JPH07370Y2 - モールディング取付装置 - Google Patents

モールディング取付装置

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JPH07370Y2
JPH07370Y2 JP12868988U JP12868988U JPH07370Y2 JP H07370 Y2 JPH07370 Y2 JP H07370Y2 JP 12868988 U JP12868988 U JP 12868988U JP 12868988 U JP12868988 U JP 12868988U JP H07370 Y2 JPH07370 Y2 JP H07370Y2
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JP
Japan
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molding
fastener
mounting
longitudinal direction
groove
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JP12868988U
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JPH0249647U (ja
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博利 村木
鉄男 堀田
達也 田村
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橋本フォーミング工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、長手方向に幅が変化する長尺モールディン
グの取付装置、さらに詳細には長手方向に湾曲しかつ幅
が変化する長尺の車両用モールディングの取付装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
車両用のモールディングとして、リアドリップモールデ
ィング等に、長手方向に湾曲し、かつ幅が変化する長尺
のモールディングが使用されている。
第9図は実開昭59-116246号に示された従来の車両用の
長尺モールディングの取付装置を示す斜視図である。図
において、1はモールディングで、同一幅でほぼ直線状
に形成され、開口部2の幅より内部幅が大きい溝3を有
し、フランジ部4を利用して被取付部に取付けられるよ
うになっている。5はファスナーで、溝3に入る長尺の
基板6から、長手方向に間隔をおいて取付クリップ7が
突出し、開口部2を通過して被取付部の取付穴に係合す
るようになっている。
上記のモールディング取付装置においては、ファスナー
5を矢印X方向に移動させて、基板6をモールディング
1の溝3に挿入し、開口部2を通して突出する取付クリ
ップ7を被取付部の取付穴に係合させて、モールディン
グ1を取付ける。
しかしながら、このような従来のモールディング取付装
置は、第7図および第8図に示すような、長手方向に湾
曲して幅が変化するモールディングの取付装置としては
利用できない。
第7図は車両用のリアドリップモールディングの裏面か
ら見た正面図、第8図(a)、(b)、(c)はそのA
−A、B−B、C−C断面図である。モールディング1
はステンレス、アルミニウム等の金属板をプレス成形等
により折曲け加工されており、長手方向に湾曲し、かつ
幅が徐々に変化する湾曲部1aと、その幅広部から折曲が
った折曲部1bとからなる。フランジ部4には緩衝材8が
取付けられ、また一方のフランジ部4には切欠9が形成
されている。モールディング1の本体部1cは第8図では
平面状となっているが、長手方向に段差を形成したも
の、あるいは曲面状のものもある。
上記のモールディング1は長手方向に湾曲し、かつ幅が
変化しているため、第9図のファスナー5により取付け
ることはできない。従って従来は、第9図のように連続
したファスナーではなく、それぞれの取付穴に対応する
部分の横断面形状に応じた異なる形状の個別ファスナー
を別々に準備し、これをそれぞれの切欠9から挿入して
取付位置まで移動させて取付けていた。
しかしながら、このような従来のモールディングの取付
装置では、それぞれの横断面形状に応じた複数の個別フ
ァスナーを製作する必要があり、しかもそれぞれを別々
に組付ける必要があり、作業性が悪いとともに、位置決
めが困難であるという問題点があった。またモールディ
ング1のフランジ部4に、緩衝材8を取付けるのも作業
性が悪いという問題点があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案の目的は、上記問題点を解決するため、複数の
取付クリップを有する異なる形状の個別ファスナーを一
