JPH0736873B2 - ジグザグミシンの針穴案内装置 - Google Patents

ジグザグミシンの針穴案内装置

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JPH0736873B2
JPH0736873B2 JP63010741A JP1074188A JPH0736873B2 JP H0736873 B2 JPH0736873 B2 JP H0736873B2 JP 63010741 A JP63010741 A JP 63010741A JP 1074188 A JP1074188 A JP 1074188A JP H0736873 B2 JPH0736873 B2 JP H0736873B2
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JP
Japan
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needle
needle hole
hole
sewing machine
shaft
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一正 原
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B55/00Needle holders; Needle bars
    • D05B55/06Needle guides; Needle protectors
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B73/00Casings
    • D05B73/04Lower casings
    • D05B73/12Slides; Needle plates

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はジグザグミシンの針穴案内機構に関し、特には
針の振幅に対応して針穴を移動すると共に下糸の引出し
を案内する針穴案内機構に関する。
(従来の技術) 本発明はジグザグミシンに於て、針の振幅方向に長く形
成された針穴に布が陥没し或は布が持ちあげられていわ
ゆる布のバタツキ現象を生じて縫目形成が不良となるこ
とを防止するために、中子式の針穴を供え針の振幅運動
に同期して揺動するジグザグミシンに関するもので、そ
の目的とするところは主として水平釜式のジグザグミシ
ンに於て前記中子式の針穴を備えた針穴部材が釜の略中
心部に装着されたボビンの出し入れに支障のない位置に
設置され、その結果生ずる前記部材の揺動中心と針の振
幅運動中心との縫いによる両者の運動奇跡のズレを補正
する機能が施されて針が針穴中に正常に降下できると共
に針穴位置に対応した下糸の引出しを行う針穴案内機構
を提供することにある。
公知の如くジグザグミシンの針穴は直線縫いのための単
一点からジグザグ縫いの最大振幅に至るまで如何なる振
幅にも応じられるよう針穴が振幅方向に沿って長手に形
成されている。
従ってこのままの長手針穴であると第11図示の如く針17
が布6を貫き刺す際に該布が針穴18aにたるんで陥没
し、或は針17が布を貫通して上昇する時第12図示の如く
前記布6のたるみがふくらみとなって第11図及び第12図
の現象を繰り返しいわゆる布のバタツキを生じ、針17が
引き上げられる際に上糸は布6との摩擦によって針板下
にできるべき糸輪が前記ふくらみによって布との充分な
摩擦が得られないため糸輪が出来る以前に引き上げられ
てしまい釜の釜先による糸輪捕捉が成らず目とびなどを
生じて縫目不良の原因となるものである。
而して本来ミシンの針穴は直線縫いミシンで行われてい
るように針17の太さより僅かに大きめに明けた丸穴であ
ることが望ましく、そのようなものであれば第13図、第
14図に示すように針17の下降時に布6がたるむこともな
く、針17は順調に貫通する。
このため本出願人は先に実公昭56−43271号に於て、第1
5図の如く水平釜型のジグザグミシンの針の振幅方向に
沿って長手針穴を形成し、その長穴中を振幅に同期して
運動する中子式の針穴を備えたものを提案した。
(発明が解決しようとする課題) 該ミシンに於ては下糸の繰り出しは送り歯に取り付けら
れた引出し部材の上下動により行うものである。しかし
ながら送り歯の位置は設定される送り量によって異なる
