JPH0737168U - 気泡発生浴槽の空気逆流防止構造 - Google Patents

気泡発生浴槽の空気逆流防止構造

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JPH0737168U
JPH0737168U JP6784493U JP6784493U JPH0737168U JP H0737168 U JPH0737168 U JP H0737168U JP 6784493 U JP6784493 U JP 6784493U JP 6784493 U JP6784493 U JP 6784493U JP H0737168 U JPH0737168 U JP H0737168U
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一雅 六嶋
吉村  正
淳一 池内
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 循環ポンプユニットによって浴槽外へ導出し
た浴湯を、空気を混じえて浴槽内へ噴流させる気泡発生
浴槽において、空気吸入管2間の空気逆止弁1がボール
弁体3と腕曲状ボール受け面4とを備える。 【効果】 気泡噴流停止時に浴湯が逆流するのを確実に
防ぎ、また、気泡噴流発生時に不快な騒音もない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、気泡発生浴槽の空気逆流防止構造に関するものである。さらに詳 しくは、この考案は、運転停止時に、空気吸入管から浴湯が溢れ出すのを防止す るための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、快適かつ健康的な入浴を目的として、空気を混じえた浴湯を壁面数 ケ所から噴流させる気泡発生浴槽が知られている。 この気泡発生浴槽は、たとえば図3にその全体斜視図を、また図4にシステム 模式図を例示したように、浴槽外に設置したポンプ(ア)によって、浴槽内の湯 を吸湯口(イ)から配管(ウ)(エ)(オ)を介して数ケ所のノズル(カ)へと 還流させ、同時に、このノズル(カ)へは空気吸入管(キ)から空気を供給し、 ノズル(カ)からの噴流に気泡を発生させるようにしている。
【0003】 また、循環ポンプ(ア)の作動・停止、あるいは気泡発生位置の選択等は、浴 室壁面等に配設したスイッチパネル(ク)の操作により制御ボックス(ケ)を介 して行なうようにもなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
さらにまた、上記のような構造、構成からなる気泡発生浴槽の場合には、循環 ポンプ(ア)を停止した際にノズル(カ)から逆流した浴湯が空気吸入管(キ) の吸気口(コ)から溢れ出るのを防ぐため、空気吸入管(キ)には空気逆止弁( サ)が備えられてもいる。この空気逆止弁(サ)としては、たとえば図5に示し たように、ボール弁体(シ)が逆流水により浮上して通気口(ス)を塞ぐように したものが知られている。
【0005】 しかしながら、このような空気逆止弁(サ)の場合には、図6に示したように 、空気吸入時にボール弁体(コ)が水平のボール受け面(セ)に押し付けられる が、この時、空気の流れの乱れによってボール弁体(コ)がボール受け面(サ) 上を動き、不快な騒音が発生する。このため、快適な入浴が妨げられていた。 この考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来の気泡発生 浴槽における欠点を解消し、不快な騒音を発生させることなく、しかも浴湯の逆 流を確実に防止することのできる、改良された空気逆流防止構造を提供すること を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の課題を解決するものとして、循環ポンプユニットによって 浴槽外へ導出した浴湯を、空気を混じえて浴槽内へ噴流させる気泡発生浴槽にお いて、空気吸入管内には空気逆止弁が設けられ、この逆止弁は、ボール弁体と腕 曲状ボール受け面とを備えてなることを特徴とする気泡発生浴槽の空気逆流防止 構造を提供する。
【0007】 また、この考案においては、上記空気吸入管の上端吸気口が、浴槽フランジ下 に空気を吸入できる最少の隙間を設けて位置することを好ましい態様としてもい る。
【0008】
【作用】
この考案の構造においては、空気吸入管の逆止弁が、腕曲状ボール受け面を備 えているため、空気吸入時のボール弁体は、気流の乱れに関係なくボール受け面 上の最底部に位置し、動きまわることがない。このため、不快な騒音は発生しな い。
【0009】 また、空気吸入管の上端吸気口位置が浴槽フランジ下に近接することによって 、たとえ逆止弁の弁機能に欠陥が生じた場合にも、逆流水を空気吸入管内にとど めることができる。
