JPH0737456A - ファジー制御による電線の外径制御システム - Google Patents

ファジー制御による電線の外径制御システム

Info

Publication number
JPH0737456A
JPH0737456A JP5177733A JP17773393A JPH0737456A JP H0737456 A JPH0737456 A JP H0737456A JP 5177733 A JP5177733 A JP 5177733A JP 17773393 A JP17773393 A JP 17773393A JP H0737456 A JPH0737456 A JP H0737456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer diameter
electric wire
feedback data
control
fuzzy control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5177733A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Masuda
明弘 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP5177733A priority Critical patent/JPH0737456A/ja
Publication of JPH0737456A publication Critical patent/JPH0737456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
    • H01B13/06Insulating conductors or cables
    • H01B13/14Insulating conductors or cables by extrusion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/15Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. extrusion moulding around inserts
    • B29C48/154Coating solid articles, i.e. non-hollow articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/92Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2948/00Indexing scheme relating to extrusion moulding
    • B29C2948/92Measuring, controlling or regulating
    • B29C2948/92009Measured parameter
    • B29C2948/92114Dimensions
    • B29C2948/92123Diameter or circumference
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2948/00Indexing scheme relating to extrusion moulding
    • B29C2948/92Measuring, controlling or regulating
    • B29C2948/92323Location or phase of measurement
    • B29C2948/92447Moulded article
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2948/00Indexing scheme relating to extrusion moulding
    • B29C2948/92Measuring, controlling or regulating
    • B29C2948/92504Controlled parameter
    • B29C2948/9258Velocity
    • B29C2948/9259Angular velocity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2948/00Indexing scheme relating to extrusion moulding
    • B29C2948/92Measuring, controlling or regulating
    • B29C2948/92819Location or phase of control
