JPH1093472A - アンテナ切替回路 - Google Patents
アンテナ切替回路Info
- Publication number
- JPH1093472A JPH1093472A JP8265110A JP26511096A JPH1093472A JP H1093472 A JPH1093472 A JP H1093472A JP 8265110 A JP8265110 A JP 8265110A JP 26511096 A JP26511096 A JP 26511096A JP H1093472 A JPH1093472 A JP H1093472A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching diode
- diode
- transmission
- circuit
- switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electronic Switches (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】送信時に、受信側のスイッチングダイオードＣ
Ｒ２に流れる電流によって発生する歪を抑圧する。 【解決手段】送信時に、Ｔx バイアス回路５によって送
信側スイッチングダイオードＣＲ１をオンにし、Ｒx バ
イアス回路６によって受信側スイッチングダイオードＣ
Ｒ２をオフにしたとき、新たに挿入接続した第３のスイ
ッチングダイオードＣＲ３もオフにすることによってＣ
Ｒ２に電流が流れないようにした。
Ｒ２に流れる電流によって発生する歪を抑圧する。 【解決手段】送信時に、Ｔx バイアス回路５によって送
信側スイッチングダイオードＣＲ１をオンにし、Ｒx バ
イアス回路６によって受信側スイッチングダイオードＣ
Ｒ２をオフにしたとき、新たに挿入接続した第３のスイ
ッチングダイオードＣＲ３もオフにすることによってＣ
Ｒ２に電流が流れないようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＴＤＭＡ（時分割
多元接続）方式の無線機に用いられ、１本のアンテナを
送受信で共用するためのアンテナ切替回路に関するもの
である。
多元接続）方式の無線機に用いられ、１本のアンテナを
送受信で共用するためのアンテナ切替回路に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来のアンテナ切替回路例図であ
る。図において、１はアンテナ（ＡＮＴ）接続端子、２
は送信部（Ｔx ）接続端子、３は受信部（Ｒx ）接続端
子である。４はローパスフィルタ（ＬＰＦ）である。Ｃ
Ｒ１，ＣＲ２はピンダイオードまたはスイッチングダイ
オードなどのスイッチング素子、Ｃ２，Ｃ４は整合用コ
ンデンサ、Ｃ１，Ｃ３は高周波パスコンデンサ、Ｌ１，
Ｌ２，Ｌ３は整合コイルである。５は送信側バイアス回
路であり、コイルＬ１，Ｌ２の径路にバイアス直流電流
を流してスイッチング素子ＣＲ１をオン／オフ制御す
る。６は受信側バイアス回路であり、コイルＬ３，Ｌ２
を経由してスイッチング素子ＣＲ２をオン／オフ制御す
る。７はスイッチング素子ＣＲ２に対する逆バイアス回
路であり、８はその出力をオン／オフするスイッチであ
る。
る。図において、１はアンテナ（ＡＮＴ）接続端子、２
は送信部（Ｔx ）接続端子、３は受信部（Ｒx ）接続端
子である。４はローパスフィルタ（ＬＰＦ）である。Ｃ
Ｒ１，ＣＲ２はピンダイオードまたはスイッチングダイ
オードなどのスイッチング素子、Ｃ２，Ｃ４は整合用コ
ンデンサ、Ｃ１，Ｃ３は高周波パスコンデンサ、Ｌ１，
Ｌ２，Ｌ３は整合コイルである。５は送信側バイアス回
路であり、コイルＬ１，Ｌ２の径路にバイアス直流電流
を流してスイッチング素子ＣＲ１をオン／オフ制御す
る。６は受信側バイアス回路であり、コイルＬ３，Ｌ２
を経由してスイッチング素子ＣＲ２をオン／オフ制御す
る。７はスイッチング素子ＣＲ２に対する逆バイアス回
路であり、８はその出力をオン／オフするスイッチであ
る。
【０００３】送信時には、Ｔx バイアス回路５からバイ
アス電圧を与えることによってスイッチングダイオード
ＣＲ１に電流が流れ、ＣＲ１をオンにする。一方、Ｒx
バイアス回路６の電圧をオフとし、スイッチングダイオ
ードＣＲ２をオフにする。これにより、Ｔx 端子２から
入力される高周波送信信号は、ローパスフィルタ４を通
過してＡＮＴ端子１から出力される。
アス電圧を与えることによってスイッチングダイオード
ＣＲ１に電流が流れ、ＣＲ１をオンにする。一方、Ｒx
バイアス回路６の電圧をオフとし、スイッチングダイオ
ードＣＲ２をオフにする。これにより、Ｔx 端子２から
入力される高周波送信信号は、ローパスフィルタ４を通
過してＡＮＴ端子１から出力される。
【０００４】一方、受信時は、Ｔx バイアス回路５の電
圧をオフにしてＣＲ１をオフにし、Ｒx バイアス回路６
からバイアス電圧を出力することにより、スイッチング
ダイオードＣＲ２をオンにしてＡＮＴ端子１から入力さ
