JPH0737013B2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JPH0737013B2
JPH0737013B2 JP29996689A JP29996689A JPH0737013B2 JP H0737013 B2 JPH0737013 B2 JP H0737013B2 JP 29996689 A JP29996689 A JP 29996689A JP 29996689 A JP29996689 A JP 29996689A JP H0737013 B2 JPH0737013 B2 JP H0737013B2
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JP
Japan
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veneer
thickness
back surface
fiber direction
name
Prior art date
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JP29996689A
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JPH03183501A (ja
Inventor
英二 柴田
良夫 山梶
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Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
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Publication date
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  • Finished Plywoods (AREA)
  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は建築用あるいは家具用に使用する化粧板に関
するものである。
[従来技術] 厚み0.3〜1mmの銘木単板をラワン合板の表面に貼った天
然銘木単板貼り化粧合板や、その天然銘木単板貼り化粧
合板の裏面にクッション性のあるシートが貼着されたコ
ンクリート床面等に直接貼るのに適して化粧合板は知ら
れていた。
しかしながら、最近、熱帯雨林の木材資源の枯渇が自然
保護の観点から問題となっており、合板の主要原料のラ
ワン材が入手しにくくなっている。そのため、ラワン材
に代る材料として植林の容易な針葉樹を使用する動きが
ある。
また、市場では、厚み0.3〜1mmの銘木単板の代りに厚み
のある銘木単板を使用した高級感のある化粧板が望まれ
ていた。
しかし、単に厚みのある銘木単板を使用して、その裏面
に針葉樹合板を貼着すると、非常に反りが生じやすいと
いう欠点があった。
また、針葉樹合板の代りに針葉樹の挽き材を使用する
と、さらに反りが生じやすくなるという欠点があった。
本発明者は、先に、厚み2〜6mmの単板の裏面に、その
繊維方向と直行方向に小幅の針葉樹材を若干の隙間をあ
けて並べ接着し、その裏面にクッション性のあるシート
を貼着した化粧板を提案した。しかしながら、この化粧
板でも完全に反りを防止することは難しかった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、基材に針葉樹を使用しても反りのない化粧板
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明は厚み2〜5mmの銘木単板の裏面に厚み1〜4mm
の単板が接着され、さらにその裏面に繊維方向が銘木単
板の繊維方向と直行するように小幅の針葉樹材が若干の
隙間をあけて並べて接着されてなる化粧板、および、そ
の化粧板の裏面にクッション性のあるシートが貼着され
てなる化粧板、および、厚み2〜5mmの銘木単板の裏面
に厚み1〜4mmの単板が接着され、さらにその裏面に繊
維方向が銘木単板の繊維方向と直行するように小幅の針
葉樹材が若干の隙間をあけて並べて接着して細長状化粧
板が形成され、この細長状化粧板を階段状になるように
少しずつ長さ方向にずらしながら幅方向に複数枚並べ、
かつ、それらの接合部が屈曲自在になるように連結し、
その裏面にクッション性のあるシートが貼着されてなる
化粧板に係るものである。
この発明を以下実施例に基ずいて詳述する。
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図で、厚み2〜
5mmの比較的厚みのある銘木単板1の裏面に厚み1〜4mm
の単板2が接着されている。この単板2はラワン(広葉
樹)単板を使用することが好ましいが、これに限定され
るものではない。ラワン単板のような広葉樹単板を使用
すれば、表面に貼る厚み2〜5mmの銘木単板1を平滑に
接着しやすい。また、この単板2の繊維方向を銘木単板
1の繊維方向と直行させるようにすると、強度が大きく
なることはいうまでもなく、反りが発生しにくくなると
いう利点がある。
次に、銘木単板1の繊維方向と直行するように小幅の針
葉樹材3が若干の隙間4をあけて並べて接着されてい
る。
化粧単板1の厚みを2〜5mmとしたのは、厚みが2mm未満
ならば化粧板になった時に反りが生じやすく、5mmを越
えると経済的に高価なものになり、かつ、やはり反りが
生じやすい欠点がある。
銘木単板の裏面に接着する単板の厚みを1〜4mmとした
は、1mm未満でも4mmを越えても反りが生じやすいためで
ある。
小幅の針葉樹材3は、厚み4〜8mmで幅は2〜50mmが好
ましいが、これに限定されるものではない。針葉樹材2
の材種としては、松、杉、栂等どのようなものでもよ
い。針葉樹材2の隙間3は2mm以下が一般的であり、ほ
とんど接触している状態でもよい。
そして、コンクリート床面等に直接貼る場合はその裏面
に厚み1〜4mmのクッション性のあるシート5を貼着す
る。クッション性のあるシートとしては、天然ゴム・合
成ゴム・塩化ビニル樹脂のシート、およびこれらの発泡
