JPH03183501A

JPH03183501A - 化粧板

Info

Publication number: JPH03183501A
Application number: JP29996689A
Authority: JP
Inventors: Eiji Shibata; 英二柴田; Yoshio Yamakaji; 山梶　良夫
Original assignee: Eidai Co Ltd
Current assignee: Eidai Co Ltd
Priority date: 1989-11-18
Filing date: 1989-11-18
Publication date: 1991-08-09
Anticipated expiration: 2010-04-26
Also published as: JPH0737013B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は建築用あるいは家具用に使用する化粧板に関
するものである。

［従来技術］厚み０．３〜１層鳳の銘木単板をラワン合板の表面に貼
った天然銘木単板貼り化粧合板や、その天然銘木単板貼
り化粧合板の裏面クッション性のあるシートが貼着され
たコンクリート床面等に直接貼るのに適した化粧合板は
知られていた。

しかしながら、最近、熱帯雨林の木材資源の枯渇が自然
保護の観点から問題となっており、合板の主要原料のラ
ワン材が入手しにくくなっている。そのため、ラワン材
に代る材料として植林の容易な針葉樹を使用する動きが
ある。

また、市場では、厚み０．３〜１ｍｉ＋の銘木単板の代
りに厚みのある銘木単板を使用した高級感のある化粧板
が望まれていた。

しかし、学に厚みのある銘木単板を使用して。

その裏面に針葉樹合板を貼着すると、非常に反りが生じ
やすいという欠点があった。

また、側葉樹合板の代りに針葉樹の撞き材を使用すると
、さらに反りが生じやすくなるという欠点があった。

未発ＩＪＪ者は、先に、厚み２〜６■の単板の裏面に、
そのＪａ１７方向と直行方向に小幅の針葉樹材を若干の
隙間をあけて並べて接着し、その裏面クッション性のあ
るシートを貼着した化粧板を提案した。しかしながら、
この化粧板でも完全に反りを防止することは難しかった
。

［発明が解決しようとする問題点コ本発明は、基材に針葉樹を使用しても反りのない化粧板
を提供することを目的とする。

［問題を解決するための手段〕この発明は厚み２〜５關の銘木単板の裏面に厚み１〜４
１１の単板が接着され、さらにその裏面にｍ駿方向が銘
木中板のｍ線方向と直行するように小幅の針葉樹材が若
干の隙間をあけて並べて接着されてなる化粧板２および
、その化粧板の裏面クッション性のあるシートが貼着さ
れてなる化粧板、および、厚み２〜５■の銘木単板の裏
面に厚み１〜４ｍｍの単板が接着され、さらにその裏面
にａｍ方向が銘木単板の繊維方向と直行するように小幅
の１葉樹材を若干の隙間をあけて並べて接着しｃｌｌＢ
ｌｌ化粧板が形成され、この細長状化粧板を階段状にな
るように少しずつ長さ方向にずらしながら幅方向に複数
枚並べ、かつ、それらの接合部が屈曲自在になるように
連結し、その裏面クッション性のあるシートが貼着され
てなる化粧板に係るものである。

この発明を以下実施例に基ずいて詳述する。

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図で、厚み２〜
５開の比較的厚みのある銘木単板ｌの裏面に厚み１〜４
ｍｍの単板２が接着されている。

この単板２はラワン（広葉捌）単板を使用することが好
ましいが、これに限定されるものではない。

ラワン単板のような広葉樹単板を使用すれば、表面に貼
る厚み２〜５■の銘木単板１を平滑に接着しやすい。ま
た、この単板２の繊維方向を銘木単板１の繊維方向と直
行させるようにすると、強度が大きくなることはいうま
でもなく、反りが発生しにくくなるという利点がある。

次に、銘木単板ｌのｍ線方向と直行するように小幅の針
葉樹材３が若干の隙間４をあけて並べて接着されている
。

化粧単板１の厚みを２〜５■としたのは、厚みが２■未
満ならば化粧板になった時に反りが生じやすく、５■を
越えると経済的に高価なものになり、かつ、やはり反り
が生じやすい欠点がある。

銘木単板の裏面に接着する単板の厚みを１〜４ｍｍとし
たは、１ｍｍ未満でも４ｍｍを越えても反りが生じやす
いためである。

小幅の針葉樹材３は、厚み４〜８■で輻は２０〜５０ｍ
ｍが好ましいが、これに限定されるものではない、針葉
樹材２の材種としては、松、杉、栂等どのようなもので
もよい、針葉樹材２の隙間３は２開以下が一般的であり
、はとんど接触している状態でもよい。

そして、コンクリート床面等に直接貼る場合はその裏面
に厚み１〜４＋ｓｍのクッション性のあるシート５を貼
着する。クッション性のあるシートとしては、天然ゴム
・合成ゴム・塩化ビニル樹脂のシート、およびこれらの
発泡したもの、またはこれらに無機粉末・ｍ＃Ｉ等が混
入されたものが使用できる。