れる受信信号は、ローパスフィルタ４を通過しＲx 端子
３へ出力される。
圧をオフにしてＣＲ１をオフにし、Ｒx バイアス回路６
からバイアス電圧を出力することにより、スイッチング
ダイオードＣＲ２をオンにしてＡＮＴ端子１から入力さ
れる受信信号は、ローパスフィルタ４を通過しＲx 端子
３へ出力される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来回路において
は、送信時の高電力により、スイッチングダイオードＣ
Ｒ２に高周波電流が流れ込み、ダイオードの非線形歪み
により高調波が増大する。この高調波成分を除去するた
めに、ローパスフィルタ４の高次の減衰量を増やす方法
や、あるいは、逆バイアス回路７と送信時にオンするス
イッチ８を追加し、送信時にＣＲ２のアノード側に逆バ
イアスを与えることにより、ＣＲ２に高周波電流が流れ
にくくなるようにして歪みを抑えるといった方法がとら
れている。このように、上記の従来回路では、フィル
タの高次の減衰量を増やすと送信ロスが増えるという欠
点や、逆バイアス回路追加により回路が複雑になるな
どの問題がある。
は、送信時の高電力により、スイッチングダイオードＣ
Ｒ２に高周波電流が流れ込み、ダイオードの非線形歪み
により高調波が増大する。この高調波成分を除去するた
めに、ローパスフィルタ４の高次の減衰量を増やす方法
や、あるいは、逆バイアス回路７と送信時にオンするス
イッチ８を追加し、送信時にＣＲ２のアノード側に逆バ
イアスを与えることにより、ＣＲ２に高周波電流が流れ
にくくなるようにして歪みを抑えるといった方法がとら
れている。このように、上記の従来回路では、フィル
タの高次の減衰量を増やすと送信ロスが増えるという欠
点や、逆バイアス回路追加により回路が複雑になるな
どの問題がある。
【０００６】本発明の目的は、上記従来技術の問題点の
送信時のロスの増大を防ぎ、逆バイアス回路など複雑な
回路を用いずに、送信時の受信側ダイオードの歪み発生
を抑えるようにしたアンテナ切替回路を提供することに
ある。
送信時のロスの増大を防ぎ、逆バイアス回路など複雑な
回路を用いずに、送信時の受信側ダイオードの歪み発生
を抑えるようにしたアンテナ切替回路を提供することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ切替回
路は、アンテナ接続端子に１端が接続されたローパスフ
ィルタと、該ローパスフィルタの他端の送受信分岐点と
接地との間に接続された第１のコイルと、前記送受信分
岐点にカソード側が接続され送信部端子との間に接続さ
れた第１のスイッチングダイオードと、該第１のスイッ
チングダイオードのアノードに対してバイアス電圧を与
え送信時にオンし受信時にオフする制御を行う送信側バ
イアス回路と、前記送受信分岐点にカソード側が接続さ
れ受信部端子との間に接続された第２のスイッチングダ
イオードと、該第２のスイッチングダイオードのアノー
ドに対してバイアス電圧を与え受信時にオンし送信時に
オフする制御を行う受信側バイアス回路とが備えられた
アンテナ切替回路において、受信側の前記第２のスイッ
チングダイオードのアノードと前記受信部端子との間
に、該第２のスイッチングダイオードのアノードにアノ
ード側が接続された第３のスイッチングダイオードと、
該第３のスイッチングダイオードのカソード側と接地と
の間に接続された第２のコイルとが設けられ、送信時に
前記第２のスイッチングダイオードに流れる電流を抑圧
して歪みが発生しないようにしたことを特徴とするもの
である。
路は、アンテナ接続端子に１端が接続されたローパスフ
ィルタと、該ローパスフィルタの他端の送受信分岐点と
接地との間に接続された第１のコイルと、前記送受信分
岐点にカソード側が接続され送信部端子との間に接続さ
れた第１のスイッチングダイオードと、該第１のスイッ
チングダイオードのアノードに対してバイアス電圧を与
え送信時にオンし受信時にオフする制御を行う送信側バ
イアス回路と、前記送受信分岐点にカソード側が接続さ
れ受信部端子との間に接続された第２のスイッチングダ
イオードと、該第２のスイッチングダイオードのアノー
ドに対してバイアス電圧を与え受信時にオンし送信時に
オフする制御を行う受信側バイアス回路とが備えられた
アンテナ切替回路において、受信側の前記第２のスイッ
チングダイオードのアノードと前記受信部端子との間
に、該第２のスイッチングダイオードのアノードにアノ
ード側が接続された第３のスイッチングダイオードと、
該第３のスイッチングダイオードのカソード側と接地と
の間に接続された第２のコイルとが設けられ、送信時に
前記第２のスイッチングダイオードに流れる電流を抑圧
して歪みが発生しないようにしたことを特徴とするもの
である。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施例を示す回路
図である。図２の従来回路と異なる点は、受信側に、逆
バイアス回路７とスイッチ８が無く、スイッチングダイ
オードＣＲ２とコイルＬ３の接続点とコンデンサＣ４と