したもの、またはこれらに無機粉末・繊維等が混入され
たものが使用できる。
銘木単板1の表面には、着色層を形成したり、耐摩耗性
を向上させるために、α−アルミナや炭化けい素を混入
した透明な塗料層を形成してもよい。
このようにして製造された化粧板の四側面には雄実7、
雌実8が形成されている。雄実、雌実の代わりに合決り
加工のような他の係合手段を形成してもよい。
第2図は第1図の細長状化粧板6を連結して製造した広
幅の化粧板の正面図、第3図は第2図のA−A断面図
で、細長状化粧板を長さ方向に若干ずつずらして階段状
になるように幅方向に複数枚並べて幅広の化粧板を構成
したものである。この時、細長状化粧板6の側面に形成
した雄実7と雌実8とはゆるやかに嵌合され、その嵌合
部に柔軟性のあるホットメルト樹脂9が充填されて、化
粧板どうしが接合された状態で自由に曲がるようになさ
れている。この時小幅の針葉樹材の若干の隙間4は隣り
合う細長状化粧板間でそれぞれくい違い状に配置される
方が強度的に好ましい。柔軟性のあるホットメルト樹脂
としては、エチレン酢酸ビニル系樹脂、ウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。
このようにして形成された幅広の化粧板の裏面には、ほ
ぼこれと同形状のクッション性のあるシートが貼着され
ている。なおこのクッション性のあるシートは、二分割
あるいは三分割されて貼着されていてももちろんよいも
のである。
[発明の効果] この発明は上述したように、銘木単板の裏面にもう一枚
の単板が接着され、さらにその裏面に小幅の針葉樹材が
接着されているので、熱帯雨林の自然破壊の問題もほと
んどなく、また、表面の銘木単板が厚み2〜5mmの比較
的厚みのある単板であること、その銘木単板の裏面に厚
み1〜4mmの単板が接着され、さらにその裏面に繊維方
向が銘木単板の繊維方向と直行するように小幅の針葉樹
材が若干の隙間をあけて並べて接着されていることとが
合いまって、化粧板の反りがないという大きな利点があ
る。
なお、裏面にクッション性のあるシートを貼着すること
によって凹凸のあるコンクリート面にでも何等問題なく
貼ることができる。
また、銘木単板、裏打ち単板、小幅の針葉樹材を順次接
着して形成した細長状化粧板を階段状になるように少し
ずつ長さ方向にずらしながら幅方向に複数枚並べ、か
つ、それらの接合部が屈曲自在になるように連結し、そ
の裏面にクッション性のあるシートを貼着して化粧板を
構成すると、施工が非常に楽になるうえ、化粧板の一方
の方向(第3図の左右方向)の接合線が一直線にならず
意匠性に優れているものである。
[実施例1] 厚み2mmのナラ単板の裏面に、厚み1mmの松単板をその繊
維方向がナラ単板の繊維方向と同一方向になるように接
着し、さらにその裏面にナラ単板の繊維方向と直行方向
になるように厚み6mm、幅30mmの小幅の栂材をほぼ1mmの
隙間をあけて並べ接着して大きさ150mm×1800mmの所望
の化粧板を得た。
[実施例2] 実施例1の化粧板の裏面に厚み2mmのポリウレタン系独
立発泡シートを貼着して大きさ150mm×1800mmの所望の
化粧板を得た。
[実施例3] 厚み3mmのナラ単板の裏面に、厚み1mmのラワン単板をそ
の繊維方向がナラ単板の繊維方向と直行方向になるよう
に接着し、さらにその裏面にナラ単板の繊維方向と直行
方向になるように厚み5mm、幅25mmの小幅の松材をほぼ
0.5mmの隙間をあけて並べて接着して細長状化粧板を得
た。この細長状化粧板の四側面に雄実と雌実を形成して
大きさ60mm×900mmの所望の化粧板を得た。
[実施例4] 実施例3の化粧板の裏面に厚み3mmのポリエチレン系独
立発泡シートを貼着して所望の化粧板を得た。
[実施例5] 実施例3の化粧板を階段状になるように50mmずつ長さ方
向にずらしながら幅方向に5枚並べて連結し、その連結
部の裏面からホットメルト樹脂を部分的に注入して接合
部が屈曲自在になるように接合した後、裏面に厚み2mm
のポリエチレン系独立発泡シートを貼着して所望の化粧
板を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す側面図、第2図は
第1図の化粧板を接合して製造した広幅の化粧板の平面
図、第3図は第2図のA−A一部拡大断面図である。 1…銘木単板 2…単板 3…小幅の針葉樹材 4…隙間 5…クッション性のあるシート 6…細長状化粧板 7…雄実 8…雌実 9…ホットメルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み2〜5mmの銘木単板の裏面に厚み1〜4
    mmの単板が接着され、さらにその裏面に繊維方向が銘木
    単板の繊維方向と直行するように小幅の針葉樹材が若干
    の隙間をあけて並べて接着されてなる化粧板。
  2. 【請求項2】厚み2〜5mmの銘木単板の裏面に厚み1〜4
    mmの単板が接着され、さらにその裏面に繊維方向が銘木
    単板の繊維方向と直行するように小幅の針葉樹材が若干
    の隙間をあけて並べて接着され、その裏面にクッション
    性のあるシートが貼着されてなる化粧板。
  3. 【請求項3】厚み2〜5mmの銘木単板の裏面に厚み1〜4
    mmの単板が接着され、さらにその裏面に繊維方向が銘木
    単板の繊維方向と直行するように小幅の針葉樹材を若干
    の隙間をあけて並べて接着して細長状化粧板が形成さ
    れ、この細長状化粧板を階段状になるように少しずつ長
    さ方向にずらしながら幅方向に複数枚並べ、かつ、それ
    らの接合部が屈曲自在になるように連結し、その裏面に
    クッション性のあるシートが貼着されてなる化粧板。
JP29996689A 1989-11-18 1989-11-18 化粧板 Expired - Lifetime JPH0737013B2 (ja)

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JPH03183501A JPH03183501A (ja) 1991-08-09
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