JPS6033412Y2 - 移動物体検出装置 - Google Patents

移動物体検出装置

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JPS6033412Y2
JPS6033412Y2 JP14621481U JP14621481U JPS6033412Y2 JP S6033412 Y2 JPS6033412 Y2 JP S6033412Y2 JP 14621481 U JP14621481 U JP 14621481U JP 14621481 U JP14621481 U JP 14621481U JP S6033412 Y2 JPS6033412 Y2 JP S6033412Y2
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JP
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capacitor
detection
power supply
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JP14621481U
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JPS5851278U (ja
Inventor
富夫 福島
睦夫 林
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株式会社明電舎
明電通信工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、移動物体が所定位置(自動開閉ドアの出入口
等)に接近したことを検出する装置に関するものである
例えば、自動開閉ドアにおいては、ドアの内外に人が接
近したことを自動的に検知してドア駆動部に伝える必要
がある。
この種の検出装置としては、発振回路の構成要素である
コンデンサに平行平板コンデンサを用い、これを出入口
付近の通路に設置(例えば埋設)しておき、人がドアに
接近したときの容量変化(人または物体は対地間に漂遊
容量をもっているので、人の接近によって平行平板コン
デンサの容量が変化する)を発振出力変化として検出す
るようにしたものがある。
その回路構成を第1図に示す。
第1図において、1はコンデンサを発振出力に関係する
構成要素として具備した発振回路、2はこの発振回路1
の出力を増幅する交流増幅器、3は増幅器2の出力の値
を絶対値化する絶対値回路、4は絶対値回路3の出力を
基準値と比較して移動物のドアへの接近の有無を判別す
る比較回路で、その出力はドア開閉駆動部に供給される
前記発振回路1は、本体部1Aと、ドア付近の通路に設
置され、移動物の接近に伴って静電容量が変化する平行
平板コンデンサとからなっており、図示された一対の検
出板IBは平行平板コンデンサの平板電極である。
上記構成の検出装置は、検出板IBに人等の接近がなけ
ればそのときの発振回路1の発振出力が比較回路4に伝
送されてもドア開閉駆動部へのドア駆動指令信号は発生
せず、ドアの閉状態が維持される。
一方、検出板IBに人等が接近すると、その対地間の漂
遊容量により検出板IBを電極とするコンデンサの静電
容量が変化し、発振回路1の発振出力に変化が生じる。
この発振出力が増幅器2、絶対値回路3を経て比較回路
4に伝送され、基準値と比較される。
その結果、ドア開閉駆動部へドア駆動指令信号が出され
てドアが自動的に開放される。
このように検出板IB位置に人や物体が接近した場合に
それが自動的に検知されてドアの開閉制御が自動的に行
われるが、次のような問題点がある。
(イ)静電容量変化を発振出力変化として間接的に検出
するので感度が低い。
(ロ)発振出力変化は微小であり、誤検出を起こすおそ
れがある。
(ハ)検出板IBと発振回路の本体部IA等とを接続線
(同軸ケーブル、撚線等)を用いて離して設置すると、
接続線の静電容量により人が接近したときの静電容量の
変化率が極めて小さくなり、検出が略不可能となるので
、能動素子を含む検出回路を検出板IBと一緒に埋設す
ることになるが、移動物体の通過、水滴や塵埃の侵入、
大幅な温度変化等、悪環境となって故障が発生し易くな
り、信頼性の低下を招くばかりでなく、故障発生時には
掘り出して修理または交換する必要があり、復旧に長時
間を要する。
