JPH0736167A - 感光材料処理装置の処理液温度制御方式 - Google Patents

感光材料処理装置の処理液温度制御方式

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JPH0736167A
JPH0736167A JP5183687A JP18368793A JPH0736167A JP H0736167 A JPH0736167 A JP H0736167A JP 5183687 A JP5183687 A JP 5183687A JP 18368793 A JP18368793 A JP 18368793A JP H0736167 A JPH0736167 A JP H0736167A
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heating
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より小さい電源容量で効率のよい温度制御が
可能な感光材料処理装置の処理液温度制御方式。 【構成】 感光材料F処理のための複数の処理槽13〜
19と乾燥装置30を有する感光材料処理装置におい
て、少なくとも1つの処理槽13にその中の処理液を加
熱可能な複数の電熱ヒーターN1−1〜3を設け、各電
熱ヒーターを個別に制御可能に構成する。各処理槽に必
要な熱容量に応じて、負荷の少ない処理槽のヒーターへ
の通電を装置全体の消費電力が大きい時に停止するよう
にすることができ、電力分配の効率化が行われ、極めて
少ない容量の電源設備で対応可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料処理装置に関
し、特に、その中の現像液等の処理液の温度制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料処理装置の一種である自動現像
装置では、写真ネガフィルム、写真印画紙等の帯状感光
材料を搬送ローラで搬送させながら現像槽、定着槽、水
洗槽中の各処理液に浸漬させて、現像、定着、水洗の各
処理を行う。このような処理が済んだ感光材料は、乾燥
装置によって乾燥された後、機外に排出される。
【0003】このように、複数の処理槽がある感光材料
処理装置の場合、現像液、定着液、水洗液を一定の温度
に保つ必要があり、そのため、個々の処理槽に対応して
複数のヒーターが設置されている。すなわち、N個の処
理槽に対して各々1個ずつ合計N個のヒーターが設置さ
れている。また、1つの処理槽に複数のヒーターを設置
する場合には、処理槽の数より多くのヒーターが備えら
れることになる。また、処理が済んだ感光材料を乾燥さ
せる乾燥装置用のヒーターも必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、複数のヒ
ーターを備える感光材料処理装置において、従来は、乾
燥装置を含めた全てのヒーターを同時にオンさせる可能
性があり、装置に必要な電気容量は大きな値になるた
め、大型の電源設備を必要としていた。
【0005】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、感光材料処理装
置において、より小さい電源容量で効率のよい温度制御
が可能な処理液温度制御方式を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の感光材料処理装置の処理液温度制御方式は、感光材
料処理のための複数の処理槽と乾燥装置を有する感光材
料処理装置において、少なくとも1つの処理槽にその中
の処理液を加熱可能な複数の電熱ヒーターを設け、各電
熱ヒーターを個別に制御可能に構成したことを特徴とす
るものである。
【0007】この場合、複数の電熱ヒーターの中の一部
の電熱ヒーターを装置立ち上げ時の昇温時にのみ通電
し、処理液温度制御時に停止するようにすることもでき
る。また、乾燥装置の電熱ヒーター通電時に停止させる
ようにすることもできる。
【0008】本発明のもう1つの感光材料処理装置の処
