JPH0736670Y2 - 防火戸用袖壁のダンパー付ガラス小窓装置 - Google Patents
防火戸用袖壁のダンパー付ガラス小窓装置Info
- Publication number
- JPH0736670Y2 JPH0736670Y2 JP1989021541U JP2154189U JPH0736670Y2 JP H0736670 Y2 JPH0736670 Y2 JP H0736670Y2 JP 1989021541 U JP1989021541 U JP 1989021541U JP 2154189 U JP2154189 U JP 2154189U JP H0736670 Y2 JPH0736670 Y2 JP H0736670Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- sleeve wall
- glass
- hook portion
- small window
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 （１）考案の目的 ［産業上の利用分野］ 本案は、特に甲種防火戸の袖壁に設けるダンパー付ガラ
ス小窓装置に関する。
ス小窓装置に関する。
［従来の技術］ この甲種防火戸は、火災が発生した場合類焼や延焼を食
い止めねばならない。マンション等では殆んど甲種防火
戸の取付を義務付けられている。
い止めねばならない。マンション等では殆んど甲種防火
戸の取付を義務付けられている。
［考案が解決しようとする課題］ この防火戸故に玄関や戸口の採光に難があり昼間でも電
灯を付けなければならない場合もあるし、可燃物の装飾
も好ましくないためいかにも頑丈で飾り気がなく見栄え
がしないのが難点であった。
灯を付けなければならない場合もあるし、可燃物の装飾
も好ましくないためいかにも頑丈で飾り気がなく見栄え
がしないのが難点であった。
そのためドアに付帯した袖壁にデザイン的に優れた飾り
窓風の洒落た小窓を設けることを考え、その際採光性お
よび防犯プライバシー等の点を配慮すると小窓はなるべ
く高い位置に広く取るのが好ましいが、火災発生等の緊
急非常時窓の裏側を落下閉鎖する一枚板のダンパーを普
段は小窓の上枠裏側上位に懸吊収納して置く関係上、小
窓上枠の設置高さも袖壁上枠からダンパーの陰蔽収納余
地を残した高さとせざるを得ずそれだけ低い位置に設定
することとなり採光，特に防犯やプライバシー上の問題
を抱えることとなる。
窓風の洒落た小窓を設けることを考え、その際採光性お
よび防犯プライバシー等の点を配慮すると小窓はなるべ
く高い位置に広く取るのが好ましいが、火災発生等の緊
急非常時窓の裏側を落下閉鎖する一枚板のダンパーを普
段は小窓の上枠裏側上位に懸吊収納して置く関係上、小
窓上枠の設置高さも袖壁上枠からダンパーの陰蔽収納余
地を残した高さとせざるを得ずそれだけ低い位置に設定
することとなり採光，特に防犯やプライバシー上の問題
を抱えることとなる。
こゝにおいて本案は普段はダンパーを折畳み収納可能と
してダンパーの陰蔽収納余地を低く抑えることにより小
窓の高さをそれだけ多角設定可能とし防犯上、プライバ
シー上の課題を解決してなるダンパー付ガラス小窓装置
を提供せんとするものである。
してダンパーの陰蔽収納余地を低く抑えることにより小
窓の高さをそれだけ多角設定可能とし防犯上、プライバ
シー上の課題を解決してなるダンパー付ガラス小窓装置
を提供せんとするものである。
（２）考案の構成 ［課題を解決するための手段］ 本案の防火戸用袖壁のダンパー付ガラス小窓装置は、袖
壁の上部内に上枠に接して設けたダンパー収納室下から
所定上位に互る前記袖壁表側パネルと裏側パネルにそれ
ぞれガラス張り小窓口と素通し口を対向開設する一方、
前記ダンパー収納室両側の上下方向に並行延在する上ダ
ンパーガイドと下ダンパーガイドに上下両ダンパーの両
側縁をそれぞれ上下摺動自在に係合し、天井面から垂下
した熱感ヒューズのみで懸吊された上端に下向フック部
を形成した前記下ダンパー下端の受支え部で下支えされ
