JPH0736243A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH0736243A
JPH0736243A JP5177908A JP17790893A JPH0736243A JP H0736243 A JPH0736243 A JP H0736243A JP 5177908 A JP5177908 A JP 5177908A JP 17790893 A JP17790893 A JP 17790893A JP H0736243 A JPH0736243 A JP H0736243A
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JP
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color
image
signal
tint
point
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JP5177908A
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Masaaki Yamaji
雅章 山路
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーバランスの良い高画質な画像形成がで
きるカラー画像形成装置を提供する。 【構成】 記憶部21に格納された色味調整用信号に基
づいた理想的な画像パッチ上の無彩色点C(各色成分の
濃度値が同じ値となる点)と、その色味調整用信号に基
づいて実際に転写ドラム9上に形成された画像パッチ2
3における無彩色点Xとを比較し、点Xが点Cの近傍に
存在するかどうかを調べる。ここで、点Xが点Cの近傍
(ε)に存在するなら色味の補正は行わないが、点Xが
点Cの近傍内(ε)に存在しないなら、点Xと点Cとの
間の濃度差(M成分についてはΔM%、Y成分について
はΔY%)だけ画像信号を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像形成装置に関
し、特に、例えば電子写真記録方法等により像担持体上
にカラー画像を形成するカラー画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成方法としては、従来よ
り、電子写真記録方法が一般的に知られている。この電
子写真記録方法によれば、一様に帯電された感光体上に
像露光を行ない静電潜像を形成した後、この静電潜像を
顕画像化して得たトナー像を転写紙上に転写することに
よって、カラー画像は出力される。
【0003】一方、近年、カラー画像の普及によって、
カラー画像の高画質化の要求が高まっている。特にフル
カラー画像では色味調整(カラーバランス)が高画質画
像の重要なファクターとなっている。
【0004】従来、カラー画像の色味調整方法として
は、(1)各色成分の現像装置の現像特性の差を補正す
る方法、(2)各色成分の現像装置の現像特性の環境変
動を補正する方法、(3)各色成分の画像特性の耐久変
動差を補正する方法、(4)2成分現像方法におけるキ
ャリアとトナーの混合比率を制御する方法等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うなカラー画像の色味調整方法では、更に高画質の画像
を得ようとする場合に、色調整(カラーバランス)が不
十分な面があった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、カラーバランスに優れたより高画質な画像を安
定して出力することができるカラー画像形成装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカラー画像形成装置は、以下のような構成か
らなる。即ち、カラー画像信号に基づいてカラー画像を
形成するカラー画像形成装置であって、入力カラー画像
信号に基づいて、カラー画像パターンを形成するカラー
パターン形成手段と、前記カラーパターン形成手段によ
って形成されたカラー画像パターンの色味を検出する検
出手段と、前記検出手段によって検出された前記カラー