    • B29C2948/92952Drive section, e.g. gearbox, motor or drive fluids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電線の外径のバラツキをなくし正確なデータ
によるリアルタイムな制御によって製造ラインの信頼性
を向上し、外径寸法が規格外となる不良品の発生を防止
して品質の高い電線を製造する。 【構成】 第1の外測計6によって冷却する前の電線の
第1の外径測定値と、第2の外測計7によって冷却され
て走行してくる電線の第2の外径測定値とをファジコン
トロールユニット8に入力し、第1の外径測定値と第1
の外径目標値の偏差値と単位時間当りの変化量とから第
1のフィードバックデータを、第2の外径測定値と第2
の外径目標値の偏差値と単位時間当りの変化量とから第
2のフィードバックデータを求め、これからファジイ制
御の推論処理に基づいてスクリューモータ制御メンバー
シップ関数を求め、さらにスクリューモータ制御フィー
ドバックデータを算出し、これに基づいてスクリューモ
ータ11の回転数を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線製造ラインにおけ
る電線の外径制御システムに係り、特に自動車用低圧電
線の外径のバラつきをなくし、絶縁体の肉厚を安定させ
自動車用低圧電線の品質と信頼性を高める電線の外径制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電線は、銅の導体を伸線し合成樹脂を絶
縁体として被覆している。この絶縁電線は、線径の細い
低圧電線にあっては自動車用のワイヤーハーネスとして
利用されている。この自動車用のワイヤーハーネスに利
用される低圧電線は、外径が一定していないと自動車の
走行時に生じる振動・衝撃に絶えられないことがあり、
品質と信頼性に問題が出てくる。
【0003】そこで、従来より電線製造ラインにおいて
電線の外径を一定に保つための制御が行われている。従
来の電線の外径制御システムは、図8に示す如き構成を
有している。すなわち、導体100は、押出し機200
に入力し、絶縁体が被覆される。この押出し機200
は、ペレット状の合成樹脂を加熱溶融し、スクリューモ
ータ210によって駆動制御される図示しないスクリュ
ーを回転させて混練し、走行する導体に連続して絶縁体
を被覆するものである。このようにして絶縁体が被覆さ
れた電線300は、冷却水槽400において冷却され
る。冷却水槽400において冷却された電線300は、
巻取機500に巻き取られる。また、押出し機200と
冷却水槽400との間には、外測計600が設けられて
いる。この外測計600は、押出し機200において絶
縁体の被覆された電線300の外径を計測するものであ
る。この計測値は、押出し機200のスクリューモータ
210を駆動制御するモータドライバ220にフィード
バックされる。このモータドライバ220においては、
予め設定されている電線300の外径値とフィードバッ
クされてきた電線300の実測外径値とを比較し、電線
300の実測外径値が電線300の設定値に収束するよ
うにスクリューモータ210の回転速度を制御する。こ
のスクリューモータ210によってスクリューの回転数
は制御され、スクリューの回転数は、電線外径を太くす
る場合には遅くし、電線外径を細くする場合には速くす
る。また、冷却水槽の後に、外測計を設け、冷却水槽で
冷却された電線の外径を計測し、この計測値を押出し機
のスクリューモータを駆動制御するモータドライバにフ
ィードバックする。そしてモータドライバにおいて、予
め設定されている電線の外径値とフィードバックされて
きた電線の実測外径値とを比較し、電線の実測外径値が
電線の設定値に収束するようにスクリューモータの回転
速度を制御する方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のフィ
ードバック制御は、押出し機200において絶縁体の被
覆された電線300の外径を外測計600によって計測
し、この外径が一定になるように計測値が押出し機20
0のスクリューモータ210を駆動制御するモータドラ
イバ220にフィードバックされ、樹脂押出し量が制御
される。したがって、フィードバック制御値は、外測計
600によって計測された電線300の外径値によって
決定される。この外測計600によって計測される電線
300の外径は、押出し機200において樹脂被覆され
た直後の電線300の外径である。このため、電線30
0の外径値は、導体100に被覆した絶縁体(樹脂)が
高温で膨張した状態で計測したものである。
【0005】ところで、導体100に絶縁体(樹脂)を
被覆する場合、押出し機200のスクリュー内を加熱す
るが、この押出し機200の加熱温度は、押出し機20
0から押し出されてくる樹脂の粘度に影響を及ぼす。す
なわち、押出し機200の加熱温度が高い場合には、押
