JPH0737096B2 - ダブルデツキ式段ボ−ルシ−ト製造装置 - Google Patents
ダブルデツキ式段ボ−ルシ−ト製造装置Info
- Publication number
- JPH0737096B2 JPH0737096B2 JP8830187A JP8830187A JPH0737096B2 JP H0737096 B2 JPH0737096 B2 JP H0737096B2 JP 8830187 A JP8830187 A JP 8830187A JP 8830187 A JP8830187 A JP 8830187A JP H0737096 B2 JPH0737096 B2 JP H0737096B2
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- JP
- Japan
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- double
- facer
- sheet
- back liner
- roll stand
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、いわゆるウェットエンド側となる1基また
は2基のシングルフェーサおよび中芯紙、ライナ並びに
バックライナを夫々供給する複数基のミルロールスタン
ドを下方に設け、ドライエンド側となる糊付装置および
ダブルフェーサを上方に設置してなるダブルデッキ式段
ボールシート製造装置において、前記ダブルフェーサに
供給される片面段ボールシートの長手方向両端縁部と、
バックライナの同じく長手方向両端縁部とが不揃いにな
ることなく、いわゆる耳揃えのなされた状態で整列的に
貼合わせがなされる新規な段ボールシート製造装置に関
するものである。
は2基のシングルフェーサおよび中芯紙、ライナ並びに
バックライナを夫々供給する複数基のミルロールスタン
ドを下方に設け、ドライエンド側となる糊付装置および
ダブルフェーサを上方に設置してなるダブルデッキ式段
ボールシート製造装置において、前記ダブルフェーサに
供給される片面段ボールシートの長手方向両端縁部と、
バックライナの同じく長手方向両端縁部とが不揃いにな
ることなく、いわゆる耳揃えのなされた状態で整列的に
貼合わせがなされる新規な段ボールシート製造装置に関
するものである。
従来技術 両面段ボールシートまたは複両面段ボールシートを連続
的に製造する装置として、一般にコルゲータと称する段
ボールシート製造装置が実用化されている。この段ボー
ルシート製造装置は、段種の異なる片面段ボールシート
を個別に、または同時に製造するために2基のシングル
フェーサを直列に備え、これらのシングルフェーサの下
流側に、当該シングルフェーサで製造された片面段ボー
ルシートの波形段頂部に糊付けを行なう糊付装置および
糊付けのなされた片面段ボールシートにバックライナを
貼合わせるダブルフェーサ(ヒーティングセクションお
よびクーリングセクションからなる)が配設され、これ
により製造された両面段ボールシートまたは複両面段ボ
ールシートを、その下流に設けたスリッタ・スコアラに
より所要のスリッテイング加工およびスコアリング加工
を施し、次いでデジタルカッタにより切断して所要長の
段ボールシートとし、このシートをシングリング状態で
搬送した後、下流側に設けたダウンスタッカに積層貯留
するようになっている。
的に製造する装置として、一般にコルゲータと称する段
ボールシート製造装置が実用化されている。この段ボー
ルシート製造装置は、段種の異なる片面段ボールシート
を個別に、または同時に製造するために2基のシングル
フェーサを直列に備え、これらのシングルフェーサの下
流側に、当該シングルフェーサで製造された片面段ボー
ルシートの波形段頂部に糊付けを行なう糊付装置および
糊付けのなされた片面段ボールシートにバックライナを
貼合わせるダブルフェーサ(ヒーティングセクションお
よびクーリングセクションからなる)が配設され、これ
により製造された両面段ボールシートまたは複両面段ボ
ールシートを、その下流に設けたスリッタ・スコアラに
より所要のスリッテイング加工およびスコアリング加工
を施し、次いでデジタルカッタにより切断して所要長の
段ボールシートとし、このシートをシングリング状態で
搬送した後、下流側に設けたダウンスタッカに積層貯留
するようになっている。
そして従来のコルゲータでは、これら一連の装置が全て
直列に配設されるものであるため、段ボールシート製造
工場内でのコルゲータライン全体の総延長が、80m〜100
mに及ぶ極めて長大な施設となり、大きなスペースを要
する欠点があった。
直列に配設されるものであるため、段ボールシート製造
工場内でのコルゲータライン全体の総延長が、80m〜100
mに及ぶ極めて長大な施設となり、大きなスペースを要
する欠点があった。
そこで第1図に示すように、片面段ボールシートを製造
する付帯施設からなる所謂ウェットエンド側をデッキプ
レートの下方に配設し、当該デッキプレートの上方に、
片面段ボールシートに糊付けを行なう糊付装置および片
面段ボールシートとバックライナとの貼合わせを行なう
ダブルフェーサからなるドライエンド側を配設する2段
階構成としたダブルデッキ式段ボールシート製造装置が
提案されている。そしてこの製造自体は、例えば特開昭
50−70195号公報にも開示される如く、既に公知となっ
ている。
する付帯施設からなる所謂ウェットエンド側をデッキプ
レートの下方に配設し、当該デッキプレートの上方に、
片面段ボールシートに糊付けを行なう糊付装置および片
面段ボールシートとバックライナとの貼合わせを行なう
