JPH073651B2 - タツチ入力検出方式 - Google Patents

タツチ入力検出方式

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JPH073651B2
JPH073651B2 JP6041487A JP6041487A JPH073651B2 JP H073651 B2 JPH073651 B2 JP H073651B2 JP 6041487 A JP6041487 A JP 6041487A JP 6041487 A JP6041487 A JP 6041487A JP H073651 B2 JPH073651 B2 JP H073651B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は指又はペンのタッチパネルに対する押圧場所の
位置座標を検出する検出方式において、 操作対象の表示領域に対応したタッチ入力領域を、中心
を共有する複数の領域に分割し、タッチした分割領域に
応じて、その操作対象に関する処理を始めるまでの入力
取消し受付時間を異ならせることにより、 タッチ入力の誤選択及び誤検出を効率的に救済できるよ
うにしたものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明はタッチ入力検出方式に係り、特に操作対象を表
示している表示画面の前面に配置されたタッチパネルへ
のタッチ位置の位置座標を検出するタッチ入力検出方式
に関する。
本発明になるタッチ入力検出方式を適用し得る装置とし
て、例えば第3図にブロック図を示す通信端末装置が知
られている。同図中、1は中央処理装置(CPU)、2は
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、3はプログラム
等を記憶しているリード・オンリ・メモリ(ROM)、4
は表示制御部、5は陰極線管(CRT)等の表示部であ
る。表示部5の表示画面前面には透明のタッチパネル6
が設けられている。
RAM2には電話帳や作業員の名簿等のファイルのデータが
格納されており、CPU1の制御の下で記憶データが読み出
され、表示制御部4で所定の画像データとされてから表
示部5により表示される。これにより、表示部5の表示
画面5aには、例えば第4図に示す如く、インデックスを
有する複数のカード8〜11が積重された状態で表示され
ると共に、操作対象を示す画像(アイコン)12〜15が表
示される。
この表示が行なわれている表示画面5aの前面のタッチパ
ネル6を人間が指等で押圧すると、その座標位置がイン
タフェース部7を介してCPU1に転送され、ここで所定の
演算処理を行ない、その入力座標情報に応じてRAM2の読
み出し制御及び表示制御部4の制御などが行なわれる。
これにより、例えば表示画面5a中、カード8のインデッ
クスタブ部分前方のタッチパネル6の位置を指で押した
場合は、カード8に書かれている人の住所,電話番号そ
の他を示す表示に切換わり、その後で表示画像12の前方
のタッチパネル6の位置を指でタッチすると、自動的に
カード8の人の電話番号がダイヤルされる。また、表示
画像13の前方のタッチパネル6の位置を指でタッチする
と、カード8の人へ電子メールが送出される。
このような通信端末装置においては、タッチパネル6
上、操作対象を示す画像12〜15の前方の位置をタッチす
ることにより、その操作対象が実行されるから、タッチ
領域へのタッチ入力の正確な検出が必要となり、また誤
操作の場合は効率的に入力の取消しができることが必要
となる。
〔従来の技術〕
従来のタッチ入力検出方式は、CPU1により第5図に示す
如きフローチャートに従って行なわれていた。すなわ
ち、タッチ入力待ちの状態(ステップ20)で、タッチ入
力があると、CPU1はそのタッチ位置の座標(x,y)を演
算算出して取り込み(ステップ21)、次にその検出位置
座標(x,y)が操作対象毎に予め割当てられているタッ
チ入力領域のどの範囲内にあるかを判定する(ステップ
22)。
ここで、タッチパネル6を通して見える表示画面5aの表
示画像が第6図に示す如く、操作対象aを示す長方形の
画像31と、操作対象bを示す長方形の画像32とからなる
ものとする、従来は画像31,32を含み、それより大面積
の破線で示す領域33,34をタッチ入力領域と想定してお
り、第5図のステップ22において、検出位置座標(x,
y)がタッチ入力領域33及び34並びにこれら以外の領域3
5のいずれにあるかを判定していた。検出位置座標(x,
y)が上記領域35内にあるときは、誤入力操作であるの
で、ステップ20の処理に戻る。
一方、検出位置座標(x,y)が上記タッチ入力領域33内
にあるときは、画像31の反転表示を行なわせた後(ステ
ップ23)、一定時間内においてキャンセル入力があった
か否かを判定する(ステップ24,25)。キャンセル入力
方法は例えば第4図の画像15の前方位置上のタッチパネ
ルを押す、あるいは所定のキャセルキーを操作するなど
の方法で行なえる。
この一定時間内にキャンセル入力があれば、ステップ20
の処理に戻り、キャンセル入力がなければ、操作対象a
が実行される(ステップ26)。
同様に、検出位置座標(x,y)が上記タッチ入力領域34
