JPH0736161U - シーケンサにおける入出力ユニツトの分岐ユニツト構造 - Google Patents
シーケンサにおける入出力ユニツトの分岐ユニツト構造Info
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- JPH0736161U JPH0736161U JP7306793U JP7306793U JPH0736161U JP H0736161 U JPH0736161 U JP H0736161U JP 7306793 U JP7306793 U JP 7306793U JP 7306793 U JP7306793 U JP 7306793U JP H0736161 U JPH0736161 U JP H0736161U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部電源接続用の端子台を備えないシーケン
サ入出力ユニツトに、外部電源を直接的に接続すること
を可能にして、電圧降下に基づく入出力ユニツトの不安
定な作動を確実に防止すると共に、接続ケーブル長に制
約を受ける不都合も解消する。 【構成】 単一の入出力ユニツト4、5に複数の入出力
機器群Lを接続するための分岐ユニツト12に、入出力
ユニツト4、5の二次側回路Xに直接的に外部電源を供
給可能な端子台19を設ける。
サ入出力ユニツトに、外部電源を直接的に接続すること
を可能にして、電圧降下に基づく入出力ユニツトの不安
定な作動を確実に防止すると共に、接続ケーブル長に制
約を受ける不都合も解消する。 【構成】 単一の入出力ユニツト4、5に複数の入出力
機器群Lを接続するための分岐ユニツト12に、入出力
ユニツト4、5の二次側回路Xに直接的に外部電源を供
給可能な端子台19を設ける。
Description
【0001】
本考案は、汎用シーケンス制御装置を構成するシーケンサにおける入出力ユニ ツトの分岐ユニツト構造に関するものである。
【0002】
一般に、この種のシーケンサは、ベースユニツト(制御ボツクス)に、CPU やメモリを内装するシーケンサ本体、入力インタフエース回路を内装する入力ユ ニツト、出力インタフエース回路を内装する出力ユニツト、入出力ユニツト(二 次側回路)および入出力機器に電源供給をする外部電源ユニツト等を組付けて構 成されており、そして、前記入力ユニツトには、各種の入力機器(検出スイツチ 等)が接続ケーブルを介して接続される一方、出力ユニツトには、制御対象であ る各種の出力機器(ソレノイド等)が接続ケーブルを介して接続されるようにな つている。 ところで、前記入出力ユニツトのなかには、ユニツトの小型化やコストダウン を計るべく、外部電源接続用の端子台を排除し、全ての接続点(入出力機器接続 点および外部電源接続点)をコネクタ接続とするものがあり、また、接続ケーブ ルのなかには、ケーブルをコネクタに半田接続する手間を省くべく、多芯フラツ トケーブルにコネクタを一括圧接して形成されるものがある。 しかるに、上記入出力ユニツトと接続ケーブルとを組み合せた場合には、入出 力ユニツトに直接外部電源を接続することが不可能になるため、図7に示す如く 、入出力機器側に供給した外部電源を、接続ケーブルを経由して入出力ユニツト にリターン供給する必要があり、従つて、入出力ユニツトに対する外部電源の供 給経路が長くなことと、小径な多芯フラツトケーブルを経由することに起因して 大きな電圧降下が生じ、この結果、電圧降下に基づいて入出力ユニツトが不安定 な作動をする惧れがある許りでなく、接続ケーブル長に制約を受ける等の不都合 があつた。
【0003】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるシーケ ンサにおける入出力ユニツトの分岐ユニツト構造を提供することを目的として創 案されたものであつて、シーケンサ本体に接続される入出力ユニツトに、入出力 機器接続点および外部電源接続点を有するコネクタを設け、該コネクタに、多芯 フラツトケーブルにコネクタを一括圧接して形成される接続ケーブルを介して入 出力機器を接続してなるシーケンサにおいて、前記入出力ユニツトのコネクタに 、複数の入出力機器群を接続ための分岐ユニツトを接続するにあたり、該分岐ユ ニツトは、入出力ユニツトのコネクタに接続可能な単一のユニツト接続用コネク タと、接続ケーブルのコネクタに接続可能な複数のケーブル接続用コネクタと、 ユニツト接続用コネクタの各接続点をケーブル接続用コネクタの各接続点に接続 させるプリント基板とを有し、さらに、プリント基板上には、プリント基板を介 してユニツト接続用コネクタの外部電源接続点に接続される外部電源接続用の端 子台を設けたことを特徴とするものである。 