JPH0737329A - 光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステム装置 - Google Patents

光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステム装置

Info

Publication number
JPH0737329A
JPH0737329A JP20030893A JP20030893A JPH0737329A JP H0737329 A JPH0737329 A JP H0737329A JP 20030893 A JP20030893 A JP 20030893A JP 20030893 A JP20030893 A JP 20030893A JP H0737329 A JPH0737329 A JP H0737329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical
information
level
optical disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20030893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kudo
隆至 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP20030893A priority Critical patent/JPH0737329A/ja
Publication of JPH0737329A publication Critical patent/JPH0737329A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク等の情報記録媒体に記録されたデ
ータの再生信号の信頼性と交換性とを向上させる。 【構成】 光ディスク上にスポットを照射して情報の記
録/再生を行う装置において、光ピックアップのフォー
カス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、光ピッ
クアップのフォーカス位置によって情報再生信号を二値
化するスライスレベルを設定するスライスレベル設定手
段とを備え、光ピックアップのフォーカス位置によって
情報再生信号のスライスレベルを調整する。 【効果】 フォーカス検出用受光素子の経時変化による
フォーカスずれが発生しても、再生信号の二値化処理が
確実に行えるので、再生信号の信頼性と交換性とが向上
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスクや光磁気
ディスクなどの情報記録媒体に記録された情報の記録/
再生を行う光情報記録再生装置に係り、特に、再生時
に、光ディスク等の情報記録媒体に記録されたデータの
再生信号の信頼性と交換性とを向上させた光情報記録再
生装置の光ディスクドライブシステム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光情報記録再生装置では、通常、光ディ
スク上に記録されたデータ信号の再生時には、光ディス
クから読み取ったアナログ記録データを、AGC(オー
トゲインコントロール)回路によって信号振幅を一定に
保持した状態で、予め設定されたスライスレベルでスラ
イスして、復調前のデータコード信号を生成するように
している。この場合に用いられるスライス方法として
は、例えば、A−D変換器と、デジタルピークホールド
回路と、デジタルボトムホールド回路とを使用して、自
動的にスライスレベルを制御するスライスレベル制御方
法が知られている(特開昭63−201955号公
報)。
【0003】また、読み取ったアナログ信号をデジタル
化する過程で、アナログのデータ信号の振幅に応じてス
ライスレベルを制御するスライスレベル制御方法も知ら
れている(特開平2−81368号公報)。このよう
に、従来の光情報記録再生装置の記録データの再生方法
では、光ディスク上のアナログ記録データの再生信号
を、AGC回路によってその再生信号の振幅を一定に保
ちながら、予め設定されたスライスレベルでスライスす
ることにより、復調前のデータコード信号を得ている。
【0004】図5は、従来の光情報記録再生装置におけ
る再生信号検出回路について、その要部構成の一例を示
す機能ブロック図である。図において、1は第1の二値
化用コンパレータ、2は第2の二値化用コンパレータ、
3はセット・リセットフリップフロップ回路を示し、ま
た、SL−AとSL−Bは第1と第2のスライスレベル
を設定するためのスライス電圧を示す。
【0005】光ディスクに記録された情報の再生信号
は、図示しないローパスフィルタ、アッテネーション、
AGC回路等からなる処理回路によって微分された後、
この図5に示す再生信号検出回路へ入力される。そし
て、微分された再生信号が、この図5の再生信号検出回
路によってスライスされ、再生信号が生成される。
【0006】図6は、図5に示した従来の再生信号検出
回路について、信号検出時の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。図の信号波形で、AはAGC回路か
ら出力される再生信号、Bは微分後の再生信号、Cは第
1の二値化用コンパレータ1から出力されるパルス信
号、Dは第2の二値化用コンパレータ2から出力される
パルス信号、Eはセット・リセットフリップフロップ回
路3から出力される再生信号を示す。
【0007】この図6に示すように、図示されない処理
回路によってAGC処理された後の再生信号(図のA)
が同じく図示されない処理回路によって微分されて、図
6のBに示すような波形で、図5の第1の二値化用コン
パレータ1の(+)端子と、第2の二値化用コンパレー
タ2の(−)端子へ、それぞれ入力される。この場合
に、一方の第1の二値化用コンパレータ1の(−)端子
(スライスレベル設定端子)には、第1のスライスレベ
ルSL−Aを設定するためのスライス電圧が、また、他
方の第2の二値化用コンパレータ2の(+)端子(スラ
イスレベル設定端子)には、第2のスライスレベルSL
−Bを設定するためのスライス電圧が、それぞれ与えら
れている。
