JPH0736989U - まな板 - Google Patents

まな板

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JPH0736989U
JPH0736989U JP7274393U JP7274393U JPH0736989U JP H0736989 U JPH0736989 U JP H0736989U JP 7274393 U JP7274393 U JP 7274393U JP 7274393 U JP7274393 U JP 7274393U JP H0736989 U JPH0736989 U JP H0736989U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting board
groove
juice
cooking surface
liquid reservoir
Prior art date
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Pending
Application number
JP7274393U
Other languages
English (en)
Inventor
智仁 井坂
Original Assignee
昇洋貿易株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 昇洋貿易株式会社 filed Critical 昇洋貿易株式会社
Priority to JP7274393U priority Critical patent/JPH0736989U/ja
Publication of JPH0736989U publication Critical patent/JPH0736989U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料から出た汁がまな板からこぼれることを
防ぐとともに、まな板の調理面に溜まった汁で材料がぬ
れるのを防ぐ。 【構成】 まな板1の調理面3の縁部に沿って溝4を設
け、まな板1の一方の短辺側に溝4よりも広くかつ深い
液溜凹部5を溝4に連続して設ける。さらに、まな板1
の他方の短辺側に、把持部7をヒンジ状に回転可能に設
け、同把持部を立てた状態で、回転軸から把持部7の下
端面までの距離が、同軸からまな板1の裏面3bまでの
距離よりも大きくする。把持部7を立てれば、その下部
がまな板1の裏面3bから突出し、まな板1は液溜凹部
5側に下向き傾斜する。調理面3上及び溝4内の汁は、
液溜凹部5に流れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、まな板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、生の野菜、魚等の材料は、多くの水分(汁)を含んでおり、刻んだり おろしたりするとその汁が外に出る。これらの汁は、まな板からこぼれて調理台 を汚しがちであり、また、まな板の調理面(表面)に溜まって材料をぬらしてし まうという問題があった。そこで、例えば図9に示すように、縁部に溝22を設 けたまな板21が提案されている。これは、材料から出た汁を溝22で受け止め 、まな板21から流さないようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この従来のまな板21の溝22は、幅、深さとも一定で細くかつ浅 く、あくまで、まな板21の縁部近傍まで流れ出た汁を一時的に受け止める程度 のものであった。従って、汁の多いもの(例えば、血の多い鯖等)を調理すると きには、あまり役に立たず、結局汁がこぼれて調理台を汚してしまっていた。ま た、溝22はすぐ溢れてしまうので、使用者が、適宜、まな板21を傾ける等し て調理面に溜まった汁を流す必要があるし、材料がぬれるのを防ぐといったこと も無理であった。
【0004】 本考案は、これら従来のまな板の問題点に鑑みてなされたものであり、汁を多 く含む材料を調理する際にも調理台を汚すことがなく、また、材料自体がぬれる ことも防ぎ得るまな板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案に係るまな板は、まな板の調理面の縁部に 沿って溝を設け、その溝よりも広くかつ深い液溜凹部を前記溝に連続して設けた ものである。この場合、まな板の調理面を前記液溜凹部に向けて下るように傾斜 させる支持部を設けることが好ましい。そして、まな板の縁部の近傍に、同まな 板の調理面とほぼ平行な直線を軸として把持部を回転可能に設け、同把持部を立 てた状態で、前記軸から把持部の下端面までの距離が、同軸からまな板の裏面ま での距離よりも大きくなるように構成し、まな板の裏面から突出する把持部の下 部を前記支持部とすることが好ましい。なお、これらにおいて、前記溝を前記液 溜凹部に向けて下るように傾斜させてもよい。
【0006】
【作用】
上記のように構成されたまな板では、溝に流れた汁を液溜凹部に溜めることが できる。また、使用者が、適宜、調理面に溜まった汁を液溜凹部に流すこともで きる。そして、まな板の調理面を傾斜させる構成を採用した場合、使用者がわざ わざまな板を傾けなくとも、調理面上の汁は自然に液溜凹部に流れていく。さら に、把持部を支持部とする構成では、まな板の使用時に把持部を立てると、把持 部の下部がまな板の裏面から突出し、まな板は把持部側から液溜凹部側に向けて 下るように傾斜する。また、使用者は、把持部を持ってまな板を移動させること ができる。そして、溝を液溜凹部に向けて下るように傾斜させた場合、汁は溝内 を液溜凹部に向けて自然に流れていく。
【0007】
【実施例】