画像パターンの色味と、カラー画像信号によって理想的
に形成されるカラー画像パターンの色味とを比較し、該
比較結果に基づいて、前記カラー画像パターンの色味を
調整する調整手段とを有することを特徴とするカラー画
像形成装置を備える。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明は、入力カラー画像信
号から形成されたカラー画像パターンの色味と、カラー
画像信号から理想的に形成されるカラー画像パターンの
仮想的な色味とを比較し、その比較結果によって、カラ
ー画像パターンの色味を調整するよう動作する。
【0009】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0010】[装置の概要説明(図1〜図2)]図1は
本発明の代表的な実施例である電子写真方式のカラープ
リンタ装置の側断面図である。このカラープリンタ装置
は、図1に示すように、矢印方向に回転する像担持体と
しての電子写真感光ドラム(以下、感光ドラムという)
3を備え、感光ドラム3の周囲には、帯電器4、現像器
1M(M(マゼンタ)成分用),1C(C(シアン)成
分用),1Y(Y(イエロ)成分用),1Bk(Bk
(ブラック)成分用)を備えた回転現像装置1、転写用
放電器10、クリーナ12及び感光ドラム3の右上方
(図1において)に配設したレーザビームスキャナLS
などから成る画像形成部が配設される。各現像器はトナ
ー粒子と、キャリア粒子を含有する2成分現像剤をドラ
ム3に供給する。現像器1Mの現像剤はマゼンタトナー
を、現像器1Cの現像剤はシアントナーを、現像器1Y
の現像剤はイエロートナーを、現像器1Bkの現像剤は
黒トナーを含有する。
【0011】被複写原稿は不図示の原稿読み取り装置で
読み取られる。この読取り装置はCCD等の、原稿画像
を電気信号に変換する光電変換素子を有しており、原稿
のマゼンタ画像情報,シアン画像情報,イエロ画像情
報,白黒画像情報に夫々対応した画像信号を出力する。
カラープリンタ装置に内蔵された半導体レーザは、画像
信号制御部22によりこれらの画像信号に対応して制御
され、レーザビームLを射出する。
【0012】また、画像信号としては原稿読み取り装置
から出力される画像原稿の画像信号に限定されるもので
はなく、このカラープリンタ装置をインタフェース機構
(不図示)を介して接続したホストコンピュータ(以
下、ホストという)からの出力画像信号を受信して処理
しプリントアウトすることもできる。
【0013】次に、カラープリンタ装置全体のシーケン
スについて、フルカラーモードの場合を例として簡単に
説明する。
【0014】先ず、矢印方向に回転する感光ドラム3
は、帯電器4によって均等に帯電される。次に、マゼン
タ(M)画像信号によりパルス幅変調(PWM)された
レーザ光Lにより走査露光が行われ、感光ドラム3上に
ドット潜像から構成される静電潜像が形成される。この
潜像は、予め現像位置に定置されたマゼンタ現像器1M
によって反転現像される。
【0015】一方、記録紙などの転写材はカセットCか
ら取り出されて、給紙ガイド5、給紙ローラ6を経由し
て装置内に取り入れられ、転写ドラム9のグリッパ7に
より保持され、ローラ8によって転写ドラム9に巻き付
けられる。転写ドラム9は、感光ドラム3と同期して矢
印方向に回転しており、マゼンタ現像器1Mで現像され
たマゼンタ顕画像は、転写部において転写帯電器10に
よって転写材に転写される。
【0016】転写ドラム9はそのまま、回転を継続し、
次の色の画像の転写に備える。
【0017】さて、感光ドラム3は、クリーナ12によ
って転写後の残留トナーがクリーニングされ、再び帯電
器4によって帯電され、次のシアン(C)画像信号によ
り変調されたレーザビームLにより前記のような露光を
受け静電潜像が形成される。この間に現像装置1は、1
/4回転して、シアン現像器1Cが所定の現像位置に定
置されシアンに対応する潜像の反転現像を行い、シアン
顕画像を形成する。
【0018】以上のような工程を、それぞれイエロ
(Y)画像信号及びブラック(Bk)画像信号に対して
行ない、4色分顕画像(トナー像)の転写が終了する
と、転写材はグリッパ7を解除すると共に、分離爪15