理液温度制御方式は、感光材料処理のための複数の処理
槽と乾燥装置を有する感光材料処理装置において、少な
くとも1つの処理槽を他の処理槽から処理液が流れ込む
ことにより処理液が補充されるように構成し、かつ、こ
の処理槽にその中の処理液を加熱可能な電熱ヒーターを
設け、この電熱ヒーターを乾燥装置の電熱ヒーター通電
時に停止させるように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0009】さらにもう1つの本発明の感光材料処理装
置の処理液温度制御方式は、感光材料処理のための複数
の処理槽と乾燥装置を有する感光材料処理装置におい
て、少なくとも1つの処理槽を他の処理槽から処理液が
流れ込むことにより処理液が補充されるように構成し、
かつ、この処理槽にその中の処理液を加熱可能な複数の
電熱ヒーターを設け、前記複数の電熱ヒーターの中の一
部の電熱ヒーターを装置立ち上げ時の昇温時にのみ通電
し、処理液温度制御時に停止するようにしたことを特徴
とするものである。
【0010】この場合、複数の電熱ヒーターの中の一部
の電熱ヒーターを乾燥装置の電熱ヒーター通電時に停止
させるようにすることもできる。
【0011】さらに、本発明は、感光材料処理のための
複数の処理槽と乾燥装置を有する感光材料処理装置にお
いて、何れか1つ以上の処理槽にその中の処理液を循環
させる複数の循環路が設けられ、各循環路に処理液を加
熱する電熱ヒータが設けられ、少なくとも2以上の循環
路は電熱ヒーター部において一体に熱良導体内に鋳込ま
れて加熱部が構成され、この加熱部に冷却手段が設けら
れていることを特徴とする感光材料処理装置の処理液温
度制御方式、及び、感光材料処理のための複数の処理槽
と乾燥装置を有する感光材料処理装置において、何れか
1つ以上の処理槽にその中の処理液を循環させる複数の
循環路が設けられ、各循環路は処理液を加熱する電熱ヒ
ータと共に個別に熱良導体に鋳込まれ、共通の金属ブラ
ケットに少なくとも2以上の前記熱良導体を通風路を形
成する間隔をおいて取り付けて加熱部が構成され、この
加熱部に冷却手段が設けられていることを特徴とする感
光材料処理装置の処理液温度制御方式、を含むものであ
る。
【0012】
【作用】本発明においては、複数の電熱ヒーターを各々
個別に制御可能に構成したので、各処理槽に必要な熱容
量に応じて、負荷の少ない処理槽のヒーターへの通電を
装置全体の消費電力が大きい時に停止するようにするこ
とができ、電力分配の効率化が行われ、極めて少ない容
量の電源設備で対応可能となる。そのため、装置の小型
化が容易になるばかりか、ユーザーの電気設備の容量が
小さくても使用可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の感光材料処理装置の処理液温
度制御方式を実施例に基づいて詳しく説明する。まず、
図1に感光材料処理装置としてネガフィルム用自動現像
装置10の全体の構成を模式的に示す。この自動現像装
置10では、ハウジング12内に、カラー現像槽13、
漂白槽14、漂白定着槽15、定着槽16、水洗槽1
7、リンス槽18、リンス槽19で構成される処理部2
0が設けられ、感光材料のネガフィルムFがフィルム供
給部22からハウジング12内に入り、そして複数の搬
送ローラ24によって搬送路26に沿い、カラー現像槽
13、漂白槽14、漂白定着槽15、定着槽16、水洗
槽17、リンス槽18、リンス槽19に順に送られ、現
像、漂白定着、水洗安定の各処理が行われる。
【0014】また、ハウジング12内には、処理部20
に続いて、乾燥装置28が設けられている。乾燥装置2
8では、乾燥ボックス30がリンス槽19に隣接して配
置され、乾燥ボックス30内には乾燥風が循環供給され
てこの乾燥風によって、現像等の処理済みのネガフィル
ムFが乾燥ボックス30内をU字型に搬送される過程で
乾燥される。そして、乾燥されたネガフィルムFは、排
出部33から機外に排出される。
【0015】このように、この実施例の自動現像装置1
0は7つの処理槽13〜19を備えている。図2は、こ
