JPH0736629U - 果樹棚 - Google Patents
果樹棚Info
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- JPH0736629U JPH0736629U JP7274893U JP7274893U JPH0736629U JP H0736629 U JPH0736629 U JP H0736629U JP 7274893 U JP7274893 U JP 7274893U JP 7274893 U JP7274893 U JP 7274893U JP H0736629 U JPH0736629 U JP H0736629U
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- shelves
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- Pending
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Landscapes
- Supports For Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ぶどうやキイウイといった蔓性の果樹、梨のよ
うに棚に固定されて栽培される果樹用の棚に関し、容易
に施工することができる組み立て式の果樹棚であって、
強度的にも優れたものを得ることを目的とする。 【構成】果樹棚を、支柱部分と棚部分とに分けてそれぞ
れ工場で製造し、工場で製造された支柱1は圃場の直線
上の一定間隔ごとに設置するものとし、支柱1の上端に
は支持部4を形成する。一方、棚は一定形状の金網2と
し、その両端を圃場の一定間隔ごとに配置される支柱
1,1の、隣接する支柱の支持部4に支受させ、金網2
を針金による結束や連結金具5で支持部4に固定できる
ものとする。
うに棚に固定されて栽培される果樹用の棚に関し、容易
に施工することができる組み立て式の果樹棚であって、
強度的にも優れたものを得ることを目的とする。 【構成】果樹棚を、支柱部分と棚部分とに分けてそれぞ
れ工場で製造し、工場で製造された支柱1は圃場の直線
上の一定間隔ごとに設置するものとし、支柱1の上端に
は支持部4を形成する。一方、棚は一定形状の金網2と
し、その両端を圃場の一定間隔ごとに配置される支柱
1,1の、隣接する支柱の支持部4に支受させ、金網2
を針金による結束や連結金具5で支持部4に固定できる
ものとする。
Description
【0001】
本考案は、ぶどうやキイウイといった蔓性の果樹、あるいは梨のように棚に固 定して栽培される果樹用の棚に関する考案である。
【0002】
従来のぶどう棚などの果樹棚は、圃場全体の所要カ所に支柱を建て、支柱間に 梁を渡して骨組みとし、その梁間に碁盤目状にワイヤー(針金)を張り巡らして 作られるのが普通であった。そして、ワイヤーを張り巡らせて作る果樹棚は、作 業効率などの点から一定の大きな圃場全体に連続的に作られる。
【0003】
従来のワイヤーを張り巡らせる果樹棚では、多数のワイヤーを弛みなく張るた めに梁や支柱に大きな引っ張り力が作用する。そのため、支柱や梁は非常に丈夫 なものとしておく必要があり、支柱の筋交いなどを含め施工に非常に手数を要す る欠点があった。
【0004】 また、圃場全体が連続する一つの大きな棚として施工されるため、次のような 支障がある。 作業者は常に棚の下をくぐるように作業をしなければならず、例えば消毒の 作業などは棚の上面すなわち果樹の上から消毒液を散布しにくく、また作業の機 械化ができない。 果樹の植土上を作業者が頻繁に歩行するため、植土が硬くなり培養上好まし くない。 通風が悪く病害虫の発生が多くなる。また、台風などの強風が吹くと風が逃 げにくいため、大きな力が作用し圃場全体の棚が倒壊する事故が発生する。 上記従来技術の欠点に鑑み、本考案は棚の施工を容易に行うことができるとと もに、一定寸法の間隔で一定幅の棚を列として設置することができ、上記従来技 術の欠点を解消することができる組み立て式の果樹棚を考案したものである。
【0005】
本考案は、果樹棚を棚部分と支柱部分とに分けてそれぞれを別個に工場で製造 する。工場で製造された支柱1は、圃場の直線上の一定間隔ごとに設置するもの とし、支柱1の上端部には支持部4を形成する。一方棚は、一定形状の金網2と しその両端を隣接する支柱1,1の支持部4,4に支受させ、結束や連結金具5 で固定できるものとする。
【0006】
果樹棚を施工するには、圃場の所望位置の直線上に、一定間隔を隔てて支柱1 を配置し、隣接する支柱1,1の支持部4間に金網2を載置し、針金による結束 や連結金具5で固定することによって完成する。 このようにして完成した果樹棚では、棚となる金網2が一体として繋がってい ないため、金網2に作用する力や重量は、支柱に対する重みとしてのみ作用し、 一本の針金を張り巡らせる場合のように大きな張力としては作用しない。したが って、風などによって棚の特定部分に作用する力が、棚全体に相乗的に影響しな いものとなる。