内にあるときは、画像32の反転表示(ステップ27)、一
定時間内におけるキャンセル入力の有無の判定(ステッ
プ28,29)、操作対象bの実行(ステップ30)が順次に
行なわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
タッチパネルでは、タッチパネル自体の性能,操作者の
視差,タッチミス等により、誤選択がしばしば生じる。
従来は、誤選択が生じたときは、第5図のステップ24,2
5,28,29で示したように、操作対象を実行する処理の前
に、一定時間ウェイトをかけ、その一定時間内でキャン
セル入力を受付けていた。
しかし、この従来方式では、常に操作対象の実行処理の
前にウェイトがかかるので、タッチ入力領域33,34の中
心部をタッチした場合のように、明らかに正しい選択を
した場合であっても、操作対象の実行までに時間がかか
り、反応が遅く感じられるという問題点があった。
また、誤選択による操作対象の実行中に、もとの状態に
戻す処理を行なうことも考えられるが、その場合のもと
の状態に戻す処理は複雑なことが多く、サポートされな
いか、あっても時間がかかることが多い。
本発明は以上の点に鑑みて創作されたもので、効率的に
タッチ入力の取消しができるキー入力検出方式を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のキー入力検出方式は、タッチ入力領域を、中心
を共有する複数の分割領域に分割し、タッチ入力位置が
複数の分割領域のうち中央の分割領域より外方の分割領
域であるほど、その操作対象に関する処理を始めるまで
の入力取消し受付時間を長くしたものである。
〔作用〕
表示画面の操作対象の表示領域に対応した位置にあるタ
ッチパネル上のタッチ入力領域は中心を共有する複数の
分割領域に分割され、各分割領域毎に入力取消し受付時
間を異ならしめられる。
タッチ入力位置が複数の分割領域のうち最も内側にある
分割領域内にあるときは、入力取消し受付時間はゼロで
あり、直ちにその操作対象の実行処理が開始される。タ
ッチ入力位置が複数の分割領域のうち最も外側にある分
割領域内にあるときは、入力取消し受付時間は最も長い
時間に設定される。
誤選択の可能性はタッチ入力位置が、上記複数の分割領
域のうち外側の分割領域にあるほど大であるから、誤選
択の可能性が高いタッチ入力ほど、入力取消し受付時間
が長くされることになる。
〔実施例〕
第1図は本発明方式の一実施例のフローチャートを示
す。このフローチャートは、第3図に示した通信端末装
置に本発明を適用した場合、CPU1により実現される。第
1図において、タッチ入力待ちの状態(ステップ40)に
おいて、タッチパネル6へのタッチ入力があると、CPU1
はタッチパネル6よりインターフェース部7を介してCP
U1に供給される信号を演算算出してそのタッチ入力位置
座標(x,y)を得てそれを取込んだ後(ステップ41)、
そのタッチ入力位置座標(x,y)が次に述べるタッチ入
力領域のどの範囲内にあるかを判定する(ステップ4
2)。
ここで、本発明におけるタッチ入力領域の一実施例につ
いて第2図と共に説明する。同図中、第6図と同一構成
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。第2図
において、画像31の前方のタッチ入力領域は中心を共有
する同心状の3つの分割領域61,62及び63に夫々3分割
され、同様に画像32の前方のタッチ入力領域も、中心を
共有する同心状の3つの分割領域64,65及び66に夫々3
分割される。タッチ入力領域67は上記の分割領域61〜66
のいずれにも属さない領域を示す。
分割領域61,64は画像31,32の中心部にあり、かつ、画像
31,32の表示領域よりも小なる面積のタッチ入力領域で
ある。分割領域62,65は画像31,32に対応した位置にあ
り、かつ、画像31,32の表示領域と略同一面積の領域か
ら分割領域61,64を差し引いた残りの領域を示す。更
に、分割領域63,66は画像31,32を内部に含み、かつ、画
像31,32の表示領域よりも大面積の領域から分割領域61
と62,64と65を除いた残りの領域を示す。
再び第1図に戻って説明するに、CPU1はステップ42にお
いて、タッチ入力位置座標(x,y)が第2図に示す領域6
7内にあると判定したときは、完全なタッチ入力ミスと
判断して再びステップ40のタッチ入力待ちに戻る。
一方、タッチ入力位置座標(x,y)が第2図に示す分割
領域61〜63内のいずれかにあるときは、CPU1は表示制御
部4を制御して操作対象aの表示画像31の反転表示を行
なわせ(ステップ43)、その後にタッチ入力位置座標
(x,y)が分割領域61〜63内のどの領域内にあるかを判
定する(ステップ44)。
タッチ入力位置座標(x,y)が分割領域61及び62のいず
れかにあるときは、CPU1はそのどちらにあるかを再び判
定し(ステップ45)、分割領域61内にあると判定したと
きは、操作対象aの実行処理を行なう(ステップ46)。
従って、画像31の中心及びその付近の小面積の中央の分
割領域61内にタッチ入力があったときは、明らかに正し
い選択をしたものであるので、ウェイトがかかることな
くその選択操作対象aが直ちに実行されることになる。