ダブルフェーサからなるドライエンド側を配設する2段
階構成としたダブルデッキ式段ボールシート製造装置が
提案されている。そしてこの製造自体は、例えば特開昭
50−70195号公報にも開示される如く、既に公知となっ
ている。
本発明は、このダブルデッキ式段ボールシート製造装置
の実施に伴う欠点を解決するべく提案されるものである
ので、その理解に資するため、第1図に示す装置の概略
について説明する。先に触れたように、ダブルデッキ式
段ボールシート製造装置は、所謂ウェットエンド側を下
方に設置し、その上方に所謂ドライエンド側を設置する
ことにより、コルゲータラインが段ボールシート製造工
場内で占める全長を、極力短縮化することを目的として
提案されるものである。この図に示す装置では、片面
段ボールシートSFにバックライナBLを貼合わせてなる両
面段ボールシートDFおよび2つの片面段ボールシート
SFを相互に貼合わせ、更に一方の片面段ボールシートSF
にバックライナBLを貼合わせてなる複両面段ボールシー
ト(図示せず)の何れをも選択的に製造し得るように、
段種の異なる片面段ボールシートSFを製造するシングル
フェーサ10,12が2基配設されている。これら2つのシ
ングルフェーサ10,12は、その段ロールにおける段ピッ
チが異なるだけで、他の構成は全て同一であるので、第
1図でAフルートの片面段ボールシートを製造するシン
グルフェーサ10およびその付帯機構(参照符号Aで指示
する)についてのみ説明し、Bフルートの片面段ボール
シートを製造するシングルフェーサ12およびその付帯機
構(参照符号Bで指示する)についての説明は省略す
る。
の実施に伴う欠点を解決するべく提案されるものである
ので、その理解に資するため、第1図に示す装置の概略
について説明する。先に触れたように、ダブルデッキ式
段ボールシート製造装置は、所謂ウェットエンド側を下
方に設置し、その上方に所謂ドライエンド側を設置する
ことにより、コルゲータラインが段ボールシート製造工
場内で占める全長を、極力短縮化することを目的として
提案されるものである。この図に示す装置では、片面
段ボールシートSFにバックライナBLを貼合わせてなる両
面段ボールシートDFおよび2つの片面段ボールシート
SFを相互に貼合わせ、更に一方の片面段ボールシートSF
にバックライナBLを貼合わせてなる複両面段ボールシー
ト(図示せず)の何れをも選択的に製造し得るように、
段種の異なる片面段ボールシートSFを製造するシングル
フェーサ10,12が2基配設されている。これら2つのシ
ングルフェーサ10,12は、その段ロールにおける段ピッ
チが異なるだけで、他の構成は全て同一であるので、第
1図でAフルートの片面段ボールシートを製造するシン
グルフェーサ10およびその付帯機構(参照符号Aで指示
する)についてのみ説明し、Bフルートの片面段ボール
シートを製造するシングルフェーサ12およびその付帯機
構(参照符号Bで指示する)についての説明は省略す
る。
シングルフェーサ10は、上下の段ロール14,16と、下方
の段ロール16に近接配置したプレスロール18と、糊付機
構20とを基本的に有しており、当該シングルフェーサ10
の左側に配置したミルロールスタンド22におけるロール
体24から繰出された中芯紙Mを、前記上下の段ロールで
挟圧してAフルートの波形を付与し得るようになってい
る。またシングルフェーサ10の右側には、ライナLを巻
装したロール体26を着脱自在に装架するミルロールスタ
ンド28が配置されており、このロール体26から繰出され
たライナLはプレヒータ30を経た後、当該シングルフェ
ーサ10における前記プレスロール16に供給され、ここで
波形段頂部に糊付機構20により糊付けされた中芯紙Mと
の圧着貼合わせがなされ、片面段ボールシートSFが連続
的に製造される。この片面段ボールシートSFは、シング
ルフェーサ10の上方に水平に構築したデッキプレート32
に沿って右方に給送され、当該デッキプレート32の上方
に配設した後述のダブルフェーサ34に供給される。
の段ロール16に近接配置したプレスロール18と、糊付機
構20とを基本的に有しており、当該シングルフェーサ10
の左側に配置したミルロールスタンド22におけるロール
体24から繰出された中芯紙Mを、前記上下の段ロールで
挟圧してAフルートの波形を付与し得るようになってい
る。またシングルフェーサ10の右側には、ライナLを巻
装したロール体26を着脱自在に装架するミルロールスタ
ンド28が配置されており、このロール体26から繰出され
たライナLはプレヒータ30を経た後、当該シングルフェ
ーサ10における前記プレスロール16に供給され、ここで
波形段頂部に糊付機構20により糊付けされた中芯紙Mと
の圧着貼合わせがなされ、片面段ボールシートSFが連続
的に製造される。この片面段ボールシートSFは、シング
ルフェーサ10の上方に水平に構築したデッキプレート32
に沿って右方に給送され、当該デッキプレート32の上方
に配設した後述のダブルフェーサ34に供給される。
またBフルートの波形を有する片面段ボールシートSFを
製造する前記シングルフェーサ12の左側には、両面段ボ
ールシートDFまたは複両面段ボールシート(図示せず)
の一部を最終的に構成するバックライナBLを巻装したロ
ール体36を、着脱自在に装架するミルロールスタンド38
が配置されている。このミルロールスタンド38からは、
バックライナBLが前記デッキプレート32に沿い、かつ所
要のガイドロール群40を経て右方に案内され、当該デッ
キプレート32の上方に設けたダブルフェーサ34に合流し
て、ここで両面段ボールシートDFまたは複両面段ボール