【0008】したがって、第1の二値化用コンパレータ
1からは、図6のCに示すように、Bの微分後の再生信
号が、第1のスライスレベルSL−Aよりも高い電圧の
区間だけがハイレベル(出力H)となるパルス信号が出
力される。また、第2の二値化用コンパレータ2から
は、図6のDに示すように、逆に、Bの微分後の再生信
号が、第2のスライスレベルSL−Bよりも低い電圧の
区間だけがハイレベル(出力H)となるパルス信号が出
力される。
【0009】そして、図6のCに示す第1の二値化用コ
ンパレータ1からのパルス信号は、セット・リセットフ
リップフロップ回路3のリセット端子Rへ与えられ、ま
た、図6のDに示す第2の二値化用コンパレータ2から
のパルス信号は、セット・リセットフリップフロップ回
路3のセット端子Sへ与えられる。このセット・リセッ
トフリップフロップ回路3によって、再生信号のゼロク
ロス点が求められ、図6のEに示すように、出力端子Q
から再生信号が得られる。
【0010】ところで、従来の再生信号検出回路におけ
る再生信号のスライス方法では、スライス処理によって
デジタル化する前のアナログ再生信号の信号振幅の変動
に関しては、格別の配慮が行われていない。その結果、
再生信号にエラーが発生される、という問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の光情報記録再生
装置において、アナログ再生信号で生じる信号振幅の変
動の原因としては、多種多様な要因が考えられる。例え
ば、レーザーパワーのバラツキや、光ディスクの製造過
程で生ずる情報ピットの形状のバラツキ(約20%のバ
ラツキが生じる)、あるいはノイズによるバラツキ等を
挙げることができる。
【0012】その他に、レーザースポットのフォーカス
位置、光ディスクの半径位置(内外周)による再生信号
振幅の変動も大きな要因と考えられる。すなわち、レー
ザースポットが光ディスクの合焦点となっている状態で
は、再生信号の振幅が最適な大きさに設定されている
が、レーザースポットが合焦点からずれると、再生信号
の振幅は小さくなる。
【0013】そこで、従来の光ディスクドライブ装置で
は、レーザースポットが合焦点になるようにフォーカス
サーボをかけるように制御している。このフォーカスサ
ーボ制御では、フォーカス用二分割受光素子でそれぞれ
受光されて光電変換された電流を、次の電流−電圧変換
器で変換し、両者の電圧値の差が0Vになるように制御
している。
【0014】しかし、フォーカス用受光素子の組み付け
時に、組み付け誤差が発生することは基本的に不可避で
あり、また、組み付け後も、受光素子は経時変化により
特性が変化するので、合焦点ではない位置にサーボ制御
されるケースが発生する。さらに、光ディスクの内周と
外周では、信号振幅に変化があり、例えば、内周の3T
パターン(同期信号検出用のパターン)は、外周の3T
パターンに比べて信号振幅が小さくなっている。
【0015】その原因としては、CAV方式(回転角一
定方式)で記録した光ディスクの場合には、内周の記録
密度が高く、外周の記録密度は低いために生じると考え
られている。そして、これらの多種多様な原因によって
アナログ再生信号の振幅が変化すると、一定(固定)の
二値化スライスレベルでは、スライス動作が不可能とな
る、という事態が生じる恐れがある。
【0016】この発明では、従来の光情報記録再生装置
における不都合、すなわち、特に、スライス処理によっ
てデジタル化する前のアナログ再生信号の信号振幅の変
動に関して、格別配慮されていないので、再生信号にエ
ラーが生じる、という不都合を解決し、再生信号の信頼
性と互換性とを向上させることを目的とする(請求項1
から請求項3の発明)。また、簡単な構成の回路によ
り、再生信号の信号振幅レベルが調整できるようにし
て、再生信号の信頼性を向上させることを目的とする
(請求項4から請求項6の発明)。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
光ディスク上にスポットを照射して情報の記録/再生を
行う光情報記録再生装置において、光ピックアップのフ
ォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前
記光ピックアップのフォーカス位置によって情報再生信
号を二値化するスライスレベルを設定するスライスレベ
ル設定手段とを備え、光ピックアップのフォーカス位置
によって情報再生信号のスライスレベルを調整するよう
に構成している。
【0018】第2に、上記第1の光ディスクドライブシ
ステム装置において、トラックエラー信号振幅のピーク
値をホールドするピークホールド回路と、該ピークホー
ルド回路にホールドされたトラックエラー信号振幅のピ
ーク値を検出するピーク値検出回路と、トラックエラー
信号振幅のボトム値をホールドするボトムホールド回路
と、該ボトムホールド回路にホールドされたトラックエ
ラー信号振幅のボトム値を検出するボトム値検出回路
と、前記ピーク値検出回路とボトム値検出回路とによっ
てそれぞれ検出されたピーク値とボトム値とを減算する
減算器とを備え、フォーカス制御のみを行った状態で、
トラックエラー信号振幅のピーク値とボトム値とを検出
し、該ピーク値とボトム値との減算結果と、基準電圧の
演算結果とを、二値化コンパレータの二値化基準入力電
圧とする構成である。
【0019】第3に、光ディスク上にスポットを照射し
て情報の記録/再生を行う光情報記録再生装置におい
て、光ディスク上に記録されている情報の番地を表すア
ドレス信号を検出するアドレス信号検出手段と、検出さ
れたアドレス信号に応じて情報再生信号を二値化するス
ライスレベルを設定する手段とを備え、光ディスクのア
ドレス信号によって情報再生信号のスライスレベルを調
整するように構成している。
【0020】第4に、光ディスク上にスポットを照射し
て情報の記録/再生を行う光情報記録再生装置におい
て、光ピックアップのフォーカス位置を検出するフォー
カス位置検出手段と、前記光ピックアップのフォーカス
位置によって情報再生信号のアッテネーションレベルを
設定するアッテネーションレベル設定手段とを備え、光
ピックアップのフォーカス位置によって情報再生信号の
アッテネーションレベルを調整するように構成してい
る。
【0021】第5に、光ディスク上にスポットを照射し
