JP3012785U - まな板載置台 - Google Patents

まな板載置台

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JP3012785U JP1994015741U JP1574194U JP3012785U JP 3012785 U JP3012785 U JP 3012785U JP 1994015741 U JP1994015741 U JP 1994015741U JP 1574194 U JP1574194 U JP 1574194U JP 3012785 U JP3012785 U JP 3012785U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 まな板が滑らず、かつ震動したり跳ねたりし
ない様に保持でき、さらに切られた野菜や果物等から出
た汁がまな板の周辺を汚すことのないまな板載置台の提
供。 【構成】 軟性エチレン類プラスチック材料により成形
された本体11は、上表面側に膨らみ12が下表面側に
窪み14がそれぞれ形成された波型断面とされ、下表面
側の非膨らみ形成領域には凸粒15が突設され、波形断
面のまな板担持部領域と凸粒15との弾性変形と凸粒1
5のテーブル面との接触面に作用する摩擦力とによっ
て、まな板を介し本体11に作用する斜向力や瞬間縦方
向力を吸収して、まな板20の震動や跳ね上がりや横滑
りを防ぐ。また本体11の周縁には周壁16が設けら
れ、周壁16の内側には、まな板20の周縁に当接して
まな板20を周壁16から離間させて保持する仕切壁1
7が設けられて、まな板20上に溢れた汁40をまな板
周縁部からまな板20と載置台本体11間の空間に導
き、ここに溜めることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、まな板を滑らない様に保持するまな板載置台に関する。
【0002】
【従来の技術】
まな板の発展する過程を見ると、早期のまな板は、木を単に切断した塊体のま まのため、重くて使いづらく、しかも野菜等を切る時によく木屑を削り落とすこ とになる。近年では、森林の伐採を止めよう等といった環境保護意識が高まった こともあって、木製のまな板から、コストが安く、重量が軽く、良い感じの使い 易いプラスチック製のまな板に徐々に取って替わった。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】
しかしながら、プラスチック製のまな板は重量が軽く、しかも材質自体が滑ら かなため、野菜を切ったり、肉類を切り刻んだり、包丁を振り下ろして切ったり する時に、まな板が流し台の上を滑ったり、あるいは包丁を振り下ろして切る力 によってまな板が震動したり跳ねるような場合がある。こうなると、使用者が自 らをあるいは他人を傷つけたり、まな板の上に置いてある食べ物が落ちたりして 、使用者にとっては、非常に不便となる。
【0004】 また木製のまな板にしろ、プラスチック製のまな板にしろ、それぞれ共通の欠 点を持っている。それは野菜や果物を切る時、野菜や果物から出た汁はまな板の 表面に流れ出るが、まな板の表面にはより大きな空間をもってこれらの汁を受け て保持することができない。即ち、まな板の大きさには自ずと限界がある。その ために、汁はまな板の周辺に沿って流し台に流れ落ちる。このため、汁が流し台 を汚すばかりでなく、もしこれらの汁がまな板と流し台の間に流れ込めば、まな 板が一層滑り易くなって、使用者にとって不便極まりないこととなる。