シートとして貼合わせがなされる。
製造する前記シングルフェーサ12の左側には、両面段ボ
ールシートDFまたは複両面段ボールシート(図示せず)
の一部を最終的に構成するバックライナBLを巻装したロ
ール体36を、着脱自在に装架するミルロールスタンド38
が配置されている。このミルロールスタンド38からは、
バックライナBLが前記デッキプレート32に沿い、かつ所
要のガイドロール群40を経て右方に案内され、当該デッ
キプレート32の上方に設けたダブルフェーサ34に合流し
て、ここで両面段ボールシートDFまたは複両面段ボール
シートとして貼合わせがなされる。
前記デッキプレート32の上方には、公知の機構としての
プレヒータ42および糊付装置44が配設され、更にその下
流にヒーティングセクション46およびクーリングセクシ
ョン48からなるダブルフェーサ34が配設され、このダブ
ルフェーサ34の更に下流に、スリッタ50およびスコアラ
52並びにデジタルカッタ54その他シングリングコンベヤ
56が配設されるようになっている。
プレヒータ42および糊付装置44が配設され、更にその下
流にヒーティングセクション46およびクーリングセクシ
ョン48からなるダブルフェーサ34が配設され、このダブ
ルフェーサ34の更に下流に、スリッタ50およびスコアラ
52並びにデジタルカッタ54その他シングリングコンベヤ
56が配設されるようになっている。
そしてAフルートを有する両面段ボールシートDFを製造
する場合について説明すると、シングルフェーサ10で前
述した如く製造された片面段ボールシートSFは、デッキ
プレート32に沿って右方に送られた後、ガイドロール58
によりその送給方向を変更され、デッキプレート32上方
に設けたプレヒータ42において所要の温度上昇を付与さ
れる。更にこの片面段ボールシートSFは、糊付装置44中
で該シートSFの波形段頂部に糊付けがなされ、その糊付
けされた波形段頂部を下方に指向させた状態で、下流側
に配設したダブルフェーサ34に水平に供給される。
する場合について説明すると、シングルフェーサ10で前
述した如く製造された片面段ボールシートSFは、デッキ
プレート32に沿って右方に送られた後、ガイドロール58
によりその送給方向を変更され、デッキプレート32上方
に設けたプレヒータ42において所要の温度上昇を付与さ
れる。更にこの片面段ボールシートSFは、糊付装置44中
で該シートSFの波形段頂部に糊付けがなされ、その糊付
けされた波形段頂部を下方に指向させた状態で、下流側
に配設したダブルフェーサ34に水平に供給される。
またバックライナBLは、前述したミルロールスタンド38
から引出され、デッキプレート32に沿い、かつガイドロ
ール群40を経て大きく右側に案内された後、前記ダブル
フェーサ34の入口側下方に設けたプレヒータドラム60に
接触して所要の温度上昇を付与される。次いでバックラ
イナBLはダブルフェーサ34に導入され、前記片面段ボー
ルシートSFの糊付けされた波形段頂部に圧接されること
により貼合わせがなされ、両面段ボールシートDFが製造
される。このダブルフェーサ34では、ヒーティングセク
ション46で所要の加温がなされ、またクーリングセクシ
ョン48で冷却がなされる。
から引出され、デッキプレート32に沿い、かつガイドロ
ール群40を経て大きく右側に案内された後、前記ダブル
フェーサ34の入口側下方に設けたプレヒータドラム60に
接触して所要の温度上昇を付与される。次いでバックラ
イナBLはダブルフェーサ34に導入され、前記片面段ボー
ルシートSFの糊付けされた波形段頂部に圧接されること
により貼合わせがなされ、両面段ボールシートDFが製造
される。このダブルフェーサ34では、ヒーティングセク
ション46で所要の加温がなされ、またクーリングセクシ
ョン48で冷却がなされる。
このようにして前記ダブルフェーサ34で製造されたAフ
ルートの両面段ボールシートDFは、更にデッキプレート
32の上方に設けた前記スリッタ50およびスコアラ52を通
過して所要のスリッティング加工およびスコアリング加
工を施され、デジタルカッタ54により所定長のシートに
裁断された後、コンベヤ56上をシングリング状態で搬送
され、ライン最左端に配設したダウンスカッタ62に1枚
当てづつ放出されて、ここで積層貯留される。
ルートの両面段ボールシートDFは、更にデッキプレート
32の上方に設けた前記スリッタ50およびスコアラ52を通
過して所要のスリッティング加工およびスコアリング加
工を施され、デジタルカッタ54により所定長のシートに
裁断された後、コンベヤ56上をシングリング状態で搬送
され、ライン最左端に配設したダウンスカッタ62に1枚
当てづつ放出されて、ここで積層貯留される。
発明が解決しようとする問題点 前述した基本構造に係るダブルデッキ式段ボールシート
製造装置は、所謂ウェットエンド側をデッキプレート32
の下方に設け、またドライエンド側をデッキプレート32
の上方に設けることにより、コルゲータの全長を著しく
短縮化し得る点において、極めて省スペース効率の優れ
たものである。しかしこのダブルデッキ式段ボールシー
ト製造装置においても、これを実際に稼動させるに際し
て、以下の欠点が指摘される。すなわち前記ダブルフェ
ーサ34に供給される片面段ボールシートSF(これは両面
段ボールシートを製造する場合は、単一の片面段ボール
シートであり、複両面段ボールシートを製造する場合
は、2枚の片面段ボールシートとなる)の長手方向の両
端縁部と、前記片面段ボールシートSFの下方位置におい
て同じくダブルフェーサ34に供給されるバックライナBL
の長手方向の両端縁部とは、第5図(a)に示すよう