によって転写ドラム9より分離され、搬送ベルト16で
定着器(熱圧ローラ定着器)17に送られる。定着器1
7は転写材上に重なっている4色分の顕画像を定着す
る。こうして一連のフルカラープリントシーケンスが終
了し、所要のフルカラープリント画像が形成される。
【0019】尚、本実施例のカラープリンタ装置のレー
ザビームスキャナLSは、図2に示すように、半導体レ
ーザ102、コリメータレンズ103、高速回転するポ
リゴンミラー105、f−θレンズ106から構成され
ており、半導体レーザ102は、画像読取装置、ホスト
等によって演算出力される時系列のデジタル画素信号に
対応して変調されたレーザビームLを発振し、感光ドラ
ム3面を露光する。
【0020】各現像器1M,1C,1Y,1Bkは、帯
電器4による帯電極性と同極性に帯電したトナーを潜像
が顕像化したときに高濃度部となる電位部分に付着させ
るように反転現像を行うので、レーザビームLは感光ド
ラム3のトナーが付着されるべき領域を露光する。即
ち、潜像が顕像化したときに低濃度部となる電位領域で
はなくて高濃度部となる電位領域にトナーが付着して可
視化する。
【0021】また21は所定の値をもつ色味調整用信号
を記憶する記憶部であり、記憶部21に記憶された色味
調整用信号に従って、画像信号制御部22はレーザビー
ムLの射出を制御する。23は色味調整用信号に従って
転写ドラム9に形成された画像パッチ、24は画像パッ
チ23の色味を検知する色味検知部、25は画像パッチ
23をクリーニングするクリーナである。
【0022】このことを図2を参照して更に詳しく説明
すると、光源部である半導体レーザ素子102は、レー
ザ光を発生するための発光信号(駆動信号)を発生する
発光信号発生器であるレーザドライバ500に接続さ
れ、レーザドライバ500の発光信号に応じて明滅す
る。半導体レーザ素子102から放射されたレーザ光束
Lはコリメータレンズ系103にておおよそ平行な光と
なる。
【0023】ポリゴンミラー、即ち、回転多面鏡105
は、矢印B方向に一定速度で回転することにより、コリ
メータレンズ系103から射出された平行光を矢印C方
向に走査する。回転多面鏡105の前方に設けたf−θ
レンズ群106(106a,106b,106c)は、
回転多面鏡105により偏向されたレーザ光束を被走査
面、即ち感光ドラム3上にスポット状に結像するととも
にその走査速度を被走査面において等速とする。
【0024】尚、回転多面鏡105によってビームLが
感光ドラム3上を移動する方向、即ち矢印C方向を主走
査方向という。主走査方向は露光部での感光ドラム3の
移動方向と交差する方向、好ましくはほぼ直角な方向で
ある。一方、感光ドラム3の移動方向を副走査方向とい
う。主走査,副走査によって感光ドラム3表面はレーザ
ビームによりラスタ走査される。このようにして感光ド
ラム3にはドット状の電位分布をもった静電潜像が形成
される。
【0025】[PWM回路の概要説明(図3〜図4)]
次に、PWM回路について、図3に示すPWM回路の構
成を示すブロック図を参照して説明する。
【0026】図3に示すように、PWM回路は、8ビッ
トの画像信号をラッチするTTLラッチ回路401、T
TL論理レベルを高速ECL論理レベルに変換するレベ
ル変換器402、D/Aコンバータ403、PWM信号
を発生するECLコンパレータ404、ECL論理レベ
ルをTTL論理レベルに変換するレベル変換器405、
画素クロック信号(f)の2倍周波数のクロック信号
(2f)を発生するクロック発振器(OSC)406、
クロック信号(2f)に同期してほぼ理想的な三角波信
号を発生する三角波発生器407、及び、クロック信号
2fを1/2分周する1/2分周器408を有してい
る。又、回路を高速動作させるために、ある構成要素は
ECL論理回路で構成されている。
【0027】以上の構成の回路の動作を、図4に示す信
号波形を参照して説明する。
【0028】図4において、信号はクロック信号2
f、信号はその2倍周期の画素クロック信号fを示し
ており、図4に示すように画素番号と関係付けてある。
三角波発生器407内部においても、三角波信号のデュ
ーティー比を50%に保つため、クロック信号2fを一
旦1/2分周してから三角波信号を発生させている。