れら処理槽13〜19と乾燥ボックス30、及び、各処
理槽に付属するヒータ等を模式的に示す図であり、各処
理槽には、図示の矢印方向に進む処理液循環路Lと循環
ポンプPが付属している。この中、処理槽14〜19に
は各々1本の循環路Lと循環ポンプPが付属し、各循環
路LにそれぞれヒーターN2、N3−1、N3−2、N
S、N4−1、N4−2が並列して設けられ、循環する
処理液を加熱できるようになっている。また、カラー現
像槽13には3本の循環路Lと循環ポンプPが付属し、
各循環路にそれぞれヒーターN1−1、N1−2、N1
−3が設けられている。したがって、処理部20には9
個のヒーターを備えている。また、乾燥ボックス30内
には乾燥ヒーター1が設けられている。
【0016】そして、カラー現像槽13用の3本の循環
路Lは、図3(a)に示すように、ヒーターN1−1、
N1−2、N1−3部においてこれらと共に一体にアル
ミニウムのような熱良導体M内に鋳込まれ、加熱部H1
を構成しており、この加熱部H1にはファンfが同時に
取り付けられ、冷却もできるようになっている。また、
漂白槽14、漂白定着槽15、定着槽16各用の3本の
循環路Lも、それらのヒーターN2、N3−1、N3−
2部においてこれらと共に同様に一体に熱良導体内に鋳
込まれ、加熱部H2を構成しており、この加熱部H2に
もファンfが同時に取り付けられ、冷却もできるように
なっている。同様に、水洗槽17、リンス槽18、リン
ス槽19各用の3本の循環路Lも、それらのヒーターN
S、N4−1、N4−2部において一体に熱良導体内に
鋳込まれ、加熱部H3を構成しており、この加熱部H3
にもファンfが同時に取り付けられ、冷却もできるよう
になっている。
【0017】なお、加熱部H1〜H3の構成について
は、図3(a)のような構成に代えて、同図(b)に示
すように、各循環路Lは、ヒーターN1−1部等におい
てヒーターと共に個別に熱良導体M内に鋳込まれ、共通
の金属ブラケットBに熱良導体Mを複数、間に通風路を
開けるように離間して取り付けて加熱部H1等を構成し
てもよく、この場合も各加熱部にはファンfが同時に取
り付け、冷却もできるように構成する。
【0018】これら処理槽中の処理液温度は、例えば、
カラー現像槽13は37.6±0.15℃に、漂白槽1
4は38±3℃に、漂白定着槽15は38±3℃に、定
着槽16は38±3℃に、水洗槽17は38±3℃に、
リンス槽18、19は38±3℃に、それぞれ温度制御
される必要がある。
【0019】そして、9個のヒーターの各々の容量が例
えば240V,360Wであるとし、240Vで全ての
ヒーターを同時に使用すると、全体に必要な容量は36
0W×9=3240Wになる。処理液ヒーターのみでこ
れだけの容量の電源設備が必要になってくる。
【0020】そこで、本発明においては、各処理槽に必
要な熱容量に応じて(負荷の大きさに応じて)、負荷の
少ない処理槽のヒーターへの通電を、装置全体の消費電
力が大きい時に停止するようにする。図1のような自動
現像装置10において、装置全体の負荷が大きい時と
は、フィルムF処理中のドライブ状態の時で乾燥ヒータ
ー1(図2)に通電されている時である。この装置の例
では、乾燥ヒーター1は2400Wを使用しているの
で、本発明の方式を採用しない場合は、処理液ヒーター
N1−1、N1−2、N1−3、N2、N3−1、N3
−2、NS、N4−1、N4−2と乾燥ヒーター1のみ
の電気容量の合計値の最大は、3240+2400=5
640Wにもなり、これに相当する電源設備が必要であ
る。ところが、以下に例示する本発明の方式を採用する
と、電力の分配の効率化が行われ、極めて少ない容量の
電源設備で対応が可能となる。
【0021】以下、第1の例として、図4に各ヒーター
への通電制御のタイミングチャートを示す。この例は、
装置10全体の消費電力を少なくするために、カラー現
像槽13用のヒーターN1−1、N1−2、N1−3の
無駄な電力を極力減らすものである。朝の装置立ち上げ
時等の昇温時は、処理液流量の多い槽13では大きな容
量(W数大)のヒーターが必要で、その容量が少ない
と、昇温速度が遅くなり不便である。本例では、カラー