に、ぴったりと整列一致することが要請されるが、両者
の整列(これを「耳揃え」という)は一般に困難であっ
て、何らかの対策を施さない限り、第5図(b)に示す
如く、両者の長手方向の両端縁部(耳部)において不揃
いになってしまうことである。
製造装置は、所謂ウェットエンド側をデッキプレート32
の下方に設け、またドライエンド側をデッキプレート32
の上方に設けることにより、コルゲータの全長を著しく
短縮化し得る点において、極めて省スペース効率の優れ
たものである。しかしこのダブルデッキ式段ボールシー
ト製造装置においても、これを実際に稼動させるに際し
て、以下の欠点が指摘される。すなわち前記ダブルフェ
ーサ34に供給される片面段ボールシートSF(これは両面
段ボールシートを製造する場合は、単一の片面段ボール
シートであり、複両面段ボールシートを製造する場合
は、2枚の片面段ボールシートとなる)の長手方向の両
端縁部と、前記片面段ボールシートSFの下方位置におい
て同じくダブルフェーサ34に供給されるバックライナBL
の長手方向の両端縁部とは、第5図(a)に示すよう
に、ぴったりと整列一致することが要請されるが、両者
の整列(これを「耳揃え」という)は一般に困難であっ
て、何らかの対策を施さない限り、第5図(b)に示す
如く、両者の長手方向の両端縁部(耳部)において不揃
いになってしまうことである。
この点につき、ダブルデッキ式段ボールシート製造装置
以外の、先に説明した従来の直列形式を採用した段ボー
ルシート製造装置では、第7図に示すように、片面段ボ
ールシートSFに貼合わされるバックライナBLは、プレヒ
ータ64に近接する右側に配設したミルロールスタンド38
から供給されるものであるため、前記プレヒータ64およ
び糊付装置44を通過して直ちにダブルフェーサ34に供給
される。そしてダブルフェーサ34において、段頂部に糊
付けされた片面段ボールシートSFとバックライナBLとの
貼合わせを行なうに際し、バックライナBLを供給するミ
ルロールスタンド38のロール体36を、公知の機構により
その軸方向に所定距離変位させて、前記耳揃えを行なう
ようになっている。
以外の、先に説明した従来の直列形式を採用した段ボー
ルシート製造装置では、第7図に示すように、片面段ボ
ールシートSFに貼合わされるバックライナBLは、プレヒ
ータ64に近接する右側に配設したミルロールスタンド38
から供給されるものであるため、前記プレヒータ64およ
び糊付装置44を通過して直ちにダブルフェーサ34に供給
される。そしてダブルフェーサ34において、段頂部に糊
付けされた片面段ボールシートSFとバックライナBLとの
貼合わせを行なうに際し、バックライナBLを供給するミ
ルロールスタンド38のロール体36を、公知の機構により
その軸方向に所定距離変位させて、前記耳揃えを行なう
ようになっている。
この従来の機構では、バックライナBL供給用のミルロー
ルスタンド38とダブルフェーサ34とが距離的に極めて近
接しているから、当該ミルロールスタンド38においてロ
ール体36の軸方向位置の調節を行なうだけで、容易にダ
ブルフェーサ34における片面段ボールシートSFとの耳揃
え調節を行なうことができた。
ルスタンド38とダブルフェーサ34とが距離的に極めて近
接しているから、当該ミルロールスタンド38においてロ
ール体36の軸方向位置の調節を行なうだけで、容易にダ
ブルフェーサ34における片面段ボールシートSFとの耳揃
え調節を行なうことができた。
しかるに第1図に示す構成に係るダブルデッキ式の段ボ
ールシート製造装置では、バックライナBLを供給するミ
ルロールスタンド38は、第1図から容易に判明する如
く、デッキプレート32の下方において、2基のシングル
フェーサ10,12の更に左側位置に離間的に配設されるも
のである。このために当該ロールスタンド38からバック
ライナBLは、デッキプレート32に沿って右側に大きく引
出され、デッキプレート32の上部右側に設置したダブル
フェーサ34に最終的に案内されるようになっている。す
なわちバックライナBLは、その供給源であるミルロール
スタンド38から、段頂部に糊付けされた片面段ボールシ
ートSFとの貼合わせがなされるダブルフェーサ34に到来
するまで、極めて長い距離を送行してくる必要がある。
従って、仮にバックライナBL用のミルロールスタンド38
において前述したロール体36の軸方向の移動調節を行な
っても、遠く離れたダブルフェーサ34には、その効果は
直ちにはもたらされない。そこでこれに対して何らかの
対策を施さない限り、ダブルフェーサ34の部分において
片面段ボールシートSFの長手方向両端縁部とバックライ
ナBLの長手方向両端縁部とにおける前記「耳揃え」が達
成されず、貼合わされた両面段ボールシートまたは複両
面段ボールシートには、重大な製造欠陥が発生すること
となる。これは製造される製品の品質に大きな影響を与
えるものであり、ユーザーからのクレームの原因ともな
るものである。
ールシート製造装置では、バックライナBLを供給するミ
ルロールスタンド38は、第1図から容易に判明する如
く、デッキプレート32の下方において、2基のシングル
フェーサ10,12の更に左側位置に離間的に配設されるも
のである。このために当該ロールスタンド38からバック
ライナBLは、デッキプレート32に沿って右側に大きく引
出され、デッキプレート32の上部右側に設置したダブル
フェーサ34に最終的に案内されるようになっている。す
なわちバックライナBLは、その供給源であるミルロール
スタンド38から、段頂部に糊付けされた片面段ボールシ
ートSFとの貼合わせがなされるダブルフェーサ34に到来