の間に、直列に、スイッチングダイオードＣＲ２と極性
を逆にしたスイッチングダイオードＣＲ３を接続し、そ
の直流バイアス電流を接地に流すコイルＬ４を設けたこ
とである。他の回路構成、素子、及びその符号は、図２
の従来回路と同じである。
図である。図２の従来回路と異なる点は、受信側に、逆
バイアス回路７とスイッチ８が無く、スイッチングダイ
オードＣＲ２とコイルＬ３の接続点とコンデンサＣ４と
の間に、直列に、スイッチングダイオードＣＲ２と極性
を逆にしたスイッチングダイオードＣＲ３を接続し、そ
の直流バイアス電流を接地に流すコイルＬ４を設けたこ
とである。他の回路構成、素子、及びその符号は、図２
の従来回路と同じである。
【０００９】送信時は、Ｒx バイアス回路６の出力をオ
フ、Ｔx バイアス回路５の出力をオンにする。これによ
り、受信側のダイオードＣＲ２，ＣＲ３はオフとなり、
送信側のダイオードＣＲ１はオンになる。Ｔx 端子２か
ら入力される高周波送信信号は、ＣＲ１がオン状態のた
め抵抗とみなされ、コイルＬ２に直接接続された状態に
なる。この時、ＣＲ２はバイアスされていないため、ダ
イオードとして動作し、コンデンサＣ３は負電圧にバイ
アスされる。この時、Ｃ３に充電された電流は、グラン
ドからＣ３，Ｌ３，ＣＲ２を通り充電されるものと、Ｌ
４，ＣＲ３，ＣＲ２を通り充電されるものがあるが、Ｃ
Ｒ３を通る電流は、ダイオード特性により流れない。
フ、Ｔx バイアス回路５の出力をオンにする。これによ
り、受信側のダイオードＣＲ２，ＣＲ３はオフとなり、
送信側のダイオードＣＲ１はオンになる。Ｔx 端子２か
ら入力される高周波送信信号は、ＣＲ１がオン状態のた
め抵抗とみなされ、コイルＬ２に直接接続された状態に
なる。この時、ＣＲ２はバイアスされていないため、ダ
イオードとして動作し、コンデンサＣ３は負電圧にバイ
アスされる。この時、Ｃ３に充電された電流は、グラン
ドからＣ３，Ｌ３，ＣＲ２を通り充電されるものと、Ｌ
４，ＣＲ３，ＣＲ２を通り充電されるものがあるが、Ｃ
Ｒ３を通る電流は、ダイオード特性により流れない。
【００１０】一方、ＣＲ２に流れる電流は、一度流れれ
ばバイアスは固定されるため、高周波のように繰り返し
充放電される信号は、ＣＲ２を流れることはない。従っ
て、ＣＲ２で発生する歪は、電流が流れないため発生し
ない。また、追加したＣＲ３は、逆バイアスのため、高
抵抗となり、ＡＮＴ端子１とＲx 端子３とのアイソレー
ションが増加される利点がある。
ばバイアスは固定されるため、高周波のように繰り返し
充放電される信号は、ＣＲ２を流れることはない。従っ
て、ＣＲ２で発生する歪は、電流が流れないため発生し
ない。また、追加したＣＲ３は、逆バイアスのため、高
抵抗となり、ＡＮＴ端子１とＲx 端子３とのアイソレー
ションが増加される利点がある。
【００１１】
【発明の効果】本発明のアンテナ切替回路を用いること
により、送信時にダイオードによる歪発生がなく、しか
も、従来方式の逆バイアス回路や、フィルタ減衰量を増
やす必要がないので、回路の簡素化が可能となり、小形
化，軽量化，低コスト化が可能となる。
により、送信時にダイオードによる歪発生がなく、しか
も、従来方式の逆バイアス回路や、フィルタ減衰量を増
やす必要がないので、回路の簡素化が可能となり、小形
化，軽量化，低コスト化が可能となる。
【図１】本発明の実施例を示す回路図である。
【図２】従来の回路構成例図である。
１ アンテナ接続端子 ２ 送信部接続端子 ３ 受信部接続端子 ４ ＬＰＦ ５ Ｔx バイアス回路 ６ Ｒx バイアス回路 ７ 逆バイアス回路 ８ スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】 アンテナ接続端子に１端が接続されたロ
ーパスフィルタと、該ローパスフィルタの他端の送受信
分岐点と接地との間に接続された第１のコイルと、前記
送受信分岐点にカソード側が接続され送信部端子との間
に接続された第１のスイッチングダイオードと、該第１
のスイッチングダイオードのアノードに対してバイアス
電圧を与え送信時にオンし受信時にオフする制御を行う
送信側バイアス回路と、前記送受信分岐点にカソード側
が接続され受信部端子との間に接続された第２のスイッ
チングダイオードと、該第２のスイッチングダイオード
のアノードに対してバイアス電圧を与え受信時にオンし
送信時にオフする制御を行う受信側バイアス回路とが備
えられたアンテナ切替回路において、 受信側の前記第２のスイッチングダイオードのアノード
と前記受信部端子との間に、該第２のスイッチングダイ
オードのアノードにアノード側が接続された第３のスイ
ッチングダイオードと、 該第３のスイッチングダイオードのカソード側と接地と
の間に接続された第２のコイルとが設けられ、 送信時に前記第２のスイッチングダイオードに流れる電
流を抑圧して歪みが発生しないようにしたことを特徴と