【0007】
以下、本考案果樹棚の実施例を添付の図面に基づいて説明する。 図1に示すように、本考案に係る果樹棚は支柱1と金網2とで構成する。図示 実施例における支柱1には、圃場の所望位置に安定よく、しかも容易に設置する ことができるように、下端にコンクリートの礎石3を設けている。
【0008】 支柱1の上端には金網2の支持部4を形成している。この支持部4は、支柱1 とT字状に溶接された幅方向に伸びる連結杆4aの左右両端に、連結杆4aと直交す る長さ方向(棚の連続方向)に伸びる支受杆4bを溶着したものとしている。支受 杆4bには金網2の一端を支受し、かつこれを固定するためのに連結金具5を装着 している。
【0009】 金網2は、果樹棚として好ましい一定の目幅(網目)で工場で製造されるもの とし、その大きさは幅W、長さLを例えば2700ミリメートルの定尺としてお く。もっとも、この寸法は任意に設定することができる。金網2に使用する針金 は、両端を支受したときに大きく撓まない程度の強度を有するものとするか、外 周囲に丈夫なフレームを備えたものとする。
【0010】 支持部4に支受された金網2を固定する連結金具5は、図2、図3に示すよう に、金網2の長さL方向(棚の連続方向)の外周部分の針金やフレーム部分を抱 持するようにし、幅W方向にずれたり上方に浮き上がることはないが、長さL方 向には多少遊動することができるものとしている。このようにしておくと、金網 に作用する力、張力が他の金網や支柱に伝わることがなく支柱1には上下方向の 力、すなわち重量としてのみの作用する。
【0011】 図4は、本考案果樹棚の施工例を示す平面図である。圃場において、直線上の 一定間隔、つまり金網の長さLごとに支柱1、1を配置し、金網2を隣接する支 柱間に載置、固定してゆくと一定幅Wであって畦のように一方向に連続する果樹 棚が完成する。間隔Xを隔てて前記棚と同じように別の棚を施工してゆくと、圃 場には畝のように一定幅であって一定方向に連続する果樹棚が一定間隔Xを隔て て整然と施工されることになる。このように、本考案では果樹棚を四方にではな く二方にのみ連続するものとして施工することになり、かりに棚の列と列を接近 させて施工するとしても物理的に連続するものとはならない。
【0012】 一定間隔を隔てて整然と施工された果樹棚では、間隔Xの部分が通路となり、 作業者は消毒の作業などに際し、この通路を通って作業し、また通路から棚の上 面と下面のいずれの面にも薬剤散布を行うことができる。通路となる果樹棚と果 樹棚の間隔Xは、作業車両が通れるような間隔、たとえば1800ミリメートル 程度とするのが好ましい。これにより、通路を通って自動機械による薬剤散布、 収穫物や各種資材の運搬などの作業の機械化を行うこともできる。
【0013】 また、果樹棚と果樹棚の間に間隔Xの隙間が有ることによって、風通しがよく 果樹の病害虫の発生をおさえ、かつ作業者が植土の上をなるべく歩かないで済む ことから、果樹を成育よく栽培することができるとともに、台風などの強風に見 舞われたときにも風が抜けやすく棚に過大な力が作用し、倒壊するようなことが ない。
【0014】 図5及び図6には、支柱1の変形実施例を示している。この実施例では、支柱 1の中程に別の支柱6の一端を回動自在に装着し、斜め方向の支柱(ステー)と して作用するようにしたものである。支柱1には原則的には棚の重量(上下方向 の力)のみが作用するものであるが、施工の地理的条件(傾斜)や棚の重量のア ンバランスなどによって転倒モーメントが作用することがある。特に棚列の終端 に位置する支柱は片持ち状態となるため、転倒モーメントが作用する。このよう な所に斜め方向の支柱6を備えた支柱を配置すると棚全体をより強固に施工する ことができることになる。
【0015】 図7は、棚列の終端に位置する支柱の一例を示すもので、左右一対の支柱1, 1間を連結杆4aで連結して門型とし、支柱1の直上には棚列方向に支受杆4bを固 定してある。また、棚列の終端には棚の重量のアンバランスなどによって転倒モ ーメントが作用する可能性があるため、支柱1,1のそれぞれに斜め方向の支柱 6を設けている。このように、棚列の終端部分に門型の支柱を配置することによ って、横方向の転倒に対して頑丈なものとなる。支柱を多数連続的に配置し、棚 列が長いものとなる場合には、棚列の途中の所々に図7に示す門型の支柱を配置 すると、棚列全体としてより強固なものとなる。
【0016】 斜め方向の支柱6は、主たる支柱1に溶接などで一体的に固定されるものであ ってもよいが、図示実施例のように回動自在とすることによって支柱の設置場所 の地形などに合わせて自由に対応することができる。また、斜め方向の支柱6の 下端にも、これを安定よく強固に設置するためにコンクリートなどの礎石7を一 体的に固定するとよい。