体化でき、しかも長手方向に湾曲し、かつ幅が変化する
モールディングに容易に装着して取付を行うことが可能
なモールディング取付装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、長手方向に開口幅よりも内部幅が大きい溝を
有し、かつ長手方向に幅が変化するモールディングと、
前記溝内に挿入される基板から前記開口部を通して取付
クリップが突出するファスナーとからなるモールディン
グ取付装置において、前記ファスナーはモールディング
の各部における溝に嵌合する基板および取付クリップを
有する複数の個別ファスナーと、この個別ファスナーを
長手方向に間隔をおいて基板の片側で連結する可撓性を
有する連結部と、基板の一端部および連結部に、モール
ディングのフランジ部を覆うように一体化された緩衝材
とを有するモールディング取付装置である。
〔作用〕
本考案のモールディング取付装置においては、押出成形
により基板および取付クリップの横断面形状を含む一定
横断面形状の押出成形材を得、この押出成形材に切除部
を形成することにより、押出成形材を長手方向に個別フ
ァスナーに分割し、連結部で連結したファスナーを製造
する。
こうして製造されたファスナーは、基板をモールディン
グの溝内に挿入し、取付クリップを開口部から突出させ
た状態で、モールディングの幅の広い部分から狭い部分
へと移動させて嵌合させ、取付クリップにより被取付部
に取付ける。
この場合モールディングが湾曲する場合でも、連結部が
湾曲するため、ファスナーはモールディング形状に応じ
て変形し嵌合する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について説明する。
第1図はこの考案の一実施例によるモールディング取付
装置の裏面から見た正面図、第2図(a)〜(d)はそ
のD−D、E−E、F−F、G−G断面図、第3図は押
出成形材の斜視図、第4図はその正面図であり、第7図
ないし第9図と同一符号は同一または相当部分を示す。
モールディング1は第7図および第8図とほぼ同様の構
成となっているが、本体部1cには段差部1dが形成され、
全体が被取付部(車体パネル)11に対応した横断面形状
になっている。なおモールディング1は第1図では便宜
上、湾曲部1aが長手方向に直線状に図示されているが、
実際は第7図のように湾曲している。
ファスナー5は、モールディング1の溝3に挿入されて
嵌合する基板6から開口部2を通して突出する取付クリ
ップ7を有する個別ファスナー12が、基板6の一端部を
連結する連結部13により連結されて一体化した構造とな
っている。連結部13は可撓性を有し、取付クリップ7を
結ぶ線と平行に形成されており、フランジ部4と被取付
部11間に介在するように緩衝材14が一体化している。基
板6の反対側の先端部は、切欠9を通過しかつ溝3に嵌
合するように、取付クリップ7を結ぶ線に対して傾斜し
ており、またその幅狭部側のコーナ部にはアールが形成
され、溝3内における移動が容易になっている。基板6
の取付クリップ8の反対側の面には、2個の突起10が突
出し、モールディング1の本体部1cの裏面に当接するよ
うになっている。個別ファスナー12は切除部15によって
長手方向に間隔をおいて形成されている。
取付クリップ7は、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹
脂、飽和ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等)などの機械的存
在、耐クリープ性、耐薬品性等に優れた硬質樹脂から形
成されているのが好ましい。基板6および連結部13は取
付クリップ7と同一材質から形成されていてもよいが、
硬質塩化ビニル等の安価な樹脂から形成されているのが
好ましい。緩衝材14は軟質塩化ビニル樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体等の柔軟性に優れた樹脂から形成さ
れているのが好ましい。基板6および連結部13の上端部
には軟質の発泡樹脂部を一体的に形成してファスナー5
全体にバネ性を付与してもよい。
上記のモールディング取付装置は、モールディング1に
ついては従来と同様に、金属板をプレス成形等により所
定形状に成形した後、緩衝材8を接着して形成する。フ
ァスナー5については第3図および第4図に示すように
押出成形により、基板6、取付クリップ7、緩衝材14お
よび突起10を一体化した押出成形材16を形成した後、長
手方向に間隔をおいて、個別ファスナー12を形成し、か
つ連結部13で連結するように、第4図の一点鎖線17に沿
って切断して切除部15を形成し、これによりファスナー
5を形成する。
このように形成されたモールディング取付装置は、緩衝
材14でフランジ部4を覆うように、ファスナー5の基板
6の一端部および連結部13をモールディング1の溝3に