本考案は上記のような問題点を解消するためになされた
もので、移動物の接近による静電容量の変化をコンデン
サ充電電圧の変化として捉えることにより、高感度で動
作信頼性が大なる移動物体検出装置を提供することを目
的とする。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第2図は検出基本回路、第3図はその出力特性、第4図
は全体の回路構成をそれぞれ示すものである。
第2図において、Viは交流電源、例えば高周波電源、
coは出力用コンデンサ、C1は比較用コンデンサ、C
2は検出用コンデンサで、一対の平板電極1Bを用いた
平行平板コンデンサであることは従来と同様であり、所
定位置(例えば自動開閉ドア付近の通路)に設置される
D1〜D、はダイオード、Rf及びCfはローパスフィ
ルタを構成する抵抗及びコンデンサである。
前記出力用コンデンサC8は、前記電源Viの電圧の一
方の極性、例えば電源電圧が正の半サイクルではダイオ
ードD2及び検出用コンデンサC2を介して充電され、
他方の極性(負の半サイクル)ではダイオードD1及び
比較用コンデンサC工を介して逆方向に充電されるよう
に電源■に接続されており、このコンデンサC8の端子
間電圧が出力として抵抗Rf及びコンデンサCfを構成
要素とする逆り形回路(ローパスフィルタ)を介して抽
出される。
即ち、比較用コンデンサC1と検出用コンデンサC2の
静電容量が等しければ充電電流は正負極性で値が同じと
なり、方向が反対となるから、出力用コンデンサC8の
端子間電圧は零となるが、検出用コンデンサC2の静電
容量に変化があってコンデンサC1,C2の静電容量が
等しくなくなれば出力用コンデンサC8に流れる充電電
流は正負で異なるため、コンデンサC8の端子間に電圧
が生じ、それも第3図に示すように充電特性上C1=C
2の前後で大きく変化する。
本考案はこの点を利用したものである。
ここで第3図に示す出力特性を得られる理由について第
5図に示す回路にもとづいて詳しく述べると、第5図は
第2図に示す回路の基本となる回路であり、電源■1の
内部インピーダンスは十分小さいものとする。
電源v1が電圧の一方の極性、例えば正の半サイクルで
は、ダイオードD2を通じてコンデンサco、C2が充
電され、また他方の極性(負の半サイクル)の場合はダ
イオードDIを介してコンデンサC0,C1が充電され
る。
図中P点の電圧はこの両極性の差の分の電圧が現われる
今コンデンサC1とC2の容量が等しい時は、両者の充
電される電荷の量も等しくなりP点の電圧はゼロとなる
コンデンサC2の容量がコンデンサC1の容量に比べて
大きい時は正の半サイクルの充電量が負の半サイクルの
充電量よりも多くなりP点の電圧も正の電圧となる。
これとは逆にコンデンサC□の容量がコンデンサC2の
容量より大きくなった場合は負の電圧を生ずる。
しかし第5図の回路においては最初の1サイクル目に充
電された電荷が放電されずに2サイクル目以降まで残っ
てしまい正常な動作をしない。
この対策として放電のルートを作るために第5図の回路
にダイオードD3.D、を追加した回路が第2図に示す
回路であり基本動作は同一である。
なお、前記ダイオードD3は前記電源Vi、比較用コン
デンサC1とて閉回路を構成するように、ダイオードD
4は電源Vi1検出用コンデンサC2とで閉回路を構成
するようにそれぞれ接続されている。
また、第3図に示す2本の特性線Vi、、 Vi2は電
源Viの電圧値に応じて出力電圧Voが変化することを
示すためのもので、■11〉■j2の関係にある。
第3図は全体の回路構成であって、抵抗Rf及びコンデ
ンサCfからなるローパスフィルタ11の後段には直流
増幅器12、比較回路14が順次接続されている。
また、3個のコンデンサC8゜C1,C2と4個のダイ
オードD1〜D、を具備した検出部(コンデンサ充電回
路)10は電源Vi10−バスフィルタ11と同軸ケー
ブル11,1゜を介して接続されている。
即ち、移動物検出点には受動素子のみからなる検出部1
0が設置されていることになる。
上記回路構成とすると、所定位置(検出用コンデンサC
2設置点)に移動物の接近がない状態ではコンデンサC
1,C2の静電容量が等しく、出力用コンデンサC8の
端子間の充電電圧は零となる。
従って、比較回路14の出力電圧も零である。
この状態で、所定位置に移動物、例えば人が接近すると
、その対地間の漂遊容量により検出用コンデンサC2の