現像槽13には1080Wのヒーターが必要であるが、
これを1080Wの1個のヒーターで行うのではなく、
図2に示すようにあえて360W×3本のヒーターに分
割し、各々を別々に通電制御している。このようにし
て、昇温後の温調過程では少ない容量のヒーターで液の
温度保持を行うことができる。より具体的には、図4に
示すように、昇温時には3本のヒーターN1−1、N1
−2、N1−3を同時に通電し、昇温後は1本N1−3
は完全に停止とし、残る2本N1−1、N1−2で液温
コントロールを行う。さらに、装置全体の負荷の大きい
乾燥ヒーター1通電時には、さらに1本N1−2を停止
し、残る1本N1−1で液温保持を行うようにしてい
る。
【0022】ところで、図5に図2の各処理槽13〜1
9への処理液補充及び廃液系統図を示す。この実施例の
場合、図5に示すように、処理液補充部34の5つの補
充液タンク35〜39から図示のような経路を辿ってポ
ンプPにより各処理液が補充されるようになっている。
各処理槽への液補充は、処理したネガフィルムFの量を
その供給部に設けられてフォトセンサーで測定し、その
処理量に応じて個々の処理液の補充が行われる。また、
処理槽13、15、18のみから廃液が外置き廃液タン
クに排出されるよになっている。図5から明らかなよう
に、漂白定着槽15とリンス槽18には処理液補充部3
4から直接に処理液補充がなされず、漂白定着槽15に
は隣接する漂白槽14と定着槽16からのオーバフロー
により処理液が流入し、リンス槽18には下流のリンス
槽19からのオーバフローにより処理液が流入すること
により処理液が補充されるようになっており、また、定
着槽16には処理液補充部34からの直接処理液補充と
共に、水洗槽17からオーバフローにより処理液が流入
するようになっている。
【0023】第2の例として、漂白定着槽15、リンス
槽18のように他の処理槽からのオーバーフローによる
処理液の流入がある槽であって補充タンクからの補充液
が直接入らない処理槽のためのヒーター通電制御を説明
する。図6は漂白定着槽15用ヒーターへの通電制御の
タイミングチャート、図7はリンス槽18用ヒーターへ
の通電制御のタイミングチャートを示す。漂白定着槽1
5とリンス槽18には、補充タンクの補充液のように冷
たい補充液は入らず、単に他の槽で温度調製された処理
液が流れ込むため、液の温度制御に必要な熱量は少なく
て済む。したがって、このような槽のヒーターは、朝の
立ち上げ時の昇温には、必要な昇温速度を得るための容
量のヒーターが必要であるが、昇温後の温調過程ではよ
り小さい容量のヒーターで十分である。より具体的に
は、漂白定着槽15用ヒーターN3−1については、図
6に示すように、昇温時には定着槽16用ヒーターN3
−2等と共に同時に通電し、昇温後は、装置全体の負荷
の大きい乾燥ヒーター1通電時を外して液温保持のため
に通電するようにしている。また、リンス槽18用ヒー
ターN4−1については、図7に示すように、昇温時に
はリンス槽19用ヒーターN4−2等と共に同時に通電
し、昇温後は、乾燥ヒーター1通電時を外して液温保持
のために通電するようにしている。本例では、漂白定着
槽15、リンス槽18各々に360W1本のヒーターを
使用しているが、この容量は昇温時に必要な容量で、温
調時には半分以下で十分である。例えば、これらヒータ
ーを180W×2個で構成し、温調時に1個を停止させ
るようにすることも可能である。
【0024】以上のような通電制御方法の採用によっ
て、本例では、次のように装置全体の負荷を少なくする
ことができる。 ドライブ時(フィルム処理時): 液ヒーター 乾燥ヒーター 計 本例を採用しない時 (360W×9)+(2400W)= 5640W 本例採用時 (360W×5)+(2400W)= 4200W (N1−2、N1−3、N3−1、N4−1停止のた め、25%容量減少ができる。) スタンバイ時(フィルムが通っていない待機時): 液ヒーター 計 本例を採用しない時 (360W×9) = 3240W 本例採用時 (360W×8) = 2880W (N1−3停止のため、12%容量減少ができる。) ところで、上記のように、複数のヒーター1、N1−