【0005】 本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、まな板が 滑らず、かつ震動したり跳ねたりしない様に保持でき、さらに切られた野菜や果 物等から出た汁がまな板から溢れ出たとしてもまな板の周辺を汚すことのないま な板載置台を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係わるまな板載置台においては、周縁 に周壁を形成した盆形状で、周壁内側の上表面領域でまな板を担持する平坦な軟 質プラスチック製のまな板載置台本体によって構成されており、前記載置台本体 の上表面側には、まな板周縁に当接してまな板を周壁から離間した位置に保持す る仕切壁を突設し、前記載置台本体のまな板担持部を、上表面側に多数の膨らみ が形成され、かつ下表面側の前記膨らみ形成対応位置に膨らみと同形状の窪みが 形成された瞬間縦方向力吸収可能な波型縦断面構造とするとともに、下表面側の 窪み非形成領域には、まな板載置台本体の置かれた面に当接する凸粒を突設する ようにしたものである。 請求項2に係わるまな板載置台においては、周縁に周壁を形成した盆形状で、 周壁内側の上表面領域でまな板を担持する平坦な軟質プラスチック製のまな板載 置台本体によって構成されており、前記載置台本体の上表面側には、まな板周縁 に当接してまな板を周壁から離間した位置に保持する仕切壁を突設し、前記載置 台本体のまな板担持部を、上表面側に多数の膨らみが形成され、かつ下表面側の 前記膨らみ形成対応位置に膨らみと同形状の窪みが形成された瞬間縦方向力吸収 可能な波型縦断面構造とするとともに、下表面側の窪み非形成領域には、まな板 載置台本体の置かれた面に当接する凸粒を突設し、前記載置台本体には、まな板 に設けられている吊るし下げ用の孔に対応する貫通孔を設けるとともに、前記貫 通孔の上表面側の周縁部には、貫通孔の内周面に沿って突出し、まな板を載置台 本体に載せた時に前記吊るし下げ用の孔に嵌合できる凸輪を設け、この凸輪の外 側面には、まな板の吊るし下げ用の孔の内周面を凸輪外側面から離間した位置に 保持する縦リブを突設するようにしたものである。 請求項3においては、請求項1又は2記載のまな板載置台において、まな板載 置台を、軟質エチレン類プラスチック材料の一体射出成形品によって構成するよ うにしたものである。 請求項4においては、請求項1又は2記載のまな板載置台において、載置台本 体の上表面側に形成した各々の膨らみの頂上に、少なくとも1個の凸柱を突設す るようにしたものである。 請求項5においては、請求項1又は2記載のまな板載置台において、載置台本 体の上表面側の膨らみを、載置台本体の中央部から周縁に向かって拡散する等間 隔に配列された断面円弧状の凸条部によって構成し、載置台本体の下表面側の窪 みを、上表面側の凸条部に対応した位置に設けた膨らみと同じ形状の凹条部によ って構成するようにしたものである。 請求項6においては、請求項1又は2記載のまな板載置台において、仕切壁を 、周壁内側の上表面上の周壁近傍に突設した、周壁に沿って所定間隔をもって配 列した複数個の壁によって構成するようにしたものである。 請求項7においては、請求項1又は2記載のまな板載置台において、仕切壁を 、周壁内側から周壁と垂直に周壁延在方向に所定間隔をもって突設した隔壁によ って構成するようにしたものである。 請求項8においては、請求項1又は2記載のまな板載置台において、仕切壁を 、周壁内側の上表面上の周壁近傍に突設して周壁と平行に延在させた壁によって 構成するとともに、この壁底部の上表面と連接する位置に透孔を所定間隔をもっ て設けるようにしたものである。 請求項9においては、請求項1又は2記載のまな板載置台において、仕切壁を 、周壁内側から周壁延在方向に所定間隔をもって突設した凸塊によって構成する ようにしたものである。 請求項10においては、請求項1又は2記載のまな板載置台において、上表面 側の膨らみを、等間隔をもって配列された真直な凸条部によって構成し、下表面 側の窪みを上表面側の凸条部に対応する位置に設けた凸条部と同一形状の凹条部 によって構成するようにしたものである。 請求項11においては、請求項1又は2記載のまな板載置台において、上表面 側の膨らみを、等間隔に配置した半球状の凸玉部によって構成し、下表面側の窪 みを、上表面側の凸玉部に対応する位置に設けた凸玉部と同じ形状の凹穴部によ って構成するようにしたものである。
【0007】
【作用】
