JPH0737146Y2 - 透明型デジタイザー用センサー板 - Google Patents

透明型デジタイザー用センサー板

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JPH0737146Y2
JPH0737146Y2 JP1989107313U JP10731389U JPH0737146Y2 JP H0737146 Y2 JPH0737146 Y2 JP H0737146Y2 JP 1989107313 U JP1989107313 U JP 1989107313U JP 10731389 U JP10731389 U JP 10731389U JP H0737146 Y2 JPH0737146 Y2 JP H0737146Y2
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JP
Japan
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transparent
sensor plate
wire
plating layer
tensile strength
Prior art date
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JP1989107313U
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English (en)
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JPH0346914U (ja
Inventor
正博 佐藤
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はCAD用図形入力機器における電磁誘導方式デジ
タイザー用センサー板に関し、更に詳しくは透明型の電
磁誘導方式デジタイザー用センサー板に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の電磁誘導方式デジタイザー用センサー板(以下、
デジタイザー用センサー板と略記する)の一例を第2図
に示す。このセンサー板の製作は、まず絶縁板1の外側
周囲に沿って所定間隔に植立された複数の布線用支柱6
に複数本の絶縁電線2を引っ掛け、X方向,Y方向に順次
布線して布線パターンを形成し、この布線パターンを接
着剤3により絶縁板1に固定して行なわれる。そして、
接着剤3が硬化した後、布線用支柱6より絶縁電線2の
折り返し部7を取り外してセンサー板が完成される。
前記センサー板に用いられる絶縁電線は導体として銅線
を用い、この銅線の外周にポリウレタン樹脂,ポリエス
テル樹脂等の絶縁層を設けた構造となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の絶縁電線を用いて透明型のデジタ
イザー用センサー板を製造するためには、導体の径を肉
眼の可視限界である10μm近辺まで細くした極細線を用
いなければならなかったが、この極細線は抗張力が極め
て弱く(10μmφで約2.5g)、布線時の引張力に耐えら
れないため、実際には製造が不可能であった。又、導体
として銅線よりも抗張力の強い銅合金線、例えば燐青銅
線或は銀入り銅線等を使用した場合も、やはり抗張力が
弱く製造が不可能であった。なお、抗張力の強い導体と
してアモルファス線が知られているが、抵抗値が極めて
高く、メッキも不可能なため使用できなかった。又、絶
縁電線は極細線になると半田付性が悪くなるという問題
点を有していた。
本考案は上記従来技術が有する課題を解決するためにな
されたものであり、センサー板に用いる絶縁電線とし
て,極細線になっても高抗張力で半田付性の良い絶縁電
線を用いることにより透明型デジタイザー用センサー板
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、導体径が5μm〜
20μmのタングステン線からなる導体の外周に順次、半
田付性の良好な良導電性金属メッキ層及び透明なポリウ
レタン樹脂絶縁層が設けられた極細高抗張力絶縁電線が
透明な絶縁板のX方向,Y方向に順次布線されて布線パタ
ーンが形成され、該布線パターンが接着剤により前記透
明な絶縁板に固定されている透明型デジタイザー用セン
サー板にある。また、前記半田付性の良好な良導電性金
属メッキ層が金メッキ層である透明型デジタイザー用セ
ンサー板(以下、透明型センサー板と略記する)にあ
る。
〔作用〕
本考案の透明型センサー板は導体径が5μm〜20μmの
極細高抗張力絶縁電線が透明な絶縁板のX,Y方向に順次
布線されて布線パターンが形成され、該布線パターンが
接着剤により前記透明絶縁板に固定されているので透明
なセンサー板となる。なお、本考案のセンサー板は前記
高抗張力絶縁電線が光の反射により具えることもある
が、図面等をセンサー板の下に入れると該絶縁電線は見
えなくなるのでカーソルによる図面の入力には全く支障
がなくなる。
本考案の透明型センサー板に用いる極細高抗張力絶縁電
線は、導体として用いているタングステン線の抗張力が
銅線或は銅合金線と比較して極めて強いため、導体径が
10μm近辺の極細線になっても抗張力が強く、透明型セ
ンサー板の製造工程に於いて透明絶縁板に布線する際、
断線せず良好に布線できる。また、本考案の極細高抗張
力絶縁電線は透明なポリウレタン樹脂絶縁層が設けられ
ているので半田付け時に於いては皮膜を剥離することな
く直接半田付けが可能となる。また、前記タングステン
線の外周に設けられている半田付性の良好な良導電性金
属メッキ層,特に金メッキ層は、布線作業時,透明なポ
リウレタン樹脂絶縁層を通して光に反射して光り、目で
確認することが出来るので布線作業が容易に行なえる。
また、この良導電性金属メッキ層は半田付けする際に半
田付性能を上昇させ、長期保存による半田付性の低下も