次に本考案に係るまな板を具体化した一実施例について図1乃至図5を参照し て詳細に説明する。本例におけるまな板1本体は、合成樹脂製で平面略長方形状 に一体成型されており、一方(図1左)の短辺側には同短辺側に開口する平面袋 (凹)状の切欠部2が設けられている。まな板1の調理面3の縁部には、各辺及 び切欠部2に沿って本例では断面半円弧状の溝4が設けられており、さらに、図 1において右上の角部には溝4よりも広くかつ深く形成された液溜凹部5が設け られている。
【0008】 切欠部2には、把持孔6を有する平面略長方形状の部材であって、使用時には まな板1を傾斜させる支持部として用いる把持部7が回転可能に取り付けられて いる。詳述すれば、切欠部2の内側両面の開口部8近傍には取付け凸部9が設け られている。一方、把持部7の両短辺側の側面には一方の長辺寄りの位置に取付 け凹部10が設けられている。そして、これら取付け凸部9及び取付け凹部10 が係合することで把持部7は切欠部2に取り付けられており、同把持部7は両取 付け凹部10を結ぶ線を軸として回転するようになっている(図1中、2点鎖線 及び図3参照)。尚、把持部7の取付け凹部10の中心から前記長辺までの距離 、つまり軸から把持部の下端面までの距離t1は、切欠部2の取付け凸部9の中 心(軸)からまな板1の裏面までの距離t2より大きくなっている(図3ないし 5参照)。
【0009】 また、切欠部2の内側面の奥側には略半球状の係止凸部11が設けられている 。一方、把持部7の前記短辺側の側面には他方の長辺寄りの位置に係止凹部12 が設けられている。そして、係止凸部11及び係止凹部12が弾性的に係合する ことで、把持部7が切欠部2内に収納された位置にあるとき、把持部7の回転を 規制するようになっている。
【0010】 次に、上記のように構成された本例のまな板1の作用ないし効果について説明 する。まず、まな板1を使用する際には、図5に示すように把持部7を立てる。 すると、上記の通り、把持部7の取付け凹部10の中心から一方の長辺(図5で は下側の面)までの距離t1は、切欠部2の取付け凸部9の中心からまな板1の 裏面3bまでの距離t2よりも大きいので、把持部7の下部がまな板1の裏面3 bから下側に突出する。従って、まな板1は、把持部7側から液溜凹部5側に向 かって(図5において左側から右側へ)下るように傾斜する。そして、このまな 板1の上で調理すれば、材料から出た汁は、自然に液溜凹部5側に流れて溝4に 受け止められ、さらに、液溜凹部5に溜まる。従って、まな板1の調理面3に汁 が溜まって材料をぬらすことがなく、しかも、汁がまな板1からこぼれて調理台 を汚すことも有効に防止される。
【0011】 一方、不使用時には、図1中、実線で示すように把持部7を切欠部2内に収納 し、また、まな板1を運ぶときには、図1中、2点鎖線で示すように把持部7を 外側に展開し、その把持部を持つことができる。
【0012】 なお、本考案は上記実施例に限られるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない 範囲内でさらに様々の実施が可能である。例えば、上記例では液溜凹部5を1つ の角部のみに設けたが、複数角部に設けてもよいし、角部以外にもうけてもよい 。また図6に示すように、1つの短辺に沿うように設けてもよい。また、まな板 の片面にのみ溝および液溜凹部を設けるのでなく、両面にこれらを設ければ、上 記の効果を両面において備えるまな板を提供することができる。なお、液溜凹部 の広さや深さは適宜に設定すればよい。
【0013】 上記例では、支持部(把持部)を回転可能としたが、まな板の裏面に凸部を突 出させて固定してもよい。あるいは、図7に示すように、まな板1の調理面3を テーパー(傾斜)状に形成してもよい。この構成によれば、調理面3に突出する ものがないので、まな板1の両面を調理面として使うことができる。なお、溝4 は両面に設けておいてもよい。
【0014】 さらに、図8に示すように、溝4自体を液溜凹部5に向けて下るように、適宜 の流れ勾配でもって傾斜させてもよい。この構成によれば、まな板1自体の傾斜 には関わりなく汁は溝4内を液溜凹部5に向けて自然に流れる。したがって、汁 が溝4に溜まるのを防ぎ、液溜凹部5をより効果的に用いることができる。なお 、調理面の縁部に沿う溝は、かならずしも環状(無端状)になくともよい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、汁を多く含む野菜や魚を刻んだりおろし たりする場合にも、まな板から汁がこぼれることを防ぎ、調理台を汚さないまな 板を提供することができる。また、使用者が、適宜まな板を傾けるなどして調理 面に溜まった汁を液溜凹部に流し、材料がぬれるのを防ぐこともできる。
【0016】 そして、まな板の調理面を傾斜させる構成を採用した場合、使用者がわざわざ まな板を傾けなくても調理面上の汁は自然に液溜凹部に流れるので、材料が汁で ぬれるのを防止することができる。さらに、把持部を支持部とする構成では、ま な板の移動時に使用する把持部の構成を利用して上記の効果を得ることができる 。また、溝を液溜凹部に向けて下るように傾斜させた場合、汁が溝に溜まるのを 防ぎ、液溜凹部をより効果的に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】同実施例の液溜凹部部分の拡大断面図である。
【図3】同実施例の把持部部分の拡大図である。
【図4】同実施例の把持部部分の拡大断面図である。
【図5】同実施例の把持部を立てた状態を示す部分拡大
断面図である。
【図6】他の実施例の部分平面図である。
【図7】他の実施例の部分断面図である。
【図8】他の実施例の部分断面図である。
【図9】従来のまな板を示す平面図である。
【符号の説明】
1 まな板 3 調理面 3b まな板の裏面 4 溝 5 液溜凹部 7 把持部(支持部) t1 軸から把持部の下端面までの距離 t2 軸からまな板1の裏面までの距離