請求項1では、まな板の上で野菜や果物を切ったり、肉類を切り刻んだり、包 丁を振り下ろして切ったりする時に、まな板を介してまな板載置台に瞬間縦方向 力や斜向力が作用する。しかし瞬間縦方向力は、上表面側が膨らみかつ下表面側 が窪んだ波形縦断面構造の載置台本体のまな板担持部領域が、波形断面の波の高 さが小さくなる方向に弾性変形することによって吸収され、これによってまな板 の震動や跳ね上がりが起こらない。 また斜向力は、まな板担持部領域の下表面側の非窪み形成領域に突設されてい る凸粒とテーブル面との間に生じる摩擦力と、波形断面構造のまな板載置台の弾 性変形および前記凸粒の弾性変形によって吸収され、これによってまな板(まな 板載置台)の横滑りが起こらない。 また果物や野菜等が切断されることでまな板上に溢れた汁は、まな板の周縁を 伝わって、まな板と載置台本体との間の空間に溜められるので、まな板の周辺が 汚れない。 請求項2では、前記した請求項1の作用に加えて、次の作用がある。 即ち、まな板載置台には、まな板の吊るし下げ用の孔に整合する貫通孔が設け られているため、まな板を載置台本体に載置一体化した状態のまま吊り下げて保 管することができる。なお、まな板上に溢れ出た果物や野菜等の汁は、吊るし下 げ用の孔の内周面を伝わって、まな板と載置台本体との間の空間に溜められるの で、載置台本体に貫通孔を設ける上での不都合は全くない。 請求項3では、軟質エチレン類プラスチック材料の射出成形により、まな板載 置台を容易に製造できる。 請求項4では、まな板載置台本体の上表面側の膨らみの頂点に突設された凸柱 も、弾性変形することで、まな板に作用する斜向力や瞬間縦方向力を吸収するべ く作用する。
【0008】
【実施例】 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図8は本考案の第1の実施例を示すもので、図1は本考案の第1の実施 例であるまな板載置台の斜視図、図2は同載置台を底面側から見た斜視図、図3 は同載置台の縦断面図、図4は同載置台にまな板を載せる手順を説明する説明図 、図5はまな板を介して同載置台に斜向力が作用する場合の同載置台の様子を説 明する図、図6はまな板を介して同載置台に瞬間縦方向力が作用する場合の同載 置台の様子を説明する説明図、図7はまな板上の野菜や果物の汁が収集される様 子を説明する説明図、図8はまな板を載置した同載置台を吊り下げた様子を示す 正面図である。
【0009】 これらの図において、まな板載置台10は、軟質エチレン類プラスチック材料 が射出成形されることで形成された,広くて平坦な一板の平面視矩形状の載置台 本体11によって構成されている。 本体11の上表面上には、本体11の中心から外に向かって拡散し、互いに等 間隔に配列された多数の上方に湾曲する膨らみである横断面円弧状の凸条部12 が形成されている。各々の凸条部12の頂点には、凸条部12の延在方向に沿っ て所定の間隔をもって小径円柱型の凸柱13が突出形成されている。この凸柱1 3は、載置されたまな板20が直接当接する部位である。
【0010】 一方、本体11の下表面上には、上表面側の凸条部12と対応する位置に凸条 部12と略同じ横断面円弧状の窪みである凹条部14が形成されて、本体11の まな板担持部領域が波形縦断面形状に形成されている。この本体11の縦断面波 形構造は、本体11に作用する瞬間縦方向力を吸収する作用がある。なお、この 瞬間縦方向力の吸収作用については、後に詳しく説明する。
【0011】 また下表面において隣接する凹条部14,14の間にある非凹条部領域(凸条 部領域)の頂点にも、上表面側と同様、非凹条部領域(下表面側における凸条部 領域)の延在方向に沿って所定間隔をもって小径円柱型の凸粒15が突出形成さ れている。この凸粒15は、載置台10の載置された流し台やテーブル面に当接 して、滑りを防ぐ作用がある。この滑りを防止する作用については、後に詳しく 説明する。
