JPH0736297A - 加熱装置 - Google Patents
加熱装置Info
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- JPH0736297A JPH0736297A JP19798093A JP19798093A JPH0736297A JP H0736297 A JPH0736297 A JP H0736297A JP 19798093 A JP19798093 A JP 19798093A JP 19798093 A JP19798093 A JP 19798093A JP H0736297 A JPH0736297 A JP H0736297A
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- film
- heating
- heat
- heating body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルム加熱方式の加熱装置において、加熱
体2とフィルム1との密着摺動部の潤滑状態が長期にわ
たって適正・安定に維持されるようにすること、フィル
ム面に対する潤滑剤の過度の付着によるフィルム駆動障
害が発生するのを防止すること。 【構成】 加熱体2と、該加熱体2に密着して移動する
耐熱性フィルム1を有し、このフィルム1を介して被加
熱材Pを加熱体2に密着させて加熱体位置を移動させ加
熱体2の熱エネルギーをフィルム1を介して被加熱材P
に付与するフィルム加熱方式の加熱装置において、加熱
体2を支持固定させた断熱部材7に加熱体2とフィルム
1との密着部を潤滑する潤滑剤30を保持させたこと。
体2とフィルム1との密着摺動部の潤滑状態が長期にわ
たって適正・安定に維持されるようにすること、フィル
ム面に対する潤滑剤の過度の付着によるフィルム駆動障
害が発生するのを防止すること。 【構成】 加熱体2と、該加熱体2に密着して移動する
耐熱性フィルム1を有し、このフィルム1を介して被加
熱材Pを加熱体2に密着させて加熱体位置を移動させ加
熱体2の熱エネルギーをフィルム1を介して被加熱材P
に付与するフィルム加熱方式の加熱装置において、加熱
体2を支持固定させた断熱部材7に加熱体2とフィルム
1との密着部を潤滑する潤滑剤30を保持させたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱体と、該加熱体に
密着して移動する耐熱性フィルムを有し、このフィルム
を介して被加熱材を加熱体に密着させて加熱体位置を移
動させ加熱体の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱
材に付与するフィルム加熱方式の加熱装置に関する。
密着して移動する耐熱性フィルムを有し、このフィルム
を介して被加熱材を加熱体に密着させて加熱体位置を移
動させ加熱体の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱
材に付与するフィルム加熱方式の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなフィルム加熱方式の加熱装
置は、例えば特開昭63−313182号公報・特開平
2−157878号公報等に提案されており、電子写真
複写機・レーザビームプリンタ・ファクシミリ・マイク
ロフィルムリーダプリンタ・画像表示(ディスプレイ)
装置・記録機等の画像形成装置における画像加熱定着装
置、即ち電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜の画像
形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より成る顕
画剤(トナー)を用いて記録材(エレクトロファックス
シート・静電記録シート・転写材シート・印刷紙など)
の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で目的の画像
情報に対応した未定着のトナー像を形成担持させ、該ト
ナー画像を該像を担持している記録材面に永久固着画像
として加熱定着処理する画像加熱定着装置として使用で
きる。
置は、例えば特開昭63−313182号公報・特開平
2−157878号公報等に提案されており、電子写真
複写機・レーザビームプリンタ・ファクシミリ・マイク
ロフィルムリーダプリンタ・画像表示(ディスプレイ)
装置・記録機等の画像形成装置における画像加熱定着装
置、即ち電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜の画像
形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より成る顕
画剤(トナー)を用いて記録材(エレクトロファックス
シート・静電記録シート・転写材シート・印刷紙など)
の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で目的の画像
情報に対応した未定着のトナー像を形成担持させ、該ト
ナー画像を該像を担持している記録材面に永久固着画像
として加熱定着処理する画像加熱定着装置として使用で
きる。
【0003】また、例えば、画像を担持した記録材を加
熱してつや等の表面性を改質する装置や仮定着処理する
装置などとして使用できる。
熱してつや等の表面性を改質する装置や仮定着処理する
装置などとして使用できる。
【0004】上記のようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、加熱体としてセラミックヒータ等の低熱容量のもの