そして本考案は、この構成によつて、外部電源接続用の端子台を備えない入出 力ユニツトに、外部電源を直接的に接続することを可能にして、電圧降下に基づ く入出力ユニツトの不安定な作動を確実に防止すると共に、接続ケーブル長に制 約を受ける不都合も解消することができるようにしたものである。
【0004】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は汎用 シーケンス制御装置を構成するシーケンサであつて、該シーケンサ1は、制御ボ ツクス2に、CPUやメモリを内装するシーケンサ本体3、入力インタフエース 回路を内装する入力ユニツト4、出力インタフエース回路を内装する出力ユニツ ト5、入出力ユニツト4、5の二次側回路Xおよび入出力機器Lに電源供給をす る外部電源ユニツト6等を組付けて構成されるが、これらの基本構成は何れも従 来通りである。尚、シーケンサ本体3および入出力ユニツト4、5の一次側回路 Yには、図示しない主電源ユニツトから電源を供給して、入出力機器Lが発生さ せるノイズの影響を排除している。
【0005】 前記入出力ユニツト4、5は、ホトカプラ絶縁方式の入出力インタフエース回 路を32個内装すると共に、各入出力インタフエース回路の二次側回路Xを、前 記外部電源ユニツト6から供給される電流で作動させるが、各入出力インタフエ ース回路の電源入力線(+V)およびコモン(COM)は8回路毎に設けられて いる。
【0006】 7は前記入出力ユニツト4、5に設けられる40ピン型のコネクタであつて、 該コネクタ7の各接続点には、前記入出力インタフエース回路の入出力線(32 本)、電源入力線(4本)およびコモン(4本)が所定の配列で接続されている 。
【0007】 一方、8は前記入出力ユニツト4、5に入出力機器Lを接続するための接続ケ ーブルであつて、該接続ケーブル8は、チユーブ9内に、両端部が平坦状に一体 化された20芯のフラツトケーブル10と、該フラツトケーブル10よりも大径 な一対の電源ケーブル11を挿通して形成されている。そして、前記フラツトケ ーブル10の一端部には、後述する分岐ユニツト12に接続可能なコネクタ13 が設けられる一方、他端部には、中継ユニツト14(入出力ユニツト4、5に接 続するためのコネクタと、外部電源ユニツト6に接続するための端子台と、入出 力機器Lに接続するための端子台とを組付け、必要な内部配線を施したユニツト )に接続可能なコネクタ15が設けられるが、コネクタ13、15の各接続点は 、フラツトケーブル10の各線に対して一括圧接(コネクタの各接続点に設けら れる爪部を一括してフラツトケーブルに貫通状に圧接するコネクタ接続方法)に より接続されている。
【0008】 前記分岐ユニツト12は、入出力ユニツト4、5のコネクタ7に、複数(実施 例では2)の入出力機器群Lを接続するためのものであり、そのため、入出力ユ ニツト4、5のコネクタ7に接続可能な単一のユニツト接続用コネクタ16(4 0ピン型)と、接続ケーブル8のコネクタ13に接続可能な一対のケーブル接続 用コネクタ17(20ピン型)と、ユニツト接続用コネクタ16の各接続点をケ ーブル接続用コネクタ17の各接続点に接続させるプリント基板18とを有して いる。つまり、プリント基板18の裏面一側部に、ユニツト接続用コネクタ16 を組付ける一方、表面の他側部に、上下に並ぶ一対のケーブル接続用コネクタ1 7を組付けて構成されるが、ケーブル接続用コネクタ17を上側に寄せて確保し たプリント基板18の下端部スペースには、さらに外部電源接続用端子台19が 組付けられている。
【0009】 前記外部電源接続用端子台19は、電源ケーブル20の端部に設けられる端子 板20aを挟持状に接続可能な一対の接続点を備えるが、プラス側およびマイナ ス側の接続点は、前記ユニツト接続用コネクタ16の外部電源接続点(+Vおよ びCOM)にプリント基板18を介して接続されている。即ち、外部電源ユニツ ト6を電源ケーブル20を介して端子台19に接続した状態では、入出力ユニツ ト4、5に直接外部電源を供給することができるようになつている。