するアンテナ切替回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8265110A JPH1093472A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | アンテナ切替回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8265110A JPH1093472A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | アンテナ切替回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1093472A true JPH1093472A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17412755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8265110A Pending JPH1093472A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | アンテナ切替回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1093472A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000286609A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-13 | Kyocera Corp | アンテナ回路 |
| JP2002152150A (ja) * | 2001-09-26 | 2002-05-24 | Agilent Technologies Japan Ltd | マルチポートデバイスを測定するためのテストセット |
| JP2003046408A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 複合高周波部品及び移動体通信装置 |
| JP2010263575A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Kenwood Corp | 送受信切替回路及び無線通信機 |
| DE102013213981A1 (de) * | 2013-07-17 | 2015-01-22 | Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg | Spule für Schalteinrichtung mit hoher Hochfrequenzleistung |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP8265110A patent/JPH1093472A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000286609A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-13 | Kyocera Corp | アンテナ回路 |
| JP2003046408A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 複合高周波部品及び移動体通信装置 |
| JP2002152150A (ja) * | 2001-09-26 | 2002-05-24 | Agilent Technologies Japan Ltd | マルチポートデバイスを測定するためのテストセット |
| JP2010263575A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Kenwood Corp | 送受信切替回路及び無線通信機 |
| DE102013213981A1 (de) * | 2013-07-17 | 2015-01-22 | Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg | Spule für Schalteinrichtung mit hoher Hochfrequenzleistung |
| US10115510B2 (en) | 2013-07-17 | 2018-10-30 | Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg | Coil for a switching device with a high-frequency power |
| US10192663B2 (en) | 2013-07-17 | 2019-01-29 | Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg | Coil for a switching device with a high-frequency power |
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