するまで、極めて長い距離を送行してくる必要がある。
従って、仮にバックライナBL用のミルロールスタンド38
において前述したロール体36の軸方向の移動調節を行な
っても、遠く離れたダブルフェーサ34には、その効果は
直ちにはもたらされない。そこでこれに対して何らかの
対策を施さない限り、ダブルフェーサ34の部分において
片面段ボールシートSFの長手方向両端縁部とバックライ
ナBLの長手方向両端縁部とにおける前記「耳揃え」が達
成されず、貼合わされた両面段ボールシートまたは複両
面段ボールシートには、重大な製造欠陥が発生すること
となる。これは製造される製品の品質に大きな影響を与
えるものであり、ユーザーからのクレームの原因ともな
るものである。
発明の目的 この発明は、前述した構成に係るダブルデッキ式段ボー
ルシート製造装置において、そのダブルフェーサに供給
される片面段ボールシートと、バックライナとが、長手
方向両端縁部の不揃いを生ずる欠点に鑑み、これを解決
するべく提案されたものであって、ダブルフェーサとバ
ックライナを供給するミルロールスタンドの設置位置と
が距離的に大きく離間していても、ダブルフェーサにお
いて両面段ボールシートとバックライナとの耳揃えが好
適になされる手段を提供することを目的とする。
ルシート製造装置において、そのダブルフェーサに供給
される片面段ボールシートと、バックライナとが、長手
方向両端縁部の不揃いを生ずる欠点に鑑み、これを解決
するべく提案されたものであって、ダブルフェーサとバ
ックライナを供給するミルロールスタンドの設置位置と
が距離的に大きく離間していても、ダブルフェーサにお
いて両面段ボールシートとバックライナとの耳揃えが好
適になされる手段を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記問題点を克服し、所期の目的を好適に達成するため
本発明は、少なくとも1基のシングルフェーサと、前記
シングルフェーサに中芯紙を供給するミルロールスタン
ドと、前記シングルフェーサにライナを供給するミルロ
ールスタンドと、ダブルフェーサにバックライナを供給
するミルロールスタンドとをデッキプレートの下方に設
置し、前記シングルフェーサで製造される片面段ボール
シートに前記バックライナを貼合わせて両面または複両
面段ボールシートを製造するダブルフェーサを、前記デ
ッキプレートの上方に設置してなるダブルデッキ式段ボ
ールシート製造装置において、前記ダブルフェーサへの
入口直前に回転自在にバックライナ案内用のガイドロー
ルを配設し、このガイドロールを片面段ボールシートの
供給方向に対し直交する方向に変位可能に構成すると共
に、前記ミルロールスタンドに装着したロール体を、バ
ックライナの供給方向と直交する方向に、前記ガイドロ
ールの変位と同期して同量だけ変位可能に構成したこと
を特徴とする。
本発明は、少なくとも1基のシングルフェーサと、前記
シングルフェーサに中芯紙を供給するミルロールスタン
ドと、前記シングルフェーサにライナを供給するミルロ
ールスタンドと、ダブルフェーサにバックライナを供給
するミルロールスタンドとをデッキプレートの下方に設
置し、前記シングルフェーサで製造される片面段ボール
シートに前記バックライナを貼合わせて両面または複両
面段ボールシートを製造するダブルフェーサを、前記デ
ッキプレートの上方に設置してなるダブルデッキ式段ボ
ールシート製造装置において、前記ダブルフェーサへの
入口直前に回転自在にバックライナ案内用のガイドロー
ルを配設し、このガイドロールを片面段ボールシートの
供給方向に対し直交する方向に変位可能に構成すると共
に、前記ミルロールスタンドに装着したロール体を、バ
ックライナの供給方向と直交する方向に、前記ガイドロ
ールの変位と同期して同量だけ変位可能に構成したこと
を特徴とする。
実施例 次に本発明に係るダブルデッキ式段ボールシート製造装
置に関し、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しな
がら以下説明する。本実施例は、第1図に関連して説明
したダブルデッキ式の段ボールシート製造装置におい
て、デッキプレート32の上方に配設したダブルフェーサ
34の入口側上流で、被貼合わせ対象物である片面段ボー
ルシートSFに対してバックライナBLを、その供給方向に
対し直交する方向に変位させるガイドロールを設けると
共に、当該バックライナBLを供給するミルロールスタン
ド38でも同期的に、その変位分と同量の軸方向の変位を
ロール体36に与え得るよう構成したものである。
置に関し、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しな
がら以下説明する。本実施例は、第1図に関連して説明
したダブルデッキ式の段ボールシート製造装置におい
て、デッキプレート32の上方に配設したダブルフェーサ
34の入口側上流で、被貼合わせ対象物である片面段ボー
ルシートSFに対してバックライナBLを、その供給方向に
対し直交する方向に変位させるガイドロールを設けると
共に、当該バックライナBLを供給するミルロールスタン
ド38でも同期的に、その変位分と同量の軸方向の変位を
ロール体36に与え得るよう構成したものである。
第2図および第3図は、ダブルフェーサ34の入口側の直
前位置に回転自在に配設したバックライナBL用のガイド
ロール59により、当該バックライナBLを片面段ボールシ
ートSFに対して変位させて、耳揃えを達成するようにし
たものである。すなわち第2図は、バックライナBLを変
位させる一実施例に係る機構の概略側面図であり、第3
図は第2図に示す変位機構を矢印X方向側から観察した