更に、この三角波信号はECLレベル(0〜−1V)
に変換されて三角波信号になる。
【0029】一方、画素信号は16進表示で、OOH
(〜)FFH(黒)と表されるようにまで256階調レ
ベルで変化する。信号は、それらをD/A変換したE
CL電圧レベルを示している。図4では、例えば、第1
画素は最高濃度の黒画素レベルのFFH、第2画素は中
間調レベルの80H、第3画素は第2画素より低濃度の
中間調レベルの40H、第4画素は第3画素より低濃度
の中間調レベル20Hの各電圧を示している。コンパレ
ータ404は、三角波信号と画像信号とを比較する
ことにより、形成すべき画素濃度に応じたパルス幅を有
する(図4では一例としてT,t2 ,t3 ,t4 の幅を
有する)PWM信号を発生する。ここで、T>t2 >t
3 >t4 である。そして、このPWM信号は0V又は5
VのTTLレベルに変換されて、PWM信号(0を含む
256種の幅を有するレーザ駆動パルス信号)になり、
レーザドライブ回路500に入力される。
【0030】このようにして、半導体レーザ102は、
各単位画素毎に信号の各パルス幅に対応した時間発光
し、感光体ドラム3を走査露光する。
【0031】本実施例のカラープリンタ装置では反転現
像が行なわれる為、高濃度の画素程レーザの発光時間は
長い。かくして図4の最下段に示すように、高濃度の画
素程主走査方向に長いドット潜像が形成される。
【0032】[カラーバランス調整法(図5〜図9)]
ここでは、上記構成の装置において実行されるカラーバ
ランス調整について説明する。これにより、カラーバラ
ンスに優れた高画質な画像が安定して得られる。
【0033】記憶部21に記憶された色味調整用信号に
基づいて、画像信号制御部22はレーザビームLの射出
を制御する。この様にして得られた画像信号は色味調整
用画像パッチとして感光ドラム3上に現像され、転写ド
ラム9に転写される。この色味調整用信号はマゼンタ
(M)画像信号,シアン(C)画像信号,イエロ(Y)
画像信号の3種類の画像信号からなっており、前述のよ
うな3色分の現像・転写によって、転写ドラム9上には
3色の顕画像(トナー像)からなる画像パッチ23が転
写される。また、図1に示しているように、転写ドラム
9の周囲には、色味検知部24とクリーナ25が配設さ
れる。
【0034】図5は画像パッチ23の各色(M、C、
Y)の顕画像の配置位置を説明するための図である。図
5に示すように、各色のトナー粒子は三角形状に、シア
ントナー(C),マゼンタトナー(M),イエロトナー
(Y)が各々等間隔となるような位置に配置されてい
る。
【0035】図6は画像パッチ23の各位置での理想的
な色味を説明するための図である。図6に示す例では、
画像パッチ23にわたってシアントナー(C)はすべて
15%の濃度である。マゼンタトナー(M)は点Aと点
Bとを結ぶ線上では10%の濃度、点Dと点Eとを結ぶ
線上では20%の濃度であり、その間での濃度は段階的
に変化している。イエロトナー(Y)は点Aと点Dとを
結ぶ線上では10%の濃度、点Bと点Eとを結ぶ線上で
は20%の濃度であり、その間での濃度は段階的に変化
している。なお、点Cはマゼンタ(M),シアン
(C),イエロートナー(Y)の各トナーの濃度がすべ
て15%である。
【0036】ここで、%はPWM信号による単位画素の
FFHのパルス幅に対する各トナーのパルス幅の割合で
ある。
【0037】この様に画像パッチ23を中間調濃度画像
としたのは、(1)高濃度画像よりも中間調濃度画像の
方が色味検知部24の検出感度が高いことと、(2)色
味のずれは高濃度画像よりも中間調画像の方が人間の目
に感じやすいことによる。
【0038】図7は図6で示した点A〜Eにおける色味
を説明するための図である。例えば、点Aにおける理想
的な再現色の各色成分の濃度値はM成分が10%、C成
分が15%、Y成分が10%であり、点Cにおける理想
的な再現色はM、C、Y成分ともその濃度値が15%と
なり無彩色のグレイになる筈である。
【0039】図8は実際の再現色と理想的な再現色との
色味のずれを示す図である。
【0040】例えば、点Xにおいて実際の再現色がグレ
イになった場合は、色味のずれはマゼンタでΔM%であ
り、イエロでΔY%である。従って、この色味のずれ