銘木単板ｌの表面には、着色層を形成したり、耐摩耗性
を向上させるために、α−アルミナや炭化（すい素を混
入した透明な塗料層を形成してもよい。

このようにして製造された化粧板の四側面には雄実７、
雌実８が形成されている。ＡＩ実、雌実の代わりに合決
り加工のような他の係合手段を形成してもよい。

第２図は第１図の細長状化粧板６を連結して製造した広
幅の化粧板の正面図、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図で
、細長状化粧板を長さ方向に若干ずつずらして階段状に
なるように幅方向に複数枚並べて幅広の化粧板を構成し
たものである。この峙、細長状化粧板６の側面に形成し
た雄実７と雌実８とはゆるやかに嵌合され、その嵌合部
に柔軟性のあるホットメルト樹脂９が充填されて、化粧
板どうしが接合された状態で自由に曲がるようになされ
ている。この時小幅の針葉樹材の若干の隙＋１３１４は
隣り合う細長状化粧板間でそれぞれくい違い状に配置さ
れる方が強度的に好ましい、柔軟性のあるホー２トメル
）１４脂としては、エチレン酢酸ビニル系樹脂、ウレタ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。

このようにして形成された幅広の化粧板の裏面には、は
ぼこれと同形状のクッション性のあるシートが貼着され
ている。なおこのクッション性のあるシートは、二分割
あるいは三分割されて貼着されていてももちろんよいも
のである。

［発明の効果］この発明は上述したように、銘木単板の裏面にもう一枚
の単板が接着され、さらにその裏面に小幅の針葉樹材が
ＪＩｉ着されているので、熱帯雨林の自然破壊の問題も
ほとんどなく、また、表面の銘木単板が厚み２〜５１■
の比較的厚みのある単板であること、その銘木単板の裏
面に厚み１〜４鵬厘の単板が接着され、さらにその裏面
に繊維方向が銘木単板の繊維方向と直行するように小幅
の針葉樹材が若干の隙間をあけて並べて接着されている
こととが合いまって、化粧板の反りがないという大きな
利点がある。

なお、裏面クッション性のあるシートを貼着することに
よって凹凸のあるコンクリート面にでも伺等問題なく貼
ることができる。

また、銘木単板、裏打ち単板、小幅の針葉樹材を順次接
着して形成した細長状化粧板を階段状になるように少し
ずつ長さ方向にずらしながら幅方向に複数枚並べ、かつ
、それらの接合部が屈曲自在になるように連結し、その
裏面クッション性のあるシートを貼着して化粧板を構成
すると、施工が非常に楽になるうえ、化粧板の一方の方
向（第３図の左右方向）の接合線が一直線にならず意匠
性に優れているものである。

［実施例１］厚み２■のナラ単板の裏面に、厚み１１■の松単板をそ
の繊維方向がナラ単板の繊維方向と同一方向になるよう
に接着し、さらにその裏面にナラ単板のａｍ方向と直行
方向になるように厚み６厘■、幅３０ｍｍの小幅の栂材
をほぼ１ｍ５ｅの隙間をあけて並べて接着して大きさ１
５０＋ｍＸ１８００ｍｓの所望の化粧板を得た。

［実施例２Ｊ実施例１の化粧板の裏面に厚み２■のポリウレタン系独
立発泡シートを貼着して大きさ１５０５ｍＸ１８００■
■の所望の化粧板を得た。

［実施例３］〃み３厘厘のナラ単板の裏面に、厚みｆａｒｍのラワン
単板をその繊維方向がナラ単板の繊維方向と直行方向に
なるように接着し、さらにその裏面にナラ単板の繊維方
向と直行方向になるように厚み５■、＄ｉ２５＋ｓｓの
小幅の松材をほぼ０．５ｍｍの隙間をあけて並べて接着
して細長状化粧板を得た。この細長状化粧板の四側面に
雄実と雌実を形成して大きさ６（ｌｓｍＸ９００ｍｍの
所望の化粧板を得た。

［実施例４］実施例３の化粧板の裏面に厚み３１鵬のポリエチレン系
独立発泡シートを貼着して所望の化粧板を得た。

［実施例５］実施例３の化粧板を階段状になるように５０１鵬ずつ長
さ方向にずらしながら幅方向に５枚並べて連結し、その
連結部の裏面からホットメルト樹脂を部分的に注入して
接合部が屈曲自在になるように接合した後、裏面に厚み
２１１のポリエチレン系独立発泡シートを貼着して所望
の化粧板を得た。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す側面図、第２図は
ｐｔ４１図の化粧板を接合して製造した広幅の化粧板の
平面図、第３図は第２図のＡ−Ａ一部拡大断面図である
。ｌ・・・銘木単板２・・・単板３・・・小幅の針葉樹材４・・・隙間５・・・クッション性のあるシート６・・・細長状化粧板７・・・雄実８・・・雌実９・・・ホットメルト

Claims

【特許請求の範囲】

（１）厚み２〜５ｍｍの銘木単板の裏面に厚み１〜４ｍ
ｍの単板が接着され、さらにその裏面に繊維方向が銘木
単板の繊維方向と直行するように小幅の針葉樹材が若干
の隙間をあけて並べて接着されてなる化粧板。
（２）厚み２〜５ｍｍの銘木単板の裏面に厚み１〜４ｍ
ｍの単板が接着され、さらにその裏面に繊維方向が銘木
単板の繊維方向と直行するように小幅の針葉樹材が若干
の隙間をあけて並べて接着され、その裏面にクッション
性のあるシートが貼着されてなる化粧板。
（３）厚み２〜５ｍｍの銘木単板の裏面に厚み１〜４ｍ
ｍの単板が接着され、さらにその裏面に繊維方向が銘木
単板の繊維方向と直行するように小幅の針葉樹材を若干
の隙間をあけて並べて接着して細長状化粧板が形成され
、この細長状化粧板を階段状になるように少しずつ長さ
方向にずらしながら幅方向に複数枚並べ、かつ、それら
の接合部が屈曲自在になるように連結し、その裏面クッ
ション性のあるシートが貼着されてなる化粧板。