JPH0736414U - 巻線内冷却ダクト - Google Patents

巻線内冷却ダクト

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JPH0736414U
JPH0736414U JP7109593U JP7109593U JPH0736414U JP H0736414 U JPH0736414 U JP H0736414U JP 7109593 U JP7109593 U JP 7109593U JP 7109593 U JP7109593 U JP 7109593U JP H0736414 U JPH0736414 U JP H0736414U
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JP
Japan
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cooling duct
winding
layer insulating
insulating paper
cooling
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Pending
Application number
JP7109593U
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English (en)
Inventor
真彦 小林
Original Assignee
株式会社高岳製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線内冷却ダクトにおいて、冷却ダクトとレ
ヤー絶縁紙との接着をすることなく、冷却ダクトを巻線
内に固定する。 【構成】 中央部より細くした冷却ダクト6をレヤー絶
縁紙4に配置し、前記冷却ダクト6の両端を細くした位
置に幅10〜20ミリメートルの波板5を張り付けて冷
却ダクト6を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、変圧器,リアクトル等の巻線内冷却ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】
変圧器,リアクトル等の巻線は電線中を電流が通過するために抵抗損等により 発熱し、巻線温度が上昇する。容量の小さい巻線では巻線表面からの放熱により 冷却され、適当な温度に保たれるが、比較的容量の大きい数千キロボルトアンペ ア程度の変圧器となると、巻線表面からの放熱だけでは温度が上がりすぎるため 、図3(a)に示すように、巻線1内に冷却ダクト2を設け、空間3を冷却媒体 が通過することにより巻線1を冷却する形状とし、図3(b)に示すように、冷 却ダクト2をレヤー絶縁紙4に接着剤により貼り合わせる構成としていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の巻線内冷却ダクトにおいては、巻線1を円形または 楕円形の形状に保ちながら一定の張力をかけて巻くためには、冷却ダクト2の挿 入箇所を多くしなければならず、そのため冷却ダクト2の数量が多くなり、レヤ ー絶縁紙4に貼り合わせる加工時間を多く必要とし、また、冷却ダクト2をレヤ ー絶縁紙4に貼り合せる際に接着剤の垂れが生じ、接着剤とレヤー絶縁紙4の誘 電率が異なることによる不平等電界部となるために、絶縁的弱点となる欠点を有 していた。そこで、本考案は、巻線内冷却ダクトにおいて、冷却ダクト2とレヤ ー絶縁紙4との接着をすることなく冷却ダクト2を巻線内に固定したものである 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、レヤー絶縁紙の両端に波板を設置し、その間に両端を中央 より細くした棒状ダクトの端部を挿入し、冷却ダクトを固定する。
【0005】
【作用】
上記のように構成された、本考案の巻線内冷却ダクトにおいては、冷却ダクト とレヤー絶縁紙とを接着剤等により貼り合わせる必要がなくなる。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案の巻線内冷却ダクトの一例を示し、図1(a)は巻線内に冷却 ダクトを挿入した斜視図、図1(b)は冷却ダクトの構成を示す斜視図である。 図1(b)において、両端部を10〜20ミリメートル中央部より細くした冷却 ダクト6をレヤー絶縁紙4に配置し、前記冷却ダクト6の両端の細くした位置に 幅10〜20ミリメートルの波板5を取り付けて冷却ダクト6を固定する。 図1(b)の冷却ダクトを巻線内に巻き込んだ場合、図2に示すように、巻線 1は鉄心7との間に絶縁材料でできた巻線受け8および巻線押え9により上下か ら押さえられるため、波板5および冷却ダクト6は上下方向にずれることはなく 、冷却ダクト6をレヤー絶縁紙4に貼り合わせる必要がない。 なお、図1では冷却ダクト6の断面が丸い丸棒を例に示したが、冷却ダクト6 は断面を多角形としても同様の効果が得られる。 また、波板5はレヤー絶縁紙4に貼り合わせてもよい。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、上述したように冷却ダクトをレヤー絶縁紙に貼り合わせる必 要がないため、製作時間を削減できると共に、接着剤の垂れも防止することがで き、接着剤硬化時に周囲の空気が混入して生ずる接着剤内の気泡が生じないため 、気泡の混入による絶縁耐力低下もなく、絶縁信頼性が高い変圧器とすることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の巻線内冷却ダクトの一例を示し、
(a)は巻線内に冷却ダクトを挿入した斜視図、(b)
は冷却ダクトの構成を示す斜視図である。
【図2】本考案の冷却ダクトを使用した一例を示す断面
図である。
【図3】従来の冷却ダクトを巻線内に挿入した一例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 巻線 2,6 冷却ダクト 3 空間 4 レヤー絶縁紙 5 波板 7 鉄心 8 巻線受け 9 巻線押え

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レヤー絶縁紙の両端に波板を設置し、そ
    の間に両端を中央より細くした棒状ダクトの端部を挿
    入、固定した巻線内冷却ダクト。
JP7109593U 1993-12-06 1993-12-06 巻線内冷却ダクト Pending JPH0736414U (ja)

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JP7109593U JPH0736414U (ja) 1993-12-06 1993-12-06 巻線内冷却ダクト

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JPH0736414U true JPH0736414U (ja) 1995-07-04

Family

ID=13450643

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021193703A (ja) * 2020-06-08 2021-12-23 株式会社日立産機システム 油入変圧器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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