【0010】
【実施例】
以下、添付した図面に沿って実施例を示し、この考案についてさらに詳しく説 明する。 図1(a)(b)は、この考案の空気逆流防止構造に用いる空気逆止弁を例示 した断面図である。
【0011】 この空気逆止弁(1)は、気泡発生浴槽のノズルに連結する空気吸入管(2) の所定の位置に介在し、空気吸入時には、図1(a)のようにボール弁体(3) がボール受け面(4)上に位置して通気口(5)を開放し、吸気口(6)から吸 込んだ空気をノズルへと供給する。 一方、空気の吸入を停止し、ノズルから浴湯が逆流した場合には、図1(b) のようにボール弁体(3)が浮上して通気口(5)を塞ぎ、浴湯が吸気口(6) 方向へ上昇しないようになっている。
【0012】 そして、この考案の特徴として、この空気逆止弁(1)の場合には、ボール受 け面(4)が腕曲状になっているために、図1(a)のような空気吸入時に、ボ ール弁体(3)はボール受け面(4)の一ケ所に位置し、動きまわることがない 。このため、不快な騒音は発生しない。 図2は、この考案の一実施例を示した気泡発生浴槽の側面図である。
【0013】 たとえばこの図2に例示した浴槽の場合には、空気逆止防止構造として、空気 吸入管(2)に、図1と同様の空気逆止弁(1)を備え、さらに空気吸入管(2 )の吸気口(6)位置を、浴槽フランジ(7)の裏面に近接させている。こうす ることによって、たとえ空気逆止弁(1)の弁機能に欠損が生じた場合にも、吸 気口(6)は浴湯の水面(8)より上に位置するため、逆流水は空気吸入管(2 )内にとどまり、吸気口(6)から溢れ出すことはない。
【0014】 なお、吸気口(6)位置は、可能な限りフランジ(7)に接近させ、吸気口( 6)とフランジ(7)間には空気の吸入が可能な最少の隙間を設けるようにする 。 もちろんこの考案は、以上の例によって限定されるものではなく、細部の形状 等については様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0015】
【考案の効果】
以上詳しく説明した通り、この考案によって、不快な騒音もなく、しかも浴湯 の逆流を確実に防止する気泡発生浴槽が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は、この考案に用いる空気逆止弁
を例示した断面図である。
【図2】この考案の一実施例を示した気泡発生浴槽の側
面図である。
【図3】気泡発生浴槽を例示した斜視図である。
【図4】気泡発生浴槽のシステム模式図である。
【図5】従来の空気逆止弁の作動状態を例示した断面図
である。
【図6】従来の空気逆止弁における空気吸入時の状態を
例示した断面図である。
【符号の説明】
1 空気逆止弁 2 空気吸入管 3 ボール弁体 4 ボール受面 5 通気口 6 吸気口 7 フランジ 8 浴湯水面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環ポンプユニットによって浴槽外へ導
    出した浴湯を、空気を混じえて浴槽内へ噴流させる気泡
    発生浴槽において、空気吸入管内には空気逆止弁が設け
    られ、この逆止弁は、ボール弁体と腕曲状ボール受け面
    とを備えてなることを特徴とする気泡発生浴槽の空気逆
    流防止構造。
  2. 【請求項2】 空気吸入管の上端吸気口は、浴槽フラン
    ジ下に配設され、上端吸気口と浴槽フランジとの間は空
    気を吸入できる最少の隙間とされている請求項1の気泡
    浴槽の空気逆流防止構造。
JP6784493U 1993-12-20 1993-12-20 気泡発生浴槽の空気逆流防止構造 Expired - Fee Related JP2586259Y2 (ja)

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JP2007167572A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 浴槽装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007167572A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 浴槽装置
JP4670632B2 (ja) * 2005-12-26 2011-04-13 パナソニック電工株式会社 浴槽装置

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JP2586259Y2 (ja) 1998-12-02

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