【0012】 本体11の周縁には、本体11を周回する周壁16が形成され、周壁16から 所定距離隔てた本体11の上表面上には、周壁16に沿って立設された所定長さ の仕切壁17が等間隔に配列されている。この仕切壁17は、まな板20の周縁 に当接して、載置されたまな板20を周壁16から離間した所定位置に位置決め する作用がある。即ち、図4における符号20は、果物や野菜を切ったり切り刻 んだりする時に使用するプラスチック製のまな板であるが、このまな板20の大 きさと載置台本体11側の仕切壁17の形成位置とが整合するように設定されて いる。またまな板20には、保管等に便利なように、吊るし下げるための逆さま L字型の吊るし下げ用の孔21が形成されている。
【0013】 本体11の一隅には、上下表面を貫通する逆さまL字型の貫通孔18が設けら れている。この貫通孔18は、まな板20における吊るし下げ用の孔21に対応 する位置であって、孔21に整合する大きさに形成されている。貫通孔18の上 表面側の周縁には、孔18の内周面に沿って延出する凸輪19が形成されており 、凸輪19の外側壁面には縦方向に延びるリブ191が凸輪外周方向に所定の間 隔をもって設けられている。即ち、まな板20の周縁が仕切壁17に当接する位 置において、まな板20の吊るし下げ用の孔21がちょうど凸輪19に嵌まる位 置となり、凸輪19の外側面と吊るし下げ用の孔21の内周面とはリブ191の 厚さ相当だけ離間した状態となる。まな板20の貫通孔21の内周面と凸輪19 の外側面間に形成されている隙間は、まな板20上において溢れた果物や野菜等 の汁をまな板20と載置台本体10との間に導く通路として機能する。この通路 としての作用は後に詳しく説明する。そしてまな板20やまな板載置台10を使 用しない時は、まな板20をまな板載置台10に載置一体化した状態で、図8に 示すように、まな板載置台10の貫通孔18をハンガーボード50に吊るして保 管することができる。
【0014】 次に、本実施例に示すまな板載置台10を使用する手順について説明する。 まず、まな板載置台10を水平に正しく流し台あるいはテーブル面の上に置く 。次いで、まな板20の周縁を仕切壁17に合わせ、図4に示すように、まな板 20の吊るし下げ用の孔21をまな板載置台10の凸輪19に嵌め込む。吊るし 下げ用の孔21が凸輪19に嵌めこまれると、吊るし下げ用の孔21の内面壁と 凸輪19の外側壁とはリブ191を介して圧接状態となる。さらにまな板20の 周縁と立壁17間も圧接状態となって、まな板20が載置台10(本体11)の 上に位置決めされることになる。
【0015】 載置台10に載置されたまな板20の上で野菜や果物を切る場合に、図5に示 すように、まな板20に斜向力F1 が作用したとする。この斜向力F1 は、まな 板20から載置台本体11に伝達される。しかし、載置台本体11は、軟性エチ レン類プラスチック材料で成形されたもので、可撓性があり、さらに載置台本体 11側の小径円柱型の凸粒15がテーブル面と接触している。このため、載置台 本体11に伝達された斜向力F1 によって、載置台本体底面の凸粒15とテーブ ル面との間には摩擦力が生じるとともに、まな板20を担持する凸柱13および テーブル面と接触する凸粒15が、図5に示すように弾性変形して、斜向力F1 の横方向分力および縦方向分力を吸収し、載置台本体11とテーブル面との間の 滑りおよびまな板20の震動を阻止するようになっている。
【0016】 また図6に示すように、まな板20に瞬間縦方向力F2 が作用したとする。こ の瞬間縦方向力F2 は、まな板20を介して載置台本体11に伝達される。しか し、載置台本体11側の受力点である凸柱13と凸粒15とは、上下方向及び水 平方向に偏位しているため、波形断面形状の本体11には、図6一点鎖線で示す ように、波の高さが低くなる方向への弾性変形が生じることになる。即ち、本体 11,凸柱13および凸粒15が弾性変形して瞬間縦方向力F2 を吸収すること によって、まな板10が震動したり跳ねたりする不具合がなくなる。この結果、 まな板20の上に置かれている食品が跳ね上がって、まな板20外に出ることも ない。