ため、常に縫いに適した状態での下糸繰り出しを行うよ
うに設定することが難しい。
本発明は前述の中子式の針穴による運動と共に、該中子
式の針穴による常に縫いに適した状態で下糸繰り出しを
行う針穴機構を提案することを目的とする。
(課題を解決するための手段) このため本発明に於ては、針の振幅運動に同期して針穴
内で針穴部材が移動せしめられ針の落下位置と針穴の位
置が一致せしめられるジグザグミシンに於て、一端に形
成せしめられた糸輪捕捉部が略水平面上で回転運動せし
められ前記針の上下運動との協働により縫目を形成する
水平釜と、針の振幅運動の運動範囲に亘って設けられた
長穴状の針穴を形成する針板と、一端には前記長穴状の
針穴内で長手方向に移動可能に前記長穴状の針穴に嵌合
する外形で針穴が形成された針穴部を有し他端はピンに
上下方向回転可能に嵌合する回転部を有する針穴部材
と、前記水平釜の回転軸と同軸の支持部に回転可能に支
承され一端に前記ピンを固着し他端にピン部を有するベ
ース部材と、一端に於て前記ベース部材のピン部に連結
し他端は針の振幅駆動部材に連結する伝達ロッドに連結
する作動腕と、前記水平釜の駆動軸に嵌装固着し外周は
前記駆動軸と偏心するカム形状を形成する繰り出しカム
と、前記駆動軸と略平行にミシン機枠支持される支持軸
に回転可能に嵌装し前記針穴部材に係合する係合部を備
え一端に於て前記繰り出しカムに係合する繰り出しレバ
ーとで構成する。
(作用) ジグザグミシンの針の振幅運動に同期して前記作動腕が
左右動して前記針穴部材を駆動し前記針穴部を針の降下
位置に案内すると共に前記繰り出しカムに駆動される前
記繰り出しレバーにより上下動せしめて針の上下動に同
期して下糸の繰り出しを行う。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面により詳細に説明する。第4
図はミシンの外観図であり、ミシン機枠1には記憶され
ている多模様の中から所望の模様を選択するための模様
選択手段4の操作部のキーボード5が装着されている。
第5図に於て前記ミシン機枠1には駆動部(図示せず)
に駆動される上軸2に連結する針棒3が上下動可能に支
承されている。
該針棒は前記ミシン機枠1に回転可能に支承される上軸
2の軸端に固着のクランク7の一端に前記上軸2に対し
偏心して固着される針棒クランク8の軸部に回転可能に
連結するクランクロッド9の他端に回転可能に連結する
針棒抱き10に挿通固着されており、該針棒抱きの上部と
下部で針棒支持体11に挿通し上下動可能に支持されてい
る。
該針棒支持体は前記ミシン機枠1に固着の軸12に嵌装し
上下動を規制されて回転のみ可能に支持されている。
前記針棒支持体11の他端は連結ロッド13の一端に連結さ
れており、該連結ロッドの他端は前記ミシン機枠1に固
着の針棒振幅用ステッピングモータ14の出力軸14aに固
着の作動手段15と連結している。
17は針であって前記針棒3の先端に固着され、前記ミシ
ン機枠1に固着される針板18の針穴18aに出没可能に形
成されている。
19は送り歯であって前記針板18に設けられた送り歯溝18
bから出没して押え金20と協働して布送り可能に構成さ
れている。
前記送り歯19は前記上軸2により駆動される水平送り腕
21に固着されており、該水平送り腕の運動量の調節は水
平送り腕の揺動角を調節することで行うが揺動角調節部
材22が調節軸23の軸端に固着され、該揺動角調節部材の
回動により前記水平送り腕21への伝達量を調節するもの
であって、前記調節軸23の他端に固着の腕24と前記ミシ
ン機枠1に固着の送り調節用ステッピングモータ25の出
力軸に固着のクランク26とがリンク27を介して連結して
いる。
28は針糸捕捉手段である釜であって、前記針板18の下側
で前記ミシン機枠1に回転可能に支承され、前記上軸2
により前記針棒3と同期して回転せしめられる下軸29に
固着の下軸歯車30と前記釜28の下部に一体的に固着の釜
の歯車31とが噛合している。
第5a図において、16は上軸回転位相の検出手段であって
前記上軸に固着されている複数のスリットを形成する円
板61と該円板の両側に配置され前記ミシン機枠1に固着
されるフォトインタラプタ62とで構成されている。
前記針棒振幅用ステッピングモータ14及び前記送り調節
用ステッピングモータ25は前記上軸位相の検出手段16の
検出信号により模様の形成情報の記憶手段(図示せず)
に記憶の情報により駆動される。