を用いることができるため、従来の熱ローラ方式等の加
熱装置に比べウエイトタイム短縮化(クイックスタート
性)が可能となり、またクイックスタートが可能となる
ため、使用していないときの予熱が必要なくなり総合的
な意味での省電力化もはかれる。その他、他の加熱方式
の装置の種々の欠点を解決できる等の利点を有し効果的
なものである。
は、加熱体としてセラミックヒータ等の低熱容量のもの
を用いることができるため、従来の熱ローラ方式等の加
熱装置に比べウエイトタイム短縮化(クイックスタート
性)が可能となり、またクイックスタートが可能となる
ため、使用していないときの予熱が必要なくなり総合的
な意味での省電力化もはかれる。その他、他の加熱方式
の装置の種々の欠点を解決できる等の利点を有し効果的
なものである。
【0005】フィルム加熱方式の加熱装置において、耐
熱性フィルムは厚さ例えば40μm位の薄肉のもので、
エンドレスフィルムの形態にしてこれを回転移動させて
使用する装置構成にすることもでき、長尺のロール巻の
有端フィルムにしてこれを走行移動させて使用する装置
構成にすることもできる。
熱性フィルムは厚さ例えば40μm位の薄肉のもので、
エンドレスフィルムの形態にしてこれを回転移動させて
使用する装置構成にすることもでき、長尺のロール巻の
有端フィルムにしてこれを走行移動させて使用する装置
構成にすることもできる。
【0006】上記何れの場合でも、加熱体に密着して摺
動移動するフィルムの移動抵抗や駆動トルクの低減化、
フィルムの鳴きやビビリの発生防止等のために、加熱体
表面に潤滑剤として耐熱性フッ素系グリースを予め塗布
しておくことにより加熱体とフィルムとの密着摺動部を
潤滑するようにしている。
動移動するフィルムの移動抵抗や駆動トルクの低減化、
フィルムの鳴きやビビリの発生防止等のために、加熱体
表面に潤滑剤として耐熱性フッ素系グリースを予め塗布
しておくことにより加熱体とフィルムとの密着摺動部を
潤滑するようにしている。
【0007】この場合、加熱体表面に予め塗布するグリ
ースが所定量より少ないと、装置の耐久進行において比
較的短期に加熱体とフィルムとの密着摺動部の摺動抵抗
が上昇し、フィルム駆動トルク等の上昇を生じる。また
フィルムの加熱体側の面に摩耗が生じ、その摩耗粉のた
めにフィルムの正常な駆動が行なえなくなる。
ースが所定量より少ないと、装置の耐久進行において比
較的短期に加熱体とフィルムとの密着摺動部の摺動抵抗
が上昇し、フィルム駆動トルク等の上昇を生じる。また
フィルムの加熱体側の面に摩耗が生じ、その摩耗粉のた
めにフィルムの正常な駆動が行なえなくなる。
【0008】このため加熱体の表面に塗布するグリース
量を正確に管理して対応していた。
量を正確に管理して対応していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、装置の組み立
て時に加熱体表面にグリースを予め適正に塗布しておい
ても、フィルムを移動させると、起動時に、加熱体表面
に適正量に塗布処理してあるグリースがフィルム面に多
量に付着して持ち去られやすく、そのために比較的短期
に潤滑効果の低下を生じやすい。
て時に加熱体表面にグリースを予め適正に塗布しておい
ても、フィルムを移動させると、起動時に、加熱体表面
に適正量に塗布処理してあるグリースがフィルム面に多
量に付着して持ち去られやすく、そのために比較的短期
に潤滑効果の低下を生じやすい。
【0010】そして耐熱性フィルムが回転エンドレスフ
ィルムである装置の場合、上記のように加熱体表面から
フィルムに多量に付着して持ち去られたグリースがエン
ドレスフィルムの駆動を行なうローラ等の駆動部材に過
度に付着し、その結果、駆動部材とフィルムの間の摩擦
力が低下してフィルムにすべりが生じてフィルムの回転
駆動が円滑に行なわれなくなる事態を生じやすい。
ィルムである装置の場合、上記のように加熱体表面から
フィルムに多量に付着して持ち去られたグリースがエン
ドレスフィルムの駆動を行なうローラ等の駆動部材に過
度に付着し、その結果、駆動部材とフィルムの間の摩擦
力が低下してフィルムにすべりが生じてフィルムの回転
駆動が円滑に行なわれなくなる事態を生じやすい。
【0011】そこで本発明はこの種のフィルム加熱方式
の加熱装置において、加熱体とフィルムとの密着摺動部
の潤滑状態が長期にわたって適正・安定に維持されるよ
うにすること、フィルム面に対する潤滑剤の過度の付着
によるフィルム駆動障害が発生するのを防止すること、
を目的とする。
の加熱装置において、加熱体とフィルムとの密着摺動部
の潤滑状態が長期にわたって適正・安定に維持されるよ
うにすること、フィルム面に対する潤滑剤の過度の付着
によるフィルム駆動障害が発生するのを防止すること、
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とするフィルム加熱方式の加熱装置である。
徴とするフィルム加熱方式の加熱装置である。
【0013】(1)加熱体と、該加熱体に密着して移動
する耐熱性フィルムを有し、このフィルムを介して被加
熱材を加熱体に密着させて加熱体位置を移動させ加熱体
の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与する
フィルム加熱方式の加熱装置において、加熱体を支持固
定させた断熱部材に加熱体とフィルムとの密着部を潤滑
する潤滑剤を保持させたことを特徴とする加熱装置。
する耐熱性フィルムを有し、このフィルムを介して被加
熱材を加熱体に密着させて加熱体位置を移動させ加熱体
の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与する