を、点Cにおいてグレイとなるように、「ΔM%及びΔ
Y%」分だけ補正すれば、理想的な色味が得られる。こ
のようにして、グレイとなる点を検知することによっ
て、マゼンタ、イエロの補正量(ΔM,ΔY)を検出す
る。
【0041】次に、以上説明したカラーバランス調整法
を本実施例の装置に適用して色味のずれを補正する場合
について、図9に示すブロック図を参照して説明する。
【0042】色味検知部24は、まず、転写ドラム9の
ベース部材の色味を参照信号として検知し、次に転写ド
ラム9上のベース部材を含めた画像パッチ23の色味を
入力信号として検知する。この両者の信号を色味検知部
24に内蔵した演算回路で、比較、演算して画像パッチ
23の色味を検出する。
【0043】このようにして検出された画像パッチ23
の色味を用いて、その色味が「グレイ」となる位置
(G)が、理想的な色味の場合にグレーとなる基準位置
(Gref)の近傍(ε)にあるかどうかを調べる。ここ
で、Gの位置がGref の位置の近傍内(ε)にあると判
断された場合(図9では“良好”と記されている)は色
味の補正処理は行なわないが、Gの位置がGref の位置
の近傍内(ε)にはないと判断された場合(図9では
“不良”と記されている)は、前述したように色味のず
れをM成分とY成分に関して「ΔM%及びΔY%」分だ
け補正をする。
【0044】色味の補正後、再び、画像パッチ23の作
成・色味検出を「グレイとなる位置(G)が、基準位置
(Gref )の近傍内(ε)になる」迄繰り返して操作す
れば、より完全に色味の調整が出来る。
【0045】さて、色味の補正処理方法としては、各ト
ナーの(1)画像信号を変更する、(2)現像バイアス
を変更する、(3)現像剤のトナー濃度を変更する等の
方法が適用できるが、本実施例では、(1)の画像信号
を変更するようにしている。この画像信号の変更(即
ち、濃度値の変更)は、例えば、画像パッチ23におけ
るM成分とY成分の濃度分布がそのパッチの縦方向と横
方向各々に一定の変化率をもって(即ち、その変化はy
=ax+bのような一次関数に従う)変化しているな
ら、その傾きの値(a)やy切片の値(b)を変化させ
て、M成分とY成分の濃度値が補正前の値に対して「Δ
M%及びΔY%」分だけ変化するように補正する。
【0046】この補正によって、画像入力信号と画像出
力信号の対応づけをした、色味補正をしたい色に対応す
るルックアップテーブル(LUT)を、画像入力信号に
対する複写画像濃度が適正な関係になるように上記の補
正値を反映させる。これによって、潜像電位に対する複
写画像濃度のγ特性をも考慮した補正が行われる。
【0047】従って本実施例によれば、画像パッチ23
を用いて理想的な色味と実際の色味とを比較し、特に、
色が無彩色となる点を検出して、補正量を求め、その補
正量をLUTに反映させることによってカラーバランス
を調整することができる。
【0048】なお、本実施例では、直接転写ドラム9上
に画像パッチ23を形成し、色味を検知する例を示した
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
記録用紙等の転写材上に画像パッチ23を形成し、色味
を検知してもよいし、最終的に記録用紙上に定着された
画像(画像パッチ23に相当する色味評価用画像)の色
味を検知してもよい。この場合、色味評価用画像を人間
が評価して「グレイとなる位置」を(1)カラープリン
タ装置の操作部(不図示)のテンキーを利用してマニュ
アルで入力する、あるいは(2)デジタイザ等でペン入
力する、等の操作を行ない、それに基づいて色味補正す
ることができる。また、その色味評価用画像は見やすい
サイズに面積を大きくすることが好ましく、位置がすぐ
わかるように予めラインを作成することが好ましい。
【0049】また、本実施例で用いた画像パッチでは各
色成分トナー位置は図5に示すように同一位置ではなか
ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、図1
0に示すように、画像パッチの各色の顕画像を同一位置
に多重転写して形成してもよい。このようにすれば、実
際の形成画像により近い状態で色味を検出することがで
きる。
【0050】
