JPH0736776U

JPH0736776U - 高さ調整具

Info

Publication number: JPH0736776U
Application number: JP7316893U
Authority: JP
Inventors: 照次瀬間
Original assignee: 株式会社稲葉製作所
Priority date: 1993-12-22
Filing date: 1993-12-22
Publication date: 1995-07-11

Abstract

(57)【要約】【構成】ボルト２は、回転ハンドル体１の回転中心部
に垂直に起立しており、この回転ハンドル体と固着し、
このボルトの下端部には、台部材３が回転自在に連結さ
れている。【効果】机等を持ち上げなくても、容易に机等の高さ
を調整することができ、また、高さ調整具と接着してい
る床の部分に傷が付かない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、机やキャビネット等の高さを調整する高さ調整具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から机やキャビネット等の高さを調整する高さ調整具として、ねじ部を一体的に成形した高さ調整具がある。これは、机等の脚の底面に設けられた雌ねじ孔と螺入しており、高さ調整具自体を左右に回すことにより、机等の高さを希望する高さに調整するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来例はねじ部が一体的に成形されているため、机等の高さを調整するには、この高さ調整具の回転が困難であるため、机等を持ち上げて、この状態を維持しつつ、この高さ調整具自体を左右に回さなければならなかった。すなわち、机等を持ち上げないと机等の重さが高さ調整具にかかるため、高さ調整具と床との摩擦により、そのままの状態では回すことが困難だからである。また、机等を持ち上げずに無理に高さ調整具を回すと、高さ調整具と接着している床の部分に傷が付いてしまうという問題があった。

【０００４】そこで本考案の目的は、机等を持ち上げなくても、容易に机等の高さを調整することができ、また、高さ調整具と接着している床の部分に傷が付かない高さ調整具を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の特徴は、回転ハンドル体と、この回転ハンドル体の回転中心部に垂直に起立しかつこの回転ハンドル体に固着してあるボルトと、このボルトの下端部に回転自在に連結した台部材とを具備しているところにある。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の一実施例について、図面を参照して説明する。

【０００７】図１に示すように、本考案に係る高さ調整具は、机の脚５の下端部と螺入するものである。机等の脚５の底面には雌ねじ孔が設けられており、この雌ねじ孔にボルト２が螺入している。ボルト２の下端部には、回転ハンドル体１が固着されており、垂直に起立している。すなわち、ボルト２のねじ部から下方に垂下している部分２０の外形は、四角柱状になっており、他方、回転ハンドル体１の回転中心部には、四角形状の孔が設けられ、この孔に四角柱状の部分２０が嵌合し、そのため回転不能に連結してある。図３，４に示すように、回転ハンドル体１は、円板状をしており、外周には回転を容易にさせるためのカバー１ａが設けられている。

【０００８】図１，２に示すように、台部材３は、回転ハンドル体１の下方に位置し、ボルト２の下端部と回転自在に連結されている。すなわち、ボルト２の四角柱状をした部分２０より下方に突出している部分２１の外形は円柱状であって、この部分に台部材３が取り付けられている。図１，４に示すように、台部材３は、中央部が凸状をした円板状をしており、中心部には円形状の孔が設けられている。ボルト２の円柱状をした部分は、台部材３の中心部に設けられた円形状の穴と嵌合し、回転可能になっている。

【０００９】ボルト２の回転ハンドル体１と台部材３の間には、回転ハンドル体が回転しやすいようにするためのワッシャ４が取り付けられており、さらに台部材の下方にも、ボルトが回転しやすいようにするためのワッシャ４が取り付けられている。ボルト２の最下端は、ワッシャが抜けないように潰されている。

【００１０】なお、回転ハンドル体１は、円板状のものには限られず、棒状のもの、多角形状のものでもよい。また、ボルト２に一体的に成形されたものでもよい。また、必ずしもカバーを設ける必要もない。

【００１１】ワッシャは、必ずしも設ける必要はなく、回転ハンドル体１や台部材３の中心部付近に突起を設けて、回転ハンドル体やボルト２を回転しやすいようにしてもよい。

【００１２】次に、本考案の使用法について説明する。

【００１３】机の脚５の下端部に螺入してある高さ調整具において、台部材３は、床面下に接地して、机の重さによって回転が困難になっている。そこで、机の高さを調整するときには、回転ハンドル体１の外周に設けられたカバーをつまんで、この回転ハンドル体を左右方向に回転させると、この回転ハンドル体に固着したボルト２が回り、そのため、机の高さを調整することができる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案によれば、台部材は床と接着した状態のまま、ボルトに固着された回転ハンドル体を回転させることにより、ボルトを回すことができるため、机等を持ち上げなくても、容易に机等の高さを調整することができる。また、高さ調整具と接着している床の部分に傷が付くこともない。

【図面の簡単な説明】

【図１】縦断面図である。

【図２】側面図である。

【図３】上面図である。

【図４】底面図である。

【符号の説明】

１回転ハンドル体２ボルト３台部材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】回転ハンドル体１と、この回転ハンドル
体１の回転中心部に垂直に起立しかつこの回転ハンドル
体に固着してあるボルト２と、上記ボルト２の下端部に
回転自在に連結した台部材３とを具備したことを特徴と
する高さ調整具。