出し機200内の樹脂の粘度は低くなり、押出し機20
0の加熱温度が低い場合には、押出し機200内の樹脂
の粘度は高くなる。この押出し機200内の樹脂の粘度
は、押出し機200から導体100に押し出し被覆した
際に導体の被覆樹脂の肉厚に影響を与える。すなわち、
粘度が低い樹脂を導体100に被覆した場合は、粘度が
高い樹脂を同一の厚さで導体100に被覆した場合より
も冷却した後の絶縁体の肉厚が厚くなる。したがって、
いま、何らかの外的理由により押出し機200の加熱温
度が変化すると、押し出されてくる樹脂の粘度が変化し
てしまい一定ではなくなり、押出し機200から押し出
されてくる樹脂の量が変化してしまう。このため、従来
のフィードバック制御にあっては、押出し機200によ
って導体100に樹脂が押し出し被覆された直後の膨張
した状態の電線外径を一定に制御しているため、押出し
機200によって導体に樹脂が押し出し被覆された直後
の電線外径が同一でも、冷却後の電線外径が異なってし
まうという問題点を有している。
【0006】また、冷却水槽において冷却される導体に
被覆された絶縁体は、冷却が進むにしたがって収縮して
くる。このため、冷却水槽の冷却水は、電線を冷却して
いる間中、冷却水温が一定になるように制御されてい
る。ところが、冷却水槽の冷却水の温度は、環境の変化
(季節の変化等)によって冷却能力を一定に保つことが
できないことがある。このため、冷却水槽の後に外測計
を設け、この外測計に冷却した電線の外径を計測し、こ
の計測値をフィードバックしてスクリューモータの回転
速度を制御する方法にあっては、完全に冷却された電線
の外径が一定しないという問題点を有している。また、
冷却水槽の後に外測計を設ける方法にあっては、冷却水
槽の長さが長く、冷却水槽の後の外測計によってスクリ
ューモータの回転速度を制御する場合、制御のリアルタ
イム性が損なわれるという問題点を有している。
【0007】本発明は、電線の外径のバラツキをなくし
正確なデータによるリアルタイムな制御によって製造ラ
インの信頼性を向上し、外径寸法が規格外となる不良品
の発生を防止し品質の高い電線を製造することのできる
ファジー制御による電線の外径制御システムを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のファジー制御による電線の外径制御システ
ムにおいては、フィードバック制御によりスクリューモ
ータを制御して押出し機から押出し被覆される樹脂によ
って形成される電線の外径が所定の径になるように調整
する電線の外径制御システムにおいて,上記押出し機と
冷却水槽の間に第1の外測計を、冷却水槽と巻取機の間
に第2の外測計をそれぞれ設けると共に該第1の外測計
と第2の外測計とモータドライバの間にファジコントロ
ールユニットを設け,前記第1の外測計によって上記押
出し機で樹脂を押出し被覆し冷却水槽で冷却する前の電
線の外径値である第1の外径測定値と予め目標値として
設定した第1の外径目標値との偏差と、単位時間当りの
変化量とからファジイ制御の推論処理に基づいて第1の
メンバーシップ関数を求め、さらにファジイ制御のディ
ファジファイア処理に基づいて第1のフィードバックデ
ータを求め,前記第2の外測計によって上記冷却水槽内
で冷却されて出力される電線の外径値である第2の外径
測定値と予め目標値として設定した第2の外径目標値と
の偏差と、単位時間当りの変化量とからファジイ制御の
推論処理に基づいて第2のメンバーシップ関数を求め、
さらにファジイ制御のディファジファイア処理に基づい
て第2のフィードバックデータを求め,前記第1のフィ
ードバックデータと第2のフィードバックデータとの偏
差と、単位時間当りの変化量とからファジイ制御の推論
処理に基づいてスクリューモータ制御メンバーシップ関
数を求め、さらにファジイ制御のディファジファイア処
理に基づいてスクリューモータ制御フィードバックデー
タを算出し、該スクリューモータ制御フィードバックデ
ータに基づいて上記モータドライバを介して上記スクリ
ューモータの回転数を制御するものである。
【0009】
【作用】押出し機と冷却水槽との間に設けられた第1の
外測計によって上記押出し機で樹脂を押出し被覆し冷却
水槽で冷却する前の電線の外径を測定し、第1の外径測
定値としてファジコントロールユニットに出力する。こ
のファジコントロールユニットにおいて第1の外径測定
値と冷却水槽で冷却する前の電線の外径として予め設定
した第1の外径目標値との偏差を求め、この偏差値と単
位時間当りの変化量とを用いファジイ制御の推論処理に
基づいて第1のメンバーシップ関数を求め、さらにファ
ジイ制御のディファジファイア処理に基づいて第1のフ
ィードバックデータを求める。また、冷却水槽と巻取機
との間に設けられた第2の外測計によって冷却水槽内で
冷却されて走行してくる電線の外径を測定し、第2の外
径測定値としてファジコントロールユニットに出力す
る。このファジコントロールユニットにおいて第2の外