【0017】 次に図7を参照して、野菜や果物等から出た汁がまな板載置台10によって収 集される様子を説明する。 まな板載置台10に載置されているまな板20の上で野菜や果物を切ると、野 菜や果物から汁40が出て、まな板20上に広がる。この汁40の量が多すぎる と、汁40はまな板20の周辺から溢れ出るが、まな板20の周縁は仕切壁17 によって周壁16から離間されており、汁40は周壁16を超えて外に溢れ出る ことなく、まな板20の周縁に沿って流れ落ち、まな板20の底面とまな板載置 台10(載置台本体11)の上表面の間にある空間に流れ込み、ここに溜められ る。そして野菜や果物を切り終わった後、まな板20をまな板載置台10から取 り外し、まな板載置台10に溜まった汁40を捨てればよい。こうすることによ って、まな板20上から溢れ出た汁40によってテーブル面が汚れる心配はない 。
【0018】 またまな板20の吊るし下げ用の孔21の内面壁と載置台本体11側の凸輪1 9の外面壁間には、凸輪19の外側壁に設けられているリブ191の突出高さ相 当の隔たりが形成されているため、まな板20上の汁40は凸輪19の内側に流 れ込むことなく、吊るし下げ用の孔21の内面壁に沿って下方に流れ落ちて、ま な板20の底面と載置台10間の空間に溜められる。
【0019】 前記した第1の実施例によれば、次の様な効果が考えられる。 (1)まな板載置台10を使用することで、まな板20をテーブル面に対し滑 らないように保持できることから、まな板20上での作業を安全に遂行できる。 (2)まな板載置台10を使用することで、まな板20が震動したり跳ねたり することがないので、まな板20上の食品がまな板20の外に振り落とされる心 配がない。さらに使用者にとっても安全である。
【0020】 (3)まな板載置台10を使用することで、切った野菜や果物から出た汁40 をまな板20とまな板載置台10との間の空間に溜めることができるので、使用 者が作業途中で時としてまな板20上の汁40を拭き取ったり捨てたりする煩わ しさがなく、更にまな板20上の汁40がテーブル面に溢れ出て、テーブルを汚 すという心配もない。
【0021】 (4)まな板20を載置一体化したまな板載置台を吊るし下げることで、まな 板20およびまな板載置台10を邪魔にならない様に保管できる。 図9は本考案の第2の実施例であるまな板載置台の一部拡大斜視図である。 前記した第1の実施例では、載置台本体11の上表面側に仕切壁17が突設さ れていたが、この実施例におけるまな板載置台10Aでは、周壁16Aの内側面 に等間隔に隔壁を突出形成し、この隔壁によって仕切壁17Aを構成するように したものである。
【0022】 図10は本考案の第3の実施例であるまな板載置台の一部拡大斜視図である。 前記第1の実施例における仕切壁17は、周壁16に沿って等間隔に設けられ た短い長さの壁によって構成されていたが、この第3の実施例におけるまな板載 置台10Bでは、直線状の側縁領域相当の長い壁によって仕切壁17Bが構成さ れるとともに、仕切壁17Bの上表面側付根に透孔171Bが等間隔に設けられ ている点が異なっている。
【0023】 図11は本考案の第4の実施例であるまな板載置台の一部拡大斜視図である。 この実施例におけるまな板載置台10Cでは、周壁16Cの内側壁面に等間隔 に設けられた水平断面山型の隔壁によって仕切壁17Cが構成されている。即ち 、前記第2の実施例における隔壁(図9参照)の形状を異ならしめたものである 。
【0024】 図12および図13は本考案の第5の実施例を示すもので、図12はまな板載 置台の平面図、図13は同載置台の断面図である。 本実施例におけるまな板載置台10Dを構成する載置台本体11Dの上表面側 に形成されている多数の凸条部12Dは、真直にしかも等間隔を隔てて配列され ている。載置台本体11Dの下表面に設けられた凹条部14Dも、凸条部12D と対応する位置に真直に設けられている。即ち、前記第1の実施例では、凸条部 12(凹条部14)が載置台本体11の中央から外側に拡散する形態に設けられ ていたが、本実施例では、直線状の凸条部12D(凹条部14D)が互いに平行 となる形態に設けられている。この実施例における載置台本体11Dも、前記第 1の実施例と同様、斜向力および瞬間縦方向力を吸収する作用がある。