挿入し、基板6の他端部を切欠9から溝3に挿入し、取
付クリップ7を開口部2から突出させる。この状態でモ
ールディング1の幅の広い部分から狭い部分にファスナ
ー5を移動させて基板6を溝3内に嵌合させて装着す
る。このとき連結部13は可撓性を有するため、ファスナ
ー5はモールディング1に対応した形状に変形して密着
する。そして取付クリップ7を被取付部11の取付穴18
に、弾性を利用して挿入し係止させてモールディング1
を取付ける。このとき取付クリップ7からかかる押圧力
は突起10によってモールディング1の本体部1cによって
支持され、モールディング1または取付クリップ7の位
置ずれは防止される。
第5図は他の実施例を示す第1図のD−D相当断面図で
ある。この実施例ではファスナー5の取付クリップ7は
2本とされており、前記とほぼ同様にして製造され、取
付けられる。
第6図(a)〜(c)は別の実施例における個別ファス
ナー12における基板6の一部を示す正面図であり、それ
ぞれ基板6の先端部にバネ部20が形成され、基板6の装
着安定性が高められている。
以上の説明において、モールディング1およびファスナ
ー5の形状、構造等、ならびに基板6、取付クリップ
7、連結部13等の形状、取付位置等は変更が可能であ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、異なる形状の基板および取付クリップ
を有する複数の個別ファスナーを連結部で連結し、基板
の一部および連結部に緩衝材を有するファスナーを使用
するようにしたので、形状の異なる複数の個別ファスナ
ーを一体化して容易に製造でき、しかも長手方向に湾曲
し、かつ幅が変化するモールディングに容易に装着して
取付できるとともに、モールディングのフランジ部を緩
衝材で保護して、被取付部の傷付を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例のモールディング取付装置の裏面から
見た正面図、第2図(a)〜(d)はそのD−D、E−
E、F−F、G−G断面図、第3図は押出成形材の斜視
図、第4図はその正面図、第5図は他の実施例のD−D
相当断面図、第6図(a)〜(c)は別の実施例におけ
る基板の一部を示す正面図、第7図はモールディングの
裏面から見た正面図、第8図(a)〜(c)はそのA−
A、B−B、C−C断面図、第9図は従来のモールディ
ング取付装置の斜視図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1はモ
ールディング、2は開口部、3は溝、4はフランジ部、
5はファスナー、6は基板、7は取付クリップ、8、14
は緩衝材、9は切欠、10は突起、11は被取付部、12は個
別ファスナー、13は連結部、15は切除部、16は押出成形
材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−198146(JP,U) 実開 昭57−192852(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に開口幅よりも内部幅が大きい溝
    を有し、かつ長手方向に幅が変化するモールディング
    と、前記溝内に挿入される基板から前記開口部を通して
    取付クリップが突出するファスナーとからなるモールデ
    ィング取付装置において、前記ファスナーはモールディ
    ングの各部における溝に嵌合する基板および取付クリッ
    プを有する複数の個別ファスナーと、この個別ファスナ
    ーを長手方向に間隔をおいて基板の片側で連結する可撓
    性を有する連結部と、基板の一端部および連結部に、モ
    ールディングのフランジ部を覆うように一体化された緩
    衝材とを有するモールディング取付装置。
  2. 【請求項2】連結部は取付クリップを結ぶ線と平行に形
    成された請求項(1)記載のモールディング取付装置。
  3. 【請求項3】個別ファスナーは基板の取付クリップの反
    対側の面にモールディングに当接する突起を有する請求
    項(1)または(2)記載のモールディング取付装置。
JP12868988U 1988-09-30 1988-09-30 モールディング取付装置 Expired - Lifetime JPH07370Y2 (ja)

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JPH0249647U JPH0249647U (ja) 1990-04-06
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JP7239979B2 (ja) * 2019-03-13 2023-03-15 片山工業株式会社 サッシュモールの取付構造

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