものである。
【0017】 7はシール部6の外周に設けられた座ぐりであり、この座ぐり7の幅は0.7 ミ リメートル、深さ0.4 ミリメートルである。 この座ぐり7の深さ0.4 ミリメートルが、突起状体3の天板2の上面21より の陥没深さであり、この陥没深さは、固定台4を使用中に不要である突起状体3 が天板2の上面21上にて邪魔するのを防止するためにとられている。 又、被加工材1の重量による突起状体3の損傷の問題等を避ける点でも効果を 有するものである。
【0018】 図3は、本考案の加工材固定台の要部を示す斜視図である。 図3において、30は突起状体の1ユニットであり、突起状体31、32、及 び32で構成されている。 31は比較的細幅の水平な上面を有する直立した凸状の突起状体であり、左右 に張り出した平面部31aで被加工材1の端部を挟持したり、保持したりするこ とができる。 32は、突起状体31よりも太幅で水平な上面を有し、左右には突起物のない 垂直面よりなる突起状体である。 33は、上方が比較的細幅で、下方が上方よりも太幅の垂直面であって、この 上方と下方の間に左右対称に凸部33aが設けられた突起状体であり、この突起 状体33は、突起状体31と同様の用い方ができるようになっている。
【0019】 上記突起状体31、32、及び32の下端にはアリ溝31b、32b、及び3 3bがそれぞれ設けられ、受板8に嵌合されている。 従って、突起状体30が損傷した時など、入替えにより部分的な補修のできる 利点がある。
【0020】 受板8の中央より下方に突出したブロック9により、受板8が支持され、更に 受板8上の突起状体30が保持されており、この受板8の底面91に、既述の偏 心カム方式、或いはオイル圧、エアー圧によるジャッキ方式(図示しない)の作 動機構が組み込まれて、突起状体30を突出、或いは陥没させることができるよ うになっている。
【0021】
【考案の効果】
本考案の加工材固定台においては、加工材固定台の上面に被加工材を支持する 突起状体が設けられ、加工材固定台の下方に設けられた昇降手段により、上記突 起状体が加工材固定台の上面より突出し、或いは陥没するようになされているこ とにより、被加工材の底面や加工材固定台の上面に傷を付けることなく容易に被 加工材の移動、固定ができる。
【0022】 更に、本考案の加工材固定台は以下の効果を有する。 1)従来の乾式のみの使用しかできない加工材固定台に対して、乾式の他、研 削助剤等への浸漬状態での、所謂湿式方式でも使用することができる。 2)操作が簡単である。 3)突起状体のユニットによる分割構造の場合には、高さの異なる被加工材の 保持に利用できる。 4)アリ溝の突起状体の構造により、突起状体の部分的な損傷に対しての交換 、補修が容易に行える。 5)突起状体の形状変更や、入替えが簡単に行える。 従って、被加工材の固定に用いられる加工材固定台として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の加工材固定台の一例を示す斜視図。
【図2】図1の天板部の部分拡大の斜視図。
【図3】本考案の加工材固定台の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1 被加工材 2 天板 3 突起状体 4 固定台 5 ハンドル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工材の固定に用いられる加工材固定台
    であって、加工材固定台の上面に被加工材を支持する突
    起状体が設けられ、加工材固定台の下方に設けられた昇
    降手段により、上記突起状体が加工材固定台の上面より
    突出し、或いは陥没するようになされていることを特徴
    とする加工材固定台。
JP6688993U 1993-12-15 1993-12-15 加工材固定台 Pending JPH0737543U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6688993U JPH0737543U (ja) 1993-12-15 1993-12-15 加工材固定台

Applications Claiming Priority (1)

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JP6688993U JPH0737543U (ja) 1993-12-15 1993-12-15 加工材固定台

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JPH0737543U true JPH0737543U (ja) 1995-07-11

Family

ID=13328931

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JP6688993U Pending JPH0737543U (ja) 1993-12-15 1993-12-15 加工材固定台

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014125611A1 (ja) * 2013-02-15 2014-08-21 株式会社駿河生産プラットフォーム 移動ステージ
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