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 まな板の調理面の縁部に沿って溝を設
    け、その溝よりも広くかつ深い液溜凹部を前記溝に連続
    して設けたことを特徴とするまな板。
  2. 【請求項2】 まな板の調理面を前記液溜凹部に向けて
    下るように傾斜させる支持部を設けた請求項1記載のま
    な板。
  3. 【請求項3】 まな板の縁部の近傍に、同まな板の調理
    面とほぼ平行な直線を軸として把持部を回転可能に設
    け、同把持部を立てた状態で、前記軸から把持部の下端
    面までの距離が、同軸からまな板の裏面までの距離より
    も大きくなるように構成し、まな板の裏面から突出する
    把持部の下部を前記支持部とする請求項2記載のまな
    板。
  4. 【請求項4】 前記溝を前記液溜凹部に向けて下るよう
    に傾斜させた請求項1ないし3記載のまな板。
JP7274393U 1993-12-17 1993-12-17 まな板 Pending JPH0736989U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7274393U JPH0736989U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 まな板

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JP7274393U JPH0736989U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 まな板

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Publication Number Publication Date
JPH0736989U true JPH0736989U (ja) 1995-07-11

Family

ID=13498151

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JP7274393U Pending JPH0736989U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 まな板

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JP (1) JPH0736989U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100594488B1 (ko) * 2004-12-30 2006-06-30 주식회사 엔유씨전자 주방용 도마

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