フィルム加熱方式の加熱装置において、加熱体を支持固
定させた断熱部材に加熱体とフィルムとの密着部を潤滑
する潤滑剤を保持させたことを特徴とする加熱装置。
【0014】(2)加熱体と、該加熱体に密着して移動
する耐熱性フィルムを有し、このフィルムを介して被加
熱材を加熱体に密着させて加熱体位置を移動させ加熱体
の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与する
フィルム加熱方式の加熱装置において、加熱体を支持固
定させた断熱部材の、加熱体とフィルムとの密着摺動部
よりもフィルム移動方向上流側のフィルム接触部位に溝
を有し、この溝に加熱体とフィルムとの密着部を潤滑す
る潤滑剤が充填されていることを特徴とする加熱装置。
する耐熱性フィルムを有し、このフィルムを介して被加
熱材を加熱体に密着させて加熱体位置を移動させ加熱体
の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与する
フィルム加熱方式の加熱装置において、加熱体を支持固
定させた断熱部材の、加熱体とフィルムとの密着摺動部
よりもフィルム移動方向上流側のフィルム接触部位に溝
を有し、この溝に加熱体とフィルムとの密着部を潤滑す
る潤滑剤が充填されていることを特徴とする加熱装置。
【0015】(3)加熱体と、該加熱体に密着して移動
する耐熱性フィルムを有し、このフィルムを介して被加
熱材を加熱体に密着させて加熱体位置を移動させ加熱体
の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与する
フィルム加熱方式の加熱装置において、加熱体を支持固
定させた断熱部材の、加熱体とフィルムとの密着摺動部
よりもフィルム移動方向上流側の部位にフィルムに接触
させて、加熱体とフィルムとの密着部を潤滑する潤滑剤
を含浸させた潤滑剤保持部材を有することを特徴とする
加熱装置。
する耐熱性フィルムを有し、このフィルムを介して被加
熱材を加熱体に密着させて加熱体位置を移動させ加熱体
の熱エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与する
フィルム加熱方式の加熱装置において、加熱体を支持固
定させた断熱部材の、加熱体とフィルムとの密着摺動部
よりもフィルム移動方向上流側の部位にフィルムに接触
させて、加熱体とフィルムとの密着部を潤滑する潤滑剤
を含浸させた潤滑剤保持部材を有することを特徴とする
加熱装置。
【0016】(4)耐熱性フィルムがエンドレスの回転
フィルムであることを特徴とする(1)乃至(3)の何
れかに記載の加熱装置。
フィルムであることを特徴とする(1)乃至(3)の何
れかに記載の加熱装置。
【0017】(5)未定着画像を担持させた記録材を加
熱して像定着する画像加熱定着装置であることを特徴と
する(1)乃至(4)の何れかに記載の加熱装置。
熱して像定着する画像加熱定着装置であることを特徴と
する(1)乃至(4)の何れかに記載の加熱装置。
【0018】
【作用】所定量の潤滑剤を加熱体の表面に予め塗布して
保有させるのではなく、加熱体を支持固定させた断熱部
材に加熱体とフィルムとの密着部を潤滑する潤滑剤を保
持させることで、該断熱部材に保持の潤滑剤がフィルム
面にフィルム移動過程で段階的に適量塗布されて加熱体
とフィルムとの密着摺動部へ持ちはこばれて該密着摺動
部が潤滑化される。
保有させるのではなく、加熱体を支持固定させた断熱部
材に加熱体とフィルムとの密着部を潤滑する潤滑剤を保
持させることで、該断熱部材に保持の潤滑剤がフィルム
面にフィルム移動過程で段階的に適量塗布されて加熱体
とフィルムとの密着摺動部へ持ちはこばれて該密着摺動
部が潤滑化される。
【0019】断熱部材に保持させた潤滑材は装置起動時
等にフィルム面に多量付着移行するようなことなく、フ
ィルム面に対して段階的に常に適量の塗布がなされ、過
剰塗布によるフィルムスリップ等の駆動不良を生じるこ
となく、加熱体とフィルムとの密着摺動部の適切な潤滑
化状態及びフィルムの適正移動状態が長期にわたって安
定に維持された。
等にフィルム面に多量付着移行するようなことなく、フ
ィルム面に対して段階的に常に適量の塗布がなされ、過
剰塗布によるフィルムスリップ等の駆動不良を生じるこ
となく、加熱体とフィルムとの密着摺動部の適切な潤滑
化状態及びフィルムの適正移動状態が長期にわたって安
定に維持された。
【0020】
〈実施例1〉(図1〜図3) (1)画像形成装置例 図1は本発明に係るフィルム加熱方式の加熱装置を画像
加熱定着装置20として組み込んだ画像形成装置の一例
の概略図である。
加熱定着装置20として組み込んだ画像形成装置の一例
の概略図である。
【0021】本例の画像形成装置は原稿台往復動型・回
転ドラム型・転写式の電子写真複写装置である。
転ドラム型・転写式の電子写真複写装置である。
【0022】50は装置機筐、51はその装置機筐の上
面板52上に配設したガラス板等の透明板部材よりなる
往復動型の原稿載置台であり、機筐上面板52上を図面
上右方a・左方a´に夫々所定の速度で往復移動駆動さ
れる。
面板52上に配設したガラス板等の透明板部材よりなる
往復動型の原稿載置台であり、機筐上面板52上を図面
上右方a・左方a´に夫々所定の速度で往復移動駆動さ
れる。
【0023】Oは原稿であり、複写すべき画像面側を下
向きにして原稿載置台51の上面に所定の載置基準に従
って載置し、その上に原稿圧着板53をかぶせて押え込
むことによりセットされる。
向きにして原稿載置台51の上面に所定の載置基準に従
って載置し、その上に原稿圧着板53をかぶせて押え込
むことによりセットされる。
【0024】54は機筐上面板52面に原稿載置台51