て情報の記録/再生を行う光情報記録再生装置におい
て、光ディスク上に記録されている情報の番地を表すア
ドレス信号を検出するアドレス信号検出手段と、検出さ
れたアドレス信号に応じて情報再生信号のアッテネーシ
ョンレベルを設定するアッテネーションレベル設定手段
とを備え、光ディスクのアドレス信号によって情報再生
信号のアッテネーションレベルを設定するように構成し
ている。
【0022】第6に、上記第5の光ディスクドライブシ
ステム装置において、アッテネーションレベルとアドレ
ス信号との変換テーブルを備え、アドレス信号に応じた
情報再生信号のアッテネーションレベルの設定時に、前
記変換テーブルを用いる構成である。
【0023】
【作用】この発明では、スライス処理によってデジタル
化する前のアナログ再生信号の信号振幅の変動の原因は
多種であり、特に、レーザーのスポット位置を合焦点へ
制御するフォーカスサーボにおいては、フォーカス用二
分割受光素子の組み付け時の誤差や経時変化による特性
の変化が問題となり、また、CAV方式で記録した光デ
ィスクの場合には、内周の記録密度が高くて外周の記録
密度が低いため、光ディスクの内周と外周で信号振幅に
変化が生じるので、一定(固定)の二値化スライスレベ
ルでは、スライス動作が不可能になる、という不都合
は、スライス処理によってデジタル化する前のアナログ
再生信号の信号振幅の変動は、光ピックアップのフォー
カス位置や半径位置に応じてスライスレベルを変化させ
れば解決できる、という点に着目して、再生信号の信頼
性と互換性とを向上させている(請求項1から請求項3
の発明)。
【0024】また、再生信号の信号振幅を調整するアッ
テネータのレベルを、光ディスクの情報の番地を表すア
ドレス信号によって変化させることにより、簡単な構成
の回路を使用するだけで、再生信号の信号振幅レベルの
調整を可能にしている(請求項4から請求項6の発明) 光ディスク上に記録されている情報は、光ピックアップ
によって再生されるので、ここで、光ピックアップにつ
いて説明する。
【0025】図7は、従来から使用されている光ピック
アップについて、その要部の詳細な構成を示す図で、
(1) は全体配置を示す上面図、(2) はその一部拡大側面
図である。図において、11は半導体レーザー(光
源)、12はカップリングレンズ、13は第1のビーム
スプリッタ、13aはその偏光面、14は三角プリズ
ム、15は対物レンズ、16は光ディスク、17は集光
レンズ、18はナイフエッジプリズム、19はフォーカ
ス受光素子、20は第2のビームスプリッタ、21はM
O受光素子、22はトラック受光素子、23は光源用前
方フォトダイオードを示す。
【0026】この図7(1) に示すように、半導体レーザ
ー11からの出射光は、カップリングレンズ12によっ
て平行光にされ、第1のビームスプリッタ13、三角プ
リズム14、対物レンズ15を通って、光ディスク16
上に入射される。三角プリズム14と、対物レンズ15
と、光ディスク16との配置関係は、図7(2) の側面図
に示されている。
【0027】このような径路で、光ディスク16へ入射
した光は、光ディスク16上に記録された情報によるカ
ー回転によって回転される。そして、光ディスク16か
らの反射光、すなわち、第1のビームスプリッタ13に
入射する戻り光は、図7(1) に示すように、第1のビー
ムスプリッタ13の偏光面13aで反射され、集光レン
ズ17、ナイフエッジプリズム18を通ってフォーカス
受光素子19へ入射される。
【0028】したがって、このフォーカス受光素子19
に入射される光量によって、光ピックアップのフォーカ
ス位置を検出することができる。また、第2のビームス
プリッタ20は、レーザー光のカー回転方向の変化を取
り出す光学素子である。
【0029】この第2のビームスプリッタ20によって
カー回転方向を取り出し、MO受光素子21によってそ
の光を光電変換する。この場合に、ナイフエッジプリズ
ム18からの光は、同時に、第2のビームスプリッタ2
0を通ってトラック受光素子22に入射する。
【0030】そのため、トラック受光素子22へ入射す
る光量によって、光ピックアップのトラック位置を検出
することができる。なお、光源用前方フォトダイオード
23は、半導体レーザー11の発光パワーを制御するた
めの受光素子で、第1のビームスプリッタ13の偏光面
13aで反射された光の一部が入射される。
【0031】このように、光ピックアップには、フォー
カス受光素子19、MO受光素子21、トラック受光素
子22、光源用前方フォトダイオード23等の受光素子
が設けられており、フォーカス受光素子19と、トラッ
ク受光素子22とは、二分割受光素子で構成されてい
る。そして、光情報記録再生装置の光ディスクドライブ
システム装置では、これら両受光素子の光が光電変換さ
れた後、次の電流−電圧変換器で変換され、両者の電圧
値の差や和による信号が、制御信号や再生信号として使
用される。
【0032】そして、この発明では、光ピックアップに
設けられたフォーカス受光素子19やMO受光素子2
1、トラック受光素子22等の光電変換出力が、フォー
カス位置や半径位置の検出に使用されたり、光ディスク
の情報の番地を表すアドレス信号の検出に使用される。
以上に述べた光ピックアップは、従来と同様の構成であ
るが、この発明の光ディスクドライブシステム装置を説
明するための前提になるので、図7を参照して詳しく説
明した。
【0033】
【実施例1】次に、この発明の光情報記録再生装置の光
ディスクドライブシステム装置について、図面を参照し
ながら、その実施例を詳細に説明する。この実施例は、
主として請求項1と請求項2の発明に対応しているが、
請求項3から請求項6の発明にも関連している。
【0034】この実施例では、スライス処理によってデ
ジタル化する前の再生アナログ信号の信号振幅の変動に
よって、二値化スライス処理が行えなくなる、という不
都合を解決するために、光ピックアップのフォーカス位
置によって情報再生信号のスライスレベルを調整する点
に特徴を有している(請求項1の発明)。さらに、情報
再生信号のスライスレベルの調整に際して、トラックエ
ラー信号の振幅のピーク値とボトム値とを検出して両値
を減算し、その減算と基準電圧との演算結果を、二値化
コンパレータの二値化基準入力電圧とすることにより、