た上向フック部を上ダンパーの下端に前記下向フック部
と掛合自在に相向い合せに形成し、他方前記ガラス張り
小窓口中間高さ位置に臨む前記上ダンパーガイド下端に
ストッパを取付け完全隠蔽内蔵して前記ガラス張り小窓
口の開設位置を高めに設定可能としてなる。
壁の上部内に上枠に接して設けたダンパー収納室下から
所定上位に互る前記袖壁表側パネルと裏側パネルにそれ
ぞれガラス張り小窓口と素通し口を対向開設する一方、
前記ダンパー収納室両側の上下方向に並行延在する上ダ
ンパーガイドと下ダンパーガイドに上下両ダンパーの両
側縁をそれぞれ上下摺動自在に係合し、天井面から垂下
した熱感ヒューズのみで懸吊された上端に下向フック部
を形成した前記下ダンパー下端の受支え部で下支えされ
た上向フック部を上ダンパーの下端に前記下向フック部
と掛合自在に相向い合せに形成し、他方前記ガラス張り
小窓口中間高さ位置に臨む前記上ダンパーガイド下端に
ストッパを取付け完全隠蔽内蔵して前記ガラス張り小窓
口の開設位置を高めに設定可能としてなる。
［実施例］ 本案の実施例を第１図乃至第４図について説明する。
本案の防火戸用袖壁のダンパー付ガラス小窓装置（Ａ）
は、片開きドア１の袖壁２上部内に上枠2aに接して設け
たダンパー収納室３の下からほぼ2/3の上位に至る所定
域を中に挟んで表側パネル４と裏側パネル５に相対向す
る縦線網入りガラス６を嵌込んだ小窓口７と素通し口８
とを相対向開設する一方、ダンパー収納室３の両側には
小窓口７に接近しかつ天井面2a′から下端が小窓口７中
間高さ位置に固着した左右一対の両側ストッパ9,10に至
る間隙状左右両側下ダンパーガイド11,12と、中央より
素通し口８寄りに天井面2a′と床面13に互る溝状左右両
側上ダンパーガイド14,15を上下に並行延在し、他方左
右両側上下ダンパーガイド11,12,14,15に両側張出し折
曲縁16a,16b,17a,17bをそれぞれ上下昇降案内自在に係
合しかつ下端に上向フック部16cを折曲形成する上ダン
パー16と上向フック部16cに相向い合い掛合自在な下向
フック部17cを上端にかつ上向フック部16cを下支え自在
な受支え部17dを下端にそれぞ折曲形成した下ダンパー1
7とを設け、当該下ダンパー17の上端中央に下端を固着
した熱感ヒューズ18の上端を天井面2a′に取付けたブラ
ケット19に固着して上下ダンパー16,17をダンパー収納
室３の天井側上部に普段は短縮折畳み自在に陰蔽収納し
てなる。
は、片開きドア１の袖壁２上部内に上枠2aに接して設け
たダンパー収納室３の下からほぼ2/3の上位に至る所定
域を中に挟んで表側パネル４と裏側パネル５に相対向す
る縦線網入りガラス６を嵌込んだ小窓口７と素通し口８
とを相対向開設する一方、ダンパー収納室３の両側には
小窓口７に接近しかつ天井面2a′から下端が小窓口７中
間高さ位置に固着した左右一対の両側ストッパ9,10に至
る間隙状左右両側下ダンパーガイド11,12と、中央より
素通し口８寄りに天井面2a′と床面13に互る溝状左右両
側上ダンパーガイド14,15を上下に並行延在し、他方左
右両側上下ダンパーガイド11,12,14,15に両側張出し折
曲縁16a,16b,17a,17bをそれぞれ上下昇降案内自在に係
合しかつ下端に上向フック部16cを折曲形成する上ダン
パー16と上向フック部16cに相向い合い掛合自在な下向
フック部17cを上端にかつ上向フック部16cを下支え自在
な受支え部17dを下端にそれぞ折曲形成した下ダンパー1
7とを設け、当該下ダンパー17の上端中央に下端を固着
した熱感ヒューズ18の上端を天井面2a′に取付けたブラ
ケット19に固着して上下ダンパー16,17をダンパー収納
室３の天井側上部に普段は短縮折畳み自在に陰蔽収納し
てなる。
［作用］ 本案は前記のように構成して火災発生の緊急非常事態に
おいて小窓口６背後を一対の上下ダンパー16,17にて蔽
塞遮断するので上下ダンパー16,17は小窓口７の高さ寸
法（ｈ）のほぼ半分強の高さ寸法で良くダンパー収納室
３の上下ダンパー16,17の懸架余地（α）をそれだけ少