一部切欠き部分正面図である。
前位置に回転自在に配設したバックライナBL用のガイド
ロール59により、当該バックライナBLを片面段ボールシ
ートSFに対して変位させて、耳揃えを達成するようにし
たものである。すなわち第2図は、バックライナBLを変
位させる一実施例に係る機構の概略側面図であり、第3
図は第2図に示す変位機構を矢印X方向側から観察した
一部切欠き部分正面図である。
図において糊付装置44を構成する外装フレーム66,66の
下方にプレヒータドラム60が固定配置されており、この
ドラム60の上方に前記ダブルフェーサ34の入口側が臨ん
でいる。また前記入口の直前上流側で、かつプレヒータ
ドラム60の上方には、上下で対をなす一対のガイドロー
ル59,59が回転自在に枢支されている。但しこれら一対
のガイドロール59,59の左側部分は、前記糊付装置44の
フレーム66に対応的に穿設した通孔66aに配置した滑り
軸受68に挿通されて該フレームの外方に延出し、その左
端部は図示形状をなす軸受70に枢支されるようになって
いる。また前記フレーム66の外壁にはブラケット72が配
設され、このブラケット72の内部にサーボモータ74およ
び後述のねじ軸78が配設されている。サーボモータ74の
回転軸および前記ねじ軸78には、夫々スプロケット76,7
7が固定され、両スプロケット76,77はチェン79により連
結されている。またねじ軸78は、前記軸受70の中央に設
けたナット80に螺挿されている。従ってサーボモータ74
を所要の正逆方向に回転させれば、ねじ軸78とナット80
とのねじ作用下に、前記一対のガイドロール59,59は、
滑り軸受68を摺擦しつつ軸方向に所要距離だけ移動可能
である。
下方にプレヒータドラム60が固定配置されており、この
ドラム60の上方に前記ダブルフェーサ34の入口側が臨ん
でいる。また前記入口の直前上流側で、かつプレヒータ
ドラム60の上方には、上下で対をなす一対のガイドロー
ル59,59が回転自在に枢支されている。但しこれら一対
のガイドロール59,59の左側部分は、前記糊付装置44の
フレーム66に対応的に穿設した通孔66aに配置した滑り
軸受68に挿通されて該フレームの外方に延出し、その左
端部は図示形状をなす軸受70に枢支されるようになって
いる。また前記フレーム66の外壁にはブラケット72が配
設され、このブラケット72の内部にサーボモータ74およ
び後述のねじ軸78が配設されている。サーボモータ74の
回転軸および前記ねじ軸78には、夫々スプロケット76,7
7が固定され、両スプロケット76,77はチェン79により連
結されている。またねじ軸78は、前記軸受70の中央に設
けたナット80に螺挿されている。従ってサーボモータ74
を所要の正逆方向に回転させれば、ねじ軸78とナット80
とのねじ作用下に、前記一対のガイドロール59,59は、
滑り軸受68を摺擦しつつ軸方向に所要距離だけ移動可能
である。
以上は、一対のガイドロール59,59の左側端部に関する
変移動機構に関する説明であるが、当該ガイドロール5
9,59の右側端部も、全く同じ変移機構になっている。そ
して左右両方のサーボモータ74を同期的に付勢すること
により、両ガイドロール59,59は前述の如く軸方向に移
動する。このときは、左右両方のねじ軸78のねじ切り方
向を逆にするか、または両サーボモータ74の回転方向を
逆にすることが必要である。
変移動機構に関する説明であるが、当該ガイドロール5
9,59の右側端部も、全く同じ変移機構になっている。そ
して左右両方のサーボモータ74を同期的に付勢すること
により、両ガイドロール59,59は前述の如く軸方向に移
動する。このときは、左右両方のねじ軸78のねじ切り方
向を逆にするか、または両サーボモータ74の回転方向を
逆にすることが必要である。
また前記サーボモータ74により回転されるねじ軸78に
は、タコメータに代表される回転検出器82が配設され、
この回転検出器82からの信号が、第6図に示す如く、電
気制御回路に設けた比較器84に入力されるようになって
いる。
は、タコメータに代表される回転検出器82が配設され、
この回転検出器82からの信号が、第6図に示す如く、電
気制御回路に設けた比較器84に入力されるようになって
いる。
第1図に示すバックライナBL用のミルロールスタンド38
に設けたロール体36を軸方向に移動調節する公知の機構
におけるモータ86からの回転信号も、同じくタコメータ
88により検出されて、その信号が比較器84中に入力され
る。そしてこの比較器84において、基準信号に対し一定
の偏差に応じた制御指令が、変位機構におけるモータ74
またはミルロールスタンド38のロール体36を軸方向に移
動調節するモータ86にフィードバックされ、これによっ
て、例えば第3図に示すバックライナBLの変位装置から
の変位量をそのままバックライナBL用のミルロールスタ
ンド38におけるロール体36の変位量として同期的に調節
し得る。
に設けたロール体36を軸方向に移動調節する公知の機構
におけるモータ86からの回転信号も、同じくタコメータ
88により検出されて、その信号が比較器84中に入力され
る。そしてこの比較器84において、基準信号に対し一定
の偏差に応じた制御指令が、変位機構におけるモータ74
またはミルロールスタンド38のロール体36を軸方向に移
動調節するモータ86にフィードバックされ、これによっ
て、例えば第3図に示すバックライナBLの変位装置から
の変位量をそのままバックライナBL用のミルロールスタ
ンド38におけるロール体36の変位量として同期的に調節
し得る。
このように構成した本実施例に係るダブルデッキ式段ボ
