JPH0737387Y2 - フィルター切換回路 - Google Patents

フィルター切換回路

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JPH0737387Y2
JPH0737387Y2 JP1989064054U JP6405489U JPH0737387Y2 JP H0737387 Y2 JPH0737387 Y2 JP H0737387Y2 JP 1989064054 U JP1989064054 U JP 1989064054U JP 6405489 U JP6405489 U JP 6405489U JP H0737387 Y2 JPH0737387 Y2 JP H0737387Y2
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JP
Japan
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filter
band
switching circuit
filters
normally closed
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信一 松尾
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、無線通信機に使用されるフィルターに関
し、特にそのフィルターの切換回路に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
複数の周波数帯域の送受信ができる無線通信機では、第
2図に示すように複数のフィルターF1、F2、F3…を内蔵
しており、各フィルターF1、F2、F3…は例えば、7MHz
帯、14MHz帯、21MHz帯…に対応している。各フィルター
の切換は各フィルターの入出力端子ごとに設けられたリ
レーRL1、RL2、RL3、RL4、RL5、RL6…によって行われ、
選択された運用周波数帯のフィルターは、上記リレーに
よって常閉接点b1、b2、b3、b4、b5、b6…側から常開接
点a1、a2、a3、a4、a5、a6…側に切り換えられて信号を
通過させるようにしている。例えば、7MHz帯の運用をす
る場合、図示しないバンド選択スイッチよりバンド切り
換え信号がリレーRL1、RL2に入力され、そのリレーによ
って常閉側接点b1、b2に接続されていた接点を常開側接
点a1、a2に切り換えられる。
また、実開昭57−28534号には上記リレーに代えてダイ
オードを用いる構成のフィルターが提案されている。す
なわち、上記したような複数のフィルターの両端に設け
たダイオードを駆動回路を介して得られる制御信号に基
づいてオン、オフして必要なフィルターを回路に接続す
るようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記構成のフィルター切換回路では運用
帯域以外の非選択フィルター、例えばフィルターF2の常
開接点と常閉接点、つまりa3とb3、a4とb4との間が接点
間容量のために、実際には接続されていないにもかかわ
らず静電結合(容量結合)した状態となる。また、LCよ
り構成される複数のフィルターを相互に接近して配置す
ると、選択フィルターおよび非選択フィルターのコイル
間の誘電結合により非選択フィルターに予期しない信号
が誘起されるおそれがある。
そのため運用帯域に対応するフィルターの特性に非選択
フィルターからの不要信号の漏れが悪影響を与えてしま
うことがある。第3図は第2図に示したローパスフィル
ター群についてその特性を表わしたものであり、7MHz帯
のフィルターF1が選択状態にあるとき、非選択状態にあ
る14MHz帯あるいは21MHz帯のフィルターF2・F3が接点間
の容量結合のため不要な信号を通過させてしまう。その
ため、出力側端子OUTの出力にはそれぞれの帯域で不要
信号の漏れを発生させた状態となっている。
この信号の漏れは、送信時にはスプリアスとして発射さ
れてしまうおそれがあり、また受信時には混変調やイメ
ージ混信を引き起こす可能性が生じることとなり無線機
としての性能を問われることになる。
上記実開昭57-28534号に開示されている構成のフィルタ
ー切り換え回路は、ダイオードをオン、オフするための
駆動回路を設け、該駆動回路を構成するバイアス抵抗の
一端が上記ダイオードのアノード側(フィルター側)に
接続され、その他端が接地された構成としている。
このバイアス抵抗はあくまでダイオードを駆動するため
に必要なものであって、ダイオードが導通しているとき
に、フィルターを通過する信号の電力が抵抗に消費され
ないようにするために、該バイアス抵抗の値としてフィ
ルターのインピーダンスあるいは後段の増幅回路のイン
ピーダンスに比して遥に高い値とする必要がある。
また、上記バイアス抵抗の値が低いと、ダイオードに対
して与えられえる駆動信号が該バイアス抵抗によって消
費されて無線機の電池寿命が短くなるところから、上記
バイアス抵抗の値を高くして、駆動信号の電流を小さく
する必要がある。
ところが、上記のようにバイアス抵抗をフィルターのイ
ンピーダンスと関係なく高い値とすると、結果としてダ
イオードがオフのときの両端が開放している状態と代わ
りない動作をする。すなわち、静電結合によってフィル
ターにリークする信号、あるいは誘電結合によって選択
フィルターから誘起される信号は上記バイアス抵抗では