最適なスライスレベルが設定されるようにしている(請
求項2の発明)。
【0035】図1は、この発明の光情報記録再生装置の
光ディスクドライブシステム装置について、その要部構
成の一実施例を示す機能ブロック図である。図におい
て、31は光ディスク、32はスピンドルモータ、33
はトラックアクチュエータ、34はトラック信号用二分
割受光素子、35はMO信号用受光素子、36はフォー
カス信号用二分割受光素子、37と38は第1と第2の
トラック信号用I−V変換器(電流−電圧変換器)、3
9はMO信号用I−V変換器、40と41は第1と第2
のフォーカス信号用I−V変換器、42と43は第1と
第2のトラック信号加算回路、44はトラック信号減算
回路、45はフォーカス信号加算回路、46はフォーカ
ス信号減算回路、47はトラック和信号MO信号加減算
回路、48はローパスフィルタ、49は減衰器(アッテ
ネータ)、50はAGC回路、51は微分回路、52は
パルス検出回路、53はトラック和信号用アッテネータ
(ATT1)、54はトラック差信号用アッテネータ
(ATT2)、55はフォーカス和信号用アッテネータ
(ATT3)、56はフォーカス差信号用アッテネータ
(ATT4)、57はマルチプレクサ、58はA/D変
換器、59は除算回路、60はトラック信号用D/A変
換器、61はフォーカス信号用D/A変換器、62はM
CU(マイクロプロセッサ)、63は二値化スライスレ
ベル設定用D/A変換器、64は光ピックアップ、65
はトラックアクチュエータ駆動用パワーアンプ、66は
フォーカスアクチュエータ駆動用パワーアンプ、67は
フォーカスアクチュエータ、68はアドレス検出手段を
示す。
【0036】理解を容易にするために、最初に、従来と
共通する動作から説明する。光ディスク31は、スピン
ドルモータ32によって回転駆動される。そして、回転
している光ディスク31に記録されている情報を、光ピ
ックアップ64によって再生する。
【0037】この光ピックアップ64の構成と動作につ
いては、先の図7に関連して、詳しく述べた。この図1
では、光ピックアップ64内に、トラック信号用二分割
受光素子34と、MO信号用受光素子35と、フォーカ
ス信号用二分割受光素子36とが設けられていることを
示している。
【0038】そして、トラック信号用二分割受光素子3
4により光電変換された電流は、それぞれ第1と第2の
トラック信号用I−V変換器37,38によって、電圧
に変換される。また、光ピックアップ64内に取り付け
られたMO信号用受光素子35により光電変換された電
流も、MO信号用I−V変換器39によって、電圧に変
換される。
【0039】同様に、光ピックアップ64内のフォーカ
ス信号用二分割受光素子36により光電変換された電流
も、それぞれ第1と第2のフォーカス信号用I−V変換
器40,41によって電流電圧変換される。まず、第1
と第2のトラック信号用I−V変換器37,38の出力
が、トラック信号加算回路42によって加算される。
【0040】その後、この加算電圧出力と、MO信号用
I−V変換器39の出力電圧とが、トラック和信号MO
信号加減算回路47へ与えられ、加算/減算される。こ
の場合に、トラック和信号MO信号加減算回路47は、
光ディスク31に予め記録されているID,VFOなど
のプリフォーマット信号の再生時には、加算を行い、光
ディスク31のデータ領域の情報の再生時には、減算を
行うよう制御される。
【0041】プリフォーマット信号は、ピットの有無に
よって、光ディスク31上に情報の記録が行われている
ので、トラック和信号により情報の再生が行える。他
方、データ領域の記録信号は、光磁気記録信号(レーザ
ー光スポットを光ディスク31上に照射すると同時に磁
気ヘッドにより磁界を印加することにより情報記録を行
っている信号)であるため、カー回転方向の検出を行う
必要があり、トラック和信号MO信号加減算回路47に
よって減算を行っている。
【0042】この加減算の指示は、MCU62が行って
いる。トラック和信号MO信号加減算回路47からの情
報再生信号は、高帯域のノイズをカットするために、ロ
ーパスフィルタ48へ入力される。ローパスフィルタ4
8によってノイズがカットされた信号は、減衰器49へ
入力され、再生信号振幅の振幅調整が行われた後、AG
C回路50により再生信号の振幅が一定レベルとなるよ
う制御される。
【0043】その後、微分回路51によって再生信号の
ゼロクロス点を求め、再生信号の二値化処理を、パルス
検出回路52によって行う。したがって、パルス検出回
路52から、二値化再生信号が得られる。以上の構成と
動作は、従来の光ディスクドライブシステム装置と基本
的に同様である。
【0044】この場合に、従来の光情報記録再生装置で
は、パルス検出回路52の二値化スライスレベルは、一
定レベルに設定されていた。この発明の光情報記録再生
装置の光ディスクドライブシステム装置では、すでに述
べたように、トラックエラー信号振幅のレベルによっ
て、パルス検出回路52のスライスレベルを変化させる
点に特徴を有している。
【0045】そのためには、光ディスクドライブ装置の
動作前にフォーカス引き込み終了状態にしておき、フォ
ーカス位置によって変化するトラックエラー信号振幅の
レベルを検出する必要がある。次に、トラックサーボ用
のトラック信号と、フォーカスサーボ用のフォーカス信
号の検出方法について、順次説明する。
【0046】まず、トラックサーボ用のトラック信号
は、第1と第2のトラック信号用I−V変換器37,3
8の和信号をトラック信号加算回路43によって加算
し、トラック信号用I−V変換器37,38の出力電圧
の差をトラック信号減算回路44によって求める。この
ようにして得られたトラック和信号とトラック差信号
は、それぞれトラック和信号用アッテネータ53と、ト
ラック差信号用アッテネータ54を通ってマルチプレク
サ57へ与えられる。
【0047】そして、マルチプレクサ57によって、時
分割的にA/D変換器58へ出力されてA/D変換され
る。A/D変換されたトラック差信号は、除算回路59
によってトラック和信号で割算され、その商が一定値以
内となるように、トラックアクチュエータ駆動用パワー
アンプ65が、トラックアクチュエータ33を駆動させ
る。
【0048】他方、フォーカス信号は、次のようにして
検出される。光ピックアップ64内のフォーカス信号用