ールシート製造装置のバックライナBLの変位調整機構に
つき、その使用の実際を説明する。デッキプレート32の
上方に設けたダブルフェーサ34の入口側に供給される片
面段ボールシートSFは、その長手方向における両端縁部
が基準とされる。そしてミルロールスタンド38から引出
したバックライナBLの長手方向両端縁部が、前記片面段
ボールシートSFの長手方向両端縁部に対し、手動操作に
より位置決め調節がなされる。すなわちバックライナBL
は、前記プレヒータドラム60に周回された後、前記一対
のガイドロール59,59および第2図で符号90で示すガイ
ドロールを経て、ダブルフェーサ34の入力口側に供給さ
れる。そして両サーボモータ74を所要の正逆方向に回転
させれば、前述した如く、ねじ軸78とナット80とのねじ
作用下に、前記一対のガイドロール59,59は、滑り軸受6
8を摺擦しつつ軸方向に所要距離だけ移動する。これに
よりダブルフェーサ34に供給される片面段ボールシート
SFと、ミルロールスタンド38から引出したバックライナ
BLとの耳揃えが完了する。
ールシート製造装置のバックライナBLの変位調整機構に
つき、その使用の実際を説明する。デッキプレート32の
上方に設けたダブルフェーサ34の入口側に供給される片
面段ボールシートSFは、その長手方向における両端縁部
が基準とされる。そしてミルロールスタンド38から引出
したバックライナBLの長手方向両端縁部が、前記片面段
ボールシートSFの長手方向両端縁部に対し、手動操作に
より位置決め調節がなされる。すなわちバックライナBL
は、前記プレヒータドラム60に周回された後、前記一対
のガイドロール59,59および第2図で符号90で示すガイ
ドロールを経て、ダブルフェーサ34の入力口側に供給さ
れる。そして両サーボモータ74を所要の正逆方向に回転
させれば、前述した如く、ねじ軸78とナット80とのねじ
作用下に、前記一対のガイドロール59,59は、滑り軸受6
8を摺擦しつつ軸方向に所要距離だけ移動する。これに
よりダブルフェーサ34に供給される片面段ボールシート
SFと、ミルロールスタンド38から引出したバックライナ
BLとの耳揃えが完了する。
この場合に、サーボモータ74の回転はタコメータ82によ
り回転信号として検出され、第6図に関して説明した如
く、比較器84を介して指令信号がミルロールスタンド38
のモータ86に供給され、これによってロール体36を軸方
向に変位調節する。ここでも同期的に、バックライナBL
がダブルフェーサ34側において変位調節された量と同じ
量だけ同方向に変位調節される。この状態で段ボールシ
ート製造装置の運転を開始すれば、前記ダブルフェーサ
34からバックライナBL用のミルロールスタンド38が距離
的に大きく離間していても、当該ダブルフェーサ34の入
口側において段ボールシートとの耳揃えが良好になされ
る。しかも同時にバックライナBLの供給源であるミルロ
ールスタンド38側においても、同量の位置調節が行なわ
れるので、当該バックライナBLに無理な力が加わること
がなく、円滑に耳揃えの施された良質の両面段ボールシ
ートまたは複両面段ボールシートが連続的に生産され
る。
り回転信号として検出され、第6図に関して説明した如
く、比較器84を介して指令信号がミルロールスタンド38
のモータ86に供給され、これによってロール体36を軸方
向に変位調節する。ここでも同期的に、バックライナBL
がダブルフェーサ34側において変位調節された量と同じ
量だけ同方向に変位調節される。この状態で段ボールシ
ート製造装置の運転を開始すれば、前記ダブルフェーサ
34からバックライナBL用のミルロールスタンド38が距離
的に大きく離間していても、当該ダブルフェーサ34の入
口側において段ボールシートとの耳揃えが良好になされ
る。しかも同時にバックライナBLの供給源であるミルロ
ールスタンド38側においても、同量の位置調節が行なわ
れるので、当該バックライナBLに無理な力が加わること
がなく、円滑に耳揃えの施された良質の両面段ボールシ
ートまたは複両面段ボールシートが連続的に生産され
る。
発明の効果 以上説明した如く、本発明に係るダブルデッキ式段ボー
ルシート製造装置によれば、その装置の構成上の制約に
基づき、バックライナを供給するミルロールスタンドが
デッキプレート上に設けたダブルフェーサに対し、距離
的に大きく離間していても、そのダブルフェーサ入口側
において片面段ボールシートとの耳揃えが行なわれ、か
つ供給源であるミルロールスタンドでも同期的に同じ量
のロール体の軸方向変位調節が行なわれるので、常に耳
揃えがなされた段ボールシートが製造される。これによ
り段ボールシートの不良やその他無駄が排除され、常に
ユーザーの求める良質な段ボールシートの生産が確保さ
れる。
ルシート製造装置によれば、その装置の構成上の制約に
基づき、バックライナを供給するミルロールスタンドが
デッキプレート上に設けたダブルフェーサに対し、距離
的に大きく離間していても、そのダブルフェーサ入口側
において片面段ボールシートとの耳揃えが行なわれ、か
つ供給源であるミルロールスタンドでも同期的に同じ量
のロール体の軸方向変位調節が行なわれるので、常に耳
揃えがなされた段ボールシートが製造される。これによ
り段ボールシートの不良やその他無駄が排除され、常に
ユーザーの求める良質な段ボールシートの生産が確保さ
れる。
第1図はダブルデッキ式段ボールシート製造装置の概略
構成を示す説明図、第2図は、バックライナBLを変位さ
せる一実施例に係る機構の概略側面図、第3図は第2図
に示す変位機構を矢印X方向側から観察した一部切欠き
部分正面図、第4図は第2図および第3図に示す変位機