なく取れるので従来の小窓口７の1/2hだけ上枠2aに近付
けて袖壁２上位に設置可能となる。
おいて小窓口６背後を一対の上下ダンパー16,17にて蔽
塞遮断するので上下ダンパー16,17は小窓口７の高さ寸
法（ｈ）のほぼ半分強の高さ寸法で良くダンパー収納室
３の上下ダンパー16,17の懸架余地（α）をそれだけ少
なく取れるので従来の小窓口７の1/2hだけ上枠2aに近付
けて袖壁２上位に設置可能となる。
また火災が屋内で発生し火炎が裏側パネル５を加熱し出
し、次いで熱気が素通し口８からダンパー収納室３内に
侵入上昇すると、熱気はダンパー収納室３内上部に籠も
り熱感ヒューズ18を加熱昇温するので70℃〜80℃に至る
と熱感ヒューズ18は溶断し下ダンパー17は懸吊支持力を
失って左右両側上下ダンパーガイド11,12,14,15にそれ
ぞれ両側張出し折曲線16a,16b,17a,17bを案内規制され
て上ダンパー16ともども自重で落下する。
し、次いで熱気が素通し口８からダンパー収納室３内に
侵入上昇すると、熱気はダンパー収納室３内上部に籠も
り熱感ヒューズ18を加熱昇温するので70℃〜80℃に至る
と熱感ヒューズ18は溶断し下ダンパー17は懸吊支持力を
失って左右両側上下ダンパーガイド11,12,14,15にそれ
ぞれ両側張出し折曲線16a,16b,17a,17bを案内規制され
て上ダンパー16ともども自重で落下する。
この落下途中で第３図に示すよう上ダンパー16は両側下
端を左右ストッパ9,10に受止められ降下を阻止されるが
下ダンパー17は何等支障なく、下端が床面13に当接する
最下限位置まで降下するのでその際上ダンパー16の上向
フック部16cに下ダンパー17の下向フック部17cが掛止さ
れ完全に小窓口７背後を蔽塞遮断し火炎や熱気加熱によ
っても表側パネル４への熱伝達を最小限に食い止めるこ
とが出来る。
端を左右ストッパ9,10に受止められ降下を阻止されるが
下ダンパー17は何等支障なく、下端が床面13に当接する
最下限位置まで降下するのでその際上ダンパー16の上向
フック部16cに下ダンパー17の下向フック部17cが掛止さ
れ完全に小窓口７背後を蔽塞遮断し火炎や熱気加熱によ
っても表側パネル４への熱伝達を最小限に食い止めるこ
とが出来る。
（３）考案の効果 かくして本案は、袖壁の高い位置に広く設置可能となり
採光性良好にして防犯上、プライバシー上、デザイン上
等の点からも好ましく、しかも屋内から出火して火災を
発生すると熱感ヒューズが感熱作用し所定温度に達する
と自動的に小窓口背後を閉鎖する。
採光性良好にして防犯上、プライバシー上、デザイン上
等の点からも好ましく、しかも屋内から出火して火災を
発生すると熱感ヒューズが感熱作用し所定温度に達する
と自動的に小窓口背後を閉鎖する。
また解放衝撃の激しいドア自体に設置せず静置固定され
た袖壁に設けてドアの繰り返し開閉振動による機械的疲
労や劣化による熱感ヒューズの不測の切断を可及的に抑
制し得る等優れた実用性、有用性を具有する。
た袖壁に設けてドアの繰り返し開閉振動による機械的疲
労や劣化による熱感ヒューズの不測の切断を可及的に抑
制し得る等優れた実用性、有用性を具有する。
第１図は本案を装備したドア付帯の袖壁正面図、第２図
乃至第３図は本案の実施例を示す拡大縦断面図であって
第２図は普段の懸吊開披状態をかつ第３図は火災発生時
の落下閉鎖状態をそれぞれ示し、第４図は第２図中IV−
IV線視断面図である。 Ａ……ダンパー付ガラス小窓装置 １……片開きドア、２……袖壁 2a……上枠、2a′……天井面 ３……ダンパー収納室、４……表側パネル ５……裏側パネル、６……ガラス ７……小窓口、８……素通し口 9,10……ストッパ 11,12……上ダンパーガイド 13……床面、14,15……下ダンパーガイド 16……上ダンパー、17……下ダンパー 16a,16b,17a,17b……両側張出し折曲縁 16c……上向フック部 17c……下向フック部、17d……受支え部 18……熱感ヒューズ
乃至第３図は本案の実施例を示す拡大縦断面図であって
第２図は普段の懸吊開披状態をかつ第３図は火災発生時