二分割受光素子36により光電変換された信号を、第1
と第2のフォーカス信号用I−V変換器40,41によ
って電流電圧変換し、それぞれの出力電圧を、フォーカ
ス信号加算回路45へ与えてフォーカス和信号を求め、
また、フォーカス信号減算回路46へ与えてフォーカス
差信号を求める。
【0049】そして、先のトラックサーボ用のトラック
信号と同様に、マルチプレクサ57によって時分割的に
A/D変換し、除算回路59により除算する。このフォ
ーカス信号についても、フォーカス和信号が一定値以上
になったかどうか(合焦かどうか)により、除算回路5
9による除算結果から判断し、フォーカス信号用D/A
変換器61からの信号によって、フォーカスアクチュエ
ータ駆動用パワーアンプ66がフォーカスアクチュエー
タ67を駆動させる。この関係を、次の図2のタイムチ
ャートで説明する。
【0050】図2は、この発明の光ディスクドライブシ
ステム装置について、信号検出時の動作を説明するため
のタイムチャートである。図の信号波形に付けたA〜E
は図6に対応しており、TEはトラックエラー信号を示
す。
【0051】この図2では、前半にフォーカス位置が最
適な状態の場合、後半にフォーカス位置がずれている状
態の場合を示している。まず、フォーカス位置が最適な
状態では、従来例を示した図6と同様に、第1のスライ
スレベルSL−Aと、第2のスライスレベルSL−Bと
を設定する。
【0052】これに対して、AGC処理された後の再生
信号(図2のA)のレベルが変化して、フォーカス位置
がずれているときは、図2のBの後半に示すように、微
分後の再生信号の振幅が小さくなる。そこで、この図2
のBに示すように、微分後の再生信号の振幅を検出し、
その振幅値によって、二値化スライスレベルを変化させ
る(請求項1の発明)。
【0053】このように、微分後の再生信号の振幅(図
2のB)を検出し、その振幅値によって、第1のスライ
スレベルSL−Aと、第2のスライスレベルSL−Bと
を可変制御すれば、図2のCに示すようなパルス信号
と、図2のDに示すような、パルス信号が出力されるの
で、図2の前半に示したのと同様に、二値化エラーのな
い再生信号が得られる(図2のE)。
【0054】図3は、この発明の光ディスクドライブシ
ステム装置における再生信号検出回路について、その要
部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。図にお
ける符号は図5と同様であり、また、71はピークホー
ルド回路、72はボトムホールド回路、73は減算器、
74は第1の演算回路、75は第1の二値化用スライス
レベル設定用の基準電圧回路、76は第2の演算回路、
77は第2の二値化用スライスレベル設定用の基準電圧
回路を示す。
【0055】この図3に示すように、トラックエラー信
号(トラック差信号)TEの振幅のピーク値をホールド
するピークホールド回路71と、そのボトム値をホール
ドするボトムホールド回路72とを設け、フォーカス制
御のみを行った状態(トラッキング制御は行わない状
態)で、減算器73によって、検出されたピーク値とボ
トム値とを減算して、トラックエラー信号の信号振幅を
求める。そして、得られたトラックエラー信号の信号振
幅の大きさ(ピーク値とボトム値との減算結果)によっ
て、第1と第2の二値化用コンパレータ1,2の比較レ
ベル設定端子の電圧を変化させる。
【0056】すなわち、第1の演算回路(例えばOPア
ンプ)74の出力によって、第1の二値化用スライスレ
ベル設定用の基準電圧回路75の出力を制御し、第2の
演算回路(例えばOPアンプ)76の出力によって、第
2の二値化用スライスレベル設定用の基準電圧回路77
の出力を制御する。したがって、先の図2のBに示した
ように、第1と第2の二値化用コンパレータ1,2の比
較レベル(スライスレベル)が可変制御され、二値化エ
ラーの発生が防止されるので、信頼性が向上される(請
求項2の発明)。
【0057】
【実施例2】次に、第2の実施例を説明する。この第2
の実施例は、請求項3の発明に対応している。この第2
の実施例では、再生信号の振幅レベルは、光ディスクの
内周、外周によって変化する点に着目し、光ピックアッ
プの現在位置が、内周、中周、外周のいずれであるかに
応じて、スライスレベルを可変制御している。具体的な
構成は、先の図1に示したパルス検出回路52によっ
て、光ディスク31のID部(トラック番号)を再生
し、そのトラック位置情報をMCU62へ与える。
【0058】このトラック位置情報を受けたMCU62
は、光ディスク31のトラック位置に応じて、二値化ス
ライスレベル設定用D/A変換器63に対して二値化ス
ライスレベル設定信号を与えることにより、再生信号の
二値化スライスレベルを設定すればよい。以上のよう
に、この第2の実施例では、フォーカス位置によって二
値化用スライスレベルを可変制御することにより、簡単
な構成の回路を使用するだけで、再生信号の振幅レベル
を調整することができる。
【0059】
【実施例3】次に、第3の実施例を説明する。この第3
の実施例は、請求項4の発明に対応している。先の第2
の実施例では、フォーカス位置によって二値化用スライ
スレベルを可変制御したが、スライスレベルを変更する
代りに、減衰器49のレベルを変更することも可能であ
る。
【0060】この場合には、トラックエラー信号の信号
振幅(図1のトラック信号減算回路44の出力)を、マ
ルチプレクサ57を介してA/D変換器58へ入力さ
せ、そのA/D変換出力を、MCU62へ与える。この
トラックエラー信号の信号振幅情報を受けたMCU62
は、この信号振幅情報に応じて、減衰器49のレベルを
調整する。
【0061】このように、減衰器49のレベル(アッテ
ネーションレベル)を調整する、という簡単な構成によ
って、再生信号の二値化スライスが不能になる、という
不都合が防止される。具体的な減衰器49のレベル調整
方法としては、予め複数レベル(例えば3段階のレベ
ル)が設定可能な構成にしておき、トラックエラー信号
の信号振幅が「レベル1」より高いときは、アッテネー
ションレベルATT3に設定する。
【0062】また、トラックエラー信号の信号振幅が
「レベル2」より高く「レベル1」より低いときは、ア
ッテネーションレベルATT2に設定する。さらに、ト