【0025】 図14および図15は本考案の第6の実施例であるまな板載置台を示すもので 、図14はまな板載置台の平面図、図15は同載置台の断面図である。 本実施例におけるまな板載置台10Eを構成する載置台本体11Eの上表面に は、半球状の凸玉部12Eが等間隔に配置され、各凸玉部12Eの頂点にはそれ ぞれ凸柱(13E)が突設されている。載置台本体11Eの下表面側には、凸玉 部12Eと対応する位置に半球状の凹穴部14Eが形成されており、隣接する凹 穴部14E,14E間の非凹穴領域の中央位置には、それぞれ凸粒15Eが突設 されている。
【0026】 凸玉部12Eと凹穴部14Eをもつ波形断面の載置台本体11Eも、前記した 第1の実施例における凸条部12と凹条部14をもつ波形断面の載置台本体11 と同様に、まな板20を介して作用する斜向力および瞬間縦方向力を吸収する作 用がある。 図16は本考案の第7の実施例であるまな板載置台を底面側から見た斜視図で ある。
【0027】 この第7の実施例におけるまな板載置台10Fでは、載置台本体11Fの下表 面側の貫通孔18Fを設けた隅以外の三隅に、低吸引力の吸盤60が設けられて いる点に特徴があり、その他は前記第1の実施例と同一である。 この第7の実施例におけるまな板載置台10Fでは、吸盤60がテーブル面を 吸着することによって、載置台10はテーブル面に対しさらに滑り難くなる。
【0028】 なお前記した種々の実施例では、まな板20に吊り下げ用の孔21が形成され ており、まな板載置台本体11にもこの吊り下げ用孔21に整合する貫通孔18 および凸輪19が設けられて、まな板20を載置台10に組付けて一体化した状 態で吊り下げて保管できる構造として説明されている。しかし、まな板載置台本 体11に、まな板20に設けられた吊るし下げ用の孔21に対応する貫通孔18 および凸輪19が設けられていない構造であっても、まな板の横滑り,震動およ び跳ね上がりの防止、ならびにまな板上に汁が溢れたとしてもまな板周辺を汚す ことがないという本考案の目的を達成することができることから、載置台本体1 1に貫通孔18および凸輪19を必ずしも設けなければならないというわけでは ない。但し、貫通孔18および凸輪19を設けない場合には、まな板載置台10 を単独で、あるいはまな板20と一体化した状態で吊り下げて保管することはで きない。
【0029】 さらにまた、まな板20に吊り下げ用の孔21が形成されていない場合には、 載置台本体11に貫通孔21を形成することは全く意味がない。
【0030】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係るまな板載置台によれば、まな 板の上で野菜や果物を切ったり、肉類を切り刻んだり、包丁を振り下ろして切っ たりする時に、まな板を介してまな板載置台に瞬間縦方向力や斜向力が作用する が、波形縦断面構造の載置台本体が弾性変形することによって瞬間縦方向力が吸 収されるので、まな板の震動や跳ね上がりが起こらず、まな板載置台底面に突設 されている凸粒とテーブル面との間に生じる摩擦力と、波形断面構造のまな板載 置台の弾性変形および前記凸粒の弾性変形によって斜向力が吸収されるので、ま な板(まな板載置台)の横滑りも起こらないので、食物等をスムーズかつ安全に 切断等することができる。 また果物や野菜等が切断されることでまな板上に溢れた汁は、まな板の周縁を 伝わって、まな板と載置台本体との間の空間に溜められるので、まな板の周辺が 汚れることもない。 請求項2に係わるまな板載置台によれば、前記した請求項1の効果に加えて、 まな板載置台単独で吊り下げて保管したり、まな板を載置台本体に載置一体化し た状態のまま吊り下げて保管することができるという効果がある。 請求項3によれば、まな板載置台は軟質エチレン類プラスチック材料の射出成 形品であることから、まな板載置台を容易に量産することができる。 請求項4によれば、まな板載置台本体の上表面側の膨らみに突設された凸柱も まな板に作用する斜向力や瞬間縦方向力を吸収する作用があるので、まな板の横 滑りや震動や跳ね上がりを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例であるまな板載置台の斜