次に下糸調節装置について説明する。
第6図に於て前記釜28内には中釜32が回転可能に支持さ
れている。該中釜は前記ミシン機枠1に固着される回転
止め33及び34に当接して回転を阻止されている。
35は下糸引出し枠であって、前記中釜32に設けたボビン
収納室32aの外周に固着されており、下糸引出し口35aが
設けられている。36は下糸調子バネであって、薄板状の
バネで形成されており一端を前記下糸引出し枠35にネジ
37により固着されている。
前記下糸調子バネ36の先端36aは前記下糸引出し口35aの
スリット上に位置しており、その中間に外部から調節可
能な頭付きネジ38の持く軸部が挿通可能な開口部が設け
られている。
前記頭付きネジ38は前記下糸調子バネ36の開口部に挿通
し前記下糸引出し枠35のネジ穴に螺合して、頭部により
前記下糸調子バネ36を押圧して先端36aと前記下糸引出
し口35aとの間の押圧力を調節可能としている。39は下
糸40を巻いたボビンであって、前記中釜32のボビン収納
室32aに回転可能に収納されている。
第1図において前記釜28は針糸捕捉と前記中釜32を収納
する捕捉部28aと軸部28bとで構成されており、該軸部28
bの上端部28cと、前記軸部28bに固着の釜の歯車31との
間で前記軸部28bにベース部材41が回転可能に嵌装して
いる。
該ベース部材の一端には前記軸部28bと直交し且つ前記
針板18に平行にピン42が固着されており、他の一端には
前記ピン42に直交し前記針板18に平行な軸43が固着され
ている。
44は針穴部材であって一端には前記針板18の針穴18aに
移動可能に嵌装する外形を有し、針穴を有する針穴部44
aが形成されており他の一端には前記ピン42に回転可能
に嵌合する軸受部44bが形成されている。45は支持軸で
あって前記下軸29と平行に前記ミシン機枠1に固着され
ている。46は繰り出しカムであって前記下軸29に嵌装固
着されている。47は繰り出しレバーであって一端におい
て前記支持軸45に回転可能に嵌装する軸受部47aを形成
し、他の一端において前記繰り出しカム46の上方に載置
される従動部47bを形成しており、前記軸受部47aとの間
に前記支持軸45に平行な支持部47cを形成している。
前記針穴部材44の前記針穴部44aと前記軸受部44bとの間
に形成された前記軸受部44aの穴部と平行な載置部44cが
前記繰り出しレバー47の支持部47c上に配置され、前記
針穴部材44の一部と前記ミシン機枠1との間に設けたバ
ネ48の付勢により常には前記載置部44cを前記支持部47c
に押圧し、前記従動部47bを前記繰り出しカム46に当
接、押圧している。
49はレバーであって一端には第2図の如く内側が球面に
形成された軸受部49aが形成されており、該軸受部に嵌
合する玉軸受50の穴に前記ベース部材41の軸43が嵌装し
ている。該軸43には前記玉軸受50の両側に一対のEリン
グ51が配置されて係着している。
前記作動手段15は第3図に示す如くに構成されており、
前記針棒振幅用ステッピングモータ14は前記ミシン機枠
1に固着の取付板52に固着されている。
前記針棒振幅用ステッピングモータ14の出力軸14aに固
着の作動手段15は複合カム53がネジ54により固着されて
おり、前記取付板52に形成の軸部52aに回転可能に枢着
された振幅爪55は爪部55aが前記複合カム53のカム部53a
に従動し、軸部55bには前記連結ロッド13の一端が連結
されている。該連結ロッドには接続部材56が固着されて
おり、該接続部材と前記ミシン機枠1との間に配置した
バネ63により常には矢印A方向に付勢されており、前記
振幅爪55が時計方向に回転して爪部55aが前記カム部53a
に押圧され従動している。
前記取付板52の立ち上り部に軸部52bが形成されてお
り、該軸部に回転可能に枢着された繰り出し腕57にはピ
ン57aが固着されており、前記複合カム53の下糸繰り出
し用のカム部53bに従動し前記繰り出し腕57の先端部に
は軸部57bが形成されており、該軸部に繰り出しロッド5
8の一端が連結されている。該繰り出しロッドの他端に
は、前記ミシン機枠1に段ネジ59により回転可能に枢着
されたクランク60の一端に形成の軸部60aが連結されて
いる。
該クランクの他端の軸部60bには前記レバー49の一端が
連結されている。
次に本発明の動作について説明する。
前記模様選択手段4を操作して模様を選択し、ミシンモ