【0010】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、単一の入出力ユニツト4、5 に、二ヶ所に離間した入出力機器群Lを接続する場合には、分岐ユニツト12の 裏面に設けられるユニツト接続用コネクタ16を入出力ユニツト4、5のコネク タ7に接続する一方、分岐ユニツト12の表面に設けられる一対のケーブル接続 用コネクタ17に、二ヶ所に離間した入出力機器群Lをそれぞれ接続ケーブル8 を介して接続し、また、各接続ケーブル8内の電源ケーブル11を外部電源ユニ ツト6に接続することになるが、さらに本考案では、分岐ユニツト12に設けら れる端子台19に、電源ケーブル20を介して外部電源ユニツト6を接続する。 即ち、前記端子台19の接続点は、ユニツト接続用コネクタ16の外部電源接続 点にプリント基板18を介して接続されているため、入出力ユニツト4、5に直 接外部電源が供給されることになる。
【0011】 この様に、本考案にあつては、外部電源接続用の端子台を具備しないコンパク トな入出力ユニツト4、5と、フラツトケーブル10をコネクタ13に一括圧接 して形成される接続ケーブル8とを組み合せたものでありながら、入出力機器L 側に供給した外部電源を、接続ケーブル8を経由して入出力ユニツト4、5にリ ターン供給する必要がないため、入出力ユニツト4、5に対する外部電源の供給 経路を大幅に短縮できるうえに、小径なフラツトケーブル10を経由することも 回避できることになり、この結果、外部電源の電圧降下を殆ど無くして入出力ユ ニツト4、5の安定作動を可能にする許りか、接続ケーブル8の長さに制約を受 けるような不都合も確実に解消することができる。
【0012】 しかも、入出力ユニツト4、5に直接外部電源を供給するための端子台19を 分岐ユニツト12上に設けたため、電源供給のみに用いられるユニツトを殊更構 成する必要がなく、この結果、部品点数の削減、構造の簡略化、コストダウン等 に大いに寄与することができる。
【0013】 さらに、前記端子台19は、ケーブル接続用コネクタ17を上側に寄せて確保 したプリント基板18の下端部スペースに組付けられるため、分岐ユニツト12 を大型化させる不都合がない。
【0014】 また、電源ケーブル11が入つた接続ケーブル8を使用しているため、電源ケ ーブル11を別途配線する必要がなく、このため、配線の簡略化を計ることがで きる許りでなく、配線時の作業性を著しく向上させることができる。
【0015】 尚、本考案は、前記実施例に限定されないものであることは勿論であつて、例 えば図9に示す第二実施例の如く、分岐ユニツト12の端子台19から入出力機 器L側に電源供給を行うべく配線することも可能である。また、前記実施例では 、スペース確保のため、入出力ユニツト4、5のコネクタ7にユニツト接続用コ ネクタ16を直接接続したが、この間をケーブルを介して接続することも可能で ある。
【0016】
【作用効果】 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、コネクタ接続 型の入出力ユニツトに、多芯フラツトケーブルにコネクタを一括圧接して形成さ れる接続ケーブルを介して入出力機器を接続するものでありながら、前記入出力 ユニツトのコネクタに複数の入出力機器群を接続するための分岐ユニツトに、プ リント基板を介してユニツト接続用コネクタの外部電源接続点に接続される外部 電源接続用の端子台を設けたため、該端子台に外部電源を接続すれば、入出力ユ ニツトに直接外部電源を供給できることになる。つまり、入出力機器側に供給し た外部電源を、接続ケーブルを経由して入出力ユニツトにリターン供給する場合 の如く、外部電源の供給経路が長くなることや、小径なフラツトケーブルを経由 すること基づいて大きな電圧降下を生じる不都合を悉皆解消することができ、こ の結果、入出力ユニツトの不安定な作動を防止することができる許りでなく、接 続ケーブルの長さに制約を受ける不都合も解消することができる。
【0017】 しかも、外部電源供給用の端子台を分岐ユニツトに設けたため、ユニツトの兼 用化に基づいて部品点数の削減や構造の簡略化が計れ、延いては、コストダウン にも貢献することができる。