構の概略構造を示す斜視図、第5図(a)はライナと片
面段ボールシートとの間で耳揃えが好適になされている
状態を示す斜視図、第5図(b)はライナと片面段ボー
ルシートとの間で両端縁部が整列しなくなった状態を示
す斜視図、第6図は電気制御回路のブロック図、第7図
は従来の直列形式を採用した段ボールシート製造装置に
おいて、片面段ボールシートに貼合わされるバックライ
ナが、プレヒータに近接する右側に配設したミルロール
スタンドから供給され、ダブルフェーサに直ちに供給さ
れる状態を示す部分概略説明図である。 10……シングルフェーサ 22……ミルロールスタンド 28……ミルロールスタンド 32……デッキプレート、34……ダブルフェーサ 36……ロール体 38……ミルロールスタンド 59……ガイドロール BL……バックライナ、L……ライナ M……中芯紙 SF……片面段ボールシート
構成を示す説明図、第2図は、バックライナBLを変位さ
せる一実施例に係る機構の概略側面図、第3図は第2図
に示す変位機構を矢印X方向側から観察した一部切欠き
部分正面図、第4図は第2図および第3図に示す変位機
構の概略構造を示す斜視図、第5図(a)はライナと片
面段ボールシートとの間で耳揃えが好適になされている
状態を示す斜視図、第5図(b)はライナと片面段ボー
ルシートとの間で両端縁部が整列しなくなった状態を示
す斜視図、第6図は電気制御回路のブロック図、第7図
は従来の直列形式を採用した段ボールシート製造装置に
おいて、片面段ボールシートに貼合わされるバックライ
ナが、プレヒータに近接する右側に配設したミルロール
スタンドから供給され、ダブルフェーサに直ちに供給さ
れる状態を示す部分概略説明図である。 10……シングルフェーサ 22……ミルロールスタンド 28……ミルロールスタンド 32……デッキプレート、34……ダブルフェーサ 36……ロール体 38……ミルロールスタンド 59……ガイドロール BL……バックライナ、L……ライナ M……中芯紙 SF……片面段ボールシート
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも1基のシングルフェーサ(10)
と、前記シングルフェーサ(10)に中芯紙(M)を供給
するミルロールスタンド(22)と、前記シングルフェー
サ(10)にライナ(L)を供給するミルロールスタンド
(28)と、ダブルフェーサ(34)にバックライナ(BL)
を供給するミルロールスタンド(38)とをデッキプレー
ト(32)の下方に設置し、 前記シングルフェーサ(10)で製造される片面段ボール
シート(SF)に前記バックライナ(BL)を貼合わせて両
面または複両面段ボールシートを製造するダブルフェー
サ(34)を、前記デッキプレート(32)の上方に設置し
てなるダブルデッキ式段ボールシート製造装置におい
て、 前記ダブルフェーサ(34)への入口直前に回転自在にバ
ックライナ(BL)案内用のガイドロール(59)を配設
し、このガイドロール(59)を片面段ボールシート(S
F)の供給方向に対し直交する方向に変位可能に構成す
ると共に、 前記ミルロールスタンド(38)に装着したロール体(3
6)を、バックライナ(BL)の供給方向と直交する方向
に、前記ガイドロール(59)の変位と同期して同量だけ
変位可能に構成した ことを特徴とするダブルデッキ式段ボールシート製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8830187A JPH0737096B2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | ダブルデツキ式段ボ−ルシ−ト製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8830187A JPH0737096B2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | ダブルデツキ式段ボ−ルシ−ト製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63252731A JPS63252731A (ja) | 1988-10-19 |
JPH0737096B2 true JPH0737096B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=13939102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8830187A Expired - Lifetime JPH0737096B2 (ja) | 1987-04-09 | 1987-04-09 | ダブルデツキ式段ボ−ルシ−ト製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737096B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109551826A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-04-02 | 佛山市富利包装机械有限公司 | 全线湿部原纸对齐系统 |
-
1987
- 1987-04-09 JP JP8830187A patent/JPH0737096B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63252731A (ja) | 1988-10-19 |
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