ータ(図示せず)を駆動して前記上軸2を回転させる。
該上軸の回転により前記上軸回転位相の検出手段16は検
出信号を発生し前記針棒振幅用ステッピングモータ14及
び前記送り調節用ステッピングモータ25を駆動する。前
記針棒振幅用ステッピングモータ14は針17の先端が前記
針板18より上方に位置する位相に於て駆動され、前記針
棒振幅用ステッピングモータ14の出力軸14aに固着の前
記複合カム53のカム部53aに前記振幅爪55が当接従動
し、前記連結ロッド13を介して前記針棒支持体11を前記
軸12を中心に回転させて前記針棒3をジグザグ振幅させ
る。
前記複合カム53のカム部53bに前記繰り出し腕57のピン5
7aが当接従動し、前記繰り出しロッド58を介して前記ク
ランク60を回転させ、該クランクに連結するレバー49を
駆動する。
該レバーによりベース部材41を前記軸部28bを中心に回
転させ他端に連結する針穴部材44を駆動する。該針穴部
材は前記繰り出しレバー47の支持部47cに支持されて前
記針穴部44aは前記針板18の針穴18a内を前記針棒3と同
期して同じ位置となる如く駆動される。
前記繰り出しレバー47は、前記上軸2と同期して駆動さ
れる前記下軸29に装着された前記繰り出しカム46に当接
し支持される従動部47bにより前記下軸29の回転により
前記針棒3に同期して上下動し、前記支持部47cにより
前記針穴部材44の載置部44cを上下動する。
従って前記針穴部材44の針穴44aは前記針棒3と同期し
て、針の振幅位置に常に位置すると共に上下動して下糸
保持手段である前記中釜32から前記針穴部44aを通して
縫目に至る過程の下糸を第7図と第8図とに示す如く針
板下に引き込み下糸の繰り出しを行なう。
尚、本実施例に於ては、前記針穴部材44の駆動手段を針
棒の駆動手段である前記針棒振幅用ステッピングモータ
14により駆動するものを示したが、公知の機械式の針棒
駆動手段により駆動するものであっても良い。
次に第二の実施例を第9図及び第10図を参照して説明す
る。第9図は前記針穴部材の駆動部を説明するものであ
り、他の針棒駆動機構等については第一の実施例と同一
であるので説明を省略する。
第10図において下軸129にはピン163が固着されている。
146は繰り出しカムであって前記下軸129に回転可能に嵌
装しており、その外周部は前記下軸129に対して偏心し
てカム部を形成している。又、その偏心量は前記下軸歯
車30よりに小さくハズミ車側に大きく形成されている。
その内径部に前記ピン163が嵌合する軸方向溝146dを形
成して前記下軸129に装着時、前記繰り出しカム146は回
転を制限され軸方向のみ移動可能となっている。
第9図においてレバー149の前記下軸129側に作動板164
が固着されており、前記繰り出しカム146のボス部146e
の端面に対応する位置に配置されている。150は作動バ
ネであって前記下軸129に嵌装して前記下軸歯車30と前
記繰り出しカム146との間に配置され、該繰り出しカム
を矢印B方向に押圧して前記ボス部146e端面と前記作動
板164とが常に当接して位置決めされている。
次に第二の実施例の動作について説明する。
第一の実施例と同じく前記模様選択手段4を操作し模様
を選択して縫い司令によりミシンモータを駆動して前記
上軸2を回転させ、前記針棒3の上下動に同期して前記
針棒振幅用ステッピングモータ14及び前記送り調節用ス
テッピングモータ25を駆動して模様を形成する。
前記針棒振幅用ステッピングモータ14の駆動により前記
レバー149は前述の第一の実施例と同様に前記下軸129の
軸方向に左右動し、前記ベース部材41を前記軸部28bを
中心に回転させ前記ベース部材41に連結する前記針穴部
材44を駆動する。
該針穴部材の先端の針穴部44aは前記針棒3の振幅運動
による針落位置と常に同じ位置になるように駆動され
る。
前記作動板164は前記レバー149の左右動により前記繰り
出しカム146を前記下軸129の軸方向に移動させる。
即、前記針棒3が前記針棒振幅用ステッピングモータ14
の出力軸14aに固着の複合カム53を回転し前記連結ロッ
ド13を介して振幅範囲の最左位置となるときに、前記レ
バー149を矢印B方向に移動し前記ベース部材41を反時
計方向に回転させて前記針穴部材44の先端の針穴部44a
を前記針棒3の振幅範囲の最左位置に対応する位置とす
る。
前記レバー149に固着の作動板164の矢印B方向移動によ