ラックエラー信号の信号振幅が「レベル3」より低いと
きは、アッテネーションレベルATT1に設定する。こ
のようなトラックエラー信号の信号振幅のレベル判断
は、MCU62が行うこともできるし、アナログ的な比
較器を使用することも可能である。
【0063】この場合の「ATT(アッテネーション)
レベル」の大小関係は、 レベルATT3(仮りに0.7倍)<ATT2(仮りに
0.8倍)<ATT1(仮りに0.9倍) のように設定しておく。また、トラックエラー信号の信
号振幅の判定レベルの大小関係は、 レベル1(仮りに0.9V)<レベル2(仮りに0.8
V)<レベル3(仮りに0.7V) のように設定する。
【0064】
【実施例4】次に、第4の実施例を説明する。この第4
の実施例は、請求項5と請求項6の発明に対応してい
る。この第4の実施例では、減衰器49のレベル調整
に、情報のアドレス番地が書かれているアドレス信号の
検出によって行っている。
【0065】すでに述べたように、再生信号の振幅レベ
ルは、光ディスクの内周、中周、外周によって変化す
る。そこで、減衰器49のレベル調整に、光ディスク3
1上に情報が書かれているアドレス信号を検出して使用
する。例えば、図1のパルス検出回路52の出力(二値
化再生信号)について、アドレス検出手段68によって
ディスク31のID部(情報のアドレス信号)を検出
し、情報のアドレス番地を示すアドレス情報をMCU6
2へ与える。
【0066】このアドレス情報を受けたMCU62は、
光ディスク31のアドレス信号に応じて、減衰器49に
対して、アッテネーションレベル設定信号を与えて、再
生信号の振幅レベルが最適となるアッテネーションレベ
ルを設定する(請求項5の発明)。その手順は、MCU
62は、アドレス検出手段68からの信号により、情報
のアドレス番地を示す信号を検出する。
【0067】そして、検出したアドレス信号に応じて、
例えば3段階のアッテネーションレベルを設定する。例
えば、全トラック数が10,000トラックの光ディス
クの場合には、3,333トラックずつに区切り、内周
を3,333トラック以下、中周を3,334トラック
以上6,666トラック以下、外周を6,667トラッ
ク以上、と定義することができる。
【0068】そして、内周のときは、アッテネーション
レベルATT1に設定し、中周のときは、アッテネーシ
ョンレベルATT2、外周のときは、アッテネーション
レベルATT3、に設定する。この場合の「ATT(ア
ッテネーション)レベル」の大小関係は、 レベルATT3(仮りに0.7倍)<ATT2(仮りに
0.8倍)<ATT1(仮りに0.9倍) のように設定しておく。
【0069】そして、光ディスク31上のトラック位置
に対応して、最適なアッテネーションレベルを選択す
る。次に、以上の制御動作をフローで説明する。
【0070】図4は、この発明の光ディスクドライブシ
ステム装置について、アッテネーションレベルの設定時
の主要な処理の流れを示すフローチャートである。図に
おいて、#1〜#6はステップを示す。
【0071】ステップ#1で、トラックNo(アドレ
ス)が3,333以下であるか否か判断する。そして、
3,333以下であれば、ステップ#2で、ATT1を
設定する。
【0072】もし、3,333以下でなければ、ステッ
プ#3へ進み、トラックNoが6,666以下であるか
否か判断する。6,666以下であれば、ステップ#4
で、ATT2を設定する。また、6,666以下でなけ
れば、ステップ#5へ進み、トラックNoが6,667
以上であるか否か判断する。
【0073】6,667以上であれば、ステップ#6
で、ATT3を設定する。もし、6,667以上でなけ
れば、この図4のフローを終了する。以上のステップ#
1〜#6の処理によって、アドレス信号に対応した最適
なアッテネーションレベルが設定される。
【0074】また、他の実施例として、このようなアッ
テネーションレベルATT1〜ATT3と、アドレス信
号との変換テーブルを設けておくこともできる。この場
合には、図4のフローの代りに、アドレス信号により変
換テーブルを参照して、アッテネーションレベルATT
1〜ATT3を設定する(請求項6の発明)。
【0075】
【発明の効果】請求項1の光情報記録再生装置の光ディ
スクドライブシステム装置では、光ピックアップのフォ
ーカス位置を検出する手段(図1の36,40,41,
45,46,57,58)と、光ピックアップのフォー
カス位置によって情報再生信号を二値化するスライスレ
ベルを設定する手段(図1の62,63)とを備え、光
ピックアップのフォーカス位置によって情報再生信号の
スライスレベルを調整している。したがって、フォーカ
ス用二分割受光素子の組み付け時の誤差や経時変化によ
る特性の変化等により、フォーカスずれが発生しても、
再生信号の二値化処理が確実に行えるので、再生信号の
信頼性と互換性とが向上される。
【0076】請求項2の光ディスクドライブシステム装
置では、先の請求項1の装置において、光ピックアップ
のフォーカス位置による情報再生信号のスライスレベル
調整を、フォーカス制御のみを行った状態(トラック制
御は行っていない状態)で、ピークホールド回路(図3
の71)によってトラックエラー信号振幅のピーク値を
検出し、ボトムホールド回路(図3の72)によってそ
のボトム値を検出し、得られたピーク値とボトム値との
減算結果と、基準電圧の演算結果とを、二値化コンパレ
ータ(図3の1,2)の二値化基準入力電圧としてい
る。したがって、簡単な構成の回路で、光ピックアップ
のフォーカス位置を検出することができる。
【0077】請求項3の光ディスクドライブシステム装
置では、光ディスク上に記録されている情報の番地を表
すアドレス信号を検出する手段(図1の34,35,3
7,38,39,42,47,48,49,50,5
1,52,68)と、光ディスク上に記録されている情
報の番地を表わすアドレス信号と、検出されたアドレス
信号に応じて情報再生信号を二値化するスライスレベル
を設定する手段(図1の62,63)とから、光ディス
クのアドレス信号によって情報再生信号のスライスレベ
ルを調整している。したがって、光ディスクの再生信号
の振幅が、トラック位置によって変化しても、再生信号
の二値化処理が確実に行えるので、再生信号の信頼性と
互換性とが向上される。