の往復移動方向とは直角の方向(紙面に垂直の方向)を
長手として開口された原稿照明部としてのスリット開口
部である。
の往復移動方向とは直角の方向(紙面に垂直の方向)を
長手として開口された原稿照明部としてのスリット開口
部である。
【0025】原稿載置台51上に載置セットした原稿0
の下向き画像面は原稿載置台51の右方aへの往復移動
過程で右辺側から左辺側にかけて順次にスリット開口部
54の位置を通過していき、その通過過程でランプ55
の光Lをスリット開口部54、透明な原稿載置台51を
通して受けて照明走査される。その照明走査光の原稿面
反射光が短焦点小径結像素子アレイ56によって感光ド
ラム57面に結像露光される。
の下向き画像面は原稿載置台51の右方aへの往復移動
過程で右辺側から左辺側にかけて順次にスリット開口部
54の位置を通過していき、その通過過程でランプ55
の光Lをスリット開口部54、透明な原稿載置台51を
通して受けて照明走査される。その照明走査光の原稿面
反射光が短焦点小径結像素子アレイ56によって感光ド
ラム57面に結像露光される。
【0026】感光ドラム57は例えば酸化亜鉛感光層・
有機半導体感光層等の感光層が被覆処理され、中心支軸
58を中心に所定の周速度で矢示bの時計方向に回転駆
動され、その回転過程で帯電器59により正極性又は負
極性の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に前記の
原稿画像の結像露光(スリット露光)を受けることによ
り感光ドラム57面には結像露光した原稿画像に対応し
た静電潜像が順次に形成されていく。
有機半導体感光層等の感光層が被覆処理され、中心支軸
58を中心に所定の周速度で矢示bの時計方向に回転駆
動され、その回転過程で帯電器59により正極性又は負
極性の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に前記の
原稿画像の結像露光(スリット露光)を受けることによ
り感光ドラム57面には結像露光した原稿画像に対応し
た静電潜像が順次に形成されていく。
【0027】この静電潜像は現像器60により加熱で軟
化溶融する樹脂等より成るトナーにて順次に顕像化さ
れ、該顕像たるトナー画像が転写部としての転写放電器
61の配設部位へ移行していく。
化溶融する樹脂等より成るトナーにて順次に顕像化さ
れ、該顕像たるトナー画像が転写部としての転写放電器
61の配設部位へ移行していく。
【0028】62は記録材としての転写材シートPを積
載収納したカセットであり、該カセット内のシートが給
送ローラ63の回転により1枚宛繰り出し給送され、次
いでレジストローラ64により、ドラム57上のトナー
画像形成部の先端が転写放電器61の部位に到達したと
き転写材シートPの先端も転写放電器61と感光ドラム
57との間位置に丁度到達して両者一致するようにタイ
ミングどりされて同期給送される。そしてその給送シー
トの面に対して転写放電器61により感光ドラム57側
のトナー画像が順次に転写されていく。
載収納したカセットであり、該カセット内のシートが給
送ローラ63の回転により1枚宛繰り出し給送され、次
いでレジストローラ64により、ドラム57上のトナー
画像形成部の先端が転写放電器61の部位に到達したと
き転写材シートPの先端も転写放電器61と感光ドラム
57との間位置に丁度到達して両者一致するようにタイ
ミングどりされて同期給送される。そしてその給送シー
トの面に対して転写放電器61により感光ドラム57側
のトナー画像が順次に転写されていく。
【0029】転写部でトナー画像転写を受けたシートは
不図示の分離手段で感光ドラム57面から順次に分離さ
れて搬送装置65によって後述する画像加熱定着装置2
0に導かれて担持している未定着トナー画像の加熱定着
処理を受け、画像形成物(コピー)としてガイド66・
排出ローラ67を通って機外の排紙トレイ68上に排出
される。
不図示の分離手段で感光ドラム57面から順次に分離さ
れて搬送装置65によって後述する画像加熱定着装置2
0に導かれて担持している未定着トナー画像の加熱定着
処理を受け、画像形成物(コピー)としてガイド66・
排出ローラ67を通って機外の排紙トレイ68上に排出
される。
【0030】回転転写後の感光ドラム57の面はクリー
ニング装置69により転写残りトナー等の付着汚染物の
除去を受けて繰り返して画像形成に使用される。
ニング装置69により転写残りトナー等の付着汚染物の
除去を受けて繰り返して画像形成に使用される。
【0031】(2)画像加熱定着装置20 図2は画像加熱定着装置20の拡大図である。図3は定
着ニップ部の拡大図である。
着ニップ部の拡大図である。
【0032】1はエンドレスベルト状の耐熱性フィルム
(定着フィルム)であり、互いに略並行に配設した駆動
ローラ11と、テンションローラを兼ねる従動ローラ1
2と、固定の加熱体(ヒータ)2の3部材間に懸回張設
させてある。
(定着フィルム)であり、互いに略並行に配設した駆動
ローラ11と、テンションローラを兼ねる従動ローラ1
2と、固定の加熱体(ヒータ)2の3部材間に懸回張設
させてある。
【0033】駆動ローラ11及び従動ローラ12はその
両端側を不図示の軸受部に回転自由に保持させてある。
また加熱体2はヒータホルダとしての断熱部材7を介し
て不動部材としての装置ステー8に固定支持させてあ
る。
両端側を不図示の軸受部に回転自由に保持させてある。
また加熱体2はヒータホルダとしての断熱部材7を介し
て不動部材としての装置ステー8に固定支持させてあ
る。
【0034】フィルム1は、例えば、厚み20μmの耐
熱性フィルム、例えばポリイミド、ポリエーテルイミ