【0017】 図5、図6に示す実施例の支柱の支持部4は、図1〜図3に示す実施例の場合 とは逆に、棚の連続方向に伸びる短い連結杆4aを支柱に溶接し、その両端に棚の 幅方向に伸びる支受杆4bを溶接している。したがって、この実施例では図6に示 すように、幅W方向に伸びる支受杆4b上に金網2の先端部が支受されることにな り、支受杆4bと金網2とは随所において適当な連結金具や針金などで結束固定す ることができる。なお、支柱の支持部4の具体的な形状や構造は、金網2の一端 を支受するものであれば平板状の受け板、網状、方形枠状など任意の構造とする ことができる。
【0018】 本考案に係る果樹棚は、広い圃場である果樹園の全体に渡って、一定間隔の列 状に棚を配置するようなものに利用でき、たとえば観光農園とする場合に客が通 路を通って移動し、必要以上に棚の下を不自由に歩く必要がないものとすること ができる。また、使用する支柱や金網の数によって任意大きさの果樹棚を施工す ることができるため、列方向に連続する棚を任意の棚数の所で区切り、多数のオ ーナーによる共有農園であって持ち分を明確にすることや、比較的狭い個人の農 園、より小さな家庭菜園の果樹棚として利用することができる。 また、本考案に係る果樹棚は屋上やテラスに設置し、屋上庭園の藤棚や日除け 棚としても利用することができる。この場合、支柱の配列やその上に載置する金 網の載置方向などを種々工夫して利用することができる。
【0019】
請求項1記載の本考案果樹棚によれば、圃場の直線上の一定間隔ごとに支柱を たて、その上に金網を載置し支柱の支持部に固定するだけで非常に簡単に果樹棚 を施工することができる。そして、施工された果樹棚は物理的に四方に連続する ものではなく果樹棚の列となり、列と列の間には少なくとも風が抜ける隙間を生 じ、かつ一列の果樹棚にあっても棚そのものは金網ごとに分かれているため、果 樹棚の特定の部分に作用した力が広く他の部分に影響せず、たとえば強風による 強大な外力により広い範囲の棚が倒壊するようなことがない丈夫なものとするこ とができる。
【図1】本考案果樹棚の実施例を示す分解斜視図、
【図2】本考案果樹棚の実施例を示す正面図、
【図3】本考案果樹棚の実施例を示す側面図、
【図4】本考案果樹棚による施工例を示す平面図、
【図5】本考案果樹棚の他の実施例を示す側面図、
【図6】本考案果樹棚の他の実施例を示す平面図、
【図7】本考案果樹棚の棚列の終端に利用する支柱の実
施例を示す斜視図。
施例を示す斜視図。
1…支柱、 2…金網、 3…礎石、 4…支持部、
5…連結金具、 6…支柱、 7…礎石。
5…連結金具、 6…支柱、 7…礎石。
Claims (1)
- 【請求項1】上端に支持部4を形成し、圃場において直
線上の一定間隔ごとに設置する支柱1と、両端をそれぞ
れ隣接する支柱1,1の支持部4,4間に載置し、該支
持部4,4に両端部を固定する金網2とで構成すること
を特徴とする果樹棚。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274893U JPH0736629U (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 果樹棚 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274893U JPH0736629U (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 果樹棚 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0736629U true JPH0736629U (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=13498292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7274893U Pending JPH0736629U (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 果樹棚 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0736629U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5031398U (ja) * | 1973-07-19 | 1975-04-07 |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP7274893U patent/JPH0736629U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5031398U (ja) * | 1973-07-19 | 1975-04-07 |
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