り前記繰り出しカム146は前記作動バネ150の付勢により
前記下軸129上を矢印B方向に移動する。前記繰り出し
カム146は第10図の如く下側位相部146aの距離aと前記
上側位相部146bの距離bとの差が少なく設定されている
ため、下軸129の回転による前記繰り出しレバー47の回
転量は少なく、従って前記針穴部材44の先端の針穴部44
aによる下糸繰り出し量は少なく設定される。
前記針棒3が振幅範囲の最右位置となるときに、前記レ
バー149を矢印Bと反対方向に移動し前記ベース部材41
を時計方向に回転させて前記針穴部材44の先端の針穴部
44aを前記針棒3の振幅範囲の最右位置に対応する位置
とする。
前記レバー149に固着の作動板164の矢印Bと反対方向の
移動により前記繰り出しカム146は第10図の如く下側位
相部146cの距離cと前記上側位相部146bの距離bとの差
が大きく設定されているため、前記下軸129の回転によ
る前記繰り出しレバー47の回転量は大きく、従って前記
針穴部材44の先端の針穴部44aによる下糸繰り出し量は
大きく設定される。
前記繰り出しカム146の下側位相部はカムの軸方向に距
離aから距離cの間を滑らかに結ぶ線状に形成されてい
ることから振幅位置に応じて下糸繰り出し量が設定され
る。その設定量は前述の如く針棒の振幅範囲の左方で少
なく右方で多く設定される。このためジグザグ模様に於
ける下糸の偏りに対し繰り出し量を変化させて下糸の偏
りを補正する。
(発明の効果) 以上の如く本発明によれば針棒の振幅位置に対応して針
穴部材が移動することにより小さな針穴内に針が出没す
ることとなり、布の針穴内への侵入を防止して縫い不良
の発生を防止するとともに針棒の上下動に同期して針穴
部材による安定した下糸繰り出しを行うことができる。
又繰り出しカムを振幅運動に同期して移動させることに
より振幅位置に応じた下糸繰り出しを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第10図は本発明の実施例に係り、第1図は針
穴案内装置の説明図、第2図はレバーとベース部材との
連結状態説明図、第3図は針棒と針穴部材の作動手段の
説明図、第4図はミシンの外観図、第5図はミシンの機
構説明図、第6図は下糸保持装置の説明図、第7図及び
第8図は下糸繰り出し状態の説明図、第9図は第2の実
施例の針穴案内装置の説明図、第10図は繰り出しカムの
説明図、第11図及び第12図は従来のジグザグミシンの針
穴における針と布の状態を示す説明図、第13図及び第14
図は直線縫いミシンにおける針と布の状態を示す説明
図、第15図は振幅と同期して運動する中子式針穴装置の
説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針の振幅運動に同期して針穴内で針穴部材
    が移動せしめられ針の落下位置と針穴の位置が一致せし
    められるジグザグミシンに於て、一端に形成せしめられ
    た糸輪捕捉部が略水平面上で回転運動せしめられ前記針
    の上下運動との協働により縫目を形成する水平釜と、針
    の振幅運動の運動範囲に亘って設けられた長穴状の針穴
    を形成する針板と、一端には前記長穴状の針穴内で長手
    方向に移動可能に前記長穴状の針穴に嵌合する外形で針
    穴が形成された針穴部を有し他端はピンに上下方向回転
    可能に嵌合する回転部を有する針穴部材と、前記水平釜
    の回転軸と同軸の支持部に回転可能に支承され一端に前
    記ピンを固着し他端にピン部を有するベース部材と、一
    端に於て前記ベース部材のピン部に連結し他端は針の振
    幅駆動部材に連結する伝達ロッドに連結する作動腕と、
    前記水平釜の駆動軸に嵌装固着し外周は前記駆動軸と偏
    心するカム形状を形成する繰り出しカムと、前記駆動軸
    と略平行にミシン機枠支持される支持軸に回転可能に嵌
    装し前記針穴部材に係合する係合部を備え一端に於て前
    記繰り出しカムに係合する繰り出しレバーとでなるジグ
    ザグミシンの針穴案内装置。
JP63010741A 1988-01-22 1988-01-22 ジグザグミシンの針穴案内装置 Expired - Lifetime JPH0736873B2 (ja)

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