【0078】請求項4の光ディスクドライブシステム装
置では、フォーカス位置を検出する手段(図1の36,
40,41,45,46,57,58)と、光ピックア
ップのフォーカス位置によって情報再生信号のアッテネ
ーションレベルを設定する手段(図1の62,63)と
を備え、光ピックアップのフォーカス位置によって情報
再生信号のアッテネーションレベルを調整している。し
たがって、フォーカスずれが発生しても、再生信号の二
値化処理が確実に行えるので、再生信号の信頼性と互換
性とが向上される。
【0079】請求項5の光ディスクドライブシステム装
置では、光ディスク上に記録されている情報の番地を表
すアドレス信号を検出する手段(図1の34,35,3
7,38,39,42,47,48,49,50,5
1,52,68)と、光ディスク上に記録されている情
報の番地を表わすアドレス信号、および検出されたアド
レス信号に応じて情報再生信号のアッテネーションレベ
ルを設定する手段(図1の62,63)とを備え、光デ
ィスクのアドレス信号によって情報再生信号のアッテネ
ーションレベルを設定している。したがって、光ディス
クの再生信号の振幅が、光ディスクの内外周によって変
化しても、信号振幅の変化を調整することが可能とな
り、再生信号の信頼性と互換性とが向上される。
【0080】請求項6の光ディスクドライブシステム装
置では、先の請求項5の装置において、アッテネーショ
ンレベルとアドレス信号との変換テーブルを備え、アド
レス信号に応じた情報再生信号のアッテネーションレベ
ルの設定時に、変換テーブルを用いている。したがっ
て、請求項5の装置に比べて、アッテネーションレベル
の設定時の処理を一層迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光情報記録再生装置の光ディスクド
ライブシステム装置について、その要部構成の一実施例
を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の光ディスクドライブシステム装置に
ついて、信号検出時の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図3】この発明の光ディスクドライブシステム装置に
おける再生信号検出回路について、その要部構成の一実
施例を示す機能ブロック図である。
【図4】この発明の光ディスクドライブシステム装置に
ついて、アッテネーションレベルの設定時の主要な処理
の流れを示すフローチャートである。
【図5】従来の光情報記録再生装置における再生信号検
出回路について、その要部構成の一例を示す機能ブロッ
ク図である。
【図6】図5に示した従来の再生信号検出回路につい
て、信号検出時の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図7】従来から使用されている光ピックアップについ
て、その要部の詳細な構成を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の二値化用コンパレータ 2 第2の二値化用コンパレータ 3 セット・リセットフリップフロップ回路 71 ピークホールド回路 72 ボトムホールド回路 73 減算器 74 第1の演算回路 75 第1の二値化用スライスレベル設定用の基準電圧
回路 76 第2の演算回路 77 第2の二値化用スライスレベル設定用の基準電圧
回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク上にスポットを照射して情報
    の記録/再生を行う光情報記録再生装置において、 光ピックアップのフォーカス位置を検出するフォーカス
    位置検出手段と、 前記光ピックアップのフォーカス位置によって情報再生
    信号を二値化するスライスレベルを設定するスライスレ
    ベル設定手段とを備え、 光ピックアップのフォーカス位置によって情報再生信号
    のスライスレベルを調整することを特徴とする光ディス
    クドライブシステム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の光ディスクドライブシステム
    装置において、 トラックエラー信号振幅のピーク値をホールドするピー
    クホールド回路と、 該ピークホールド回路にホールドされたトラックエラー
    信号振幅のピーク値を検出するピーク値検出回路と、 トラックエラー信号振幅のボトム値をホールドするボト
    ムホールド回路と、 該ボトムホールド回路にホールドされたトラックエラー
    信号振幅のボトム値を検出するボトム値検出回路と、 前記ピーク値検出回路とボトム値検出回路とによってそ
    れぞれ検出されたピーク値とボトム値とを減算する減算
    器とを備え、 フォーカス制御のみを行った状態で、トラックエラー信
    号振幅のピーク値とボトム値とを検出し、該ピーク値と
    ボトム値との減算結果と、基準電圧の演算結果とを、二
    値化コンパレータの二値化基準入力電圧とすることを特
    徴とする光ディスクドライブシステム装置。
  3. 【請求項3】 光ディスク上にスポットを照射して情報
    の記録/再生を行う光情報記録再生装置において、 光ディスク上に記録されている情報の番地を表すアドレ
    ス信号を検出するアドレス信号検出手段と、 検出されたアドレス信号に応じて情報再生信号を二値化
    するスライスレベルを設定する手段とを備え、 光ディスクのアドレス信号によって情報再生信号のスラ
    イスレベルを調整することを特徴とする光ディスクドラ
    イブシステム装置。
  4. 【請求項4】 光ディスク上にスポットを照射して情報
    の記録/再生を行う光情報記録再生装置において、 光ピックアップのフォーカス位置を検出するフォーカス
    位置検出手段と、 前記光ピックアップのフォーカス位置によって情報再生
    信号のアッテネーションレベルを設定するアッテネーシ
    ョンレベル設定手段とを備え、 光ピックアップのフォーカス位置によって情報再生信号
    のアッテネーションレベルを調整することを特徴とする
    光ディスクドライブシステム装置。
  5. 【請求項5】 光ディスク上にスポットを照射して情報
