JPH0736824U

JPH0736824U - 額縁

Info

Publication number: JPH0736824U
Application number: JP6811293U
Authority: JP
Inventors: 茂曽根
Original assignee: 茂曽根
Priority date: 1993-12-21
Filing date: 1993-12-21
Publication date: 1995-07-11

Abstract

(57)【要約】【目的】作品を額縁に確実に収容し、且つ、一つの作
品にて新たな美観を呈することができるようにする。【構成】平板状の挿入板５に絵画等の作品３及び該作
品３を被弊する硝子等の透明板２を収容できる凹部１０
を形成する。そして、額縁本体４の挿入口１５より挿入
板５を挿入して額縁本体４の収容部１４に挿入板５を収
容できるように形成する。更に、該額縁本体４に開穿た
窓１７より前記収容部１４へ挿入した作品３を前記透明
板２を介して観賞できるように構成する。また、作品３
に透明部１２を設けると共に、複数の色や模様が描かれ
た台紙１１を設け、該台紙１１上に作品３を配設して収
容できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、額縁に関するものであり、特に、確実に作品を収容し、また、該作品の新たな美観を呈することができるようにした額縁に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種額縁は、額縁本体に窓が開穿されている。そして、該窓に硝子の等の透明板を嵌合し、該透明板の背後に作品を配設する。そして、裏板を該額縁本体の背面に嵌合してフックにて該裏板を額縁本体に係止し、前記作品を額縁に収容していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来の額縁はフックにて裏板を係止して作品を収容していた。しかし、振動等により該フックが回動して裏板が脱離し、作品が落下することがあった。また、該裏板を釘等にて額縁本体へ固定するものもあるが、これは、作品の交換を容易にすることができない。また、収容した作品は交換しない限り、額縁には新たな美観を呈することはない。

【０００４】そこで、作品を容易に交換でき、且つ、確実に収容できるようにすると共に、収容した作品の新たな美観を呈することができるようにするために解決せられるべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案は該課題を解決することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記目的を達成するために提案せられたものであり、平板状の挿入板に凹部を形成し、該凹部に絵画等の作品及び該作品を被弊する硝子等の透明板を収容できるように形成すると共に、額縁本体に該挿入板を挿入する挿入口を形成し、該挿入口より挿入板を挿入して額縁本体の収容部に挿入板を収容できるように形成すると共に、該額縁本体の前面に窓を開穿して該窓より収容部へ挿入した作品を前記透明板を介して観賞できるように構成した額縁、及び、絵画等の作品に透明部を設け、更に、複数の色や模様が描かれた台紙を設け、該台紙上に作品を配設して収容できるようにした額縁を提供せんとするものである。

【０００６】

【作用】

請求項１記載の考案は、額縁の平板状の挿入板に凹部を形成している。該凹部に作品を収容し、且つ、該作品上を透明板にて被弊する。更に、該挿入板を額縁本体の収容部へ挿入すれば、作品を透明板を介して窓より観賞することができる。そして、該作品は前記額縁に確実に収容される。

【０００７】請求項２記載の考案は、作品に透明部を設け、更に、各種の色、或いは、模様を呈した複数の台紙を設ける。そして、該台紙上に作品を配設して額縁に収容する。斯くして、該台紙を交換することにより、作品のイメージに変化を加えることができ、該作品の新たな美観を呈することができる。

【０００８】

【実施例】

以下、この考案の一実施例を説明する。図において、１は額縁であり、図１及び図２に示すように、該額縁１は頭部を屋根状に形成してある。そして、該額縁１は硝子にて形成された透明板２を介して作品３を観賞できるように構成している。

【０００９】該額縁１は、図３及び図４に示すように、額縁本体４と挿入板５とから構成されている。挿入板５は頭部６を屋根上に形成し、鍔部７を設けている。また、該挿入板５の頭部６に比して挿入板本体８を薄く形成して段部９を形成している。また、挿入板本体８には凹部１０が形成され、該凹部１０に台紙１１及び絵画等の作品３、並びに、前記透明板２を収容できるように形成している。該作品３には透明部１２が形成されてあり、台紙１１、作品３、透明部１２の順に積層されている。

【００１０】一方、額縁本体４は裏板１４を三角形上に延設して前記挿入板５の頭部６の鍔部７に嵌合できるように形成している。また、該額縁本体４内には収容部１４が形成されてあり、該収容部１４の挿入口１５より前記挿入板本体８を挿入して該収容部１４に収容できるように形成している。また、該額縁本体４の前面板１６には窓１７が開穿されてあり、該収容部１４と外部とを挿通してある。

【００１１】而して、作品３を額縁１に装着する際には、前述したように先ず、挿入板本体８の凹部１０に台紙１１を敷設し、該台紙１１上に作品３を配設する。そして、前記透明板２にて該作品３を被弊する。然る後、挿入板本体８を額縁本体４の挿入口１５より挿入して収容部１４へ該挿入板本体８を収容する。このときは、図１及び図２に示すように、額縁本体４の裏板１４の上部が鍔部７に嵌合し、額縁本体４の前面板１６の上端部が前記挿入板５の段部９に係合する。そして、作品３は透明板２を介して窓１７より露出される。斯くして、該作品３を収容した挿入板５は額縁本体４より落下する虞はなく、確実に作品３を額縁１に収容することができる。

【００１２】また、前記台紙１１を交換すれば、図５に示すように、作品３の透明部１２より該台紙１１の色や模様が露出され、作品３の新たな美観を喚起することができる。従って、一つの作品にて多様な観賞をすることができる。尚、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本考案が該改変せられたものに及ぶことは当然である。

【００１３】

【考案の効果】

請求項１記載の考案は、額縁の平板状の挿入板の凹部に作品を収容し、該挿入板を額縁本体の収容部へ挿入して作品を収容することにより、該作品を観賞できるように構成している。従って、収容部に収容された作品は落下する虞は解消され、確実に該作品を額縁に収容して観賞することができる。

【００１４】請求項２記載の考案は、作品に透明部を設けて作品の台紙を交換することにより、新たな美観やイメージを呈することができる。従って、一つの作品にて多様な観賞をすることができる等、実用的価値のある考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】額縁の正面図。

【図２】額縁の縦断面図。

【図３】額縁を展開した状態を示す平面図。

【図４】額縁を展開した状態を示す縦断面図。

【図５】台紙を交換した額縁の正面図。

【符号の説明】

１額縁２透明板３作品４額縁本体５挿入板１０凹部１１台紙１２透明部１４収容部１５挿入口１７窓

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】平板状の挿入板に凹部を形成し、該凹部
に絵画等の作品及び該作品を被弊する硝子等の透明板を
収容できるように形成すると共に、額縁本体に該挿入板
を挿入する挿入口を形成し、該挿入口より挿入板を挿入
して額縁本体の収容部に挿入板を収容できるように形成
すると共に、該額縁本体の前面に窓を開穿して該窓より
収容部へ挿入した作品を前記透明板を介して観賞できる
ように構成したことを特徴とする額縁。
【請求項２】絵画等の作品に透明部を設け、更に、複
数の色や模様が描かれた台紙を設け、該台紙上に作品を
配設して収容できるようにしたことを特徴とする請求項
１記載の額縁。