1、N1−2、N1−3、N2、N3−1、N3−2、
NS、N4−1、N4−2を単一の電源に並列に接続し
て、各々の通電タイミングを独立に制御するには、例え
ば、図8に示すような回路で構成すればよい。すなわ
ち、商用電源40に、各ヒーターN1−1、N1−2、
N1−3、N2、N3−1、N3−2、NS、N4−
1、N4−2、1をそれぞれサイリスタのようなスイッ
チ回路41〜50を介して並列に接続する。そして、ス
イッチ回路41〜50各々のON、OFF動作を制御す
る信号をCPU60から各スイッチ回路41〜50に供
給できるように接続する。また、処理槽13〜19中の
処理液の温度を検出するための温度検出器53〜59を
各処理槽13〜19中に設け、それらからの検出信号を
CPU60に入力するように接続する。このように制御
回路を構成し、図4、図6、図7に例示したようなタイ
ミングで各ヒーターへの通電を制御する。
【0025】さて、図3の関連で説明したように、各処
理槽の処理液循環路Lはヒーター部において複数まとめ
て一体に熱良導体内に鋳込まれて加熱部H1〜H3が構
成されるか、各循環路Lはヒーター部において個別に熱
良導体Mに鋳込まれ、共通の金属ブラケットに複数、間
に通風路を開けるように離間して取り付けて加熱部H1
〜H3が構成されており、かつ、これら加熱部H1〜H
3にはファンf等の冷却手段が設けられているので、各
処理槽の処理液を効率良く加熱できると共に、ヒーター
停止時に冷却を必要とする場合、そのラジエータ作用に
より効率よく冷却ができる。例えば、加熱部H1の場
合、昇温後は2個のヒーターN1−1、N1−2のみで
1個のヒーターN1−3は全く使用しないが、冷却が必
要な場合、加熱部H1がヒーターN1−3も含めて一体
で構成されているため、冷却に必要な表面積が確保さ
れ、効率よく冷却ができる。仮に、ヒーター部が1個又
は2個のヒーターのみで構成されている場合、冷却不足
になってくる。なお、処理液温度がほぼ同じ処理槽をま
とめてそれに1つの加熱部を付属させるようにすること
が望ましい。
【0026】以上、本発明の感光材料処理装置の処理液
温度制御方式を実施例に基づいて説明してきたが、本発
明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の感光材料処理装置の処理液温度制御方式によると、複
数の電熱ヒーターを各々個別に制御可能に構成したの
で、各処理槽に必要な熱容量に応じて、負荷の少ない処
理槽のヒーターへの通電を装置全体の消費電力が大きい
時に停止するようにすることができ、電力分配の効率化
が行われ、極めて少ない容量の電源設備で対応可能とな
る。そのため、装置の小型化が容易になるばかりか、ユ
ーザーの電気設備の容量が小さくても使用可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する自動現像装置の1例の全体の
構成を模式的に示す図である。
【図2】図1の装置の処理槽、乾燥ボックス、各処理槽
に付属するヒータ等を模式的に示す図である。
【図3】加熱部の構成を示す断面図である。
【図4】現像槽用ヒーターへの通電制御のタイミングチ
ャートである。
【図5】各処理槽への処理液補充及び廃液系統図であ
る。
【図6】漂白定着槽用ヒーターへの通電制御のタイミン
グチャートである。
【図7】リンス槽用ヒーターへの通電制御のタイミング
チャートである。
【図8】制御回路の1例を示す図である。
【符号の説明】
F…ネガフィルム L…処理液循環路 P…ポンプ N1−1、N1−2、N1−3、N2、N3−1、N3
−2、NS、N4−1、N4−2…ヒーター H1、H2、H3…加熱部 M…熱良導体 B…金属ブラケット f…ファン 1…乾燥ヒーター 10…自動現像装置 12…ハウジング 13…カラー現像槽 14…漂白槽 15…漂白定着槽 16…定着槽 17…水洗槽 18、19…リンス槽 20…処理部 22…フィルム供給部 24…搬送ローラ 26…搬送路 28…乾燥装置 30…乾燥ボックス 33…排出部 34…処理液補充部 35〜39…補充液タンク 40…商用電源 41〜50…スイッチ回路 60…CPU 53〜59…温度検出器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料処理のための複数の処理槽と乾