    の記録/再生を行う光情報記録再生装置において、 光ディスク上に記録されている情報の番地を表すアドレ
    ス信号を検出するアドレス信号検出手段と、 検出されたアドレス信号に応じて情報再生信号のアッテ
    ネーションレベルを設定するアッテネーションレベル設
    定手段とを備え、 光ディスクのアドレス信号によって情報再生信号のアッ
    テネーションレベルを設定することを特徴とする光ディ
    スクドライブシステム装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の光ディスクドライブシステム
    装置において、 アッテネーションレベルとアドレス信号との変換テーブ
    ルを備え、 アドレス信号に応じた情報再生信号のアッテネーション
    レベルの設定時に、前記変換テーブルを用いることを特
    徴とする光ディスクドライブシステム装置。
JP20030893A 1993-07-20 1993-07-20 光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステム装置 Pending JPH0737329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20030893A JPH0737329A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20030893A JPH0737329A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステム装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0737329A true JPH0737329A (ja) 1995-02-07

Family

ID=16422163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20030893A Pending JPH0737329A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737329A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7016273B2 (en) 1999-12-28 2006-03-21 Ricoh Company, Ltd. Optical pickup device, information reproduction/recording apparatus, and information processing apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7016273B2 (en) 1999-12-28 2006-03-21 Ricoh Company, Ltd. Optical pickup device, information reproduction/recording apparatus, and information processing apparatus
US7260049B2 (en) 1999-12-28 2007-08-21 Ricoh Company, Ltd. Optical pickup device, information reproduction/recording apparatus, and information processing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5003521A (en) Optical disk discriminating device
JP3775914B2 (ja) 光学的情報再生装置
US6192009B1 (en) Information recording and reproducing method and apparatus
US6381203B1 (en) Optical disk reproducing method and apparatus
US6992962B1 (en) Wobble signal detection circuit having a lowpass filter for detecting a wobble signal with reduced sampling noise
JPS61180935A (ja) 光学的信号記録再生装置
JPH0737329A (ja) 光情報記録再生装置の光ディスクドライブシステム装置
JPH0458658B2 (ja)
JP3159157B2 (ja) 光ディスク記録方法および光ディスク記録装置
US6829208B1 (en) Optical disk reproducing method and reproducing device
KR0124618B1 (ko) 광자기 디스크의 기록밀도 판별방법
KR100312324B1 (ko) 제로크로싱레벨정합장치및그방법
JPH0512675A (ja) デイスク装置の信号処理回路
JP4006846B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2878416B2 (ja) 光学式ディスクプレーヤのトラッキングエラー信号生成装置
JPS6032140A (ja) 光情報記録再生装置
JP2828906B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
US8023373B2 (en) Disc drive and photo-detector circuits
JP2005092992A (ja) 光ディスク装置
JPH10124914A (ja) 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法
KR20000055150A (ko) 광디스크 장치의 트랙 서보 제어방법 및 장치
JP3350362B2 (ja) ディスク再生装置
JPH10188291A (ja) 光ディスクの信号読み取り装置
JPH01173441A (ja) 情報記録再生装置
JPH1166580A (ja) 情報再生装置、情報記録再生装置及びオントラック・オフトラック検出回路