【0018】 さらに、入出力ユニツトのコネクタには、分岐ユニツトを介して複数の入出力 機器群を接続することが可能になるため、入出力ユニツトと入出力機器との配線 効率を著しく向上させることができる許りか、入出力ユニツトに接続点数の多い コネクタを設けることが可能になり、この結果、入出力ユニツトの集積度アツプ や小型化に大いに寄与することができる。
【図1】シーケンサの概略正面図である。
【図2】分岐ユニツトの正面図
【図3】同上側面図である。
【図4】同上背面図である。
【図5】同上底面図である。
【図6】接続ケーブルの平面図である。
【図7】出力インタフエース回路の一例を示す回路図で
ある。
ある。
【図8】第一実施例を示す配線図である。
【図9】第二実施例を示す配線図である。
【図10】従来例を示す配線図である。
1 シーケンサ 2 制御ボツクス 3 シーケンサ本体 4 入力ユニツト 5 出力ユニツト 6 外部電源ユニツト 8 接続ケーブル 12 分岐ユニツト 16 ユニツト接続用コネクタ 17 ケーブル接続用コネクタ 18 プリント基板 19 端子台 L 入出力機器
Claims (1)
- 【請求項1】 シーケンサ本体に接続される入出力ユニ
ツトに、入出力機器接続点および外部電源接続点を有す
るコネクタを設け、該コネクタに、多芯フラツトケーブ
ルにコネクタを一括圧接して形成される接続ケーブルを
介して入出力機器を接続してなるシーケンサにおいて、
前記入出力ユニツトのコネクタに、複数の入出力機器群
を接続ための分岐ユニツトを接続するにあたり、該分岐
ユニツトは、入出力ユニツトのコネクタに接続可能な単
一のユニツト接続用コネクタと、接続ケーブルのコネク
タに接続可能な複数のケーブル接続用コネクタと、ユニ
ツト接続用コネクタの各接続点をケーブル接続用コネク
タの各接続点に接続させるプリント基板とを有し、さら
に、プリント基板上には、プリント基板を介してユニツ
ト接続用コネクタの外部電源接続点に接続される外部電
源接続用の端子台を設けたことを特徴とするシーケンサ
における入出力ユニツトの分岐ユニツト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073067U JP2603037Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | シーケンサにおける入出力ユニツトの分岐ユニツト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073067U JP2603037Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | シーケンサにおける入出力ユニツトの分岐ユニツト構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736161U true JPH0736161U (ja) | 1995-07-04 |
JP2603037Y2 JP2603037Y2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=13507630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073067U Expired - Fee Related JP2603037Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | シーケンサにおける入出力ユニツトの分岐ユニツト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603037Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006139528A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Mitsuba Corp | シーケンサ用の分岐ユニット |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP1993073067U patent/JP2603037Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2603037Y2 (ja) | 2000-02-14 |
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