視図
【図2】同載置台を底面側から見た斜視図
【図3】同載置台の縦断面図
【図4】同載置台にまな板を載せる手順を説明する説明
【図5】まな板を介して同載置台に斜向力が作用する場
合の同載置台の様子を説明する図
【図6】まな板を介して同載置台に瞬間縦方向力が作用
する場合の同載置台の様子を説明する説明図
【図7】まな板上の野菜や果物の汁が収集される様子を
説明する説明図
【図8】まな板を載置した同載置台を吊り下げた様子を
示す正面図
【図9】本考案の第2の実施例であるまな板載置台の一
部拡大斜視図
【図10】本考案の第3の実施例であるまな板載置台の
一部拡大斜視図
【図11】本考案の第4の実施例であるまな板載置台の
一部拡大斜視図
【図12】本考案の第5の実施例であるまな板載置台の
一部拡大平面図
【図13】同載置台の縦断面図
【図14】本考案の第6の実施例であるまな板載置台の
一部拡大平面図
【図15】同載置台の縦断面図
【図16】本考案の第7の実施例であるまな板載置台を
底面側から見た斜視図
【符号の説明】
10,10A,10B,10C,10D,10E,10
F まな板載置台 11,11A,11B,11C,11D,11E,11
F まな板載置台本体 12 上表面側の膨らみである凸条部 12D 上表面側の膨らみである真直な凸条部 12E 上表面側の膨らみである凸玉部 13 上表面側の膨らみに突設された凸柱 14 上表面側の窪みである凹条部 14D 下表面側の窪みである真直な凹条部 14E 下表面側の窪みである凹穴部 15 下表面側の非窪み領域に突設された凸粒 16,16A,16B,16C,16D,16E,16
F 周壁 17,17A,17B,17C,17D,17E,17
F 仕切壁 18 まな板載置台本体に形成された貫通孔 19 貫通孔の周縁に形成された凸輪 20 まな板 21 まな板に形成された吊るし下げ用の孔 171B 仕切壁下部に形成された透孔 191 凸輪の外側面に設けられた縦方向に延びるリブ

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁に周壁が形成された盆形状で、周壁
    内側の上表面領域でまな板を担持する平坦な軟質プラス
    チック製のまな板載置台本体によって構成されており、
    前記載置台本体の上表面側には、まな板周縁に当接して
    まな板を周壁から離間した位置に保持する仕切壁が突設
    され、前記載置台本体のまな板担持部が、上表面側に多
    数の膨らみが形成され、かつ下表面側の前記膨らみ形成
    対応位置に膨らみと同形状の窪みが形成された瞬間縦方
    向力吸収可能な波型縦断面構造とされるとともに、下表
    面側の窪み非形成領域には、まな板載置台本体の置かれ
    た面に当接する凸粒が突設されたことを特徴とするまな
    板載置台。
  2. 【請求項2】 周縁に周壁が形成された盆形状で、周壁
    内側の上表面領域でまな板を担持する平坦な軟質プラス
    チック製のまな板載置台本体によって構成されており、
    前記載置台本体の上表面側には、まな板周縁に当接して
    まな板を周壁から離間した位置に保持する仕切壁が突設
    され、前記載置台本体のまな板担持部が、上表面側に多
    数の膨らみが形成され、かつ下表面側の前記膨らみ形成
    対応位置に膨らみと同形状の窪みが形成された瞬間縦方
    向力吸収可能な波型縦断面構造とされるとともに、下表
    面側の窪み非形成領域には、まな板載置台本体の置かれ
    た面に当接する凸粒が突設され、前記載置台本体には、