消費されずに出力側に伝送され、従来と同様送信時のス
プリアスの原因になり、また受信時の混変調やイメージ
混信の原因となる。
更に、ダイオードが導通しているときに、上記フィルタ
ーを通過する信号の電力が大きいときには高耐圧の抵抗
を用いる必要があるところから、コスト高となる欠点が
ある。
この考案では上記従来の事情に鑑みて提案されたもので
あって、非選択フィルターが、選択されている運用帯域
のフィルターの特性に悪影響を与えないようにしたフィ
ルター切換回路を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するために以下の手段を採用
している。すなわち、複数のフィルターを、使用する周
波数帯域によって切り換えるフィルター切り換え回路に
おいて、フィルターの常閉側接点とグランド間とを、各
フィルターのインピーダンスと整合がとれた終端抵抗を
介して接続したものである。
〔作用〕
上記終端抵抗は各フィルターのインピーダンスと整合が
とれる値に設定されるので、非選択フィルターに常開接
点と常閉接点間の静電結合によってリークする不要な信
号、あるいは、選択フィルターから非選択フィルターに
誘電結合によって誘起される不要な信号を上記終端抵抗
で消費することになり、運用周波数帯域に対応しない非
選択フィルターと選択フィルター間のアイソレーション
が向上し、選択されていないフィルターが出力に対して
悪影響を与えることがなくなる。
〔実施例〕
第1図はローパスフィルターについてのこの考案の1実
施例を示すものである。各フィルターF1、F2、F3…の入
力側と出力側には、常開側接点a1、a3、a5…とa2、a4、
a6…、また、常閉側接点b1、b3、b5…とb2、b4、b6…が
設けられ、図示しないバンド切換スイッチによって特定
の運用周波数帯域が選択されたとき、該当するリレーに
よって、その周波数帯域に対応するフィルターの入出力
接点が、常開側に接続されるように切り換えられるのは
従来と同様である。
そして、各フィルターF2、F3…の常閉側接点b3、b5…と
b4、b6…には該各フィルターのインピーダンスと整合が
取れるような終端抵抗R3、R5…とR4、R6…が接続され
る。
これによって運用帯域以外の非選択フィルターに、静電
結合によって不要な信号がリークしても、あるいは誘電
結合によって非選択フィルターに不要な信号が誘起され
ても、該信号は上記の抵抗で消費されてしまうことにな
り、該非選択フィルターは入力ライン及び出力ラインか
ら完全に切り離されることになる。従って、運用帯域の
選択フィルターの特性に悪影響を与えることがなくな
る。
尚、上記複数のフィルターF1、F2、F3…としてローパス
フィルターを用いた場合には、最も低い周波数帯域に対
応するフィルターF1がOFF状態であっても他のフィルタ
ーに与える影響はないので、その常閉側接点b1、b2には
終端抵抗を接続する必要はない。もし、逆に該フィルタ
ーとしてハイパスフィルターを用いる場合には、最も高
い周波数帯域に対応するフィルターの常閉接点に対し
て、終端抵抗を接続する必要はない。更に、図中では常
閉側接点の入力側と出力側の両方に終端抵抗を設けてい
るが、どちらか片方の接点だけに終端抵抗を設けるだけ
でもよい。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように、フィルターの常閉接点
とグランド間に、各フィルター間のアイソレーションを
保つための、各フィルターのインピーダンスと整合がと
れた終端抵抗が接続されているので、運用に際しては、
選択されたフィルターの特性が他の非選択フィルターの
特性によって悪影響を受けることがなくなり、無線機の
送受信性能の向上に寄与するこができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すブロック図、第2図は
従来例のブロック図、第3図は従来例の特性図。 図中、 R3、R5、R4、R6……終端抵抗、F1、F2、F3……フィルタ
ー、b1、b3、b5……入力側常閉接点、b2、b4、b6……出
力側常閉接点、a1、a3、a5……入力側常開接点、a2、a
4、a6……出力側常開接点、RL1〜RL6……リレー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のフィルターを、使用する周波数帯域
    によって切り換えるフィルター切り換え回路において、
    フィルターの常閉側接点とグランド間とを、各フィルタ
    ーのインピーダンスと整合がとれた終端抵抗を介して接
    続したことを特徴とするフィルター切り換え回路。
JP1989064054U 1989-05-31 1989-05-31 フィルター切換回路 Expired - Lifetime JPH0737387Y2 (ja)

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JPH033857U JPH033857U (ja) 1991-01-16
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JP2003016545A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Dx Antenna Co Ltd 火災感知装置
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