防止する。
〔実施例〕
本考案の透明型センサー板の一実施例について図を用い
て説明する。
最初に本考案の透明型センサー板に用いる極細高抗張力
絶縁電線について第1図を用いて説明する。
第1図に示すように導体径10μmのタングステン線8の
外周に金メッキ層9を設け、次にこの金メッキ層9の外
周にポリウレタン樹脂絶縁塗料を塗布焼付する事により
皮膜厚3μmの透明ポリウレタン樹脂絶縁層10を設け極
細高抗張力絶縁電線2′を製造した。この絶縁電線2′
の主な特性は、抗張力25g,導体抵抗760Ω/m,半田付性35
0℃×2秒である。
なお、前記金メッキ層9の替わりに他の半田付け性が良
好な良導電性金属メッキ層、例えば銀,錫,ニッケル,
亜鉛等のメッキ層を用いても良いが、前記極細高抗張力
絶縁電線2′は極めて電線であり、若干の酸化物,汚れ
等により性能劣化を起こして半田付け性が低下してしま
うので金メッキ層が好ましく用いられる。
次に本考案の透明型センサー板について第2図を用いて
説明する。
第2図に示すように、まず透明絶縁板1の外側周囲に沿
って所定間隔に植立された複数の布線用支柱6に本考案
の複数本の極細高抗張力絶縁電線2′を引っ掛け、X方
向,Y方向に順次布線して布線パターンを形成する。次に
この布線パターンを接着剤3により前記絶縁板1に固定
する。そして、接着剤3が硬化した後、布線用支柱6よ
り前記絶縁電線2′の折り返し部7を取り外して透明型
センサー板が完成される。前記布線作業時、斜め上方か
ら光を当てることにより前記絶縁電線2′の金メッキ層
9が光に反射して良く見え布線作業が楽に行なえる。以
後図示しないが、更にこの透明型センサー板に上下透明
板及びコネクターを取り付けても良く、この際コネクタ
ーの端子に前記絶縁電線2′をからげて直接半田付けす
る事が出来る。
完成された透明型センサー板に於いて、布線されている
前記絶縁電線2′は反射光で見えるが図面等をこのセン
サー板の下に入れると該絶縁電線2′は見えなくなり、
カーソルによる図面の入力には全く支障がなくなる。
本考案の透明型センサー板に用いる前記絶縁電線2′の
導体径としては5μm〜20μm、好ましくは8μm〜15
μmが用いられる。なお、導体径が20μmを超えるとセ
ンサー板の透明度が落ちるので好ましくない。また、導
体径が5μm未満になると前記絶縁電線2′の抗張力は
急激に低下し、布線作業時も見えなくなるので好ましく
ない。
また本考案に用いる極細高抗張力絶縁電線は、透明型セ
ンサー板の用途以外にも高抗張力と半田付け性の特徴を
生かして、各種のコイル等に使用できる。
〔考案の効果〕
本考案の透明型センサー板は5μm〜20μm、好ましく
は8μm〜15μmの極細高抗張力絶縁電線が布線されて
いるので図面等を下に入れると該絶縁電線が見えなくな
くなり透明になるので図面の入力が容易に行なえる。
また、本考案の透明型センサー板に用いている極細高抗
張力絶縁電線は導体として高抗張力のタングステン線を
用いているため、導体径が10μm近辺の極細線になって
も抗張力が強く、透明型センサー板製造時の布線作業に
耐えることができる。また、タングステン線の外周に設
けられている半田付性の良好な良導電性金属メッキ層,
特に金メッキ層により布線時には良く見えるので楽に布
線作業が行なえる。また、半田付性の良好な良導電性金
属メッキ層により半田付が良好となり、長期保管にも耐
えられる。更に、絶縁層は透明なポリウレタン樹脂絶縁
層からなるので半田付けする際皮膜を剥離することなく
直接半田付けができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の透明型デジタイザー用センサー板に
用いる極細高抗張力絶縁電線の一実施例を示す断面図、
また第2図は本考案の透明型デジタイザー用センサー板
を示す斜視図である(従来例にも使用)。 1……絶縁板(透明絶縁板),2……絶縁電線,2′……極
細高抗張力絶縁電線,3……接着剤,6……布線用支柱,7…
…折り返し部,8……導体(タングステン線),9……半田
付性の良好な良導電性金属メッキ層(金メッキ層),10
……透明ポリウレタン樹脂絶縁層。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体径が5μm〜20μmのタングステン線
    からなる導体の外周に順次、半田付性の良好な良導電性
    金属メッキ層及び透明なポリウレタン樹脂絶縁層が設け
    られた極細高抗張力絶縁電線が透明な絶縁板のX方向,Y
    方向に順次布線されて布線パターンが形成され、該布線
    パターンが接着剤により前記透明な絶縁板に固定されて
    いることを特徴とする透明型デジタイザー用センサー
    板。
  2. 【請求項2】前記半田付性の良好な良導電性金属メッキ
    層が金メッキ層であることを特徴とする請求項第1項記
    載の透明型デジタイザー用センサー板。
JP1989107313U 1989-09-13 1989-09-13 透明型デジタイザー用センサー板 Expired - Lifetime JPH0737146Y2 (ja)

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JP1989107313U JPH0737146Y2 (ja) 1989-09-13 1989-09-13 透明型デジタイザー用センサー板

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Publication Number Publication Date
JPH0346914U JPH0346914U (ja) 1991-04-30
JPH0737146Y2 true JPH0737146Y2 (ja) 1995-08-23

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