    まな板に設けられている吊るし下げ用の孔に対応する貫
    通孔が設けられるとともに、前記貫通孔の上表面側の周
    縁部には、貫通孔の内面周壁に沿って突出し、まな板を
    載置台本体に載せた時に前記吊るし下げ用の孔に嵌合で
    きる凸輪が設けられ、この凸輪の外側面には、まな板の
    吊るし下げ用の孔の内周面を凸輪外側面から離間した位
    置に保持する縦リブが突設されたことを特徴とするまな
    板載置台。
  3. 【請求項3】 前記まな板載置台は、軟質エチレン類プ
    ラスチック材料の一体射出成形品であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のまな板載置台。
  4. 【請求項4】 前記載置台本体の上表面側に形成された
    各々の膨らみの頂上には、少なくとも1個の凸柱が突設
    されたことを特徴とする請求項1または2記載のまな板
    載置台。
  5. 【請求項5】 前記載置台本体の上表面側の膨らみは、
    載置台本体の中央部から周縁に向かって拡散する等間隔
    に配列された断面円弧状の凸条部によって構成され、前
    記載置台本体の下表面側の窪みは、上表面側の凸条部に
    対応した位置に設けられた膨らみと同じ形状の凹条部に
    よって構成されたことを特徴する請求項1または2記載
    のまな板載置台。
  6. 【請求項6】 前記仕切壁は、周壁内側の上表面上の周
    壁近傍に突設され、周壁に沿って所定間隔をもって配列
    された複数個の壁によって構成されたことを特徴とする
    請求項1または2記載のまな板載置台。
  7. 【請求項7】 前記仕切壁は、周壁内側から周壁と垂直
    に周壁延在方向に所定間隔をもって突設された隔壁によ
    って構成されたことを特徴とする請求項1または2記載
    のまな板載置台。
  8. 【請求項8】 前記仕切壁は、周壁内側の上表面上の周
    壁近傍に突設されて周壁と平行に延在する壁によって構
    成されるとともに、この壁底部の上表面と連接する位置
    に透孔が所定間隔をもって設けられたことを特徴とする
    請求項1または2記載のまな板載置台。
  9. 【請求項9】 前記仕切壁は、周壁内側から周壁延在方
    向に所定間隔をもって突設された凸塊によって構成され
    たことを特徴とする請求項1または2記載のまな板載置
    台。
  10. 【請求項10】 前記上表面側の膨らみは、等間隔をも
    って配列された真直な凸条部によって構成され、下表面
    側の窪みは上表面側の凸条部に対応する位置に設けられ
    た凸条部と同一形状の凹条部によって構成されたことを
    特徴とする請求項1または2記載のまな板載置台。
  11. 【請求項11】 前記上表面側の膨らみは、等間隔に配
    置された半球状の凸玉部によって構成され、前記下表面
    側の窪みは、上表面側の凸玉部に対応する位置に設けら
    れた凸玉部と同じ形状の凹穴部によって構成されたこと
    を特徴とする請求項1または2記載のまな板載置台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020171530A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 岩谷マテリアル株式会社 まな板の構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020171530A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 岩谷マテリアル株式会社 まな板の構造
JP7179253B2 (ja) 2019-04-11 2022-11-29 岩谷マテリアル株式会社 まな板の構造

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