【他の実施例】前述の実施例で用いたカラープリンタ装
置は、フルカラー画像形成シーケンスにおいて、各色成
分の現像とそのトナーの転写を順々に行う構成であった
が、本実施例では多重現像・一括転写方式のカラープリ
ンタ装置を用いてフルカラー画像形成を行うときのカラ
ーバランスを調整する例について説明する。
【0051】図11は、本実施例に従う電子写真方式の
カラープリンタ装置の現像転写部の概略構成を示す図で
ある。このカラープリンタ装置は、複数の現像装置を具
備し、感光体を帯電・露光・現像する工程を、各々の現
像装置について複数回繰り返して、多重現像した後、感
光体上の多色画像を一括して転写する。なお、図11に
示した装置構成において、前述の実施例で説明したと共
通の構成要素には同じ装置参照番号を付してあり、ここ
での説明は省略する。
【0052】図11に示すように、カラープリンタ装置
の現像転写部には、矢印方向に回転する感光ドラム31
の周囲に、第1帯電器4Y、第1画像露光器LY、イエ
ロ現像装置1Y、第2帯電器4C、第2画像露光器L
C、シアン現像装置1C、第3帯電器4M、第3画像露
光器LM、マゼンタ現像装置1M、色味検知部24、転
写前放電器26、転写用放電器10、クリーニング前放
電器27、及びクリーナ12が配設されている。
【0053】各現像装置1Y、1C、1Mは非磁性トナ
ーのみからなる1成分現像剤を感光ドラム31に供給す
る。現像装置1Yの現像剤はイエロトナーを、現像装置
1Cの現像剤はシアントナーを、現像装置1Mの現像剤
はマゼンタトナーを貯蔵している。第1〜3画像露光器
LY,LC,LMにはLEDを用いている。
【0054】次に本実施例のカラープリンタ装置おける
フルカラー画像形成シーケンスについて、簡単に説明す
る。
【0055】先ず、矢印方向に回転する感光ドラム31
は、第1帯電器4Yによって均一に帯電された後、画像
原稿(不図示)に基づいて生成されたイエロ信号により
制御されたLED光により第1の画像露光が行なわれ、
感光ドラム31上に第1の静電潜像が形成され、イエロ
現像装置1Yによってイエロ色トナーが現像される。次
に、イエロ画像が形成された感光ドラム31は、第の帯
電器4Cによって均一に帯電された後、第2画像露光器
LCにより、感光ドラム31上に第2の静電潜像が形成
される。この静電潜像は、シアン現像装置1Cによって
シアン色トナーが現像される。
【0056】最後に、イエロ及びシアン画像が形成され
た感光ドラム31は、第3帯電器4Mによって均一に帯
電された後、第3画像露光器LMにより、感光ドラム3
1上に第3の静電潜像が形成される。この静電潜像は、
マゼンタ現像装置1Mによってマゼンタ色トナーが現像
される。
【0057】この様にして、感光ドラム31上にイエ
ロ,シアン,マゼンタの3色トナーが多重現像され、フ
ルカラー画像が得られる。この感光ドラム31上の3色
からなるカラー画像は色味検知部24によって色味を検
知することができる。
【0058】通常の画像形成に於いては、感光ドラム3
1上のフルカラー画像は、転写前放電器26で同一極性
に揃えた後、転写部で記録紙上に転写され、その後、定
着され、フルカラー画像が得られる。
【0059】次に、本実施例におけるカラーバランス調
整法を説明する。なお、ここでは本実施例に特徴的な部
分のみを説明し、前述の実施例と共通的な処理に関する
説明は省略する。
【0060】画像信号制御部22は、記憶部21に記憶
されたマゼンタ(M)画像信号,シアン(C)画像信
号,イエロ(Y)画像信号の3種類の画像信号からなる
色味調整用信号に基づいて、第1〜3画像露光器LY,
LC,LMのLEDから射出されるLED光を制御す
る。さて前述のフルカラー画像形成シーケンスによれ
ば、感光ドラム31上の互いに異なった位置で3色分の
帯電・露光・現像がなされ、感光ドラム31上に3色の
顕画像(トナー像)からなる色味調整用画像パッチが形
成される。
【0061】図12は本実施例に従う画像パッチの構成
を示す図である。図12において、小さい四角はシア
ン,マゼンタ,イエロの各画素を示し、太線で示した四
角はシアン,マゼンタ,イエロの各画素がマトリックス
的に集合した各色のブロックを示している。これらのブ
ロックを用い、公知の手段であるディザ法、平均濃度拡