径測定値と冷却水槽内で冷却されて走行してくる電線の
外径として予め設定した第2の外径目標値との偏差を求
め、この偏差値と単位時間当りの変化量とを用いファジ
イ制御の推論処理に基づいて第2のメンバーシップ関数
を求め、さらにファジイ制御のディファジファイア処理
に基づいて第2のフィードバックデータを求める。そし
て、求めた第1のフィードバックデータと第2のフィー
ドバックデータとからファジコントロールユニットにお
いてファジイ制御の推論処理に基づいてスクリューモー
タ制御メンバーシップ関数を求め、さらにファジイ制御
のディファジファイア処理に基づいてスクリューモータ
制御フィードバックデータを算出し、スクリューモータ
の回転数の制御値としてモータドライバに出力する。こ
のスクリューモータの回転数の制御値に基づいてスクリ
ューモータの回転数を制御する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1〜図7には、本発明に係るファジー制御による電線の
外径制御システムの一実施例が示されている。
【0011】図において、1は押出し機で、導体2に絶
縁体を被覆するものである。すなわち、この押出し機1
は、ホッパー(図示しない)から連続的に供給されるペ
レット状の合成樹脂を加熱溶融し、内蔵されている図示
しないスクリューを回転させて混練し、スクリューの回
転によって溶融合成樹脂を押し出し、走行する導体2に
連続して所定厚さに被覆するものである。押出し機1の
スクリューは、スクリューモータ11によって回転駆動
するようになっている。したがって、このスクリューモ
ータ11の回転数の多少によって押し出されてくる樹脂
の量が決定される。3は電線で、導体2に押出し機1に
おいて絶縁体(樹脂)を被覆したものである。
【0012】4は冷却水槽で、冷却水を入れる容器で、
この冷却水槽4には、一定量がオーバーフローするよう
に冷却水が常時一定量づつ供給されている。すなわち、
冷却水槽4内には、冷却水が常時流されており、冷却水
温が一定になるように制御されている。この冷却水槽4
は、導体2に溶融合成樹脂が所定厚さに押し出し被覆さ
れて構成された電線3を冷却するものである。したがっ
て、押出し機1において絶縁体(樹脂)が押し出し被覆
されて走行してくる電線3は、連続的に冷却水槽4に供
給され、この冷却水槽4において冷却される。5は巻取
機で、冷却水槽4において冷却された電線3をドラムに
に巻き取るためのものである。
【0013】6は第1の外測計で、押出し機1と冷却水
槽4との間に設けられており、押出し機1において溶融
合成樹脂の被覆された電線3の外径を測定するためのも
のである。すなわち、この第1の外測計6は押出し機1
によって導体2に樹脂が押し出し被覆された直後の膨張
した状態の電線3の外径を測定している。この第1の外
測計6による電線3の外径を測定する方法は、押出し機
1から出力された電線3の外径を正確に測定できるもの
であれば、投影法その他、その方法はどのようなもので
あっても良い。7は第2の外測計で、冷却水槽4と巻取
機5との間に設けられており、第1の外測計6と距離L
だけ離れて接地されている。この第2の外測計7は、押
出し機1において溶融合成樹脂の被覆された電線3が冷
却水槽4において水によって冷却された後、巻取機5で
巻き取られるまでの間に電線3の外径を測定するための
ものである。すなわち、この第2の外測計7は押出し機
1によって導体2に樹脂が押し出し被覆された後、冷却
水槽4で完全に冷却した後の電線3の外径を測定してい
る。この第2の外測計7による電線3の外径を測定する
方法は、押出し機1から出力された電線3の外径を正確
に測定できるものであれば、投影法その他、その方法は
どのようなものであっても良い。
【0014】8はファジーコントロールユニットで、第
1の外測計6によって測定された第1の外径測定値と、
第2の外測計7によって測定された第2の外径測定値と
を入力するようになっている。このファジーコントロー
ルユニット8は、既に公知のファジー制御を行うもので
ある。ファジー制御は、推論処理とディファジファイア
処理によって制御値を確定するものである。また、この
ファジーコントロールユニット8には、押出し機1によ
って樹脂被覆された電線3の外径として必要な目標値で
ある第1の外径目標値と、冷却水槽4内で冷却されて冷
却水槽4から出力される電線3の外径として必要な目標
値である第2の外径目標値とが予め設定されている。
【0015】また、このファジーコントロールユニット
8には、第1の外測計6によって測定された第1の外径
測定値と第1の外径目標値とによって決定する図2に図
示の第1のメンバーシップ関数が予め設定入力され、記
憶されている。この第1のメンバーシップ関数につい
て、ファジイ制御の推論処理によって決定される第1の
フィードバックデータの値は、図3に示すプロダクショ
ンルールによって決定される。このようにファジーコン