また、タッチ入力位置座標(x,y)が分割領域62内にあ
るときは、CPU1は第1図に示すステップ49及び50の処理
動作を実行し、適当な一定時間(例えば1秒間)におい
てキャンセル入力を待ち、キャンセル入力があるときは
ステップ40に戻り、キャンセル入力が無いときは上記の
一定時間経過後に操作対象aの実行処理を行なう(ステ
ップ46)。
このように、タッチ入力位置座標(x,y)が、画像31の
中心部から若干はずれているが、画像31の表示領域と同
程度の面積の分割領域62内にあるときは、誤選択の可能
性が若干あると判断し、比較的短い一定のキャンセル入
力受付時間を設け、その時間内にキャンセル入力が無い
ときに限り操作対象aの実行処理が行なわれる。
更に、タッチ入力位置座標(x,y)が分割領域63内にあ
るときは、CPU1は第1図に示すステップ47〜50の処理を
順次に実行し、上記の待ち時間よりも更に長い一定時間
キャンセル入力待ちの状態となり、この一定時間内にキ
ャンセル入力があれば操作対象aを実行することなく、
ステップ40のタッチ入力待ちの状態に戻り、キャンセル
入力が無いときは操作対象aの実行処理を行なう(ステ
ップ46)。
このように、タッチ入力位置座標(x,y)が、画像31の
外周辺部の分割領域63内にあるときは、誤選択の可能性
が高いと見做し、キャンセル入力受付時間を最長にする
ことにより、よイユーザフレンドリイな操作を実現する
ことができる。
タッチ入力位置座標(x,y)が前記分割領域64〜66内の
いずれかにあるときも上記と同様にして、CPU1は操作対
象bの表示画像32の反転表示を行なわせた後(ステップ
51)、ステップ53〜58の処理により、3つの分割領域64
〜66のうち最も内側の分割領域64内にタッチ入力があっ
たときはキャンセル入力受付のためのウェイトをかける
ことなく直ちに操作対象bの実行処理を行ない、中間の
分割領域65内にタッチ入力があったときは、キャンセル
入力受付のための小なる時間ウェイトをかけてから操作
対象bの実行処理を行ない、最も外側の分割領域66内に
タッチ入力があったときは最長のウェイトをかけてから
操作対象bの実行処理を行なう。
このように、本実施例によれば、タッチ入力領域を3分
割し、外側の分割領域ほど入力取消し受付時間を長くす
ることにより、効率的にタッチ入力の誤選択を救済する
ことができる。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではな
く、第3図に示した通信端末装置以外の、タッチパネル
を表示画面前面に有する装置全般に適用することができ
ることは勿論である。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明によれば、タッチ入力領域を、中心
を共有する複数の分割領域に分割し、タッチ入力が外側
にある分割領域であるほど誤選択の可能性が高く、入力
取消し受付時間が長くされるため、効率的に入力取消し
ができ、しかも誤選択の可能性が全く無い中央の分割領
域内へのタッチ入力に対してはウェイトをかけることな
く、直ちにその操作対象の実行処理ができるから、反応
が遅く感じられるということはなく、応答性を向上でき
る等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方式の一実施例を示す動作説明用フロー
チャート、 第2図は本発明におけるタッチ入力領域の一実施例の説
明図、 第3図は本発明を適用し得る通信端末装置の一例のブロ
ック図、 第4図は第3図図示装置における表示画像の一例を示す
図、 第5図は従来方式の一例を示す動作説明用フローチャー
ト、 第6図は従来方式のタッチ入力領域の一例の説明図であ
る。 図において、 1は中央処理装置(CPU)、 5は表示部、 5aは表示画面、 6はタッチパネル、 31,32は表示画像、 40〜54はステップ、 61〜66は分割領域である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 敏 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−109131(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作対象を表示する表示画面の前面に配置
    された透明のタッチパネルへのタッチ入力を検出する検
    出方式において、 前記表示画面の操作対象の表示領域に対応した位置にあ
    る上記タッチパネル上のタッチ入力領域を、中心を共有
    する複数の分割領域(61〜63,64〜66)に分割し、タッ
    チ入力位置が該複数の分割領域(61〜63,64〜66)のう
    ち中央の分割領域より外方の分割領域であるほど、その
    操作対象に関する処理を始めるまでの入力取消し受付時
    間を長くしたことを特徴とするタッチ入力検出方式。
JP6041487A 1987-03-16 1987-03-16 タツチ入力検出方式 Expired - Fee Related JPH073651B2 (ja)

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