ド、PES、PFAに少なくとも画像当接面側にPTF
E、PFA等のフッ素樹脂に導電材を添加した離型層を
10μmコートしたものなどである。一般的には総厚1
00μm未満、より好ましくは70μm未満にする。
熱性フィルム、例えばポリイミド、ポリエーテルイミ
ド、PES、PFAに少なくとも画像当接面側にPTF
E、PFA等のフッ素樹脂に導電材を添加した離型層を
10μmコートしたものなどである。一般的には総厚1
00μm未満、より好ましくは70μm未満にする。
【0035】10は加熱体2との間にフィルム1を挟ん
でフィルムを加熱体2の面に総圧4〜15Kgで圧接す
るシリコンゴム等の離型性のよいゴム弾性層を有する加
圧ローラである。
でフィルムを加熱体2の面に総圧4〜15Kgで圧接す
るシリコンゴム等の離型性のよいゴム弾性層を有する加
圧ローラである。
【0036】フィルム1は駆動ローラ11の回転によ
り、少なくとも画像定着実行時は矢示の時計方向に加熱
体2面に密着して該加熱体面を摺動しながら所定の周速
度、即ち画像形成部側から搬送されてくる未定着トナー
画像Tを担持した記録材Pの搬送速度と略同じ周速度で
シワなく回転駆動される。
り、少なくとも画像定着実行時は矢示の時計方向に加熱
体2面に密着して該加熱体面を摺動しながら所定の周速
度、即ち画像形成部側から搬送されてくる未定着トナー
画像Tを担持した記録材Pの搬送速度と略同じ周速度で
シワなく回転駆動される。
【0037】本例の加熱体2は、 a.フィルム1の移動方向に略直交する方向を長手とす
る、Al2 O3 (アルミナ)、AlN、SiC等の電気
絶縁性・耐熱性・低熱容量の、例えば厚み1mm・幅1
0mm・長さ240mmの細長のセラミック基板3と、 b.この基板3の一方面側(表面側)の基板幅方向中央
部に基板長手に沿って、例えば幅1mmの線状あるいは
帯状に塗工等して形成した、発熱源としての銀パラジウ
ム(Ag/Pd)等の通電発熱体4と、 c.この通電発熱体4の長手方向両端部にそれぞれ導通
させて基板面に形成した給電電極と、 d.基板3の通電発熱体形成面を被覆させた表面保護層
としてのガラス等の電気絶縁性オーバーコート層5と、 e.基板3の他方面側(背面側)にそれぞれ接触させて
設けたサーミスタ等の温度検出素子(検温素子)6、等
よりなる。
る、Al2 O3 (アルミナ)、AlN、SiC等の電気
絶縁性・耐熱性・低熱容量の、例えば厚み1mm・幅1
0mm・長さ240mmの細長のセラミック基板3と、 b.この基板3の一方面側(表面側)の基板幅方向中央
部に基板長手に沿って、例えば幅1mmの線状あるいは
帯状に塗工等して形成した、発熱源としての銀パラジウ
ム(Ag/Pd)等の通電発熱体4と、 c.この通電発熱体4の長手方向両端部にそれぞれ導通
させて基板面に形成した給電電極と、 d.基板3の通電発熱体形成面を被覆させた表面保護層
としてのガラス等の電気絶縁性オーバーコート層5と、 e.基板3の他方面側(背面側)にそれぞれ接触させて
設けたサーミスタ等の温度検出素子(検温素子)6、等
よりなる。
【0038】加熱体2のオーバーコート層5側がフィル
ム接触摺動面側であり、この面側を外部露呈させて加熱
体2をヒーターホルダとしての断熱部材7に耐熱性の両
面テープまたは耐熱性接着剤によって取り付けられてい
る。
ム接触摺動面側であり、この面側を外部露呈させて加熱
体2をヒーターホルダとしての断熱部材7に耐熱性の両
面テープまたは耐熱性接着剤によって取り付けられてい
る。
【0039】そしてこの断熱部材7を不動部材としての
ステー7に取り付けてある。該ステー8は加熱体2が加
圧ローラ10によって加圧力を受けても中央部で大きな
たわみが生じないような材質および構造のものである。
ステー7に取り付けてある。該ステー8は加熱体2が加
圧ローラ10によって加圧力を受けても中央部で大きな
たわみが生じないような材質および構造のものである。
【0040】加熱体2は通電発熱体4の長手方向両端間
に電圧が印加されて該通電発熱体4が発熱することによ
り昇温する。
に電圧が印加されて該通電発熱体4が発熱することによ
り昇温する。
【0041】通電直流100Vの周期20msecのパ
ルス状波型で、温度検出素子6によりコントロールされ
た所望の温度とエネルギー放出量に応じたパルスを、そ
のパルス幅を変化させて与える。略パルス幅は0.5〜
5msecとなる。
ルス状波型で、温度検出素子6によりコントロールされ
た所望の温度とエネルギー放出量に応じたパルスを、そ
のパルス幅を変化させて与える。略パルス幅は0.5〜
5msecとなる。
【0042】加熱体2の温度は基板背面の温度検出素子
6で検出されてその検出情報が通電制御回路へフィード
バックされて電源から通電発熱体4への通電が制御され
ることで未定着実行時に温度検出素子6で検出される加
熱体2の温度が所定の温度(定着温度)になるように温
調制御される。
6で検出されてその検出情報が通電制御回路へフィード
バックされて電源から通電発熱体4への通電が制御され
ることで未定着実行時に温度検出素子6で検出される加
熱体2の温度が所定の温度(定着温度)になるように温
調制御される。
【0043】通電発熱体4に対する電力供給により加熱
体2が加熱され、またフィルム1が回転駆動されている
状態において、加熱体2と加圧ローラ10との圧接部で
ある定着ニップ部Nの、フィルム1と加圧ローラ10と
の間に記録材Pが導入されることで、該記録材Pがフィ
ルム1に密着してフィルムと一緒の重なり状態で定着ニ
ップ部Nを通過していく。
体2が加熱され、またフィルム1が回転駆動されている
状態において、加熱体2と加圧ローラ10との圧接部で
ある定着ニップ部Nの、フィルム1と加圧ローラ10と
の間に記録材Pが導入されることで、該記録材Pがフィ
ルム1に密着してフィルムと一緒の重なり状態で定着ニ
ップ部Nを通過していく。
【0044】この定着ニップ部通過過程で加熱体2から
フィルム1を介して記録材Pに熱エネルギーが付与され
て記録材P上の未定着トナー画像Tが加熱溶融定着され
る。記録材Pは定着ニップ部N通過後フィルム1から分
離して排出されていく。
フィルム1を介して記録材Pに熱エネルギーが付与され
て記録材P上の未定着トナー画像Tが加熱溶融定着され
る。記録材Pは定着ニップ部N通過後フィルム1から分
離して排出されていく。
【0045】なお、加圧ローラ10を回転駆動ローラに
し、該ローラの回転摩擦力でフィルム1を加熱体2面に
密着摺動させながら回転駆動させる構成にすることもで
きる。またフィルム1をロール巻の長尺フィルムにし、
これを繰り出させて加熱体2面に密着走行させる構成に
することもできる。
し、該ローラの回転摩擦力でフィルム1を加熱体2面に
密着摺動させながら回転駆動させる構成にすることもで
きる。またフィルム1をロール巻の長尺フィルムにし、
これを繰り出させて加熱体2面に密着走行させる構成に
することもできる。
【0046】図3において、21は加熱体2を支持固定
させた断熱部材7の、加熱体2とフィルム1との密着摺
動部よりもフィルム移動方向上流側のフィルムとの接触
部位に設けた溝である。
させた断熱部材7の、加熱体2とフィルム1との密着摺
動部よりもフィルム移動方向上流側のフィルムとの接触
部位に設けた溝である。
【0047】この溝21は断熱部材の長手方向、即ちフ
ィルム移動方向に直交する方向を長手とするもので、本
例のものは長さ230mm、幅5mm、深さ3mmであ
る。
ィルム移動方向に直交する方向を長手とするもので、本
例のものは長さ230mm、幅5mm、深さ3mmであ
る。
【0048】そしてこの溝21内に潤滑剤としてフッ素
系耐熱グリース(商品名モリコートHP−300、ダウ
・コーニング社)30を約300mg充填して保持させ
てある。
系耐熱グリース(商品名モリコートHP−300、ダウ
・コーニング社)30を約300mg充填して保持させ
てある。
【0049】上記のようにグリース30を充填保持させ
た溝部21によりフィルム1の内面にフィルム回転過程
でグリース30が適量塗布されて加熱体2とフィルム1
との密着摺動部へ持ちはこばれて該密着摺動部が潤滑化
される。
た溝部21によりフィルム1の内面にフィルム回転過程
でグリース30が適量塗布されて加熱体2とフィルム1
との密着摺動部へ持ちはこばれて該密着摺動部が潤滑化
される。
【0050】このグリース30を充填保持させた溝部2
1によるフィルム内面へのグリースの塗布は、装置起動
時等にフィルム内面に多量のグリースが付着移行するよ
うなことなく、常に適量の塗布がなされ、フィルム1の
スリップ等の駆動不良を生じることなく、加熱体2とフ
ィルム1との密着摺動部の適切な潤滑化状態及びフィル
ムの適正移動状態が長期にわたって安定に維持された。
1によるフィルム内面へのグリースの塗布は、装置起動
時等にフィルム内面に多量のグリースが付着移行するよ
うなことなく、常に適量の塗布がなされ、フィルム1の
スリップ等の駆動不良を生じることなく、加熱体2とフ
ィルム1との密着摺動部の適切な潤滑化状態及びフィル
ムの適正移動状態が長期にわたって安定に維持された。
【0051】これに対して上記と同量のグリースを加熱
体2の表面に予め直接塗布して与えて加熱体2とフィル
ム1との密着摺動部の潤滑化を行なわせた場合は装置を
駆動させると、起動時から5〜10分後に駆動ローラ1
1とフィルム1の間にスリップが生じ、フィルム1の回
転速度は正常時の30%程度にまでダウンした。
体2の表面に予め直接塗布して与えて加熱体2とフィル
ム1との密着摺動部の潤滑化を行なわせた場合は装置を
駆動させると、起動時から5〜10分後に駆動ローラ1
1とフィルム1の間にスリップが生じ、フィルム1の回
転速度は正常時の30%程度にまでダウンした。
【0052】これは装置起動時のフィルム回転で、加熱
体とフィルムとの密着摺動部に予めかなり多量に直接塗
布しておいた潤滑剤の内のかなりの量分がフィルム内面
に付着して駆動ローラ11とフィルム1との間に持ちは
こばれて駆動ローラ11とフィルム1との摩擦力が低下
したことによる。
体とフィルムとの密着摺動部に予めかなり多量に直接塗
布しておいた潤滑剤の内のかなりの量分がフィルム内面
に付着して駆動ローラ11とフィルム1との間に持ちは
こばれて駆動ローラ11とフィルム1との摩擦力が低下
したことによる。
【0053】〈実施例2〉(図4) 本実施例の装置は、図4に示すように、加熱体2を支持
固定させた断熱部材7の、加熱体2とフィルム1との密
着摺動部よりもフィルム移動方向上流側の部位にフィル
ム内面に接触させて、シリコンオイル等の耐熱性潤滑オ
イル30aを含浸させた潤滑剤保持部材(オイル塗布部
材)22を具備させたものである。
固定させた断熱部材7の、加熱体2とフィルム1との密
着摺動部よりもフィルム移動方向上流側の部位にフィル
ム内面に接触させて、シリコンオイル等の耐熱性潤滑オ
イル30aを含浸させた潤滑剤保持部材(オイル塗布部
材)22を具備させたものである。
【0054】この潤滑剤保持部材22はアラミド繊維
(商品名ノーメックス)等の耐熱繊維材であり、断熱部
材7の上記部位に該部材の長手に沿って耐熱性接着剤も
しくは両面テープ23で接着して取り付けてある。
(商品名ノーメックス)等の耐熱繊維材であり、断熱部
材7の上記部位に該部材の長手に沿って耐熱性接着剤も
しくは両面テープ23で接着して取り付けてある。
【0055】この実施例の場合も、上記の潤滑剤保持部
材22によりフィルム1の内面にフィルムの回転過程で
潤滑オイル30aが適量塗布されて加熱体2とフィルム
1との密着摺動部へ持ちはこばれて該密着摺動部が潤滑
化される。
材22によりフィルム1の内面にフィルムの回転過程で
潤滑オイル30aが適量塗布されて加熱体2とフィルム
1との密着摺動部へ持ちはこばれて該密着摺動部が潤滑
化される。
【0056】この部材22によるフィルム1の内面に対
する潤滑オイルの塗布は、装置起動時等にフィルム内面
に多量の潤滑オイルが付着移行するようなことなく、常
に適量の塗布がなされ、装置の耐久初期も耐久後ともフ
ィルム1のスリップ現象を生じることなく、加熱体2と
フィルム1との密着摺動部の適切な潤滑化状態及びフィ
ルムの適正移動状態が長期にわたって安定に維持され
た。
する潤滑オイルの塗布は、装置起動時等にフィルム内面
に多量の潤滑オイルが付着移行するようなことなく、常
に適量の塗布がなされ、装置の耐久初期も耐久後ともフ
ィルム1のスリップ現象を生じることなく、加熱体2と
フィルム1との密着摺動部の適切な潤滑化状態及びフィ
ルムの適正移動状態が長期にわたって安定に維持され
た。
【0057】〈実施例3〉(図5・図6) 本実施例は上記の実施例2の装置において潤滑剤保持部
材(オイル塗布部材)22の端部を同材質で延長22a
してその延長端部をオイルパン24に収容させた潤滑オ
イルとしてのシリコンオイル30aに浸漬させたもので
ある。
材(オイル塗布部材)22の端部を同材質で延長22a
してその延長端部をオイルパン24に収容させた潤滑オ
イルとしてのシリコンオイル30aに浸漬させたもので
ある。
【0058】パン24内のシリコンオイル30aは毛管
現象により上記の延長部22aを通して潤滑剤保持部材
22へ自動供給される。
現象により上記の延長部22aを通して潤滑剤保持部材
22へ自動供給される。
【0059】パン24から潤滑剤保持部材22へのシリ
コンオイル30aの、延長部22aを介しての毛管現象
による自動供給は、定着装置の熱でシリコンオイル30
aの流動性がたかまり、その結果、毛管現象も促進さ
れ、とどこおりなくなされる。
コンオイル30aの、延長部22aを介しての毛管現象
による自動供給は、定着装置の熱でシリコンオイル30
aの流動性がたかまり、その結果、毛管現象も促進さ
れ、とどこおりなくなされる。
【0060】潤滑剤保持部材22にオイルが不足するこ
となく自動補給されるので、加熱体2とフィルム1との
密着摺動部の適切な潤滑化状態及びフィルムの適正移動
状態が実施例2の装置の場合よりも更に長期にわたって
安定に維持される。
となく自動補給されるので、加熱体2とフィルム1との
密着摺動部の適切な潤滑化状態及びフィルムの適正移動
状態が実施例2の装置の場合よりも更に長期にわたって
安定に維持される。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明のフィルム加熱方式
の加熱装置は、加熱体とフィルムとの密着摺動部の潤滑
状態が長期にわたって適正・安定に維持される、フィル
ム面に対する潤滑剤の過度の付着によるフィルム駆動障
害の発生が防止される等の特長を有しており、この種の
加熱装置の改善装置として有効適切である。
の加熱装置は、加熱体とフィルムとの密着摺動部の潤滑
状態が長期にわたって適正・安定に維持される、フィル
ム面に対する潤滑剤の過度の付着によるフィルム駆動障
害の発生が防止される等の特長を有しており、この種の
加熱装置の改善装置として有効適切である。
【図1】 実施例1における画像形成装置の一例の概略
図
図
【図2】 画像加熱定着装置としてのフィルム加熱方式
の加熱装置の概略図
の加熱装置の概略図
【図3】 定着ニップ部の拡大図
【図4】 実施例2の加熱装置の定着ニップ部の拡大図
【図5】 実施例3の加熱装置の概略図
【図6】 定着ニップ部の拡大図
1 耐熱性フィルム 2 加熱体 7 断熱部材(ヒータホルダ) 10 加圧ローラ P 被加熱材としての転写材(記録材) 21 潤滑剤30を充填保持させた溝部 22 潤滑剤保持部材(潤滑剤塗布部材) 24 潤滑剤としてのシリコンオイル30aを収容させ
たパン
たパン
Claims (5)
- 【請求項1】 加熱体と、該加熱体に密着して移動する
耐熱性フィルムを有し、このフィルムを介して被加熱材
を加熱体に密着させて加熱体位置を移動させ加熱体の熱
エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与するフィ
ルム加熱方式の加熱装置において、 加熱体を支持固定させた断熱部材に加熱体とフィルムと
の密着部を潤滑する潤滑剤を保持させたことを特徴とす
る加熱装置。 - 【請求項2】 加熱体と、該加熱体に密着して移動する
耐熱性フィルムを有し、このフィルムを介して被加熱材
を加熱体に密着させて加熱体位置を移動させ加熱体の熱
エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与するフィ
ルム加熱方式の加熱装置において、 加熱体を支持固定させた断熱部材の、加熱体とフィルム
との密着摺動部よりもフィルム移動方向上流側のフィル
ム接触部位に溝を有し、この溝に加熱体とフィルムとの
密着部を潤滑する潤滑剤が充填されていることを特徴と
する加熱装置。 - 【請求項3】 加熱体と、該加熱体に密着して移動する
耐熱性フィルムを有し、このフィルムを介して被加熱材
を加熱体に密着させて加熱体位置を移動させ加熱体の熱
エネルギーをフィルムを介して被加熱材に付与するフィ
ルム加熱方式の加熱装置において、 加熱体を支持固定させた断熱部材の、加熱体とフィルム
との密着摺動部よりもフィルム移動方向上流側の部位に
フィルムに接触させて、加熱体とフィルムとの密着部を
潤滑する潤滑剤を含浸させた潤滑剤保持部材を有するこ
とを特徴とする加熱装置。 - 【請求項4】 耐熱性フィルムがエンドレスの回転フィ
ルムであることを特徴とする請求項1乃至同3の何れか
に記載の加熱装置。 - 【請求項5】 未定着画像を担持させた記録材を加熱し
て像定着する画像加熱定着装置であることを特徴とする
請求項1乃至同4の何れかに記載の加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19798093A JPH0736297A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19798093A JPH0736297A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736297A true JPH0736297A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16383518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19798093A Pending JPH0736297A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736297A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007033554A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Canon Inc | 画像定着装置 |
CN1329780C (zh) * | 2002-12-05 | 2007-08-01 | 佳能株式会社 | 具有挠性旋转体的图像加热装置 |
US20110236087A1 (en) * | 2010-03-25 | 2011-09-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Conveying device, fixing device and image forming apparatus |
JP2013152268A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Ricoh Co Ltd | 定着装置、及び、画像形成装置 |
US8731450B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-05-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Nip plate configuration for a fixing device |
JP2021149050A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 東芝テック株式会社 | 加熱装置および画像処理装置 |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP19798093A patent/JPH0736297A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1329780C (zh) * | 2002-12-05 | 2007-08-01 | 佳能株式会社 | 具有挠性旋转体的图像加热装置 |
JP2007033554A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Canon Inc | 画像定着装置 |
US8731450B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-05-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Nip plate configuration for a fixing device |
US9323190B2 (en) | 2009-10-30 | 2016-04-26 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Nip plate configuration for a fixing device |
US20110236087A1 (en) * | 2010-03-25 | 2011-09-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Conveying device, fixing device and image forming apparatus |
US8412082B2 (en) * | 2010-03-25 | 2013-04-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Conveying device, fixing device and image forming apparatus having restricting member |
JP2013152268A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Ricoh Co Ltd | 定着装置、及び、画像形成装置 |
JP2021149050A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 東芝テック株式会社 | 加熱装置および画像処理装置 |
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