JPH073741U - 金属製線材に対する粉状物の付着装置 - Google Patents

金属製線材に対する粉状物の付着装置

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JPH073741U
JPH073741U JP3428393U JP3428393U JPH073741U JP H073741 U JPH073741 U JP H073741U JP 3428393 U JP3428393 U JP 3428393U JP 3428393 U JP3428393 U JP 3428393U JP H073741 U JPH073741 U JP H073741U
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JP
Japan
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wire rod
wire
metal wire
magnetic field
present
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Application number
JP3428393U
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English (en)
Inventor
田 頼 孝 木
鍋 雄 三 真
Original Assignee
大英株式会社
協同シャフト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、金属製線材を抽伸機、切断機等に
よって加工する際、前記線材表面を滑り易くするために
石灰及び石鹸を混合した粉状物を、前記線材表面に付着
させる金属製線材に対する粉状物の付着装置に関する。 【構成】 本考案は、金属製線材を負電位に帯電し、該
線材周囲に磁場を発生させうる磁場帯発生手段と、正電
荷を有する粉状物を前記線材に吹き付けてなる吹き付け
手段と、よりなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属製線材を抽伸機、切断機等によって加工する際、前記線材表面 を滑り易くするために石灰及び石鹸を混合した粉状物を、前記線材表面に付着さ せる金属製線材に対する粉状物の付着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、石灰及び石鹸とを混合させた混合物(以下、単に混合物という。)を金 属製線材に付着させる装置はなかったが、混合物を金属製線材に付着させる方法 として、石灰及び石鹸を温水に溶解させた溶液中に、前記金属製線材を一定時間 浸漬させた後取り出し、これを自然乾燥させて金属製線材表面に前記混合物を付 着させる方法はあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の付着方法では一旦金属製線材を前記溶液中に浸漬させるための 工程と、自然乾燥させるための乾燥時間が必要なため、抽伸機等の加工工程への 移行に長時間を要した。
【0004】 これに伴い、浸漬させる工程や自然乾燥させるためには、抽伸機等の加工工程 との連続工程ができず、これら加工工程との別工程ですることとなり、金属製線 材である素材から加工工程を介した製品完成までの製造時間も長時間を要した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決すべく、金属製線材を負電位に帯電し、該線材周囲に 磁場を発生させうる磁場帯発生手段と、 正電荷を有する粉状物を前記線材に吹き付けてなる吹き付け手段と、 よりなる金属製線材に対する粉状物の付着装置を要旨とする。
【0006】 また、粉状物として、石灰及び石鹸との混合物を用い、金属製線材として、中 実の線状又は棒状のものを用いてなる。
【0007】
【作用】
上記の如く構成した本考案にあっては、金属製線材に間接的又は直接的な負電 位を連結するとともに、粉状物には該粉状物を吹き付ける為のエアーガン等自体 に正電位を連結することで、前記粉状物を正電荷に帯電させ、前記金属製線材に は負電位を帯電させる。
【0008】 そして、前記粉状物を例えばエアーガンの吹き付けノズルを介して、前記金属 製線材に対して吹き付ければ、該線材周囲に発生した磁場によって線材全周に均 一な粉状物を被覆させるのである。
【0009】
【実施例】
本考案の詳細を更に添付した図面にもとづいて説明する。図1及び図2は本考 案の一実施例を示す原理説明図、図3は本考案を用いた一例を示す製品工程図で ある。図中1は、通電可能な中実の線状又は棒状の金属製線材であり、該線材1 を負電位に帯電すべく、前記線材1に少なくとも点接触される部材、例えば前記 線材1を搬送するための金属製送りローラー2に対して図示の如く、電源3から の陰極側を連結して間接的に前記線材1を負電位に帯電させるか又は直接前記線 材1に陰極側を連結して負電位に帯電させる。
【0010】 また、図中4は、エアーガン5等の吹き付け手段であって、該エアーガン5に 対して前記線材1と逆の電位、即ち正電位に帯電すべく、前記エアーガン5に電 源3からの陽電極側を直接的に連結することで達成できる。尚、両極間のスパー ク防止のためにアース6に関係づけることが好ましい。
【0011】 このように正電位に帯電させた前記エアーガン5内に、石灰及び石鹸を混合し た粉状物7を内装することで、該粉状物7に正電荷を付与できる。
【0012】 一方、図中8は磁場発生手段であって、前述の如く構成した前記電源3を入れ ると、線材1長さ方向に通電し、該線材1が線状又は棒状であることから、この 線材1の全周を図2に示す如く螺旋状に磁場9を一方向に発生させうる。
【0013】 上記の如く構成した本考案にあっては、前記電源3を入れると金属製線材1を 負電位に帯電するとともに粉状物7に正電荷を付与することで、該粉状物7を吹 き付け手段4等で前記線材1に対して付着させることが可能となる。
【0014】 また、前記線材1周囲に磁場9を発生させることで、前記粉状物7をこの磁場 9が誘因して、線材1の全周に隈なく粉状物7を付着させることができる。
【0015】 尚、図3は本考案の装置を用いて製品を製造する場合の一工程図を示したもの であり、搬入された線材1の基材Aを本考案の装置によって、前記線材1表面に 粉状物7を付着させた後、例えば抽伸機又は切断機等の中間加工機Bを介して製 品完成までを一連続工程で行うことができ、短時間で量産できるうえ自動化も可 能とする。
【0016】
【考案の効果】
上述の如く構成した本考案の金属製線材に対する粉状物の付着装置にあっては 石灰及び石鹸とを混合させた粉状混合物を金属製線材に対して直接付着させるこ とができる。これによって、前記粉状物を自然乾燥する必要がなくなり、抽伸機 等の加工機工程への移行が連続的に行うこともでき、製造作業時間を短縮できる 。
【0017】 また、磁場発生手段によって、粉状物を線材全周に満遍なく付着させることが できる。
【0018】 更に、線材を負電位にし、正電荷を有する前記粉状物を吹き付け手段にて吹き 付けることで、確実な付着を可能にしてなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理説明図
【図2】磁場の流れを示す原理説明図
【図3】本考案を用いた一例を示す製造工程図
【符号の説明】
1 金属製線材 2 送りローラー 3 電源 4 吹き付け手段 5 エアーガン 6 アース 7 粉状物 8 磁場

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製線材を負電位に帯電し、該線材周
    囲に磁場を発生させうる磁場帯発生手段と、 正電荷を有する粉状物を前記線材に吹き付けてなる吹き
    付け手段と、 よりなる金属製線材に対する粉状物の付着装置。
  2. 【請求項2】 粉状物として、石灰及び石鹸との混合物
    を用いてなる請求項1記載の線材に対する粉状物の付着
    装置。
  3. 【請求項3】 金属製線材として、中実の線状又は棒状
    のものを用いてなる請求項1又は2記載の粉状物の付着
    装置。
JP3428393U 1993-06-24 1993-06-24 金属製線材に対する粉状物の付着装置 Pending JPH073741U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59110419A (ja) * 1982-12-16 1984-06-26 Sumitomo Metal Ind Ltd 線材の乾式連続伸線方法
JPH04126561A (ja) * 1990-07-12 1992-04-27 Daido Kikai Seisakusho:Kk 線材の潤滑被膜形成方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59110419A (ja) * 1982-12-16 1984-06-26 Sumitomo Metal Ind Ltd 線材の乾式連続伸線方法
JPH04126561A (ja) * 1990-07-12 1992-04-27 Daido Kikai Seisakusho:Kk 線材の潤滑被膜形成方法

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