トロールユニット8においては、第1の外測計6によっ
て測定された第1の外径測定値と、冷却水槽で冷却する
前の電線の外径として必要な外径値として予め設定した
第1の外径目標値に基づいて、その偏差と単位時間当り
の変化量とを用いてファジイ制御の推論処理に基づいて
第1のメンバーシップ関数を算出し、さらにファジイ制
御のディファジファイア処理に基づいて第1のフィード
バックデータを算出する。
【0016】また、同様に第2の外測計7によって測定
された第2の外径測定値と第2の外径目標値とによって
決定する図4に図示の第2のメンバーシップ関数が予め
設定入力され、記憶されている。この第2のメンバーシ
ップ関数について、ファジイ制御の推論処理によって決
定される第2のフィードバックデータの値は、図5に示
すプロダクションルールによって決定される。このよう
にファジーコントロールユニット8においては、第2の
外測計7によって測定された第2の外径測定値と、冷却
水槽4内で冷却されて走行してくる電線3の外径として
必要な径として予め設定した第2の外径目目標値に基づ
いて、その偏差と単位時間当りの変化量とを用いてファ
ジイ制御の推論処理に基づいて第2のメンバーシップ関
数を算出し、さらにファジイ制御のディファジファイア
処理に基づいて第2のフィードバックデータを算出す
る。
【0017】第1のメンバーシップ関数と第2のメンバ
ーシップ関数は、それぞれ第1の外測計6によって第1
の外径測定値が測定された際に、また、第2の外測計7
によって第2の外径測定値が測定された際に、それぞれ
ファジイ制御の推論処理によって第1のフィードバック
データ、第2のフィードバックデータを決定するのに用
いられる。
【0018】また、このファジーコントロールユニット
8には、第1のメンバーシップ関数値と第2のメンバー
シップ関数値とによって決定する図6に図示のスクリュ
ーモータ制御メンバーシップ関数が予め設定入力され、
記憶されている。このスクリューモータ制御メンバーシ
ップ関数について、ファジイ制御の推論処理によって決
定されるスクリューモータ制御フィードバックデータの
値は、図7に示すプロダクションルールによって決定さ
れる。
【0019】このように、ファジーコントロールユニッ
ト8においては、第1のフィードバックデータと第2の
フィードバックデータの偏差と、単位時間当りの変化量
とからファジイ制御の推論処理に基づいてスクリューモ
ータ制御メンバーシップ関数を算出し、さらにファジイ
制御のディファジファイア処理に基づいてスクリューモ
ータ制御フィードバックデータを算出する。
【0020】このファジーコントロールユニット8は、
第1のフィードバックデータと第2のフィードバックデ
ータとから算出したスクリューモータ制御フィードバッ
クデータを押出し機1のスクリューモータ11を駆動制
御するモータドライバ12に入力する。すなわち、第1
の外測計6と第2の外測計7による計測値に基づくデー
タが押出し機1のスクリューモータ11を駆動制御する
モータドライバ12にフィードバックされる。
【0021】次に、本実施例の動作について説明する。
線速Vで走行する導体2が押出し機1において、連続的
に樹脂が押し出し被覆される。この押出し機1から出力
された電線3は、第1の外測計6によってその外径が測
定される。この第1の外測計6によって計測された測定
値A1は、ファジーコントロールユニット8に入力され
る。測定値A1が入力されたファジーコントロールユニ
ット8においては、測定値A1と、押出し機1から出力
された直後、すなわち冷却水槽で冷却する前の電線3の
外径として必要な外径値として予め設定した第1の外径
目標値K1の値を用いて、その偏差(K1−A1)を算
出する。さらにこの偏差(K1−A1)の単位時間当り
の変化量Δ(K1−A1)を算出する。
【0022】この第1の外測計6によって計測された測
定値A1に対するファジイ制御の推論処理に基づいて第
1のメンバーシップ関数値は、図2の第1のメンバーシ
ップ関数、図3のプロダクションルールに基づいて偏差
(K1−A1)と単位時間当りの変化量Δ(K1−A
1)とによって定まる。
【0023】押出し機1から出力された電線3は、冷却
水槽4内に入り、冷却水槽4で冷却されて走行してい
く。そして冷却水槽4から出た電線3は、第2の外測計
7によってL/V時間後に計測される。すなわち、第1
の外測計6によって計測された測定値A1と第2の外測
計7によって計測された測定値A2との間には、 t=L/V ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) の時間差がある。したがって、外径A1の電線は、t秒
後に外径A2の電線になる。電線3を冷却したことによ
る単位時間当りの変化量Pは、 P=(A1−A2)/t・・・・・・・・・・・・・・・(2) となり、冷却水槽4から出た電線3の外径A2は、 A2=A1−P・t ・・・・・・・・・・・・・・・・(3) となる。このときtは、(1)式から定数(L、Vが一