散法などの変換マトリックス処理により中間調画像を表
現することが出来る。
【0062】このような中間調画像を用いて、図6に示
したような濃度分布をもつ理想的な画像パッチを想定
し、この理想的な画像パッチと実際に形成される画像パ
ッチとを比較して、グレーとして表現される位置が理想
的にグレーとして表現される位置からどれ程づれている
かを調べる。このようにして、そのづれ量から補正量を
求め、その補正量をLUTに反映させる。
【0063】従って本実施例に従えば、感光ドラム31
上に形成されたフルカラーの画像パッチの色味を検知し
て、カラーバランスの調整をすることができる。
【0064】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力カラー画像信号から形成されたカラー画像パターンの
色味と、カラー画像信号から理想的に形成されるカラー
画像パターンの仮想的な色味とを比較し、その比較結果
によって、カラー画像パターンの色味を調整するので、
この調整後にはカラーバランスに優れた高画質な画像を
安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるカラープリンタ
装置の側断面図である。
【図2】レーザビームスキャナLSの詳細な構成を示す
図である。
【図3】PWM回路の構成を示すブロック図である。
【図4】PWM信号波形に関連した種々の信号波形を示
す図である。
【図5】画像パッチにおける各色の配置を示す図であ
る。
【図6】理想的な画像パッチの構成を示す図である。
【図7】図6に示した画像パッチ上の各点における色成
分の値を示す図である。
【図8】実際の画像パッチの色味と理想的な色味とのづ
れを示す図である。
【図9】カラーバランス補正法を説明するための図であ
る。
【図10】画像パッチの別の構成を示す図である。
【図11】他の実施例に従うカラープリンタ装置の現像
転写部の概略構成を示す図である。
【図12】他の実施例に従う画像パッチの構成を示す図
である。
【符号の説明】
1M,1C,1Y,1Bk 現像装置 3 感光ドラム 4 帯電器 9 転写ドラム 21 記憶部 22 画像信号制御部 23 画像パッチ 24 色味検知部 25 クリーナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像信号に基づいてカラー画像を
    形成するカラー画像形成装置であって、 入力カラー画像信号に基づいて、カラー画像パターンを
    形成するカラーパターン形成手段と、 前記カラーパターン形成手段によって形成されたカラー
    画像パターンの色味を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された前記カラー画像パター
    ンの色味と、カラー画像信号によって理想的に形成され
    るカラー画像パターンの仮想的な色味とを比較し、該比
    較結果に基づいて、前記カラー画像パターンの色味を調
    整する調整手段とを有することを特徴とするカラー画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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US9141202B2 (en) 2007-06-08 2015-09-22 Sony Corporation Information processing apparatus, input apparatus, information processing system, information processing method, and program
US9829998B2 (en) 2007-06-08 2017-11-28 Sony Corporation Information processing apparatus, input apparatus, information processing system, information processing method, and program

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