静電容量が変化し、この容量変化に伴って出力用コンデ
ンサC8の端子間に充電電圧が生じる。
この電圧が電源電圧に重畳され、同軸ケーブル1□、フ
ィルタ11を経て直流増幅器12に送出される。
交流骨はローパスフィルタ11で阻止され、直流分のみ
が増幅器12方向へ通過し、増幅された後比較回路14
において基準値と比較される。
直流分はコンデンサC2の静電容量変化時に大きな変化
率で発生しており、明らかに基準値を超えるような値と
なる。
この結果、比較回路14に出力が生じ、自動開閉ドアの
場合にはドア駆動指令としてドア開閉駆動部に送出され
る。
以上のように本考案によれば、移動物接近による静電容
量変化をコンデンサ充電電圧の変化として捉えるように
したので、充電特性上容量変化を高感度(実験では従来
の約2.5倍)で検出でき、移動物の所定位置への接近
を的確に検知することが可能となる。
しかも、検出部の電源入力端間あるいはローパスフィル
タが接続される出力端間に漂遊容量が入っても影響を受
けないので、同軸ケーブルの使用が可能となり、検出点
には受動素子のみからなる検出部だけを設置すればよく
、動作信頼性の大幅な向上が期待できる。
また、高周波電源を使用すると、直流出力電圧の抽出に
要するローパスフィルタは抵抗とコンデンサを構成要素
とする逆り形量路で十分であるなど回路構成が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の移動物体検出装置の一例を示す回路構成
図、第2図〜第4図は本考案に係る移動物体検出装置の
一実施例を示すもので、第2図は検出基本回路図、第3
図は出力特性図、第4図は全体の回路構成図であり、第
5図は第2図に示す回路の基本回路を示す回路図である
。 1B・・・・・・検出板、10・・・・・・検出部、1
1・・・・・・ローパスフィルタ、12・・・・・・直
流増幅器、14・・・・・・比較回路、co・・・・・
・出力用コンデンサ、C1・・・・・・比較用コンデン
サ、C2・・・・・・検出用コンデンサ、■i・・・・
・・交流電源、D□〜D、・・・・・・ダイオード、1
□及び1□・・・・・・同軸ケーブル。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)交流電源、この電源の極性変化に応じて交互に逆
    向きに充電される出力用コンデンサ、前記電源の一方の
    極性のときの前記出力用コンデンサの充電路に挿入され
    た比較用コンデンサ、この比較用コンデンサと直列にな
    るよう同じ充電路に挿入された比較側のダイオード、前
    記電源の他方の極性のときの前記出力用コンデンサの充
    電路に挿入された、移動物の接近に伴って静電容量が変
    化する検出用コンデンサ、この検出用コンデンサと直列
    になるよう同じ充電路に挿入された検出側のダイオード
    を含むコンデンサ充電回路と、前記比較用コンデンサと
    交流電源との間に、交流電源の他方の極性のときに当該
    コンデンサの充電電荷を放電するよう挿入されたダイオ
    ードと、前記検出用コンデンサと交流電源との間に、交
    流電源の一方の極性のときに当該コンデンサの充電電荷
    を放電するよう挿入されたダイオードと、前記出力用コ
    ンデンサの端子間電圧を抽出するローパスフィルタと、
    このフィルタにより抽出した直流電圧信号を増幅する増
    幅器と、この増幅器の出力を基準値と比較して移動物の
    所定位置への接近の有無を判別する比較回路とを備えて
    なる移動物体検出装置。
  2. (2)交流電源として高周波電源を用いた実用新案登録
    請求の範囲第1号項記載の移動物体検出装置。
  3. (3)ローパスフィルタとして抵抗とコンデンサを構成
    要素とする逆り形回路を用いた実用新案登録請求の範囲
    第2項記載の移動物体検出装置。
JP14621481U 1981-10-01 1981-10-01 移動物体検出装置 Expired JPS6033412Y2 (ja)

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JPS5851278U JPS5851278U (ja) 1983-04-07
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