定であるから)となるから、単位時間当りの変化量P
は、常に変化するA1に対して冷却水槽4から出た電線
3の外径A2を一定に保つための制御データとなる。
【0024】このように第2の外測計7によって計測さ
れた測定値A2は、ファジーコントロールユニット8に
入力される。測定値A2が入力されたファジーコントロ
ールユニット8においては、測定値A2と、冷却水槽4
から出力された直後、すなわち冷却水槽で冷却された後
の電線3の外径として必要な外径値として予め設定した
第2の外径目標値K2の値を用いて、その偏差(K2−
A2)を算出する。さらにこの偏差(K2−A2)の単
位時間当りの変化量Δ(K2−A2)を算出する。
【0025】この第2の外測計7によって計測された測
定値A2に対するファジイ制御の推論処理に基づいて第
2のメンバーシップ関数値は、図4の第2のメンバーシ
ップ関数、図5のプロダクションルールに基づいて偏差
(K2−A2)と単位時間当りの変化量Δ(K2−A
2)とによって定まる。
【0026】図2〜図7の図面中、NM(Negative M
edium )は負の方向に中位で、NS(Negative Smal
l)は負の方向に小さいで、ZR(Appropriately Ze
ro )は大体ゼロで、PS(Positive Small)は正の
方向に小さいで、PM(Positive Medium )は正の方
向に中位という意味である。
【0027】本実施例においては、偏差(K1−A
1)、偏差(K2−A2)がNM又はNSで、単位時間
当りの変化量Δ(K1−A1)、単位時間当りの変化量
Δ(K2−A2)がNM又はNSの場合には、フィード
バックデータPMの制御を行う。また、偏差(K1−A
1)、偏差(K2−A2)がPS又はPMで、単位時間
当りの変化量Δ(K1−A1)、単位時間当りの変化量
Δ(K2−A2)がPS又はPMの場合には、フィード
バックデータNMの制御を行う。さらに、偏差(K1−
A1)、偏差(K2−A2)がZRで、単位時間当りの
変化量Δ(K1−A1)、単位時間当りの変化量Δ(K
2−A2)がNMの場合、及び偏差(K1−A1)、偏
差(K2−A2)がNMで、単位時間当りの変化量Δ
(K1−A1)、単位時間当りの変化量Δ(K2−A
2)がZRの場合には、フィードバックデータPMの制
御を行う。
【0028】また、偏差(K1−A1)、偏差(K2−
A2)がNM、NS、ZR又はPSで、単位時間当りの
変化量Δ(K1−A1)、単位時間当りの変化量Δ(K
2−A2)がPS、ZR、NS又はNMの場合には、フ
ィードバックデータPMの制御を行い、偏差(K1−A
1)、偏差(K2−A2)がNS、ZR、PS又はPM
で、単位時間当りの変化量Δ(K1−A1)、単位時間
当りの変化量Δ(K2−A2)がPM、PS、ZR又は
NSの場合には、フィードバックデータNSの制御を行
う。また、偏差(K1−A1)、偏差(K2−A2)が
ZR又はPMで、単位時間当りの変化量Δ(K1−A
1)、単位時間当りの変化量Δ(K2−A2)がPM又
はZRの場合には、フィードバックデータNMの制御を
行う。
【0029】他の場合にはフィードバックデータZR出
力する。
【0030】偏差(R1−R2)がNM又はNSで、単
位時間当りの変化量Δ(R1−R2)がNM又はNSの
場合には、スクリューモータ制御フィードバックデータ
PMの制御を行う。また、偏差(R1−R2)がPS又
はPMで、単位時間当りの変化量Δ(R1−R2)がP
S又はPMの場合には、スクリューモータ制御フィード
バックデータNMの制御を行う。さらに、偏差(R1−
R2)がZRで、単位時間当りの変化量Δ(R1−R
2)がNMの場合、及び偏差(R1−R2)がNMで、
単位時間当りの変化量Δ(R1−R2)がZRの場合に
は、スクリューモータ制御フィードバックデータPMの
制御を行う。
【0031】また、偏差(R1−R2)がNM、NS、
ZR又はPSで、単位時間当りの変化量Δ(K1−A
1)、単位時間当りの変化量Δ(R1−R2)がPS、
ZR、NS又はNMの場合には、スクリューモータ制御
フィードバックデータPMの制御を行い、偏差(R1−
R2)がNS、ZR、PS又はPMで、単位時間当りの
変化量Δ(R1−R2)がPM、PS、ZR又はNSの
場合には、スクリューモータ制御フィードバックデータ
NSの制御を行う。また、偏差(R1−R2)がZR又
はPMで、単位時間当りの変化量Δ(R1−R2)がP
M又はZRの場合には、スクリューモータ制御フィード
バックデータNMの制御を行う。
【0032】他の場合にはスクリューモータ制御フィー
ドバックデータZR出力する。
【0033】このスクリューモータ制御フィードバック
データがスクリューモータの回転数の制御値としてモー
タドライバに出力される。このスクリューモータの回転
数の制御値に基づいてスクリューモータの回転数が制御
される。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、電線の外径のバラツキ
をなくし正確なデータによるリアルタイムな制御によっ
て製造ラインの信頼性を向上し、外径寸法が規格外とな
る不良品の発生を防止し品質の高い電線を製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明に係るファジー制御による電線
の外径制御システムの実施例を示す全体模式図である。
【図2】第1の外測計の計測値に基づくメンバーシップ
関数を示す図である。
【図3】図2に図示のメンバーシップ関数に基づくプロ
ダクションルールを示す図である。
【図4】第2の外測計の計測値に基づくメンバーシップ
関数を示す図である。
【図5】図4に図示のメンバーシップ関数に基づくプロ
ダクションルールを示す図である。
【図6】第1のフィードバックデータと第2のフィード
バックデータに基づくメンバーシップ関数を示す図であ
る。
【図7】図6に図示のメンバーシップ関数に基づくプロ
ダクションルールを示す図である。
【図8】従来の電線の外径制御システムを示す全体模式
図である。
【符号の説明】
1…………………………………………………押出し機 2…………………………………………………導体 3…………………………………………………電線 4…………………………………………………冷却水槽 5…………………………………………………巻取機 6…………………………………………………第1の外測
計 7…………………………………………………第2の外測
計 8…………………………………………………ファジーコ
ントロールユニット 11………………………………………………スクリュー
モータ 12………………………………………………モータドラ
イバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードバック制御によりスクリューモ
    ータを制御して押出し機から押出し被覆される樹脂によ
    って形成される電線の外径が所定の径になるように調整
    する電線の外径制御システムにおいて,上記押出し機と
    冷却水槽の間に第1の外測計を、冷却水槽と巻取機の間
    に第2の外測計をそれぞれ設けると共に該第1の外測計
    と第2の外測計とモータドライバの間にファジコントロ
    ールユニットを設け,前記第1の外測計によって上記押
    出し機で樹脂を押出し被覆し冷却水槽で冷却する前の電
    線の外径値である第1の外径測定値と予め目標値として
    設定した第1の外径目標値との偏差と、単位時間当りの
    変化量とからファジイ制御の推論処理に基づいて第1の
    メンバーシップ関数を求め、さらにファジイ制御のディ
    ファジファイア処理に基づいて第1のフィードバックデ
    ータを求め,前記第2の外測計によって上記冷却水槽内
    で冷却されて出力される電線の外径値である第2の外径
    測定値と予め目標値として設定した第2の外径目標値と
    の偏差と、単位時間当りの変化量とからファジイ制御の
    推論処理に基づいて第2のメンバーシップ関数を求め、
    さらにファジイ制御のディファジファイア処理に基づい
    て第2のフィードバックデータを求め,前記第1のフィ
    ードバックデータと第2のフィードバックデータの偏差
    と、単位時間当りの変化量とからファジイ制御の推論処
    理に基づいてスクリューモータ制御メンバーシップ関数
    を求め、さらにファジイ制御のディファジファイア処理
    に基づいてスクリューモータ制御フィードバックデータ
    を算出し、該スクリューモータ制御フィードバックデー
    タに基づいて上記モータドライバを介して上記スクリュ
    ーモータの回転数を制御することを特徴とするファジー
    制御による電線の外径制御システム。
JP5177733A 1993-07-19 1993-07-19 ファジー制御による電線の外径制御システム Pending JPH0737456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5177733A JPH0737456A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 ファジー制御による電線の外径制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5177733A JPH0737456A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 ファジー制御による電線の外径制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0737456A true JPH0737456A (ja) 1995-02-07

Family

ID=16036175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5177733A Pending JPH0737456A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 ファジー制御による電線の外径制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737456A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214042A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 押出被覆ケーブルの被覆厚制御方法
CN102493240A (zh) * 2011-11-15 2012-06-13 江苏赛福天钢索股份有限公司 电梯钢丝绳直径在线控制系统及方法
CN106273307A (zh) * 2016-08-26 2017-01-04 富通光纤光缆(成都)有限公司 一种线缆护套外径调整方法及系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214042A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Furukawa Electric Co Ltd:The 押出被覆ケーブルの被覆厚制御方法
CN102493240A (zh) * 2011-11-15 2012-06-13 江苏赛福天钢索股份有限公司 电梯钢丝绳直径在线控制系统及方法
CN106273307A (zh) * 2016-08-26 2017-01-04 富通光纤光缆(成都)有限公司 一种线缆护套外径调整方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4351785A (en) Method of controlling the film thickness at a blown film extruder installation
US4464318A (en) Method of controlling the film thickness at a blown film installation
US5498145A (en) Control system for controlling the outer diameter of a strand of plastic material, in particular of a cable
JPS6111411B2 (ja)
US20100052199A1 (en) Method for the operation of a production plant to produce an extrudate
JPH0737456A (ja) ファジー制御による電線の外径制御システム
EP3093118B1 (en) An extruding machine and method of operating same
US4592881A (en) Method for controlling a foam resin cable coating extrusion process
US4257991A (en) Method of and a regulator for adjusting the capacity and the diameter of an electric conductor
JPH03236120A (ja) 金属線被覆設備の制御装置
GB2130763A (en) Method and apparatus for controlling a cellular foam cable coating extrusion process
JPH0320845B2 (ja)
JP2000326392A (ja) 長尺成形体の製造方法及び製造装置
US5494624A (en) Control system and method for wire insulating line
JP2002283440A (ja) 合成樹脂製棒状物の製造方法および製造装置
JP2001030340A (ja) フィルムの厚さ制御装置及び制御方法
JPH08249958A (ja) 発泡絶縁電線の製造方法及び装置
JP2907719B2 (ja) 発泡絶縁線の製造方法及びその装置
JPS6112605B2 (ja)
JPS61141526A (ja) 押出機
JPS587336A (ja) エア吹きダイスを用いた押出し被覆方法
JPH07108589A (ja) ゴム押出方法
JP2987278B2 (ja) 電力ケーブルの竪型連続加硫機の制御方法
JPH1086217A (ja) インフレーション成形工程におけるフイルム厚さ制御装置
JPH08309831A (ja) 2段押出機の押出量制御方法