の落下閉鎖状態をそれぞれ示し、第４図は第２図中IV−
IV線視断面図である。 Ａ……ダンパー付ガラス小窓装置 １……片開きドア、２……袖壁 2a……上枠、2a′……天井面 ３……ダンパー収納室、４……表側パネル ５……裏側パネル、６……ガラス ７……小窓口、８……素通し口 9,10……ストッパ 11,12……上ダンパーガイド 13……床面、14,15……下ダンパーガイド 16……上ダンパー、17……下ダンパー 16a,16b,17a,17b……両側張出し折曲縁 16c……上向フック部 17c……下向フック部、17d……受支え部 18……熱感ヒューズ
Claims (1)
- 【請求項１】袖壁の上部内に上枠に接して設けたダンパ
ー収納室の下から所定上位に互る前記袖壁表側パネルと
裏側パネルにそれぞれガラス張り小窓口と素通し口を対
向開設する一方、前記ダンパー収納室両側の上下方向に
並行延在する上ダンパーガイドと下ダンパーガイドに上
下両ダンパーの各両側縁をそれぞれ上下摺動自在に係合
し、天井面から垂下した熱感ヒューズのみで懸吊された
上端に下向フック部を形成した前記下ダンパー下端の受
支え部で下支えされた上向フック部を上ダンパーの下端
に前記下向フック部と掛合自在に相向い合せに形成し、
他方前記ガラス張り小窓口中間高さ位置に臨む前記上ダ
ンパーガイド下端にストッパを取付け完全隠蔽内蔵して
なる防火戸用袖壁のダンパー付ガラス小窓装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989021541U JPH0736670Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 防火戸用袖壁のダンパー付ガラス小窓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989021541U JPH0736670Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 防火戸用袖壁のダンパー付ガラス小窓装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02114067U JPH02114067U (ja) | 1990-09-12 |
| JPH0736670Y2 true JPH0736670Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=31238874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989021541U Expired - Fee Related JPH0736670Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 防火戸用袖壁のダンパー付ガラス小窓装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0736670Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59113490U (ja) * | 1983-01-20 | 1984-07-31 | トヨタ自動車株式会社 | 防火扉の覗き窓シヤツタ装置 |
| JPS6013989U (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-30 | 平岡工業株式会社 | レ−ス刺しゆう機の基布固定装置 |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP1989021541U patent/JPH0736670Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02114067U (ja) | 1990-09-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |