JPH0736269Y2 - 液体中の粒子計測装置 - Google Patents

液体中の粒子計測装置

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JPH0736269Y2
JPH0736269Y2 JP1985113678U JP11367885U JPH0736269Y2 JP H0736269 Y2 JPH0736269 Y2 JP H0736269Y2 JP 1985113678 U JP1985113678 U JP 1985113678U JP 11367885 U JP11367885 U JP 11367885U JP H0736269 Y2 JPH0736269 Y2 JP H0736269Y2
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circuit
detection signal
delay
pulse
particle
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義徳 山上
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Nihon Kohden Corp
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Nihon Kohden Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体中の粒子の細孔通過を電気信号として検
出する粒子検出回路の検出信号を結合コンデンサに供給
し、このコンデンサを通過させることにより得られる粒
子に対応するパルス状検出信号の波形計測或は計数を行
なうように成った液体中の粒子計測装置、例えば血球計
数装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図はこの種の従来の装置を示すもので、試料容器1
に収容された試料2を、吸引ポンプ3によって細孔4を
通して筒状容器5の内部へ吸引する。その際、試料2の
中の粒子が細孔4を通過する時に電極6、7の間の抵抗
値或は容量値が変化し、その変化を粒子検出回路8が検
出する。その検出信号は、粒子に対応するパルス状検出
信号に電源ハム、その外の低周波成分が重畳するため
に、結合コンデンサ9を通してこれを除去して計測回路
10に供給される。そして必要により増幅を行なった後
に、装置目的に応じてパルス信号のレベル弁別、計数、
波形の計測等を行なう。ところが、例えば1個の大粒子
が通過するとき、結合コンデンサ9及び入力抵抗11によ
る結合回路の時定数によって、大きなアンダーシュート
を生ずるので、後続する小粒子のレベル弁別を誤った
り、誤計数の原因となる。このような問題を回避するた
めに、結合回路9、11の時定数を小さく設定すると、当
然パルス信号が微分されて波形がくずれることになる。
そこで、結合回路9、11の時定数を波高値の大きなパル
スが入力したときに所定時間だけ小さく切換えるように
することが既に提案されている。これにより、アンダー
シュートを小さくし、大きなパルス信号に続くアンダー
シュート期間中に生じた小さなパルス信号の計数ミス等
を防止することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような時定数切換は、波形が微分さ
れる傾向になるために歪みを生じ、特にパルス幅の広い
のが後続するときには波形が大きくくずれることにな
る。また、大きなパルス信号が連続する場合に、この切
換動作は正常に行なわれなくなる。
よって、本考案は、冒頭に述べた種の液体中の粒子計測
装置の結合回路において、粒子のパルス状検出信号を歪
ませることなく、かつ基線を確実に安定化して出力させ
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこの目的を達成するために、第1図に示すよう
に、結合コンデンサ9に加えて、粒子検出回路の検出信
号を所定の直流レベルにクランプする直流再生器20と、
この再生器のクランプ出力とノイズレベルを越えるよう
に前記直流レベルよりも僅かに大きな基準レベルとを比
較して基準レベルを越えるクランプ出力をゲートパルス
に変換する電圧比較器21と、粒子検出回路8及び結合コ
ンデンサ9間に挿入され、かつ検出信号の前縁に対する
ゲートパルスの前縁の遅れに対応する予め想定した時間
だけ検知信号を遅延させる遅延回路23と、電圧比較器21
に後続し、かつ遅延回路23で遅延された検出信号の立下
がり終了時点よりも遅れるようにゲートパルスの後縁を
予め想定した時間だけ遅延させるパルス幅拡大回路22
と、結合コンデンサ9の出力端及び基準電位間に通常ク
ローズ状態で接続され、パルス幅拡大回路22から遅延に
よりパルス幅拡大されたゲートパルスが供給される間オ
ープンになるスイッチ24とより成る基線安定化回路を設
けた。
〔作用〕
粒子検出回路8の検出信号(第2図(a)の実線)は、
直流再生器20で直流レベルをクランプされ(第2図
(b))、比較器21においてノイズレベルを越えるよう
に設定された基準レベルを上廻るものはスイッチ24を制
御するゲートパルスに整形される(第2図(c))。一
方、検出信号は遅延回路23において検出信号に対するゲ
ートパルス前縁の遅れに対応して予め想定した時間
(α)だけ遅延される(第2図(a)の点線)。また、
整形されたゲートパルスの後縁は検出信号の立下がり終
了時点に対して時間(β)だけ進む。パルス幅拡大回路
22は、ゲートパルス後縁の進み時間(β)も予め想定し
ておき、前述の遅延時間(α)と進み時間(β)とを合
わせた時間に対応する予め想定した時間(γ)だけゲー
トパルス後縁を遅延させることにより、ゲートパルスの
パルス幅が拡大される(第2図(d))。したがって、
スイッチ24はそのクローズ期間に結合コンデンサ9に検
出信号の直流分を基準電位間に素早く充電させ、オープ
ン期間にはパルス信号(第2図(e))を歪ますことな
く計測回路10へ通過させる。
〔考案の実施例〕
本考案を血球計数装置に適用した場合について第3図を
基に説明する。直流再生器30は、2ダイオードD1、D2、
電流2I及びIの定電流回路A1及びA2よりなるロビンソン
の直流再生器を利用したものである。双方のダイオード
に同一電流値Iを通流させることにより、ダイオードD1
による電圧降下を相殺してアース電位にクランプする。
比較器31は直流再生器に対して充分大きな入力インピー
ダンスを有し、基準電位を0.3V程度に設定してある。32
は比較器31の出力の後縁でトリガされる時間幅15μs程
度の単安定マルチバイブレータであり、オアゲート33と
協働することにより、パルス幅拡大回路を構成する。34
は、オアゲート33の出力パルスでオフにされる半導体ス
イッチである。35は遅延時間が例えば5μsのローパス
フィルタを利用した遅延回路であり、36は例えば0.01μ
Fの結合コンデンサである。
41〜45は周知の計測回路を構成するもので、41は赤血球
及び血小板をレベル弁別するレベル弁別回路、42は血小
板パルスの計数器、43は赤血球パルスの計数器である。
44はヘマクリット計数回路であり、検出信号の波高値を
累積してヘマクリット値を算出する。45は波形表示部で
あり、基線の変動やノイズの混入を監視するためのもの
である。
粒子検出回路8から検出信号が入力すると、直流再生器
30はアース電位にクランプし、比較器31は基準レベルの
設定に対応して前縁が遅れ、後縁の進んだゲートパルス
を発生する。単安定マルチバイブレータ32は、考えられ
る入力パルス信号に対するこれらの遅れ及び進み時間を
考慮した時間幅15μsのゲートパルスを発生し、したが
って半導体スイッチ34は入力する検出信号の少くとも立
上り開始及び立下り終了時点に相当する時間だけオフと
なり、結合コンデンサ36の出力端を接地状態から開放す
る。この間、遅延回路35は立上り開始時点がゲートパル
スの前縁よりも遅れるように検出信号を遅延させ、した
がって検出信号は半導体スイッチ34のオープン後に通過
し、再びクローズする前に立下り時点も通過し終る。半
導体スイッチ34は、次の検出信号が入力する迄に、きわ
めて小さな時定数で低周波変動分を遅れなく結合コンデ
ンサ36に充電させる。このようにして、計測回路41〜45
に基準レベルが変動せず、忠実なパルス波形を供給し、
精度の良い種々の計測を保証する。尚、半導体スイッチ
34には、直列にスイッチングによる雑音を防止するため
に適当な値の抵抗を挿入することもできる。
〔考案の効果〕
以上、本考案によれば、結合回路において、入力するパ
ルス状の粒子検出信号のパルス幅或は振幅が変動する場
合であっても常に確実に安定した基線を基準にした歪み
のない検出信号が得られる。例えば血球計数器において
は、赤血球に対してかなり小さな振幅になる血小板のレ
ベル弁別も確実に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による液体中の粒子計測装置における基
線安定化回路の構成を示す図、第2図はその各部波形、
第3図は本考案の実施例を示す回路図及び第4図は従来
の粒子計数装置を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体中の粒子の細孔通過を電気信号として
    検出する粒子検出回路に結合コンデンサを後続し、この
    コンデンサを通過してくる検出したパルス状信号の波形
    計測或は計数を行なうように成った液体中の粒子計測装
    置において、 前記粒子検出回路の検出信号を所定の直流レベルにクラ
    ンプする直流再生器と、 この再生器のクランプ出力と前記直流レベルよりも僅か
    に大きな基準レベルとを比較して前記基準レベルを越え
    る前記クランプ出力をゲートパルスに変換する電圧比較
    器と、 前記粒子検出回路及び前記結合コンデンサ間に挿入さ
    れ、かつ前記検出信号の前縁に対する前記ゲートパルス
    の前縁の遅れに対応する予め想定した時間だけ前記検出
    信号を遅延させる遅延回路と、 前記電圧比較器に後続し、かつ前記遅延回路で遅延され
    た前記検出信号の立下がり終了時点よりも遅れるように
    前記ゲートパルスの後縁を予め想定した時間だけ遅延さ
    せるパルス幅拡大回路と、 前記結合コンデンサの出力端及び基準電位間に通常オン
    状態で接続し、前記パルス幅拡大回路から遅延によりパ
    ルス幅拡大された前記ゲートパルスが供給される間オフ
    になるスイッチとを備えたことを特徴とする粒子計測装
    置。
JP1985113678U 1985-07-26 1985-07-26 液体中の粒子計測装置 Expired - Lifetime JPH0736269Y2 (ja)

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JPS6222540U JPS6222540U (ja) 1987-02-10
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