    燥装置を有する感光材料処理装置において、少なくとも
    1つの処理槽にその中の処理液を加熱可能な複数の電熱
    ヒーターを設け、各電熱ヒーターを個別に制御可能に構
    成したことを特徴とする感光材料処理装置の処理液温度
    制御方式。
  2. 【請求項2】 前記複数の電熱ヒーターの中の一部の電
    熱ヒーターを装置立ち上げ時の昇温時にのみ通電し、処
    理液温度制御時に停止するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の感光材料処理装置の処理液温度制御方
    式。
  3. 【請求項3】 前記複数の電熱ヒーターの中の一部の電
    熱ヒーターを乾燥装置の電熱ヒーター通電時に停止させ
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の感光材料
    処理装置の処理液温度制御方式。
  4. 【請求項4】 感光材料処理のための複数の処理槽と乾
    燥装置を有する感光材料処理装置において、少なくとも
    1つの処理槽を他の処理槽から処理液が流れ込むことに
    より処理液が補充されるように構成し、かつ、この処理
    槽にその中の処理液を加熱可能な電熱ヒーターを設け、
    この電熱ヒーターを乾燥装置の電熱ヒーター通電時に停
    止させるように構成したことを特徴とする感光材料処理
    装置の処理液温度制御方式。
  5. 【請求項5】 感光材料処理のための複数の処理槽と乾
    燥装置を有する感光材料処理装置において、少なくとも
    1つの処理槽を他の処理槽から処理液が流れ込むことに
    より処理液が補充されるように構成し、かつ、この処理
    槽にその中の処理液を加熱可能な複数の電熱ヒーターを
    設け、前記複数の電熱ヒーターの中の一部の電熱ヒータ
    ーを装置立ち上げ時の昇温時にのみ通電し、処理液温度
    制御時に停止するように構成したことを特徴とする感光
    材料処理装置の処理液温度制御方式。
  6. 【請求項6】 前記複数の電熱ヒーターの中の一部の電
    熱ヒーターを乾燥装置の電熱ヒーター通電時に停止させ
    るようにしたことを特徴とする請求項5記載の感光材料
    処理装置の処理液温度制御方式。
  7. 【請求項7】 感光材料処理のための複数の処理槽と乾
    燥装置を有する感光材料処理装置において、何れか1つ
    以上の処理槽にその中の処理液を循環させる複数の循環
    路が設けられ、各循環路に処理液を加熱する電熱ヒータ
    が設けられ、少なくとも2以上の循環路は電熱ヒーター
    部において一体に熱良導体内に鋳込まれて加熱部が構成
    され、この加熱部に冷却手段が設けられていることを特
    徴とする感光材料処理装置の処理液温度制御方式。
  8. 【請求項8】 感光材料処理のための複数の処理槽と乾
    燥装置を有する感光材料処理装置において、何れか1つ
    以上の処理槽にその中の処理液を循環させる複数の循環
    路が設けられ、各循環路は処理液を加熱する電熱ヒータ
    と共に個別に熱良導体に鋳込まれ、共通の金属ブラケッ
    トに少なくとも2以上の前記熱良導体を通風路を形成す
    る間隔をおいて取り付けて加熱部が構成され、この加熱
    部に冷却手段が設けられていることを特徴とする感光材
    料処理装置の処理液温度制御方式。
JP18368793A 1993-07-26 1993-07-26 感光材料処理装置の処理液温度制御方式 Expired - Fee Related JP3165290B2 (ja)

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